みんなのシネマレビュー

ヒマラヤ杉に降る雪

Snow Falling on Cedars
1999年【米】 上映時間:128分
ドラマ法廷もの
[ヒマラヤスギニフルユキ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-01-25)【envy】さん
公開開始日(2000-04-01)


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監督スコット・ヒックス
キャストイーサン・ホーク(男優)イシュマエル・チェンバーズ
工藤夕貴(女優)ハツエ・ミヤモト
鈴木杏(女優)ハツエ・ミヤモト(少女時代)
リック・ユーン(男優)カズオ・ミヤモト
サム・シェパード(男優)アーサー・チェンバーズ
マックス・フォン・シドー(男優)ネルス・ガドマンソン
ジェームズ・クロムウェル(男優)フィールディング判事
ジェームズ・レブホーン(男優)アルヴィン・フックス検事
ヘンリー・オー(男優)ナガイシ(ジャン・シーレン 名義で)
エリック・タール(男優)
ケイリー=ヒロユキ・タガワ(男優)
リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕(男優)
ジェリコ・イヴァネク(男優)
宮本充イシュマエル・チェンバーズ(日本語吹き替え版)
工藤夕貴ハツエ・ミヤモト(日本語吹き替え版)
鈴木杏ハツエ・ミヤモト(少女時代)(日本語吹き替え版)
佐久田修アーサー・チェンバーズ(日本語吹き替え版)
内田稔ネルス・ガドマンソン(日本語吹き替え版)
松岡文雄フィールディング判事(日本語吹き替え版)
佐々木敏(日本語吹き替え版)
石田彰(日本語吹き替え版)
塚田正昭(日本語吹き替え版)
脚本スコット・ヒックス
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
製作キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
編集ハンク・コーウィン
字幕翻訳戸田奈津子
その他奈良橋陽子(キャスティング)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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14.《ネタバレ》 こういう静かで深い映画はいいですね 第二次世界大戦開戦(真珠湾攻撃)当時の差別・偏見、そして日本人の強制収容というアメリカの暗い過去に光が当たった意味深い内容で、撮影には当時強制収容された多くの日系人の方々も参加されたそうです(特典映像で監督が言ってます) 素晴らしいキャスト…特に弁護士役のマックス・フォン・シドーの演技は…シブい(感心) 白く美しい映像と音楽のマッチングも最高 いやーーーいい映画みっけた感ありますネ Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-22 10:11:25)(良:1票)

13.過去と現在が交錯するので初見では結構混乱すると思う。 私の場合原作を読んでから観たがそれでもわかりにくい部分があった。 とても美しい映像、音楽。 ゆっくりした演出の流れの中でじわーっと心に染み渡る。 これはイシュマエルの癒しの物語。 イシュマルのハツエに対する屈折した想いは当時の日系移民に対する差別偏見、日米戦争、そして越えられない父親の存在が混ざり合って形成された。 しかしそれを決定的にしたのはハツエだった。 なぜあのようにハツエはイシュマルを拒絶したのか。 映画だけから彼女の心情を読み取るのは難しいかもしれない。 イシュマルは父の影響で日系人に対しても差別なく公平に接していた。 しかしハツエから最後の最後に拒絶され打ちのめされている時に彼は海兵隊員、通信兵としてタラワ島に上陸、そこで負傷する。 腕を切り取られた手術台の上でつぶやいた「Fucking Jap Bitch!」。 これは日本兵に対する言葉か、あるいはハツエに向けられたのか。 それともそのすべてを含む「日本」という存在に対する言葉だったのかもしれない。 それまで日系人と偏見なく接してきた彼が発した言葉だけに重い。 マックス・フォン・シドーが演じる弁護士の最終弁論が極めて印象に残る。 ハツエ役の工藤夕貴は日本人で日系二世を演じた。 たいしたもんだと素直に思う。 だが相当な力みを感じた。 他の出演者の自然な演技と比べてやや浮いていた。
称えよ鉄兜さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2007-08-12 10:12:11)

12.思わぬ掘り出し物を見つけた気分です。たしかに地味だし、暗いし、時間軸がグチャグチャで分かりにくいんですが、それを差し引いても十分におもしろかった。日本人差別という大きな問題と、イーサンの個人的感情との絡ませ方が見事です。最後のほうで、日本人の家族がイーサンに向かって静かに頭を下げるシーンには、思わずグッと来てしまいました。ケンドーに殺傷能力があるとは知りませんでしたが。
眉山さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-09 12:14:46)(良:1票)

11.華やかではないけど佳作、良作でした。Nステが何年も撮影などを追っかけてたので、何だかそんなふうに撮ってて、こんな地味なのが出来たの!?と当初は思いました。もちろん戦中戦後の日系人を取り上げてるので興味深いものはあります。確かに当時から偏見の目を持たない人もいたでしょう。けどいい人ばかりでないところも好きです。主人公の目も初恋の人というひいき目もあったけど、複雑な思いのあまり、腕を落とされる場面で失恋を重ね「ジャップのアマめ」とつぶやいてしまう。証拠を隠してしまう。老弁護士だけはちょっといい人すぎたけど。被害者の奥さんとミヤモトの思い出(浮気?)もあったり。ラストに至ってもまだ苦々しい顔の被害者の肉親。昔を振り返るシーンは本当にみずみずしい。鈴木杏は本当にいい。工藤夕貴を喰ってます。彼女よか注目されそうな気がしたのに、そーでもなさそうだったのは、みるみる膨張しちゃったから・・・ でもないか・・・ 題材で地味になるとは思えないけど、どこか地味だな、どこか突き抜けてないと思わせたのは、法廷ものにしてしまったのと、(原作がそうなのかな?)肝心な所で大根になる工藤夕貴のせいかも。スクール水着になったり、ある意味期待出来るので不純な動機で見ていただいてもよろしいかと。 へろりうしオブトイジョイさん 8点(2004-05-02 20:49:01)

10.初めてみた時、何にも感じなかった。それから3年ぐらいたってDVDを借りて、先に特典の映像を観てから作品を観たら、背景がよく伝わって分かりやすかったですよ。二人は、愛しあっているのに結ばれないという歯痒さ、胸を締め付けます。やっぱり、イーサンは男前ですねぇ。 kikiさん 8点(2003-11-02 17:29:23)

9.見方は別れるでしょうが、私は映画を観ようと思って原作を読んでいたので、なかなか忠実に綺麗に出来た作品だったと思いました。最初はタルいけれど、中盤から後半にかけては、時代背景等を考えさせられる事しきり。あの時歩いていた人達は、当時の日系人や子孫や子孫達と云う事を知り、『シンドラーのリスト』を思い起こさせた。心に残る映画のひとつ。 ゆきちゃんさん 8点(2002-03-23 22:27:15)

8.映像は淡々としていて、でも彼女を思う心情は計り知れぬほど深い。悲しく美しい。イーサンの子役はイーサンそっくりだった。 mamikさん 8点(2001-12-09 23:44:58)

7.ミネタ商務長官の少年時代のエピソード(収容所に送られるときバットを没収された)をTVで見ていたので、この映画のテーマをハリウッドが取り上げたことについて驚きはなかった。「クルーシブル」しかり、アメリカ人ってのは祖国の恥部も積極的にさらけだしてしまうんだと再認識した。回想シーンは海岸、イチゴ摘み、森の雨、戦場の海、など画面全体が濡れていた。これは主人公(イーサン)の泪なのだろうか。一方現在形で進む法廷と戸外の大雪のシーンは対照的に乾いていた。ヒロイン(工藤夕貴)の現実主義的な心象なのだろうか。 かれくさん 8点(2001-08-20 17:27:21)

6.一つ一つのシーンがそのまま絵になりそうな、すごくきれいな映画。監督のセンスの良さとか、カメラワークの上手さが出てるんでしょうねー。弁護士の一言でクライマックスが決まるっていう映画も多いですが、私はこの映画の老弁護士みたいな位置付けのほうが好きです。 woodさん 8点(2001-06-15 15:06:32)

5.評判がよくなかったので、どんなにひどい映画かと思ったが、蓋を空けたら超感動作!ラブストーリーもので初めて泣きました。複雑なテーマも含んでいて、それでいて美しい。もちろん映像は言うことない美しさです。しみる感動ってこのことかと思いましたね。好きです、この映画。イーサンはいつもこういう報われない役ばっかりですね(^^; アサリさん 8点(2001-06-10 20:50:27)

4.回想シーンを交えながら淡々と展開していく中、言葉そのものよりも”間”や表情から感じるものがありました。派手ではないけれど綺麗な映画。原作も良いです。 雪うさぎさん 8点(2001-05-31 23:35:14)

3.ひそやかな愛を縦糸、人種偏見を横糸として、ふんだんに回想シーンを取り入れ、言葉少なく映像で展開を図る。印象的な作品。最後にマックス・フォン・シドー 演じる老弁護士に多民族国家アメリカの支えであるJUSTICEを語らせるところは心憎い。 向日葵さん 8点(2001-05-19 16:10:02)

2.第二次大戦中の日系米国人の強制収容をめぐっては、素晴らしいドキュメンタリーが数多く出ているが、この「事件」がハリウッドにまで行ったということは、日系人にとっては大きな成果だろう。この映画に出てくるイーサン・ホークらのように、「アメリカ人」が全員、日系の強制収容に賛成したわけではない。日系人だけの収容は違法であると戦った白人弁護士らもいるし、日系人の男性と結婚した白人女性の中には、夫と共に収容所に行くことを決意し、4年間、収容所で暮らした女性もいる。「アメリカ」には白人と黒人だけしか住んでいないような錯覚を招くハリウッド映画の中では「異色」というか、やっとここまで来たか、と感慨深いものがある。 ぶんばぐんさん 8点(2001-01-04 08:38:09)

1.ん~、今までにないような不思議な映画でした。 けど、観終わって「どこが良かった?」って聞かれると、「なんとなく良かった」って感じです。 過去の回想シーンと現実がごちゃごちゃしてて観ずらい気もするな。  ZATUOさん 8点(2000-11-08 18:57:45)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 72人
平均点数 6.01点
000.00% line
111.39% line
200.00% line
356.94% line
41216.67% line
5912.50% line
61318.06% line
71419.44% line
81419.44% line
945.56% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 5.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
撮影賞ロバート・リチャードソン〔撮影〕候補(ノミネート) 

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