みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
175.私がこの映画の好きなシーンは3つ。1つ目、アディがラジオの話のオチを先にばらすところ。ひとりぼっちでラジオだけが話し相手であったことがわかりグッときます。2つ目、リボンのアップから引いたアディのふくれっ面。「似合わね~」と思っている見事な表情です。3つ目、アディが母と二人で写った写真を取り出し、母のポーズをマネするところ。生意気ながら母への思いが透けて見えてウルウルッときます。う~む、やっぱりテイタム・オニールばかりだな~。禁酒法下のアメリカ、親子の情感を乾いたモノクロームのタッチで描いた秀作です。 【彦馬】さん 9点(2004-10-24 22:17:11)(良:4票) 174.《ネタバレ》 タイトルと出演している子役であるテイタム・オニールが史上最年少でアカデミー賞を受賞したことだけは知っていたが、実際に見たのは今回が初めて。母を亡くした少女・アディ(テイタム・オニール)とひょんなことから彼女をおばの家まで送り届けることになった詐欺師の男・モーゼ(ライアン・オニール)の珍道中をを描いたロードムービーだが、とにかくこの二人の息の合ったコンビぶりが最高で、映画全体の雰囲気もよく、脚本もシンプルなこともあって見ていてすぐに引き込まれた。とくにやはり、アディの存在感が際立っていて、どことなく大人びていて冷めた視線でクールな感じなのが見た目のかわいらしさとのギャップになっていて面白いし、またそれがどこか頼りない感じのモーゼとのいいバランスになっている。そんなモーゼがいつの間にかアディに主導権を握られているように、映画を引っ張っているのは明らかにアディで、本作はまさにアディ役のテイタム・オニールに尽きる映画だろう。あえて白黒で撮影されている映画だが、それは見事に舞台となる1935年という時代性を出すのに成功していると思うし、映画の雰囲気にもよく合っている。モーゼはアディの父親ではないかというのが冒頭からあり、その事実か否かは最後まではっきりと分からないままなのだが、アディの詐欺師としてのセンスの高さや、何よりも実際の親子が演じていることがその答えだと思わずにはいられない。無人で動き出したトラックを追いかける二人の姿で終わっていて、実に後味がよく、このラストシーンも印象的だった。しかし、その先には果たして何が待っているのかということを想像すると少し怖くもあり、一抹の不安もよぎる。でも、この二人ならきっと大丈夫だ。そう信じたい自分がいる。もう少し若いころに見ておけば良かったという思いもあるが、本当に久しぶりに何度も見たくなる映画に出会えて良かった。 【イニシャルK】さん [DVD(吹替)] 9点(2020-11-21 23:58:24)(良:2票) 173.《ネタバレ》 傑作! 何度でも観たくなる。 脚本がいい。セリフがいい。役者も何もかも全てがいい。 だが待てよ。二人は詐欺師だ。 この二人は、金持ちか悪人にしか詐欺はしないって? それは違う。 金持ちに見える貧乏人がいるのが現実だ。個人の判断は、個人の判断でしか……ない。 9歳の女児なら可愛いが、19歳の女詐欺師はもう可愛くないよ(フィクションなら別だが)。 二人のピークは映画の中の間であって、これから明るい未来はない気がする。 そんなふうにしか生きられない人たちがいるのは、仕方がないことかもしれないが。 現実の詐欺師って、映画のようにステキじゃない気がする。いや、そうだろう。 だがこれは映画だ。現実なんて関係ない。いい映画だね。何度でも観たくなる。 ところで、主役の女児の腕毛がすごいね。まるで毛深いおっさんだ。 【追記】2016年11月28日 女児の腕毛は別に珍しいことじゃない。 白人の美人女優でも腕毛の処理を全くしない人が多いみたい。 東洋人の毛深いおっさんより、白人の美人女優の方が毛深い気がする(色が薄いから気づき難いが)。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-09-15 11:02:51)(良:2票) 172.《ネタバレ》 何度も観ているんだけど、観るたびに新しい発見や楽しさを与えてくれる。これはもうテイタム・オニール演じるアディのキャラクターに尽きる。幼くして母を亡くした寂しさを決して口にせず、詐欺を学んでモーゼと共犯することでコミュニケーションを深めて行く。その姿には湿ったところが微塵もない。自らの意思で、自らの幸せを模索する前向きな姿勢を強く感じます。でも、他者との絆を希求する心情がタイトルでもある「ペーパームーン」に表れる。機転が利き、憎まれ口もたたく気丈夫の裏側にある歳相応の心細さが、笑いを交えながらもしっかりと描かれる。エンディングで、バックミラーの中を駆けて来るアディ。映像的には可愛いカットだけど、時間の飛ばし方は一種のどんでん返しで、引っ張った不安を安堵へ、さらに大きな情感へと開放する名シーンでしょう。坂道を転がり始めた車に先に飛び乗ったモーゼがアディに手を差し伸べるところが大好きです。もうこの際、本当の父娘かどうかは問題ではない。遠く地平線まで続くでこぼこ道が、分かりやすく二人の行く末を暗示します。ベタベタした表現や台詞を一切使わずに、歳の離れた男女のユニークな親愛を描いた傑作。結論を台詞で言いたがる映画は今作を参考にして欲しい。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 17:17:53)(良:2票) 171.詐欺師の男が、母を亡くした少女を彼女の親戚の家まで送り届けるロードムービーです。この作品、何といっても子役のテイタム・オニールに尽きます。表情、仕草、声質、すべてが魅力的で、作品に輝きを与えています。もちろん、実父ライアン・オニールとのマッチングも絶妙で、2人のいる場面ひとつひとつが画になります。2人の掛け合いとメリハリのあるエピソードで終始楽しく観られます。詐欺のテクニックも見ていて勉強になりました(笑)。ハートウォーミングではありますが、甘ったるくなく、凛とした味わいの作品です。(最後に2人が抱き合ったりしないところが良い!)ペーパームーンというタイトルの付け方も実に見事。ちなみに自分も92小菊さんと同じように、物語中でも2人は血がつながっていると思いました。何よりあごの形がそっくりですし(笑)。親ゆずりの才能も感じます。もっとも鳶が鷹を生んだってところでしょうが。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-05 18:21:00)(良:2票) 170.さて。テイタムは同世代なので、この映画は初放映時には完全に没入してしまいました(ある意味、今でもそうだな)。自分がアディという分身に置き換わって、カンサスの平地を走ってました(ある意味、今でもそう)。冷静に語るのが難しい作品です。 この映画を語る時は切り口が多すぎて困っちゃうんですが、2点書いておきましょうか。まずコレ実話なんですよね、意外と知られてないけど。原作はアディが大人になるまでを描いてて、ちょっと赤裸々すぎな感じ。映画で絶妙にチョイスされたエピソードのおかげで、すっごくホノボノ映画になってます。次に、異色なようで異色でない「少女ロードムービー」の代表格である事。「中年男と少女が車に乗って流浪する」というシチュエーションはアメリカ文学では定期的に登場するテーマで、『ロリータ』『ペーパームーン』『ファイアスターター』『眠れる犬』とまあ、けっこう名作やヒット作が多いんですよね(私的に、ここで挙げた中では『眠れる犬』が最高かな)。 詐欺・紙の月・親子疑惑・不倫・不況とルーズベルト…すべてひっくるめて「信じる」というキーワードで、幸福の周囲を行ったり来たり。多層的なテーマの描き出し方と、飾り気のない絵造りにどこまでも引き込まれる、古き良きアメリカの寓話です。 【エスねこ】さん [地上波(吹替)] 10点(2005-07-01 00:38:26)(良:2票) 169.詐欺を働きながら食い扶持を稼ぐのには感心できないが、聖書の押し売り(亡き夫からのプレゼント)の場合は、騙された方も“幸せな気持ち”になれるので多少譲歩しよう。アディが加わることにより、お金持ちからしか金額を要求しないのも良い。が、だからと言ってお金持ちから巻き上げるのもどうかとは思うが・・・。少し偽善チックな設定であるものの、そんな“人間くさい”ところが良いのでしょうね。 好きな場面は、車での親子喧嘩のシーン。口論の様相が非常にリアルに面白く表現されている。DVDの特典でも語られているが、あのカット割り無しの長まわしは凄いですね。納得がいくまで時間をかけて何度も取り直したようです。確かにテイタム・オニールの才能も認めますが、監督の作品にかける情熱も素晴らしい。テイタム・オニールのアカデミー賞受賞(助演女優賞)は、監督の力量無しには有り得なかっただろう。 気の利いた台詞も沢山あり、アディが新聞の“景気が回復傾向”という記事を読んで「私も安心したわ」には思わず笑ってしまいました。あと、冒頭の曲の歌の「紙の月でも本物になる」という詩が、上手くラストシーンに絡んできて何とも言えない感動が沸いてきます。 名作と呼ぶに相応しい要素を全て兼ね備えた作品であると言えます。 【おはようジングル】さん 9点(2004-05-14 17:15:41)(良:2票) 168. 時間が経っても、忘れられない秀作。白黒で撮影されているのがなお良いと思う。聖書売り屋が詐欺師と言うのが、いかにも米国らしい。アディが三日月のペーパー・ムーンに乗かって、写真を取る所は何やらジーンと来ますね。子供らしさと大人のずるさをまぜこぜにしながら演じた名子役ティタム・オニールは、今後誰も真似が出来ない程の素晴らしい演技力を持っている。兎に角、全体がほのぼのとしていて、楽しい映画だと思う。レンタルビデオも本数が少ないようだし、DVDをなるべく早く出してくれると、評価する人が沢山増えるのになあ。 【チャロ主】さん 10点(2004-01-26 16:45:39)(良:2票) 167.初見はいつだったかも憶えてないくらい昔に観たけれど、ほろ苦くて楽しくて自然と顔がほころぶ作品でした。三日月を見るとコレを思い出します。ライアン・オニールと愛娘のテイタム、物語の中ではモーゼは否定するけどアディはひょっとしたらこの人がパパかもしれないという想いを持っている。アディの要領の良さと子どもであることも幸いし、モーゼと二人荒稼ぎの旅が始まる。テイタムはとりわけ器量よしでもないし、どちらかといえば大人顔の子。演技力もさることながらテイタムのそのルックスもアディをより魅力的にしたのだと感じる。やっぱり映画は演じる役者自身のルックス、雰囲気もかなり重要だ。 突然動き出した車を追いかけ飛び乗る二人、その時にはホントの親子かどうかなんてもうどうでもよくなっているのね。紙のお月様でも信じれば本物になる、見えるってことね。 【envy】さん 9点(2003-12-31 00:59:41)(良:2票) 166. ピーター・ボグダノビッチの映画への愛が随所に感じられる懐古調の佳作ロードムービー。MVPは何と言ってもアディ役で史上最年少オスカー(助演女優賞)に輝き、本作で衝撃のデビューを飾った天才子役テイタム・オニール!!とどなたもお思いだろうが、実のトコロ弱冠9歳でのオスカー受賞に果たした縁の下の力持ち的役回りとしてモーゼ役のライアン・オニールの存在を忘れる訳にはいくまい。如何に天才子役と言えど撮影に臨むプレッシャーは相当なモノだった筈。メインで共演する相手が”実の父”であるコトがどれ程彼女をリラックスさせ、彼女の持ち味を存分に引き出す絶妙のサポートとなったかを思い合わせれば、実はライアンこそが本作の最高殊勲選手であるとしても格別不当なモノではなかろう。「ある愛の詩」のオリバー役を含め、ハッキリ言って個人的に全然好きなタイプの俳優ではないが、本作と「バリー・リンドン」での彼は例外。後味悪いヤツばっかりで辟易だった70年代映画群にあって一際輝く小粋な本作に…8点! 【へちょちょ】さん 8点(2003-10-05 00:23:40)(良:2票) 165.《ネタバレ》 友人であったオーソン・ウェルズのアドバイスを受けた、ボグダノヴィッチの傑作。 「殺人者はライフルを持っている」や「ラスト・ショー」、後の「マイ・ファニー・レディ」でホークスやプレストン・スタージェスへのオマージュを捧げてきたボグダノヴィッチ。本作はあえて白黒で撮られ、舞台を中西部に変更したのもボグダノヴィッチの懐かしき時代へのリスペクトだろう。 同時期に「都会のアリス」を撮っていたヴィム・ヴェンダースもさぞかしたまげただろうねえ。どっちも素晴らしい映画だけに。 少女が見つめるもの、葬儀、道の向こうを奔る車、他人の墓から花束をぶん奪って参列する男、エイメン(AMEN)。 風が吹き荒ぶ原っぱ、ポンコツ車で少女を連れていく旅の始まり。 この娘が最初可愛くないんだか可愛いんだか仏頂面、おじさんもかっこ悪いんだか何だか。 そんなデコボコな二人が徐々に表情を和らげ、距離を詰めていく様子が面白い。遠くから徐々に近づくショットで話し合う人々の表情を繰り返し強調する。 ドアを閉めて子供を送り出したら詐欺師の仕事開始。慣れなれしくお尻を触って追い出すのも、まだ単なる子供扱いだから。 風を受けて回転するエンブレム、ポケットに託される資金、食事を通じて親子のような関係に近づいていく二人。少女の叫びを正面から受け止め、拳を机に叩き込む口喧嘩。 車で街をめぐる旅、「隠れろ」と言った理由、新聞に刻まれた印、後部座席に積まれていたもの、真実を知って苦い顔をせざる負えない。 帽子を脱がないのはまだ他人だから、預かった子にベッドをゆずり自分は雑魚寝、煙草を吸うのは「子供扱いしないで」というアピールと背伸び。 胸に輝く星に遭遇するピンチ、思わぬ「パパ」の声。 仏頂面にはリボンをプレゼント、帽子を脱ぐのは親しくなっていくから、子だくさんには無料サービス、訪問先に拡がる憧れ、運転中の喧嘩。 帽子を投げつけズボンだけ脱いで寝る男を他所に、箱の底から探し出すもの、鏡を見ながらアクセサリーや香水なんか付けたりしてにんまりするのが可愛い。 床屋、男の子じゃないもん(ドアを蹴り開ける)、札束とレジ打ち機の数字、必殺泣き脅し、書かれた文字、新しい“ドレス”。 遊園地、わたあめ、親子のように「パパ」にねだり、微笑む月は待ち続ける。 ハーレム、女と荷物を乗せて走る横移動、詐欺師しか注意しない喫煙(当たり前のように火を貰うなww)、席を取られ、付き合いの長い男を奪られ遠くで座り込む嫉妬、女どうしの説得。 揺れ動く腰を見つめる野郎どもに呆れ、独り寂しく煙草を吹かす。 ホテルでの一件はサスペンスフルな展開に。 暖房器具をよじ登り、窓の先から覗いたもの、朝食の間に行われる共謀、ホテルの受付から引き出す情報、原稿を作る練習、階段を登ったり降りたりを繰り返し、ドアの前に置かれる贈り物、交わされる視線、ドアの間から覗く視線、手を振り合う別れ。 煙草をやめるのは男を「パパ」のように慕い親子のような関係になっていったから。開かれたドアから出る者、窓から見つめるもの、追跡、茂みから覗くもの、開けられるもの、渡されるもの。 侵入、接近と交渉、運び出されるもの、近づくもの。闇夜で不気味に光る煙草の火。 保安官たちとの遭遇からホークス映画さながらのスリリングなアクションも展開される。 後ろからジリジリ近づく音、ライトが光り音が鳴り響くのは存在を知らせるため。箱、運ばれてくるもの、差し出す両手、弾を確認し構えられるショットガン。 帽子に隠される“顔”、容赦なくひっくり返され砕かれ放り投げられるもの、帽子が掴むもの。 廊下のコーナーで一瞬見せるジョン・フォード「駅馬車」のジョン・ウェインを思い出すようなショット、コーナーを曲がったら駆け出し階段から落とされるもの、車に乗り込んだら猛スピードでぶっ飛ばして走り出せ!河の前で急カーブ、警察とのカーチェイス、障害物がありゃ斜面を登り追い越す。 追手を撒くための車探し、挑発的な交渉と決闘、一撃。 受け継がれるエンブレム、ドアが外れるようなオンボロ、運転を任せ後押しするようになった信頼関係。 扉を開けた瞬間に待つもの、先回り、鬼ごっこ、路上から飛び降りる追跡の行方。 ボロボロになっても送り届けられるもの、座席に残された贈りもの。 サイドミラーに映るもの、投げ捨ててもまた拾い上げればいい、抱え込んで乗せてやればいい。車は旅人たちを誘うように坂を走り出し、道の彼方へと消えていく。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-09-28 16:15:12)(良:1票) 164.《ネタバレ》 ご存知テイタム・オニール奇跡の名演、この時彼女が作った最年少オスカー受賞記録は、40年以上たっても未だに破られていない偉業です。いま観直してみると、子役としては類を見ない様な感情を抑えた演技ですが、正直そんなに上手いという印象は薄い。まあそれはあまりに自然な演技なのと、彼女の個性を100%引き出したアルヴィン・サージェントの絶妙な脚本の功績が大だと思います。実の父親ライアン・オニールとの呼吸もさすがにピッタリですからねえ。実はライアンはテイタムや弟を虐待していたと後に問題になりましたが、劇中の二人の関係はそういうライアン親娘のセルフ・パロディみたいな感じでもあります。また劇中彼女が喫煙するシーンが何度もでてきますが、どう観てもほんとに吸ってる様にしか見えません。たぶんフェイクシガレットを使ってると思いますけど、今じゃあたとえCGを使ったとしても子供が煙草をふかす映画なんて撮ったら良識派から袋叩きにされるのは必定ですよね、嫌なご時世です。 そう言えばテイタムちゃんは今はどうしているんでしょうか。彼女ぐらい綺麗に「子役は大成せず」の格言を実証してくれた俳優は珍しいぐらいです。ひょっとしたら、年齢も近くやはり子役から大女優にまで登りつめたジョディ・フォスターみたいになっていたかもしれなかったんですよ。人生とは本当に先が判らないものです。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-03-02 23:39:49)(良:1票) 163.すばらしい作品に出会えて幸せです。ストーリー、演技、衣装、映像美、台詞や駐車角度にいたるまで、こだわりが半端ないです。テイタムの屈託のない笑顔がまた後の彼女の行動を思うと痛々しいですが、もうタバコをふかしてるのではなく、吸い込んでいましたね。。。)これはもうリメイクすら難しいのでしょうね。(ライアンがあの体型になったのには、ワッフルを1シーンのために50枚も食べなければいけなかったから、か!(笑))いやーー、それはさておき映画はすばらしかったです。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-01 11:29:33)(良:1票) 162.1930年代という舞台設定にモノクロ映像の視覚効果は抜群だったが、 やはり少女役のテータム・オニールの演技が一番の見所。 ムスッとした顔つきで大人顔負けのセリフがポンポンと飛び出て来るシーンは 観ていてついニヤッとしてしまう。完全に主役のライアン・オニールを喰っていた。 お話が進むにつれ、さすがに序盤の面白さはパワーダウンしていくものの、 ちょっと飽き始めたなぁと思った頃に、ラストを迎える短さがまたいい。 非常にうまくまとまっていると感心した。製作者のセンスの良さがキラリと光る良作。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-20 19:23:29)(良:1票) 161.若い頃見た映画で、親子出演とか最年少助演女優賞が話題になった。今回改めてDVDで見たが、やはりおもしろいし心に残る。この映画のすばらしさは、主役の親子によるものだろうが、アルヴィン・サージェントの脚本と監督ピーター・ボグダノヴィッチの力も忘れてはならないだろう。DVD特典の撮影秘話を見るとよくわかる。 個人的に言えば、これらのものよりさらに素晴らしいのは主題歌である。「It's Only a Paper Moon」は、この映画で描かれている不況時代の1933年に作曲され、多くの歌手によって歌われた。日本では美空ひばりも歌ったそうである。この歌は歌詞が実にすばらしく夢のようだ。そして忘れることのできないメロディーは、口ずさむだけでとても幸せな気分になれる。 年間収入トップの興行成績で大成功だったらしいが、批評家の間では賛否両論があったという。当時の批評がどのようなものだったかはわからないが、私が思うには人を騙すことがマイナスに作用したのかもしれない。テイタムは、父親にも負けない機転の利く詐欺師を演じるが、演技とはいえ煙草を吸っているのも気になる。 離婚や多くのトラブルを起こし、挙げ句の果ては親子とも逮捕歴のあるオニール親子だが、そうしたことと映画が重なってもくる。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-07 09:08:24)(良:1票) 160.《ネタバレ》 テイタムのひとつひとつのシーン全てが愛くるしく(タバコ吸うシーンは、いかんですが・・・)、表情豊かな演技に脱帽です。 名作ですね。 素晴らしい映画だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-02-21 14:03:03)(良:1票) 159.《ネタバレ》 女優(というか人間自体)には一生のうちで一番輝いてる時期があるものなんですが、それがあまりに早い時期なのは、やはり本人にとってもファンにとっても不幸なことだと思います。(もちろん、一度も輝いた時期を持たずに消えていく女優も大勢いるわけですが) ティータム・オニールが完璧です。「子役の頃は可愛かったのにね、よかったのにね」なんてありきたりな言葉では納得できない残念さ、無念さが残ります。 原作手元に原書しかないんですが、ほんとに久々にチャレンジしてみたい気持ちが起こりました。 頑張れベアーズとこの作品をこれからの一生で何度も見返していきたい。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-03 21:18:50)(良:1票) 158.ハートウォーミングな話なんですけど、ベタベタ・メソメソしたところがないのがいいです。2人の距離がだんだんと縮まっていったあげく、最後はああいう風になるのもいい。それもこれも、頭の回転が速くてこましゃくれたアディを演じきった、テイタム・オニールがいればこそ。彼女にとっても一期一会の作品であり、ベストの芝居になったようですね。それがよかったのか悪かったのか。なんにせよ、笑えてホロリとさせられ、最後にはニヤリとさせられる、おしゃれでステキな映画です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-07 19:21:34)(良:1票) 157.“松本人志” 推薦映画! う~ん、参りました!! 面白かったです~ 名作です~ 子役の子がすごく イイ~(ハスキーな声が何とも言えない..) 「ペーパー・ムーン」ってタイトルが、ほんと 最高です!! (変えたみたいですね、原作とは..映画の大ヒットで原作のタイトルも「ペーパー・ムーン」になったとか..) 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-14 12:18:59)(良:1票) 156.モノクロ映画はどうしても見づらい部分が多々あるものだが、この映画はモノクロにも関わらず何も見づらい感じが無かった。ストーリーの内容としては平凡だし、なんかどこかで見たような感じが続くのだが見終わった後が他の映画と違った。やはり、主役の二人がなせる業なのだろう・・・この後どうなったのか続きが見たくてしょうがない。 【taron】さん 9点(2004-09-28 21:05:06)(良:1票)
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