みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.ミシェル・シモン、ルイ・ジューヴェに圧倒されたひとときでした。 片やほら吹き、片や女たらし。 それぞれの人生の幕引きはほろ苦いものですが、演劇が人生そのものだったと思わされます。 「ワインを減らされるのは歯が抜けていくのと同じ」を始めとした数々の粋な台詞は当時のフランス映画ならではですね。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-03-01 00:00:03) 2.《ネタバレ》 かつての名優たちの成れの果て。それは過去の栄光に縋るものもいれば、現実を受け止めるものもいる。 普通の人生を歩んでこなかった故の振る舞いの数々に、時に「ん?」と思う部分はありますが、自分の見栄のために命をもてあそび、結果狂気の世界に行ってしまうものや、憧れの役を演じたいがあまり、結果役者としての人生を終わらせてしまう結果になってしまうものなど、なかなかハードな展開で色々と考えさせられました。 最後の、嘘で塗り固められた弔辞を読むのを拒むも、あんなにいがみ合っていながら「役者としての姿勢」には一種の尊敬を持っていたマルニーの言葉が胸を打ちました。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-09-13 01:59:58) 1.《ネタバレ》 遥か70年も昔に作られた、この地味なフランス映画に詰め込まれた豊潤な味わいを何と伝えればいいのでしょう?サンクレール、カブリサード、そしてマルニー。この三老俳優の人生そのものを描き出したかのような表情や語り口、ひっくるめて書くと演出や演技力なんでしょうけど、それぞれに、そのように生きてきたようにしか見えないんです。それに例えば老人ホームにサンクレールが初めて来たときの老女優たちの目の輝きだけで、これがどういう男だったのか察しがつくとか、または僕はフランス語がまったく解りませんが、全ての俳優の言葉(発音)がくっきりと耳に入ってくるとか、演劇的な発見がいろいろと楽しめます。でもこの時代だからこそかもしれませんが、生き抜いた男と生き抜いた女を比較すると女のほうが肝が据わってるような気がしますね。単に能天気なだけでは無いなとな思いました。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-15 16:03:51)
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