みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) 気持ち悪いです。 ついにおマタンゴ拝見しました。 マタンゴとはなんとも毒々しいく強烈なネーミングなんでしょう。 作品も同様に毒々しい作品です。 この迫りくる恐怖と気持ち悪い感じはホラーの傑作です。 (それとは違う意味で)冒頭で船内のセレブな感じがキモかった。 廃船の国籍が分からなく得体の知れない研究がされていたという不気味さは効果的。 突然変異ってバイオハザードやん。 ゾクゾクする。 そしてこの作品最大の功績はキノコです。 毒キノコをテーマにした着目点はレベルが高い。 僕はキノコやコケやカビみたいに湿気の多いジメジメした感じが大好き。 んで、そういうのがじわじわと迫ってくる恐怖感がこの作品は素晴らしい。 とくに、不気味な足音を響かせて夜の船内に入ってくるあれには参った。 、、、、こういう恐怖のサバイバル状況におかれると、女性がいやにも色っぽく見えてくるのが不思議だ。 森に入ったときの不気味な声がヤバい。 最後の「センセー」って声が不気味だった。 精神病院の窓からみえるネオンの光も、華やかだけど毒々しいのかも。 マタンゴ島も現実もそう変わらないってか。 この迫りくる恐怖と快楽からは決して逃れることのできない!究極の毒々サバイバル・ホラー! 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-01 01:20:06)(良:1票) 4.《ネタバレ》 これ見ちゃうとしばらくキノコが食べられなくなるんだよねえ。ラストの顔半分がマタンゴ化している主人公に衝撃を受けた。極限状態になった登場人物たちが徐々に理性を失っていくのが一番怖かった。ホラー映画というよりは心理ドラマの傑作だろう。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2005-04-09 19:19:38) 3.極限状態で繰り広げられる人間達のエゴや醜悪を、マタンゴになぞらえるアイデアはおもしろい。しかも、演出、映像、特撮等、独特の雰囲気を醸し出しており日本産の怪奇映画としては秀抜な一本。さすが本多猪四郎&円谷英二という感じがする。狂気じみたストーリーはもちろんだが、この当時としては丁寧に作られたセット美術も特筆もの。うらぶれた難破船の船内の描写、辺り一面に増殖した不気味なキノコ、サイケな幻覚シーン…等々。もちろん、マタンゴのエグい造形と笑い声も強烈だった。が、しかし“ギョッ”とするラストも含め、何から何まで後味が悪過ぎる! ! もちろん、これこそが作り手のねらいなのかも知れないが…。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-11-05 23:47:22) 2.《ネタバレ》 原作は(海洋小説ばっかり書いてる)ウィリアム・ホープ・ホジスンの「夜の声」なんだが、当時のSF界の新進だった星新一と福島正実が大胆にアレンジし、木村武が書いたシナリオはハッキリ言って原作の百倍恐い~!!本作の肝はタイトルロールの怪物マタンゴではなく、クルージング中に遭難して極限状態に追い込まれた若者たちが堕ちて行くドロドロの餓鬼道ぶりにある。必死に理性を保とうと耐えてきた明子(演ずるは八代美紀)が遂に飢餓に負けてキノコを食べつつラリったような恍惚の表情を浮かべる場面はトラウマになりかねない程の気色悪いインパクト!バルタン星人の笑い声のルーツとなったマタンゴの不気味な声も秀逸。水野久美、久保明、小泉博、土屋嘉男ら東宝常連俳優も揃って熱演。ゴジラがお子様向けにシフトしつつあった頃に敢えてこういった異色の題材に挑戦した本多猪四郎監督&円谷英二特技監督の志の高さに…8点。でもヤッパリ余りの後味悪さに2点マイナス。 【へちょちょ】さん 8点(2003-07-06 03:40:07) 1.《ネタバレ》 小学生の頃観た。とても怖かった思い出がある。最近、CSで放送したので、再観した。さすがに、当時の興奮は無かったが、閉塞された空間で疑心暗鬼になり、エゴをむき出しにしていく人間の姿を上手く描きだしている。【さかQ】さんも書いているが、水野久美がお色気プンプンの魅力的な悪女を演じている。実に良い。円谷監督の特撮もさすがで、嵐のシーンやカビのはえた船室の雰囲気なんかは特筆に値する。惜しむらくは、マタンゴのデザインで、動きともども学芸会レベルだ。最後のシーンは、「猿の惑星」のラストシーン並みのショックを受けたことを思い出す。 【すぎさ】さん 8点(2003-06-30 21:12:36)
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