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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.いつにも増して差別用語が飛び交い、いつにも増して激しい斬り合いが行われる、ような気がするシリーズ第19作。 まず冒頭、渡世の義理から、何の恨みも無い見知らぬ男を斬る羽目となる座頭市ですが、本作の狂言回し役である藤岡琢也の一味が最初に男の家に飛び込む場面では、オフの音声などを用いて断片的にその争いが描かれ、それに続いて座頭市ひとりが男と対決するシーンは、仁義を切ってから相手と斬り合うまでを長回しのワンショットで描く。これが何ともカッコいい。 本来ならそこでお役御免、というところですが、そこに男の姉である三田佳子が現れ、例によって例のごとく・・・と言ってはナンですけれども、彼女と座頭市との微妙な関係(もっと微妙でもよかったか、と思わんでもないけれど、何せ80分少々の映画なので、ある程度は割り切る必要が)、座頭市に男を斬らせたオヤブンの悪辣ぶりが描かれていきます。そんでもって、座頭市のライバル格、好敵手の剣豪が、佐藤允。う~む、このヒト、剣豪顔と言えばそうかもしれないけれど、途轍もなく「空気読めない感」みたいなのが出ていて(『転校生』なんか、特にそうですね)、ま、確かに、少なくとも、只者ではないな、と。 という、只者ではない(けどあまり強そうではない)ライバルとの死闘が、本作のクライマックスとなります。いやこのヒト、強いんです、きっと。羽根つきの羽根をいきなりスパッと斬って見せる、ああいう意味のない行動が、いかにも剣豪らしい、んです。きっと。 ってな訳で本作、最後まで見せ場が多く、三田佳子がヒロイン、というマイナス要素を差し引いても(?)、座頭市映画の魅力を堪能できる作品でありました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-11-28 01:39:01)
1.普遍的な勧善懲悪。このありきたりなストーリーを何十作にわたり体現できる主人公は、座頭市をおいてほかにないだろう。今作の見所は、狭い室内で爆発する瞬間的な殺陣。瞬時に研ぎ澄まされる市の殺気に圧倒される。映画のシリーズとしては一端の区切りとなる今作。ラスト初日を望む市の表情が渋い。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2004-03-30 11:56:50)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
6.83点 |
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6 | 3 | 50.00% |
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7 | 1 | 16.67% |
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8 | 2 | 33.33% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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