|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 選挙、知事としての活動を通じて民衆の扇動方法を心得たスタークは将来の大統領選挙出馬までも見据え、行動に迷いがありません。 自分は国を動かせる存在だという信念の前には、売名も買収も脅迫も悪ではないことになります。そんなスタークに振り回され苦悩する側近ジャックの姿が見どころと思います。彼もまた、スタークのポピュリズム政治家としての将来性を認めているがために、やりたい放題の言動に眉を顰めつつ見放そうとしません。恋人を横取りされても、恩人への脅迫ネタ探しを依頼されようと渋い顔で従います。おかげで、暗殺による突然の終わりという最悪の現場に立ち会ってしまったのが本当に気の毒です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-29 23:26:39)
2.《ネタバレ》 ヒトラーなどに代表されるように、大衆煽動の基本といえば、敵を明確にした勧善懲悪的な主張を、誰にでもわかるシンプルな論理構成で仕立て、喜怒哀楽を表に出しながら、言葉はもちろんイメージなどビジュアル面でも訴える形で、何度も何度も繰り返す、というものです。そこに、庶民性をからませれば、なおよし。そして、政治で問われるべきは、手段や動機よりも結果(有権者の要求実現)だとする近代政治の大原則。さらには、一度でも権力の旨みを味わった人々は、たとえ「悪」と分かってはいても、権力の中心・周辺から容易に離れようとはしないという現実。それらをあわせて考えると、本作では、まさに政治の基本というものが忠実に描かれているといえるでしょう。この時期に、このような作品がアカデミー作品賞に輝いているという事実は誠に興味深い。第二次大戦中から戦後にかけて、ファシズム批判や研究が政界や学会を席巻したわけですが(現在でこそファシズムは民主主義の中から出現するものであるということが常識中の常識となっているものの)、当時はファシズムと共産主義とが(ともに民主主義の亜種であるにもかかわらず)全体主義という観点から、民主主義の対立項として同一視される風潮もありました。赤狩りもあった時代背景を考えると、本作=反ファシズム=反全体主義=反共=素晴らしい作品、という評価だったのでしょうか?(誰か知っている方、教えてください)それはともかく、本作で描かれる表面的な政治的汚職や全体主義政治批判が、すべてデモクラシーそのものに対する懐疑に直結するという事実は、決して看過されるべきではないでしょう。 【アイアン・バタフライ】さん 8点(2004-04-04 09:44:39)(良:1票)
1.日本にもありそうですね、こういう話。ただ善人が悪徳政治家に変質してしまった、というだけなら深みがないけれど、彼を愛してしまう女性(彼の支持者の元婚約者)を配する事で、単純に善悪で割り切れない人間の姿をほのめかしていた所が良かったです(ただ、ほのめかすだけじゃなくてハッキリと描いたらもっと良かったと思うけど)。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-02-19 16:49:28)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
13人 |
平均点数 |
6.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
![line](../img/line.gif) |
1 | 0 | 0.00% |
![line](../img/line.gif) |
2 | 1 | 7.69% |
![line](../img/line.gif) |
3 | 0 | 0.00% |
![line](../img/line.gif) |
4 | 1 | 7.69% |
![line](../img/line.gif) |
5 | 2 | 15.38% |
![line](../img/line.gif) |
6 | 4 | 30.77% |
![line](../img/line.gif) |
7 | 2 | 15.38% |
![line](../img/line.gif) |
8 | 3 | 23.08% |
![line](../img/line.gif) |
9 | 0 | 0.00% |
![line](../img/line.gif) |
10 | 0 | 0.00% |
![line](../img/line.gif) |
|
【その他点数情報】
|