みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
10.「トミー/Tommy」に続いてザ・フーのアルバム「四重人格」を映画化した作品。 この映画の苦味は強烈である。 フィル・ダニエルズはかつてのイギリスの労働者階級の若者「モッズ」を体現したせいで長きにわたって彼をこのイメージに縛りつけることとなった主人公ジミー。 スティング演じるエース・フェイスは地に堕とされるための偶像であり、ジミーに一時(いっとき)の快楽を与えるステフも彼をたぶらかす妖婦にすぎない。 冒頭で海からやってくるジミーは、最後にエースのヴェスパを駆ってブライトンの白い崖から体よく海に飛びこんだものの、無様にも陸に上がってきた姿なのだ。 永遠に繰り返される空虚な青春に冷え切る思いをしながら、その鮮烈さと鳴る音を今も忘れることができない。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-08 13:37:06) 9.《ネタバレ》 本当に好きで好きでたまらないWHOの名作ロックオペラ「四重人格」の映画版です。私の青春時代に大きな影響を与えてくれました スティングが、プライベートは格好いいんだが、仕事はホテルのベルボーイという役柄で出ています。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 23:03:07) 8.モズモズした青年や。 【ヒロヒロ】さん 8点(2005-02-09 15:56:00) 7.《ネタバレ》 60年代中期、ブライトンでのモッズ・ムーブメント及びロッカーズとの抗争をモチーフとした悩める若者のお話。もちろん、原題の『四重人格』から分かるように、この作品はザ・フーの同名ロックオペラを基に製作されたものだ。 当時のイギリスというのは、ティーンエージャーともいうべき新たな人種による脱階級的な雰囲気があったと言われる。モッズにしても、そんなティーンエージャー達の無邪気な反抗心によって、上流社会のファッションであるスーツをデフォルメし、ストリート風にアレンジしたスタイルである。マッシュルームカットにサイドベンツの三つボタンスーツ、そしてヴェスパの改造スクーターが定番であろうか。<この映画でみるとアーミーコートも必須のようである> さて、この映画がフーの音楽と切っても切り離せない関係にあるというのは言うまでもない。フーのロックは<というか、ロックというのはそもそも>、若者達の反社会的、脱階級的なメッセージを歌ったものであり、ピート・タウンゼントにとって、ロックこそ、そんな矛盾した世の中を生きるための哲学そのものなのである。 この映画は、『さらば青春の光』という邦題から、一人の若者の青春との決別、大人への成長の物語だとイメージされる。本当にそうだろうか? この映画の主人公ジミーは、ロックに心酔した典型的なモッズ青年である。映画の中で描かれる一軒家でのDJパーティや派手なヴェスパなど、彼はファッションを生き方と錯覚しているお坊ちゃん的気質のようである。彼は自堕落であることを執拗に追い求め、何事にも安易で我慢ができない。自分の思う通りに物事が進まないことに対して苛立ちながら、絶対に自分を省みようとしない。つまり自信がないのである。だからこそ、彼は最後に憧れのエースがベルボーイとして働く姿に世の中がひっくり返るようなショックを受けるのである。そこで彼が見つけたものとは何だろうか。ヴェスパを中空へ放り投げた地点、彼が最後に辿りついた場所とは何処だったろうか? 世の中に対する鬱屈とした感情というのは、外部に対して彼を何処にも導きはしない。彼が見詰めるべきは彼自身のゼロ地点であり、それこそが彼の辿りついた場所ではなかったか。エースの生き方という現実が彼をその場所に導いたのである。映画はその場所で終わるが、それ以上のものはこの映画に必要ないだろう。 【onomichi】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-11-06 19:59:16)(良:2票) 6.10代の頃に見ました。青春のほろ苦さに共感しました。The Who好きなんでこの点数。 【ジム】さん 8点(2004-05-05 19:02:23) 5.反抗心いっぱいな10代の頃に観ました。そして今でもわずかかもしれないど残っている反抗心を大事にしたい。ストーリーが歌詞のようで観終わった時、一曲聴き終わった感じがしたくらいかっこよかった。 【tomomi】さん 8点(2003-10-30 02:23:40)(良:1票) 4.モッズ族はカスだが音楽は最高。 【時限】さん 8点(2003-01-04 05:46:44) 3.やはり数少ない音楽物は高得点。洋楽ファン必見とみた。まあSting一人が色んな意味で浮いてる感は確かにあるが、彼自身がミュージシャンなので・・・(以下略 【恥部@研】さん 8点(2002-12-17 11:13:58) 2.ラスト 2 分の絵と音がすごく美しい。とても切ない。あと、Sting のファンは必見。むちゃくちゃかっこいい (彼がむちゃくちゃかっこよくないと、この映画はストーリが成立しない) Rock、 Stocks & Two Smoking Barrels での Sting と比較するのも一興。 【ビタワン仮面】さん 8点(2002-04-20 13:54:29)(良:1票) 1.イギリスのかつてのビッグ・バンド、ザ・フーがプロデュースした、モッズの青年にスポットを当てたヒューマンドラマ。1960年代のイギリスの話(この世相が事実なのか正直わからないけど…)なんだけど、現代になっても色あせることなく鮮烈なストーリーは圧巻。他人事とは思えなくて親近感のわくキャラクターがいいし、ザ・フーのナンバーが数多く聴けるサントラだけでも+1点(爆) 【びでおや】さん 8点(2002-03-25 00:52:33)
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