みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 出てくる人はかなり少ないのに、最後の最後まで誰が犯人かわからなかった。さして暴力的ではないし、気楽に見れますね。 ただ一つ、邦題はどうにかするべき。別に「テシス」のままでもいいと思うのだが。 【θ】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-19 08:58:50) 5.《ネタバレ》 まずは、もったいぶった演出がツボに嵌まった。 暗闇を基調とした独特の映像も気に入った。さすがに評判の監督だけはある。 主題としては「映像の暴力」を批判しながらも、本作が「映像の暴力」を売りにしているという自己矛盾を抱えている点も面白いと思う。 映画の中で「大衆の要求に応える」ことの重要性を語っているから、そのあたりに矛盾に対する答えを盛りこんでいる気がする。 また大衆の「潜在的な暴力嗜好」として、冒頭の飛び込みを描くことにより、見たくなくても見てしまうという衝動は主人公だけでなくどんな人にでも抱えているものであることを示している。 これは映画の中の主人公が興味本位で巻きこまれている虚構の世界を描こうとしているわけではなく、より現実的な世界を描こうとしている姿勢が感じられる。 映像と現実とのズレを解消しようとしている相当に良い例を持ち出していると思う。 サスペンスとしても実に手が込んだ面白い脚本だった。 見ている時には、一瞬で「どうせこの新しい教授が犯人なんだろう」と思わせておいて、教授を単なる前振りにしか用いないという大胆な使い方。 そして「じゃあ、犯人誰よ?」と謎を深めさせておいて、結局「なんだ嫉妬女の単なる逆ギレかよ」と落胆させておいて、ストーリーを全て原点に戻すというのも斬新だったなあ。 その上、ラブストーリーの要素を絡ませるなんて、これまた素晴らしい。 自分が好きな女が好きな男のビデオを見ている姿をその女のことを好きな男がビデオに映している姿が映像として流れるのも面白い仕組みだ。そして見ている者に対して少し切ない気分にさせる。 この切ない気分にさせることによって、ラストの単なる「お茶への誘い」が単なるものではない効果をもたらしている。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-03 19:16:43)(良:1票) 4.良く練りこまれた脚本・映像・音楽、そして魅力的なキャスティング、2時間を短く感じさせる作品です。「暴力」と「死」に異様に惹きつけられるヒロイン、そして謎めいた美しい(濃い?)青年。そして、脇を固めるフェレ・マルティネスがいい!一見J.デップ似の彼のキャラクターが、凄惨な物語を魅力的なものに引き上げています。 「アイツが絶対犯人じゃんっ!」と冒頭近くから思わせておいて、「え?こっちが犯人?」と、作中のヒロインの心中とともに観客の心にも揺さぶりをかける演出、よくよく考えれば非常にシンプルなストーリーをこの長さに無駄なく仕上げた監督の手腕は素晴らしい。ハリウッド映画にはない魅力ですね。 ちなみにココでの作品名は、現在販売されているものより前のものですね。公開当時から何回か題名を変えて結局原題に戻ったようですが、配給会社さんって、何で妙な邦題付けちゃうのでしょうねぇ?? 【タコ太(ぺいぺい)】さん 8点(2004-11-23 09:21:52)(良:2票) 3.シンプルですが良く出来てる脚本で面白いです。観ているこちらに最後まで誰が犯人かを分からせない、良く出来たサスペンス映画で、後の作品へ繋がるアメナバール監督らしさが十分感じられる作品。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2003-11-16 16:09:46) 2.《ネタバレ》 皆さんも指摘されていますが、この監督は雰囲気作りとストーリーテリングが本当に上手くて、期待を裏切られるということがありませんね。ミステリアスな雰囲気と、一転また一転する終盤の展開に手に汗を握らせられました。個人的には『オープン・ユア・アイズ』よりも、比較的オーソドックスな作りのこの作品の方が好みです。 【マーチェンカ】さん 8点(2003-11-03 21:08:03) 1.8mmと同じじゃないかと思って診ていたが、アメナーバルはうまい最後まで客の頭を揺さぶりながらあきずに診させてしまう。製作年を見て8mmより先じゃんと後で気が付きあらためて感心。 【木根万太郎】さん 8点(2003-03-13 14:55:24)
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