みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 サイレントの小津は、冴え渡っているねぇ・・ 親子と工場仲間と飲み屋のおかみ。そこに世話になる女性が一人。 これだけの界隈で、人情噺が爆裂する。 もう笑いあり、涙ありとは、この映画のこと。 この頃のサイレントの小津さんを知らないで、小津を語るなという話。 近年、小津さんのサイレント何本かをリメイクした短編集みたいな映画が 出ているが、冗談じゃない!小津さんは、本物を観なきゃいけないです! 余談)古谷三敏という漫画家による「ダメおやじ」という漫画があるが、 あれは、本編の坂本武が元ネタじゃないだろうか? そっくりなんだよね、顔が・・ 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2025-02-01 23:36:11) 3.いやー、凄い、とても良いお話だった。 小津の巧さもとことん冴え渡り、そして江戸っ子風情がビンビンに伝わってくる、まさに傑作! 小津のサイレントの中ではナンバー1かも。 若い女を演じた伏見信子が、これまた良かった。 現代日本では絶滅したであろう、本物の“古風で純情可憐な”女性なのだ。 そういった女性を実写にしたら、まさしくこれ、みたいな感じの女性。 それがこの伏見信子であろう。 そして飯田蝶子。 本作の時点では36歳のはずなのだが、何故だかおばあさんに見える! 「あの飯田蝶子の若かりし頃を見れる!」と意気込んで観てたのに、結局見れなかった。 いやはや、飯田蝶子にはやられました。 みなさん、「音が聞こえてきそうなサイレント」と本作を評していらっしゃいますが、まさにその通り。 サイレント作品は相当数観たが、本作ほど「音が聞こえてきそう」なサイレントは観たことがない。 つまり、本作は完成されたサイレント作品なのだ。 小津はやっぱり凄かった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-12-07 22:21:51) 2.小津安二郎監督のサイレント映画では「生れてはみたけれど」が凄く好きなので、これも同じサイレントとして面白そうだから借りてきました。でもってどうかというとこれもまた面白かった。サイレントであることすらすっかり忘れてしまいそうな雰囲気が観ていて、心地良く、小津監督の映画はどの作品にしてもレベルが高い。突貫小僧の一つ一つの表情、態度、行動が笑える。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-04 17:13:34) 1.今にも声が聞こえてきそうなサイレント。工場で職工として働く喜八っつぁん、父一人子一人でありながら、酒好き、女好きで博打好き、宵越の金は持たねえっていうバリバリの江戸っ子です。好き勝手に生きてるが、お節介で人情に厚くどこか憎めない、いい男です。この喜八のデタラメな男だけど惹かれてしまう、そう寅さんの原点と言うべき存在が喜八だったんですね。喜八と対照的なクールな二枚目も次郎公かなりカッコいいです。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2004-09-28 19:57:18)
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