|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 大自然の中に書き割りやスクリーンやライティングを持ち込んで撮影しているのかと思いきや、後にオールセットと聞いてびっくりしました。言われなければジオラマとは思えないほどリアルなのですが、そうと知らされた上で見ると、撮影に都合が良いように計算し尽くされ、つくり込まれていることに気付きます。舞台芸術としてはすばらしいし、いいもの見せてもらったとも思うのですが、姥捨て山伝説を描くのにこの手法が果たして正解だったのかは、正直よくわからないです。今村版と比較してみたいところです。婆さんと息子、脇役たちの演技も総じて悪くないのですが、婆さんの孫息子の若造を演じてる役者の演技が、どうもわざとらしく周囲から浮いてるなと思いました。浅はかで血の気の多い若造役なのでわからんでもないのですが。後で調べてみたら当時18歳の今の猿翁でした。ま、歌舞伎とは勝手が違うから。若いし。 【camuson】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-06-21 19:27:11)
1.これ貧乏ってことがポイントだ。貧乏ゆえの掟であって、食うこと(歯)が罪悪感を伴ってくる。その実感を出すために、この歌舞伎的な様式が必要になったのだろう。リアリズムで演出したのでは、実感が出なくなってしまうということ、これ映画の手法を考える上で大事なことだ。とにかく製作者の気迫が感じられる作品で、会社を説得させるために前年に『喜びも悲しみも幾歳月』を作ってヒットさせ、やっと本作を手がけることが出来たという。村の長老たちが並んでの、山送りの作法を伝える儀式の重苦しさなど素晴らしい。監督のフィルモグラフィーを眺めると、深沢七郎による本作と『笛吹川』の二作が質感の異なる岩として浮き出て感じられる。木下のこういう深沢七郎の残酷と共鳴する部分をどう捉えるか、ってのが監督について考えるとき避けては通れない気がする。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-11-20 09:47:50)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
18人 |
平均点数 |
7.17点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 3 | 16.67% |
|
5 | 1 | 5.56% |
|
6 | 1 | 5.56% |
|
7 | 5 | 27.78% |
|
8 | 2 | 11.11% |
|
9 | 5 | 27.78% |
|
10 | 1 | 5.56% |
|
|
【その他点数情報】
|