みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 いやー凄い。CGの進化は凄い。本作を見てまず何より最初に思ったのは、開始5分で「あ、これ映像的に見るの辛いやつかも・・・」ということでした。それくらい2018年現在のCG技術との落差がある。言い換えればものっすごい進化してるな、と。しかも開幕はほとんど台詞無し&色合い的に暗めの戦闘シーンだし、このまま台詞少なめの映像で魅せる系の作品だったら辛いな、と思いました。 しかし開始10分後にはストーリーは展開していき、普通に皆喋る。近未来的な明るい街並みやシステムの描写、入れ込みすぎず説明的すぎない設定解説の台詞回しで、普通にストーリー的に入り込めました。完全初見でえ?どういうこと?と頭を回しつつ、それがオーバーロードしない程度の上手い分量とタイミングで展開的に明らかになっていくため、ん?→納得。ん?→納得。という繰り返しで、飽きることなく閉幕まで辿り着く、という作品でした。 面白いのが他のレビュアーさん達との感覚の違い。「CGは凄い。でもストーリーはダメ」という皆さんの意見と真逆で、私は「CGはショボい。でもストーリーはそこそこ面白い」という印象でした。それもそのはず、単に見たタイミングによる違いで、公開当時の2004年と私が書き込みしている2018年の間の14年間にとんでもなくCG技術が進化した・・・ということに尽きると思います。そして確かに、ストーリー自体はまあベタとは言わないまでもありがちと呼べる範疇にあったかも、とも思いました。「CGに特化したからストーリーはショボくなってる」「CGはショボいがストーリーでまあ見れる」という違いは、作品を見たタイミングがいつかによってその感覚的な相対比較(一方が良いから一方が悪く見える、一方が悪いから一方が良く見える)に差が出るために生まれているのでは、とか思いました。なるほど確かに最新作のタイミングで見て「CGだけやんw」と思う映画はたくさんあります。某青い獣人の映画とか。が、10年後20年後に同映画を見た人はもしかしたら全く違う感想を持つのかもしれない・・・。その点、楽しみにもなり、勉強にもなりました。 本作中の「バイオロイドはバイオロイドを殺さない」は名言だと思いました。つまり人は人を殺すと。本作中で描かれる人とバイオロイドとの決定的な差は感情(とそれに付随しての生殖機能)を持っているか否か。しかし人の特権、人が人たる根拠であるはずの感情によって人は人を殺す、矛盾してるやないかい、と。んじゃ種族としての絶対数が減らないバイオロイド社会でええやないかい、と。理屈でそうだとしても、え~何か違うんじゃ、とモヤッとしてしまうのは、それこそ人だからなんでしょうね。 【53羽の孔雀】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-02-19 10:07:50) 5.アニメに疎い自分にとって映像の美しさにただただ驚いた。それだけで高得点でした。最近のアニメはここまですごい映像なんですか?アニメは日本が世界一だって本当に思います。話の内容もなかなかでした。だけどもう少し脚本がうまかったら名作になってたと思うので惜しいです。 【べんちゃんず】さん 8点(2004-12-20 02:25:26) 4.若過ぎで美人度二割増しのデュナンと無愛想でメタリックにメカメカしたブリアレオスとか、が、どうも原作ファンにはちょっとツラいかな・・・と、冒頭部にサジ投げ寸前だった私ですが、アレヨアレヨというカンジに物語に没入。ツイデに音楽にもビビッとヤラれたり、3Dでワニワニ動く多脚砲台の動きにウットリしたりと、散々打ちひしがれてました。ストーリーもベタな感じですが、ナカナカにスッキリ観れました。作品自体に7点。デュナン役の小林愛って、良いよね・・・とか、不用意な事をウッカリ漏らしてしまったので、畜生!もう一点。 【aksweet】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-11-20 17:50:52) 3.ジブリ等の2次元映像とあのFFの3次元映像の、それぞれの良いところをくっつけた感じの映像、2.5次元映像とでも言いましょうか。たまーに不器用な歩き方とか髪の毛のなびき方が目についてしまうが、人が創りたもうた映像なのだから許せます。台本も分かりやすくて面白いし終盤は特に手に汗にぎりまっす。ギリアム博士の最期を納めたディスク映像のシーンはとてもよかった。どういう仕組みなんだろう。ただ「生殖器」という台詞がやけに品が無くて嫌でした。 ひとみとマシーナリーの青髪の男とのめろドラマが見たいと思いました。バイオロイドの恋 【no_the_war】さん 8点(2004-05-16 15:21:14) 2.「イノセンス」の予告編でこの作品を知り、観に行ったのですが「イノセンス」より判りやすく、テンポもよかったです。フルCGによる制作という面のみがこの映画の評価として一人歩きしているみたいですけど、SFが備えている様々な要素をうまくまとめています。それにしても、この作品の原作が1985年に開始されたと知り、驚愕しました。すでに20年近く経っているにも拘わらず、話の大筋は今の視点から見ても破綻していないと感じたからです。それから、全編を通してサントラはこの作品の雰囲気にマッチしていると思いました。たぶん、映画を観に行っていない人にもこのサントラだけ好きになる人がいるんではないかと思います。 【もっちー】さん 8点(2004-04-27 02:26:05)(良:1票) 1.《ネタバレ》 原作読まなきゃよかったなあ。まあ、リアルタイムで原作読んでいたクチなんですが・・・。映画の内容的にいいんだけど原作知っていると設定が違いすぎて苦笑してしまうところもあるので。原作持ちのお約束と言うことで、「この映画は原作と違う」とか「原作のよさが損なわれる」とかいろいろあるでしょう。しかし私はよくがんばったなあ、と思います。実際原作は原作、映画は映画と割り切って考えるべきでしょう。昔のOVAに比べりゃあなた、天と地ですよ。フルCGもいいと思ったところと問題点、丁度半々と言う感じですが、何事にも発展途上の技術と言うものはあるので、全く悪いと早計な結論を出さずに、今後の更なる発展を祈念して(変な文章になってきたな)暖かく見守っていきたいと思います。フルCGばかり主張していたので物語なんておざなりかと思いきや、思ったほどではなかったです。ただ二点、どうしても気になる点が。デュナンに主題が集中しすぎ。キーパーソンは別に用意した方が人物関係の広がりもあるはず。デュナンとアテネのあのシーンも映画的にはいいんだけど・・・原作を知っていると素直に楽しめないなあ。主要メンバーが少ないのでその分物語性に薄さを感じました。主要メンバー以外のキャラが無個性なのも拍車をかけてます。クドーくらいです。印象深いの。それと、ブリアレオスは絶対もっと重いはず。LMを装備していないデュナンが片手で支えられる訳がない。(笑)これだけはゆずれない! あと心配事言えば、映画で物語が完結したのを見て安心した原作者が続きを書かなくなることです。(既刊より先の設定はあるらしいが)映画は映画、原作は原作! やらしーねーちゃんばっかり書いてないでそろそろなんか書いてください。あ、映画のほうは続編楽しみです。この延長線上に「アニメはオタクのもの」という認識をぶっ飛ばすようなカッコイイ作品を期待しています。この作品ではまだ、少し世間認識度はツライかな。色眼鏡抜きで評価してほしい時期だよね、アニメも。 「イノセンス」に比べて宮崎アニメぐらいしかアニメを見ていない普通の人にも薦められるので8点。7点でもいいかな、と思ったけど製作者の努力を感じて+1。 【ペンギン皇帝】さん 8点(2004-04-18 01:25:26)(良:2票) (笑:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS