みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 若い頃、結核で悩んでた青年は、旅館の娘に 一緒に死んでくれと頼む。 心中を引き受けることは、抱かれることよりも深い。 引き受ける娘だったが、青年の馬鹿真面目さについ笑ってしまう。 それから、青年は温泉地を去り、所帯をもつ。 長い時間がたって、青年を忘れられない女性との再会で、 二人は抱き合う。 しかし、もう青年は「死んで」しまった。 空っぽの青年の言葉が彼女に響くわけもなく、 若かりし頃の青年の後を追うかのように彼女は自殺をする。 ただ腑抜けの青年は、その女性を抱いて泣くのみである。 メロドラマの傑作である。、 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2022-11-19 19:00:10) 3.《ネタバレ》 長きにわたる大河メロドラマ、戦争が引き合わせる二人、男を愛することによってもたらされる女の悲劇、、、お話は、まるで成瀬の『浮雲』のよう。でも『浮雲』以上に男の思いと女の思いが複雑に交差し、『浮雲』をはるかに超えて女は痛めつけられる。男女の関係や物語の推移が当時の社会のメタファーに溢れ、戦後の急変する情勢とともに堕落してゆく男とけして変わらぬ女を対比するように描いてゆく。岡田茉莉子はそんなに好きな女優ではないのだが、この作品の彼女は別。終戦と男が生まれ変わったという日をピークとする希望に溢れた17歳の健康的な美とそこから時がたつごとに影をつけてゆく美。女のいろいろな美を見せてくれる。舞台となる温泉宿の描写も素晴らしく、何度も映される光の差し込む廊下や風呂場への暗い階段が印象的。風呂にひとりで浸かる岡田茉莉子の寂しい背中。癒しの温泉。そう、男にとって女はひと時の休憩所でしかなかったのだ。女に癒され、女に助けられ、そして女を傷つけてもけして気づかない。男ってヤツは・・。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-04-11 13:33:46)(良:1票) 2.岡田茉莉子が自身の映画出演百本記念作として、主演だけでなく、企画や衣装にも関わって制作された文芸映画。岡田茉莉子の若い頃の出演作あまり見てなかったのだが、この映画の岡田茉莉子はひたすら美しく、とくに17歳のはつらつとした新子を演じているシーンでは可愛さすら覚える。またそんな岡田茉莉子の17年間の変化を表現した演技も素晴らしい。相手役の長門裕之(先週見た「古都」でも思ったことだけど、サザンの桑田に似すぎ。)はちょっとくさいが、いかにも典型的なダメ男という感じがよく出ていたと思う。成島東一郎のカメラがとらえる映像が美しく、林光の音楽も素晴らしい。地元・岡山県が舞台の作品なのだが、セリフの方言に違和感があまりなかったのも良かった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-20 14:14:58)(良:1票) 1.《ネタバレ》 岡田茉莉子映画出演百本記念作品とか。急に岡田茉莉子が見たくなってその代表作といわれる本作を見てみる。代表作と言われるだけあって、今まで見てきた岡田茉莉子の中でもめちゃめちゃ可愛くて綺麗でした。ストリーのほうもメロドラマの名作といっていいと思う。映像美・感傷的な音楽も効果的。17年間の変化を演じ分けた演技も素晴らしい。 【バカ王子】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-28 00:10:06)
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