みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 レフ・トルストイの長編を映像化したセルゲイ・ボンダルチュクの超大作。余りの長さと重苦しさは、ロシア映画随一の退屈さを誇る。原作の恋愛要素も大分薄れてしまったし。 だが、実際のソ連軍の兵士を動員して撮影した超ド迫力の戦闘シーンは圧倒的だ。「ワーテルロー」も凄いぜ。 ピエール、アンドレイ、ナターシャの3名を始め、クラーギンやドローホフ、クトゥーゾフ、ナポレオンと原作を意識させる個性に富んだ登場人物が沢山出てくる。 戦闘までの貴族のいざこざや日常の、それぞれがしっかり結末へと流れていくのでどの場面も見逃せない。 この映画は戦争映画に徹した部分が多く、戦場の悲惨さが如実に描かれていく。 ヤケクソになって戦場に飛び込んで行ったピエールも、修羅場をくぐり抜ける事で傷心と成長を繰り返して行く。 全ての戦いが終わり、ピエールを静かに迎え入れる者は果たして・・・という感じの大作。 長時間かつシリーズものという取っ付き難い映画だが、レフ・トルストイに挑戦、あるいわ小説の世界を映像で堪能したいという人。 挑戦しがいのある内容なので、是非とも挑んで貰いたい。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-02 22:41:10) 3.《ネタバレ》 念願かなってついにオリジナル全長版を観ることが出来ました、ありがとうBSプレミアム、と思ったら何と4月にブルー・レイと新版DVDが発売されるんですね、知らなかった。三夜に分けて放送と言ってもなんせ上映時間7時間ですから滅多に味わえない映画体験です。まあ原作を7時間ではとうてい読破できないわけですから、これだけ時間をかけてもダイジェストみたいにストーリーを展開させちゃう部分が一部あるのはやむを得ないところでしょう。その代わり国家プロジェクトみたいなもんですから、カネとヒトはもう惜しげなく投入されているのは圧巻です。ボロジノ会戦のシークエンスも凄かったけど、もっとも映画的なスペクタルを感じたのはモスクワ炎上シーンで、ほんとこりゃすげぇもんを観てしまった、というのが正直な感想です。そして特筆すべきはナターシャ=リュドミラ・サベリーエワの奇跡の様な可憐さと美しさ、あの舞踏会のシーンで彼女が踊り出すシーンはそりゃ思わず息をのむほどです。そういうこともあって、自分としては第二部『ナターシャ・ロストヴァ』がいちばん良かったですね。 セルゲイ・ボンダルチュクお得意の「舞い上がるカメラ」と「急降下するカメラ」の映像は冴え渡っていて、とくに屋内の舞踏会シーンでもカメラがぐーんと降りてくるのは見ものです。まあ『戦争と平和』の完全映画化なんて『指輪物語』を映像化するよりもはるかに困難な偉業で、監督の手腕は称賛されてしかるべきだと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-02 19:52:59) 2.《ネタバレ》 長い長い物語ですが、大味ではありません。しっかりと作り上げた名作です。 斬新な演出もあり、ピエール役もしたボンダルチュク氏の巨大な創作欲がうかがえます。ソ連陸軍総動員の戦争シーン、火事の場面は町ひとつほんとに燃やしてたり、ソ連でなきゃぜったい作れなかった映画。広大なロシアの平原での狩りのシーンも良かったです。 しかし、「デジタルリマスター版」と、いう事で画質を期待していたのですが、 お金を大してかけていません。ソ連のフィルムも品質が悪く、明滅を繰り返します。 アメリカで徹底的に補修してリバイバルしてくれないでしょうかね。 【みみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 00:45:59) 1.長い映画だよねぇ。今じゃ回転が落ちるから絶対に作れない映画ですけど、長いだけに内容に原作の歯抜けが少なかったのが見ていて非常に良かったと思ってます。 【奥州亭三景】さん 8点(2002-10-18 23:14:38)
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