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けものみち

1965年【日】 上映時間:140分
ドラマサスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリー小説の映画化
[ケモノミチ]
新規登録(2009-12-01)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2022-04-12)【Olias】さん
公開開始日(1965-09-05)


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監督須川栄三
助監督西村潔
キャスト池内淳子(女優)成沢民子
池部良(男優)小滝章二郎
小林桂樹(男優)久恒義三
小沢栄太郎(男優)鬼頭洪太
伊藤雄之助(男優)秦野重武
大塚道子(女優)渡部米子
菅井きん(女優)おせき
土屋嘉男(男優)桂木
龍岡晋(男優)熊谷四郎
千田是也(男優)香川敬三
千石規子(女優)芳仙閣女中町子
小松方正(男優)ハンチングの男
中丸忠雄(男優)沢刑事
稲葉義男(男優)警視庁捜査一係長
堤康久(男優)弁護士協会事務員
清水元(男優)警視庁幹部
佐々木孝丸(男優)岡村代議士
松本染升(男優)佐伯代議士
石田茂樹(男優)坂井
矢野宣(男優)小泉
黒部進(男優)黒谷隆
田武謙三(男優)酒屋の主人
手塚勝巳(男優)深見
谷晃(男優)深見の使いの男
森塚敏(男優)成沢寛次
伊吹徹(男優)若い男
中島春雄(男優)刑事
勝本圭一郎(男優)
平井岐代子(女優)芳仙閣女将君子
橘正晃(男優)
原作松本清張「けものみち」
脚本白坂依志夫
須川栄三
音楽武満徹
製作藤本真澄
金子正且
配給東宝
美術村木与四郎
編集黒岩義民
録音下永尚(整音)
照明石井長四郎
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 けものみち!正にけもの(獣だらけの男達)に関わっていく事によるけもののみち(世界)である映画だ。愛欲と陰謀だらけの世界が本当にドロドロとして描かれていて恐ろしいです。見た目とは裏腹に何を考えてるか解らない池部良、同じく正義感強く善人に見えつつ、本当の所は汚い性格の刑事小林桂樹、池内淳子の夫の死に疑問を持ち、脅迫しようとする汚さ、池内淳子を愛人にする小沢栄太郎のいやらしさ、身体が不自由な癖に性欲だけはしっかりしている演技がこの俳優にしか出せないぐらいのいやらしさ全開です。そのいやらしい小沢栄太郎の弁護士の伊藤雄之助の悪党弁護士ぶりやらととにかく脇を固める男達が皆、獣の様な奴らきりです。こんな獣だらけの中でこれまた自らけものみちへと入り込んで行く池内淳子の演技、悪女ぶりが凄過ぎて、何て言ったら良いんだ。男の醜くさ、いやらしさと女の怖さの両方を描いた作品として一度見たら忘れられなくなりそうです。 青観さん [DVD(邦画)] 8点(2014-11-24 21:27:24)(良:2票)

4.《ネタバレ》 数年前に放送された米倉涼子主演の連続ドラマ(未見)が有名な松本清張サスペンスの映画化作品。いわゆる悪女を描いた映画で、主演は池内淳子。庶民的で地味な印象がある女優なだけにどんなものかと思っていたが、この頃の東宝の喜劇映画や後年のテレビドラマの脇役、そして「男はつらいよ 寅次郎恋歌」のマドンナ役で見せる姿とは全く違う演技でこの民子という悪女を熱演していて、表情もきつくて怖い。増村保造監督作品の若尾文子・・・とまではいかないものの、(ちなみに本作の脚本家は増村作品常連の白坂依志夫だったりする。)見ていて違和感はないし、印象にも残り、この民子という役は池内淳子の数少ない映画で代表作と言ってしまってもいいのではないだろうか。この民子をあくまでクールに傍観的に描く須川栄三監督の演出がよく、独特のカメラワークも印象的だ。「寒流」でもそうだったが、本作でも金と色と欲に執着する人間が描かれているのが松本清張原作作品らしいところで、何か裏の考えを持った登場人物たちが次々と出て来て、人間の本質を見せていくが、それを演じるのが池部良や小林桂樹など普段は実直な役柄の多い俳優という見る人の裏をかいたキャスティングなのも見事。中でも池部良がこういう卑劣な役柄を演じているのが本当に珍しく、ラストの燃え盛る風呂場を見ながらの高笑いは本当に怖かった。そんな中、病気で寝たきりでありながら色欲エロ爺なフィクサーを演じる小沢栄太郎はイメージ通りのキャスティング。見ていてものすごくいやらしい爺で、この人がこういう役を演じると本当に怖いくらいにハマる。それに大塚道子。「上意討ち 拝領妻始末」の三船の妻役も怖かったが、この女中頭の役も存在感がありやっぱり怖い。そうそう、先週まで「黒い画集」シリーズを見ていたのだが、三部作それぞれに主要人物として出演していた小林桂樹、池部良、土屋嘉男の三人が共演しているのも見どころの一つだ。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-08 18:40:43)(良:2票)

3.《ネタバレ》 リメイク『ゼロの焦点』公開に合わせ、東宝製作松本清張原作作品が一気にDVD化されたものの一本。数少ない「映画女優」としての池内淳子主演作品でも有ります。「悪女もの」として映像化しやすい内容なのか、つい最近では未見ですが米倉涼子でもテレビリメイクされてましたね。美女が悪巧みを企んでほくそえむ「悪女もの」が好きな自分としてはもうワクワクしながらの鑑賞・・・。「悪女ものジャンル」としては、池内さんがちとあまりに無防備無警戒すぎの愚かな女の為、若干期待外れでしたが・・・。老人回春濃厚エロサスペンスとしてかなりの出来だと思いました。一貫してヒロイン池内を、突き放つかのように醒めた視線で描いているのもグッド。和服って実は性欲刺激用の必須アイテムだったんですね~(笑)人間って灰になるまで「色・欲・金」に執着する業の深い生き物なんだって、主要人物たちの生き様を見ながらまざまざと。「寅さん」のマドンナを演じた頃になると表情がかなり和らいできてましたが、若い頃の池内淳子って、顔立ちがかなりキツイ表情なんですよね。それがモノクロの画面に映えてもう怖い怖い、脇に控えてた米子さんも含めあ~怖かった。色魔役池部良、凡人役小林桂樹はじめ、男優陣も皆何か企んでるヤツばかり。う~ん・・・、僕はこのラストのオチまでは読めませんでした。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-06 10:39:04)(良:2票)

2.せっかくいろんな人物を配置していながら、みんな似たような描写しかされていないので、平坦で面白みがない。けものというよりも、単なる小者の群像にしか見えませんよ。 Oliasさん [DVD(邦画)] 3点(2018-11-26 02:00:33)

1.森塚敏やら小沢栄太郎やらが気持ち悪過ぎて伊藤雄之助が普通に見える不思議。 次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 6点(2017-07-21 23:06:51)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.40点
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