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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 なんとも美しい美術。ミルクティーのように白く柔らかな背景で、俳優全員がしっとりと画の中に入り込んでいた。しかし繰り広げられる物語は、それとは裏腹に浅はかな策略の顛末。終盤は厳しいものだった。あんなに寂しいベットシーンを初めて観た。瑞々しい気持ちは乾き、肌を合わせて存在を確かめても、二人の間に出来た垣根は一目瞭然だった。二人して失ったものをずっと見つめていくのだろう。ヘレナ・ボナム・カーターは少女のような顔つきなのに目元を鬱々とさせ、策略と本心の間でぐらつくケイトの複雑な心情を表現していた。朝日のようなミリーと対照的に映り、彼女の上手さがひきたっている。音楽も美しかった。ヨーロッパ映画が好きな方は必見。 【のはら】さん 8点(2004-09-05 09:31:59)(良:1票)
1.原作を斬新に現代的にアレンジしながらも、肝心のストーリーは決して損なわれずに、見事に映画化されていたと思います。サンディ・パウエルの衣装、エドゥアルド・セラの美しい撮影も見事です。ヘレナ・ボナム=カーターの出演作品のなかでもベストの1つ。「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」の情熱的なヒロインも良かったけれど、この映画での彼女は、とても繊細にケイトを演じていたし、一種の女の怖さみたいなもの、微妙な心理表現も的確になされていたと思うのです。モード叔母の抑圧的な支配、階級社会に縛られた彼女の複雑な立場。それらから開放されること、自由への跳躍を、題名の「鳩の翼」は意味しているのだと思います。イギリスでは鳩は「無垢・自由の象徴」だそうです。ミリー役のアリソン・エリオットの天使のような大らかさ、その微笑みも忘れがたい一作でした。 【ノブ】さん 8点(2003-02-01 15:52:04)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
13人 |
平均点数 |
6.08点 |
0 | 1 | 7.69% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 7.69% |
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3 | 1 | 7.69% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 23.08% |
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7 | 3 | 23.08% |
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8 | 2 | 15.38% |
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9 | 1 | 7.69% |
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10 | 1 | 7.69% |
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