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バタフライ・エフェクト/劇場公開版

The Butterfly Effect
2004年【米】 上映時間:114分
ドラマサスペンスSFシリーズもの
[バタフライエフェクトゲキジョウコウカイバン]
新規登録(2005-02-03)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2005-05-14)


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監督エリック・ブレス
J・マッキー・グルーバー
演出鍛治谷功(日本語吹き替え版)
キャストアシュトン・カッチャー(男優)エヴァン・トレボーン
メローラ・ウォルターズ(女優)エヴァンの母 アンドレア・トレボーン
エイミー・スマート(女優)ケイリー・ミラー
エルデン・ヘンソン(男優)レニー
ウィリアム・リー・スコット(男優)トミー・ミラー
ジェシー・ジェームズ(男優・1989年生)(男優)トミー・ミラー(13歳時)
キャメロン・ブライト(男優)トミー・ミラー(7歳時)
エリック・ストルツ(男優)ケイリーとトミーの父 ジョージ・ミラー
カラム・キース・レニー(男優)エヴァンの父 ジェイソン
サム・イーストン(男優)Theta Chi Pledge
ローガン・ラーマン(男優)エヴァン・トレボーン(7歳時)
イーサン・サプリー(男優)サンパー
ナサニエル・デヴォー(男優)レッドフィールド先生
ケンドール・クロス(女優)Mrs.ケーガン(レニーの母親)
ジョン・パトリック・アメドリ(男優)エヴァン・トレボーン(13歳時)
ロレーナ・ゲイル(女優)ボスウェル先生
アイリーン・ゴロヴァイア(女優)ケイリー・ミラー(13歳時)
ケヴィン・デュランド(男優)カルロス
ケヴィン・G・シュミット(男優)レニー(13歳時)
渋谷茂(日本語吹き替え版)
勝杏里(日本語吹き替え版)
鶴岡聡(日本語吹き替え版)
玉川紗己子(日本語吹き替え版)
成田剣(日本語吹き替え版)
かぬか光明(日本語吹き替え版)
脚本エリック・ブレス
J・マッキー・グルーバー
主題歌オアシス"Stop Crying Your Heart Out"
撮影マシュー・F・レオネッティ
ヴァンス・バーバリー(第2班撮影監督)
製作クリス・ベンダー
製作総指揮トビー・エメリッヒ
アシュトン・カッチャー
配給アートポート
特殊メイクトビー・リンダラ
特撮トイボックス社(視覚効果)
振付トビー・リンダラ(パペット操演)
録音ロン・ベンダー
字幕翻訳関美冬
動物エヴァンの飼い犬 クロケット
あらすじ
とあるアメリカの片田舎。記憶をなくしがちなエヴァン少年は、近所のケイリー、トミー、レニーとなかよし四人組だったのだが、トミーの悪戯が過ぎて引越す事になってしまった。数年後、大学で記憶のメカニズムを研究する彼は、自分の日記を頼りに失った記憶を探し始める。初恋の相手ケイリーと、友だちのレニーの元を訊ねて過去の出来事を知ろうとしたが、レニーは引きこもりに、ケイリーは人生に疲れ果てていた。みんなの少年時代に、取り返しのつかない何かがあったのだ…彼の記憶に残っていないだけで…。

エスねこ】さん(2006-06-19)
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ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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313.《ネタバレ》 「切ないハッピーエンド」。 これはこの映画のキャッチコピーですが、まさにその通り。 「もしもあの時こうしていれば…」というのは、生きていればきっと誰もが一度は思うことだと思います。 主人公エヴァンは、失われた記憶の部分に戻ることが出来、更にその記憶(過去)を書き換えることで現在を変えることが出来る能力を持っていたわけですが、彼が良かれと思って書き換えていった過去から現在へ戻って(?)みると、誰かしらが不幸になっている…。 ほんのささいな選択で、人生は大きく左右されるものなんですね。 この世で誰よりも愛しているケイリーを幸せにするため、エヴァンは何度でも過去に戻る。 自分の脳に異常をきたしても、愛する女性、そして彼女を取り巻く人々のために。 そして最終的に彼が取った行動は、愛する彼女と一切関わらないという選択。 大好きな彼女に、「あっち行け」と突き放した瞬間、彼はどれほどつらかったことだろうと思いました。 残り2つのエンディングも見ましたが、映画版のエンディングが最も良かったですね。 「バタフライ・エフェクト」―「蝶の羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある」 タイトルがこの映画の全てを表していて、非常に完成度が高い映画でした。 みさえさん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-06 11:44:58)(良:3票)

312.《ネタバレ》 予告を見たときからこの映画を見たくて見たくて仕方なくて、でもアシュトン・カッチャー君の今までに出ていた映画はラブコメが多くて、そのイメージを払拭したいがためにこういうシリアスな内容の映画を選んだという思惑みたいなのが、私の頭の中によぎってそれにひっかかってはいけないと強がっていました。しかし、オアシスの「Stop Crying Your Heart Out」を聞く度にその強がっていた頑なな姿勢は少しずつ溶かされ、ついに公開終了直前(関西某所)に見に行きました。見終わった後、私は自分自身がとても恥ずかしくなりました。こんな良い映画を見るのを我慢していたなんて(笑)何度も何度も過去に戻り自分で現在・未来を変えようとする主人公、しかし過去の記憶が脳内で書き換えられる変化に伴い内出血が起こり彼自身の命が危なくなる。でも彼はやめようとしない。それは誰もが持っている「今思うとあのときこうすれば良かった」という過去への後悔という想いと誰よりも愛する女性ケイリーを守りたいという愛という想いがそうさせている、そしてその女性を守るために彼がとった悲しい方法に私の心は悲鳴をあげていました。「悲しすぎる、どうにかならんのか!」と・・・(汗)涙は出ませんでした。それはたぶん私には彼のような何もかも犠牲にして守りたいと思えるような愛する人がいないからなのかもしれません。でもこの映画には「蝶の小さな羽ばたきでも、地球の裏側では嵐を起こすもある」という、「自分自身が起こした些細な行動はいずれ大きな意味を持つことがある」ということを改めて教えられました。たぶんアシュトン・カッチャー君もそういうメッセージ性の強いところにひかれたんだと思います。もがき苦しみながら神に逆らうような行為を繰り返し、その結果罰ともとれるような体の異変に苦しむ主人公を熱演している姿を見るとこの役は彼にしか出来ないと思ってしまいました。たぶんデミ・ムーアのこともそこまで愛しているんでしょう(笑)人とはやり直すことができない過去への後悔や悲しみを背負ってでも生きていかなければいけない悲しい生きものなんですね、きっと。でもそれでも生きていけるのは未来への希望や現在存在する愛などの支えがあるからなのかもしれません。なんか「素晴らしき哉、人生」以来の人生観の変わるような映画でした。 はがっちさん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-29 17:13:16)(良:3票)

311.《ネタバレ》 予告編で結論等は予想できてしまうが、中身は予想を大幅に越えており、大満足の映画に仕上がっている。 多少強引なバタフライ効果(母の肺ガン、エヴァンによるトミー殺し)もあるが、脚本自体の穴はそれほど目立たないと思う(子どもの頃に書いた殺人の絵と冒頭のメモ書きを除く)。 個人的に一番気になったのがラスト。 通りでエヴァンとケイリーがすれ違うところがラストであるが、彼女を振りかえらせる必要はなかったのではないかというのが個人的な感想。ましてや本人も振りかえる必要もない。 自分が演出家ならば、キャリアウーマンの彼女よりも、母親にでもなって幸せそうに家族で歩いている彼女を見せたい。当然エヴァンを見ても何も気付かないケイリー。そして一瞬立ち止まり、喜びと哀しみが入り混じった複雑な表情を見せて再び歩き出すエヴァンでラストという感じの方がこの映画の趣旨に合っている気がする。 製作総指揮まで務めているのだから、アシュトンにも高い演技を要求しても良いだろう。とにかくラストはあのままで良いとしても、表情はもうちょい工夫が必要だろう。 そして、この映画のテーマとしては「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」というものがあるとは思う。 確かに、娼婦に身を落したケイリーとカフェで二人で語るシーンや腕を無くしたときにベンチで二人で語るシーンがあり、脚本としては充分に盛りこまれていると思う。 しかし、上記のテーマが観客の心に触れるほどには至っておらず、少々演技が足りないと感じる部分はある。この二箇所は重要なポイントなのでもうちょい重めに描いて欲しかった。 また、この映画の重要なキーアイテムである日記については、扱いが多少雑なような気がする。ベッドの下をごそごそと漁ればすぐに出てくるような軽いものにして欲しくなかった。現在の状況を変えたいと思い立ってすぐに「現在」を変えてしまっては面白くない。 刑務所での出来事のようにすぐに変えられない状況をそれぞれのエピソードにも盛りこむという仕掛けが用意すればさらにストーリーに動きがつき、面白くなると思うのだが。 色々と言いたいことは書いたが、この映画自体には興奮させられたのが率直な感想。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-22 22:35:57)(良:3票)

310.《ネタバレ》 過去の記憶の世界に戻るときの空間の揺れなどが、 自分が怖い夢を見たときに「あ、これ夢だな」と思って 必死に別世界に行こうとする(起きようとする)感じに似ているなと思った。 とにもかくにも、彼女や自分、周囲の人を救う最善の方法が 彼女と仲良くならなかった事にする事なんて。 やっとたどり着いた道なんだろうけど、物悲しいなと思った。 でもそんなこの作品の描き方が、この実社会の数々の出会い(逆に出会ってないことも含め)が 数々の人生を紡いでいることを表現しているようにも思った。 【余談】主人公のルームメートは寝ても覚めても メタル青年だったり幼馴染だったり、どっちにしても、ふくよかな三枚目でちょっと笑った。 nina09さん [DVD(吹替)] 8点(2015-09-05 17:27:17)(良:2票)

309.《ネタバレ》 そもそも、迎えに行くと行っておきながら7年間存在すら忘れていて、日記読んだら思い出して(本来日記とは忘れるために書くモノのようです。書いてスッキリするから?)、思い出話したら自殺したのでナントカしたいってそれは愛じゃなくて贖罪でしょう。まあ、それはよいとして。話としては障害者パターンが一番キレイ。一応皆幸せなんだから(母親がガンではあるが原因は勘違い?)。が、自分は不幸だと思ってる。ここが気になる。本当に不幸なのかと。主人公は単純にタイムワープするわけではなく、また記憶を上書きするのでもなく、記憶を追加していく。7年前や13年前を行ったり来たりしてドンドンと記憶が蓄積されていく。本来はここで人格破綻するハズなんだが、どうやら一番最初の記憶による人格が根幹になり、乗り移るような設定になっているようだ。だから、記憶の比較が生じてしまい次々起こる事が納得できない。通常人は運命を受け入れる。だから本来的に自己犠牲の精神があり、記憶が上書きされていくなら、たぶん障害者としての人生を受け入れて、皆の幸せを願うハズだろう。そもそも障害者が不幸なんてのは健常者の妄想であって、幸か不幸かは障害者にしかわからない。が、本来の人格にそういうモノがないし、感覚は健常者のままなので、障害者の自分を受けれらず、人格的な成長も起こらず、主人公は友人が彼女と出来てしまう事に嫉妬し、境遇を悲観し自殺しようとする。じゃあ、これまでの障害者として皆に支えられてきた7年間は何だったんだよ?という話になる。記憶の追加に失敗していると解釈すればそれまでなんだが、一応鼻血出しながら40年分の記憶を蓄積したようだし。記憶(経験)は人格を形成する。が、主人公はいくら記憶を蓄積してもまったく人格が変わらない。この点がこの作品の最大の欠陥。記憶が蓄積されず、1つの人格が単純に行ったり来たりして、「過去変えたら未来が突然こうなっちゃった!納得いかね~」ならわかりますが。最後は彼女との関係を絶って、平穏を得る(そもそも幼少期に好きな相手から「お前ら全員殺すぞ」なんて言われたらトラウマになりゃしないか?もっとウマイやり方があるだろう)。どこかで幸せにやってるんだろう的に(トラウマで苦しんでるかもしれないのに・・・)。これは一種の逃避であり、かなりエゴイスティックなラストではある。結局、主人公にとっては彼女の存在が最大の苦しみだったという事でしかない。恋とはそういうモノかもしれないが。病院シーンで全部お前の妄想・夢でした。お前はタダの病人なんだよ。で終わった方がよかったかも。と、いろいろと難はあるが、この手の作品は人生のタラレバを考えさせてはくれるし、教訓は多いので好きではある。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-28 12:16:55)(良:2票)

308.《ネタバレ》 十分に練り込まれ、十分に面白い。しかし、もっと面白く出来なかったか?というのが罰当たりな感想だった。ではどうすれば面白くなるかと聞かれると答えに窮して愛想笑いして逃げるしかないのだが。 過去におけるあるポイントに戻ってやり直し、しかし思い通りにいかず、あちらを立てればこちらが立たずを繰り返し、最終的に根本的解決を図るという展開は悪くない。ひとつひとつの未来が極端すぎるようにも思うが、それは都合上やむを得ない。俳優陣もそのたびに太ったり痩せたり汚れたりと努力し、それなりの水準を保っている。 はっきり言ってしまうと、改変前の人生の時点で主人公はケイリーとの約束も忘れ、その存在すらほぼ忘れ学生生活を楽しんでいたわけで、それで突然心を入れ替えて永遠の純愛とか悲しい決断とか言われても白けてしまう。この発端のところで乗れなかったのが私の最大のミスだった。無念だ。 なお、後に別エンディングが公開されたが、撮るのはいいとして、発表する必要があるのかどうかは疑問に思う。見比べても本編の方が断然いい…文句言っておいてキッチリ見てしまう弱き存在だ。 カツルギさん [映画館(邦画)] 7点(2014-05-05 16:57:48)(良:2票)

307.多少の不自然は強引に押し切って、何回も「あの時ああしていたら…」を見せてくれるサービス精神あふれる作品。 なので、速い展開にぐいぐい引き込まれてあっという間の2時間だけれど、物語には決定的に重みがない。 だって、そもそも主人公は最初の人生でもう既にケイリーのことは忘れて大学生活を謳歌しちゃってるわけだし、現在に戻るたびに二人はくっついたり離れたりを繰り返している。 ここで、何回やり直してもどうしても恋に落ちちゃうくらいの、深い結びつきがあればラストがコピー通り「映画史上最も切ない」となったと思うんだけどなぁ。 もちろん、カオス理論なんて難しいハナシを持ち出すまでもなく、人の一生ってのは、家族や友人や恋人との繋がりと影響に大きく左右されるものであるということに異論はありませんし、そういう意味では大変楽しめました。 ところで、同じ境遇に置かれているお父さんを助けることはムリだったんだろうか? poppoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-08 23:02:18)(良:1票) (笑:1票)

306.《ネタバレ》 量子力学のパラドックスを修正するためにいろいろと仮説が生まれたが、その中のひとつに「多世界解釈」というのがある。たとえば巨人が勝つ世界と日ハムが勝つ世界、試合だからどちらかが存在するわけだが、どちらも存在する可能性があるわけだから、それぞれの世界が存在していくのではないか。イメージで言えば、この世界は樹形図のように無数に枝分かれを続けていて、今の我々はそのなかの一つを選択して進んでいるということ。 これをふまえれば、この映画のヘタレ主人公は自分が選んできた枝じゃない別の枝を覗いてると言える。で、自分の人生の主観を移動するアビリティを持っているということだ。 なので、彼が見てきたたくさんの、今より悲惨な運命というのも、すべて実在しているというように解せる。 今の俺が選ばなかった無数の枝を進む俺たちよ、元気か。 no_the_warさん [DVD(吹替)] 9点(2009-11-03 19:03:26)(良:2票)

305.《ネタバレ》 う~ん。確かに初見の時は斬新さと勢いにやられて「とてもよく出来た面白い作品」との印象だったけど、冷静に2回目を見ると非常に消化不良が・・・「完璧な脚本」だとはとても思えません。過去を変えていく中で、誰かを不幸に導いてしまうきっかけがアホで稚拙な失敗や個人の異常行動に起因することばかりで「もうちょっと何とかなっただろ!」と凄くもやもやが残ります。トミーがすでに無抵抗なのにとどめをさしてしまうのとか、親子を助けたのに自ら爆弾に向かってくのとか、爆弾をこっそり破壊すりゃいいのに調子に乗って火を付けてケイリーのパパ脅し始めるのとか・・・「こうするしかなかった」という必然性が感じられないんです。「完璧に行動したはずなのにそれでも思わぬ所でひずみが」という構図が成り立たなければこの映画のテーマが生かされないと思うので非常にもったいない。 伏線も上手く生かされていなくて、例えば犬を助けるシーンでレニーに鋭器を渡した時「ロープを切れ!」とはっきり言ったのにレニーは勝手に違う行動を取ってしかもそれを後でエバンのせいにしています・・・あそこで例えば「これは後で絶対必要になるから頼んだぞ」とだけ言ってたらレニーが「刺せ」ということだと勘違いして思わぬ結果に・・・ということでもっと納得出来るのに。さらにせっかく鋭器が登場したのになぜかケイリーの顔の傷とは無関係だったり。私が色々見逃しているのかもしれないけど・・・正直発想の秀逸さに対して脚本は非常に残念な出来だったと思わずにはいられない。 まあそれでもこの映画が言わんとしている教訓から感じ取ることは多かったし「せつないハッピーエンド」の発想がなかなかツボだったのと、面白い映画として人に薦め易いので評価はかなり甘めですが。 ちなみにそうやって薦めて一緒に鑑賞した母は「めちゃくちゃで全く意味不明」とのこと。「でも今の世相を反映した大事な教訓が入ってるのは分かった」と言うので、ほうほうと思って聞いたら「ご近所だからって簡単に信用して子供を預けちゃいけないってことね」とおっしゃっておりました。エバンのママがケイリーのパパにエバンを預けた(そんなシーン私は全く覚えちゃいなかったが)せいで変態ビデオ事件に巻き込まれたのが全ての元凶だと、母なりに考察して納得していたけど・・・。・・・お母様あなたいったい2時間何を見てたんですか。 涙姫さん [DVD(吹替)] 7点(2008-02-12 12:07:57)(良:1票) (笑:1票)

304.《ネタバレ》  人間は、外的要因や、ほんのささいな偶然によって大きく変わるものだ。生まれ持った性質や能力は一緒のはずなのに、トミーは猟奇的な悪人になったり、自殺しようとしたエヴァンを助ける善人になったり、大学の総代を務めたりしている。レニーは模型オタクになったり、殺人者になったりし、ケイリーは自殺したり、娼婦になったりする。能力とか、人間の持ってる才能とか、運とか、ささいな偶然、ほんのちょっとした選択って、一体何なんだろう?と強烈に考えさせられてしまう。  途中で出てきたビリヤードのシーンは、人間が外的要因(他の玉)の影響を受けずには存在できない生き物であるということを示唆していたのではないか。  何で劇中に「セブン」が出てきたのか、考えていた。サスペンスの手法や空白の謎を解いていくストーリー、猟奇的な雰囲気は似ている。2回目の視聴で検証してみたら、空白の部分、記憶が飛んだ部分、謎となっている部分、がこの映画の中に「映画撮影」「犬」「郵便受け」「包丁」「絵」「父」「ラストの場面」の7つ出てきていた。ディティールまで深く精緻に練りこまれたものすごい脚本だ。  個人的には、完成度で「ニューオーリンズトライアル」、雰囲気で「セブン」、テーマで「鬼が来た!」、もしも・・・という部分が「スライディングドア」、切ないラブストーリーで「ゴースト」を合わせたような作品だと思った。タイムトラベルなんてできないじゃん、と言ってしまえば、それまでだが、それにしても穴の少ない、秀作。それぞれの場面場面による役者さんの演技も光っている。10点! MARTEL1906さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-01 06:46:21)(良:2票)

303.《ネタバレ》 「あの時違う選択をしていたらどうなっただろう?」「もう一度あの時をやり直せたら…」 そんな誰にでも覚えのある思いが、この映画への共感にもなっている。 親しい人たちの不幸を回避しようと何度も過去のやり直しをするがうまくいかず、その要領の悪さに呆れてイライラ。 ちょっと考えれば回避できる方法はあるように見えるが、話がテンポ良く進むので入り込んでしまう。タイムトリップのやり方が独特でおもしろく、ストーリーもサスペンス性があってよく練られていた。 ラスト前でタイムトリップが主人公の妄想と診断する医師に、ミスリードされる。結局、父と同じ特殊な能力は主人公に本当に存在した。 なんとか彼女を救おうと選んだことが、彼女と最初から関わらない人生。ラストですれ違う二人が、なかなか切ない。 ケイリー役のキャスティングには魅力の面で物足りなさが残る。 その後、数年ですっかり内容を忘れての再鑑賞。 父と主人公がマスターした過去に戻る方法は、日記だけでなくビデオでも当時に戻れるものだった。 ちょっと都合の良い気もするけれど、やっぱり引き込まれてしまった。 ちょっとした分岐点で人生も大きく変わってしまうことが面白い。 飛鳥さん [DVD(吹替)] 7点(2014-08-03 20:15:12)(良:1票)

302.《ネタバレ》 ここでの評価の高さにビックリ。  話は『振り出しに戻る』とか『リプレイ』など、SFとしてはよくある過去に戻ってやり直すという物。しかし、何がつまらないって、秀才のはずの主人公の頭の悪さにイライラする。と言うか、悪い結果に導くための無理やりな脚本が気になってしょうがなかった。  爆発すると分かってる郵便受けの前で立ち止まるか? 爆弾を壊すんだ! って……郵便受けの爆破を阻止すれば良いだけの話だろ。なんでビデオの撮影の現場に戻ってダイナマイトに着火するんだ?  まずは地下室に戻ってビデオの撮影を止めさせる。これによってケイリーが救われる。次にトミーの更生のために郵便受けの爆破の際に母子を救う(トミーに救わせるために、爆破自体は阻止しない)。これですべて上手く行くじゃないか。現在がどう変わろうが日記自体は存在するワケで、大筋で気に入った未来を作ったら、後は対処療法で改善していけば良いんじゃねーの? なんで秀才のくせにそこに気がつかない?  過去の一点を変えると、バタフライ・エフェクトで未来が変わるという素材は面白いだけに、強引に悲恋物にしたがった出来の悪いホンが残念。 TERRAさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-01-13 20:20:33)(良:1票)

301.《ネタバレ》 ここので良評判を見て、見てみました。なるほど評判いいのもうなずける。タイムマシンで過去に戻る、というのはよくあるわけですが、自分が記憶をなくした瞬間に日記を使って戻れる、というのはなかなかいいアイデア。なので、最初物語が始まって、なぜ記憶がなくなるんだろう?という疑問がとけていくとともに、記憶がなかったときに何があったか?が解き明かされるのも面白い。で、過去を変えるたびに、どんどん状況が悪くなっていく、というハラハラ感と、最後どうするんだろう?ていうところで感情移入がすごくできた。その感情移入が、ラストの切なさを生むんでしょうね。 ゆうちゃんさん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-04 17:53:23)(良:1票)

300.映画という表現スタイルは、つくづく「タイムスリップもの」と相性がいいんだな、と気づかされました。俳優は基本的に一人の人物を演じるわけですが、タイムスリップする度にまったく違う性格に変化しないといけないし、もちろん衣装も変わる。部屋の内装もそれに合わせて変化するし、タイムスリップする特殊効果も必要です。こういう視覚的な楽しみって、映画でしか表現できないものですね。だから、映画に携わるすべてのパートのスタッフたちが総力をあげて取り組まないといけないので、作ってる人たちはやりがいがあったのではないでしょうか。そして、この映画は、すべてのパートの成果が見事に結実した作品だと思います。演技、衣装、美術、CG、そのほかすべての要素が映画の「表現」に貢献しています。これは凄い。 あと、他の方のレビューを読んでいると、過去作との比較を交えたものが多くて、しかもそのラインナップがそれぞれレビュアーさんごとに違うのが読んでて面白かったですね。それほど、この映画は過去のタイムトラベル映画の様々な要素を受け継いでいる作品なのでしょう。個人的には「恋はデジャブ」「ミッション8ミニッツ」「時をかける少女」などを思い出しました。「思い出」が一つのキーワードになる作品ですが、見ている観客の「映画の思い出」も刺激されてるような気がします。それでいて、マンネリも感じさせず、何か新しいモノを見せられたような充実感がありました。 自分の人生のために他人を振り回すのは良くないですが、「あいつのせいでオレは人生を棒に振ってしまった」とも思いたくないですねえ。辛いことから逃げてはいけない、というようなメッセージでもあったのかな。この映画で描かれる「辛いこと」がハンパないレベルなので、そういう生き方も大変そうですけど。 ゆうろうさん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-19 03:12:14)(良:1票)

299.《ネタバレ》 すご~い! 本当に「切ないハッピーエンド」だ~! いやね、この主人公の特殊能力は、当然のことながら我々には体験しようもない、超常的なものですよ。別の人生を生きる自分にピュッピュピュッピュと行き来するなんてね、神様並みの能力ですやん。にもかかわらず、主人公に肩入れし、そしてラストの決断も深く共感出来るのはなぜか。それはやっぱり、人間誰しも恋愛をし、そして酸いも甘いも苦いも辛いも、みんないろんな経験するからですよ。特に、「好きだからこそ自分が身を引く」っていうのは、自分が不釣り合いだと思ってる片思いの人や、自分よりも別の人と結ばれたほうがあいつは幸せになれるって考えた人が取る行動で、そういうのは多かれ少なかれ、みんな似た様な思いを経験してるはず。そのシチュエーションを、SFの舞台設定によって実に鮮やかに作り上げたことが素晴らしいと思うのね。だから、ストーリーの多少の強引さや粗さも許しちゃう。この舞台設定によって、他の恋愛映画にない「切ないハッピーエンド」を観客は味わえたんだもの。そしてこのハッピーエンドは、むしろ普通のハッピーエンドより観る者を一層癒してくれているように思う。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-12 19:19:46)(良:1票)

298.世界一悲しいハッピーエンド。 *まみこ*さん [地上波(吹替)] 9点(2010-12-04 03:09:35)(良:1票)

297.主人公はストーリーが進むにつれ、過去を変更するためには何かを犠牲にしなければいけないことを学び、その結論があのラストの選択になっています。 ちょっとの選択が人生を変えることは、とても多いけど、その選択で不幸感を味わっても、別のもっと悪い場合を考えれば、実はよかったことではないのか・・と考えれる映画になっています。 過去に戻って人生をやり直したいと思わない人はほとんどいません。この映画はそんな人たちのカンフル剤となると思う。実際過去を変えても、いいかどうかなんて誰にもわかんないですからね。 (持論ですが)人生に必要なのは努力と適切な選択。過去を変えるよりも、今からちょっとよくしていこうと自分は思います。でも今日も後悔してばっかりだ。 ヒナタカさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-12 19:44:52)(良:1票)

296.なんか 切ねえ くまさんさん [地上波(吹替)] 8点(2010-01-28 12:59:50)(良:1票)

295.《ネタバレ》 けっこう面白いです。映像は安っぽくてテレビドラマの雰囲気なんだが、話が面白い。 よくあるタイムスリップ系ハッピーエンド話かと最初は思ったんだが、そうじゃなかった。誰かを救うと、誰かが不幸になる。のみならず、主人公含め主要キャラの人間性と人生がまるっきり変わってしまう。いくらなんでもそこまでは変わらんだろ(笑)と思ってたが、だんだんと、こんどはどんな風に変わるのか楽しみになってくる。最後のチェンジの一回前、日記も何もかも主人公の妄想だというセリフがあり、おっとこりゃやられたかな、と思わせるけどもそこからまた一回転があった。 何度チャレンジしても全員が幸福になることはなかったという展開は、人生の岐路で違う道を選んだとしても、それを根本的に変えることなどできない、というメッセージがあるような気がしないでもない。 7歳のアヴァン、神経質で根性が悪そうで、いいねえ。彼が影の主役だな。いちばん人生が変わっちゃうのはケイリーだな。あの豹変ぶりには笑ったよ。 佐吉さん [DVD(吹替)] 7点(2009-08-02 13:04:50)(良:1票)

294.《ネタバレ》 非常によかったので、満点です。「I'LL COME BACK FOR YOU」と書かれた紙を、様々に変更された未来で観客に見せておくと、最後に選択した人生が際だつかもしれません。センチメンタル過ぎますかね。 なたねさん [DVD(字幕)] 10点(2009-05-16 09:55:04)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 313人
平均点数 7.50点
000.00% line
110.32% line
210.32% line
341.28% line
482.56% line
5154.79% line
63310.54% line
77724.60% line
89730.99% line
95818.53% line
10196.07% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.24点 Review37人
2 ストーリー評価 8.21点 Review61人
3 鑑賞後の後味 8.11点 Review62人
4 音楽評価 7.17点 Review46人
5 感泣評価 6.67点 Review46人

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