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少女 an adolescent

2001年【日】
ラブストーリー小説の映画化
[ショウジョ]
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タイトル情報更新(2023-02-19)【イニシャルK】さん


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監督奥田瑛二
キャスト奥田瑛二(男優)友川
小沢まゆ(女優)陽子
小路晃(男優)助政
夏木マリ(女優)幸枝
室田日出男(男優)昌三
日比野克彦(男優)斎藤
金守珍(男優)幸枝の昔の男
金山一彦(男優)寺岡
笹野高史(男優)鈴木
原作連城三紀彦
脚本真辺克彦
成島出
音楽梅林茂
撮影石井浩一
製作奥田瑛二
企画奥田瑛二
美術日比野克彦
録音橋本文雄
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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5.《ネタバレ》 自身が堕落したダメな男を演じながらも、少女眉子のほうをとにかく立て、綺麗に撮り上げてたセンスには惚れるべきものがありました。登場シーンこそ、隠微でしたが、制服着せれば、それ相当に子ども中学生らしく、清楚なイメージ保ちつつ、時に背伸びする大人っぽい姿のメリハリついた少女の姿を上手く捉えていたかと思えます。
奥田瑛二、80年代、トレンディドラマのモテ男として活躍していた男が晩年その本性を曝け出して自分で企画し自分でお撮りなさったセルフ映画として役柄の適当人ぽさとは対称的にやる気が存分に伝わってきたものでありました。今後、その後撮られたいくつかの作品にも手を出してみたく思います。もちろん、小沢まゆさんのその後の出演作品なども振り返り、その成長過程など追ってみたく思います。楽しみ増やしていただきありがとうございましたという思いが残ります。

だが奥田さん、最後のほうで少し落度があったように思えますよ。なぜならば、最後の葬儀のシーンです。彼女眉子はあの時背中にあんなに派手な入墨を入れていた。なのに、葬儀のシーンで彼女の真っ白なブラウスが透けた背中にはブラの線と綺麗な肌色の背中しか映っていなかった。これはミスでしょ大減点ですよ。と残念だなという思いながら見てました。
だがしかし、そう思ってはいましたが、ようやくラストシーンで風の力を借りて背中に入墨浮かび上がらせておりました。ということは、あの入墨御披露は視覚効果として残し、実はわざと最後の最後まで残しておられたということも考えられるのでしょうかな。 3737さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-12-05 17:42:25)

4.《ネタバレ》 奥田瑛二のフランス映画への思い入れが詰まった作品です。この作品を観て、ダメな中年男と美しい少女の関係というところから「フレンチロリータくさいな」と思っていたのですが、エンディングのシャンソンでやっぱり、と思いました。(考えてみればサブタイトルがフランス語!)内容は和製フレンチロリータと言ってもいい作品だと思います。街中で警官がセックスを持ちかけられ、そのまま抱いて忘れなくなる。しかもその相手は中学生、男は拘泥しながらも情事を重ね、愛は深まるものの、社会がそれを許さず二人は街を去る。この大まかなストーリーは、非常にシンプルかついい筋だと思います。そして、その二人の間には老練な彫り師を置く事により、和風のテイストと新たな関係性を持たせており、ここれで非常に優秀なプロットを持った作品となったと思います。印象に残ったのが、昌三が陽子に「彫らせてくれ!」と頼むシーンです。この時の昌三の心の動きは谷崎の「刺青」を彷彿とさせます。すべすべとして白い肌、肩にかかる黒い髪、適度に肉付いた体。彫り終えた時には一人前の女として男を惑わす妖艶なる魅力を、彼は美しい孫娘から感じ取ったのでしょう。そして、本当に彫り終えたあとの陽子の妖艶な姿は、作中の陽子の一人前の女としての完成を感じると共に、女優としての小沢まゆの大きさを感じます。それにしても映画初出演の小沢まゆ、初監督の奥田瑛二、二人が本当にいい仕事をしてくれました。小沢まゆは初出演ながら、アップの演技でもまったく遜色なく、これから期待できる女優さんだと思います。奥田瑛二には、これからジャパニーズロリータの可能性を感じました。これからも、精一杯ふしだらな男を演じて欲しいと思うとともに、監督業にもどんどん挑戦して頂きたいです。 feroさん 8点(2003-12-21 21:23:05)(良:1票)

3.よかったです。主役の小沢まゆさんはもちろん脇役もみんな個性的でした。「純愛」を感じました。 白猫さん 8点(2003-03-20 20:22:21)

2.原作が良いのだろうが、何故か初々しい映画だ。中年おやじにすがる少女の演技、癲癇少年に悲しみ、それらがテーマを凌駕した。ラストシーンの砲声は、イメージとして「奈落の恋」を示すだけのものなのかな?ちと分からん。 御園さん 8点(2003-01-31 16:22:14)

1.初監督作品とは思えないほど監督としての奥田瑛二は、老練な職人の如くその手腕を遺憾なく発揮している。それ程、この作品を映画化するには深い思い入れと執念があったと言うことだろう。ただ多くの入浴シーンや衣服ごと水に濡れたり、あるいは汗まみれの素肌といった、本来官能的なシーンが何か爽やかさの印象が強いのも、彼の生真面目さによるものだろうか。共演者では、これが映画初出演とはとても思えない少女・陽子役の小沢まゆと、その兄・助政役の小路晃が強烈な存在感をみせている。そしてその母親役の夏木マリがさらにいかにもベテランらしい凄みのある演技で画面を引き締めている。 ドラえもんさん 8点(2001-10-06 17:21:53)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.31点
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117.69% line
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300.00% line
417.69% line
5323.08% line
617.69% line
717.69% line
8538.46% line
917.69% line
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