みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
38.《ネタバレ》 シリーズ完結の体裁ですので(とは言いつつ続編がありそうな気もしますが苦笑)、シリーズ全体を含めた感想を述べたいと思います。基本コンセプトは“死に様博覧会”。悲壮感やリアリティを排除し、エンターテイメントに特化しています。痛いの、グロいの、仕掛けのアイデアに感心するもの等様々。悪趣味な趣向ではありますが、あくまで“不可抗力な事故”であるため、不快指数は低めに抑えられているのが特徴です。2作目に続き、本作では生還要件が示されていますが、真剣に捉えていたのは一人のみ。登場人物からは、「どうしても助かりたい!」という必死さが伝わってきません。それもそのはず。人は未確定なものに対して鈍感になれる生き物だから。寿命を縮めると分かっていても、飲酒やタバコを止められないのと同じ。姿を見せぬ死神の余命宣告は、医者のそれより効果が薄いのか。なかなか興味深いと思います。1作目に繋がるエンディングは確かに技ありだとは思いますが、無理矢理全員殺さなくてもいいんじゃないかと思いました。戦争モノ以外で、これほど命を軽く扱った映画も珍しいかと。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-28 19:29:43)(良:3票) 37.《ネタバレ》 個人的には、シリーズ中一番盛り上がらなかった作品かもしれません。 今作はグロ描写に力を入れすぎてしまい、もはや悪趣味の域です。 いきすぎた表現は、現実感を薄め、虚構感を生み出す傾向があります。今作は特にその傾向が強く、作りものであることを観る側に強く意識させてしまう可能性があります。 また、死んだ姿を見せている時間が長いのも問題あります。倫理的な面でもそうですが、それ以前に『どーだ、こーゆーのが見たいんだろう。』と一方的に言われているようで、大変不愉快です。 シリーズ通して必ずあった『サイン』のようなものも無くなっています。あの『サイン』こそが、このシリーズの緊張感を生み出している最大のポイント。つまりはこのシリーズは、『結果』ではなくその『過程』における工夫の度合いが重要なのです。この監督さんはシリーズの良さが全くわかっていません。 そして最悪なのが、『人』対『人』の構図を作ってしまったことです。このシリーズで一番やってほしくなかったことです。それをやっちゃうと、ただのサスペンスに成り下がってしまうということがわからないのでしょーか。 最初の橋落としのシークエンスとラストの飛行機。この作品でよかったのはこの2点です。 特にラストのつながりは、このシリーズのファンにとっては感慨深いものがあるのではないでしょーか。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-22 11:12:31)(良:2票) 36.《ネタバレ》 キャメロンお抱えのベテラン監督による3D映像と、初の18禁ということで、迫力あるグロかと腰が引けてたら、他の3D作品と大差ない出来で肩透かし。 カイルクーパーのOPは3Dで見る価値があったけど、本編で画面から飛び出してたのは血のついた先が丸まってるパイプぐらいで、客席の恐怖を煽るような見せ方はなかったのが残念。 橋の崩落と飛行機事故のシーンは迫力があるものの、それ以外のシーンは特撮をケチりたかったのか、マッサージ店で転倒して針が刺さる瞬間や、工場でフックに貫かれる直接的なシーンなどはなく、グロさで言えば過去作の方が上だったと思う。 これまでのシリーズのピタゴラ的な要素も薄まって、舞台装置を使った伏線と直接の死因が一致してないことが多かった。例えばレーシックのレーザーは痛い表現のためだけで、3の日サロマシーンのようにそれで死ぬわけじゃないとか、過去作に比べるとアイデア面で消化不良な感じ。あと毎回水&電気ショートのコンボに頼りすぎ。 あと死神は出し抜かれることを嫌う、無関係な人間を殺せばその余命を受け継げる、という死の運命を擬人化したような設定も整合性がなくて腑に落ちなかった。 「運命」という意思のない、死のリストのイレギュラーを元に戻そうとする無機質なシステムに立ち向かうのがこのシリーズの面白いところなのに、人間同士で殺しあうシーンで最後の尺を取られたのはガッカリ。毎回後半になると死のパターンが尽きてダレるから、趣向を変えることでテコ入れしたのはわかるんだけどね…。 と、細かい不満は結構あるが、全体で見ればテンポも構成もよく、事故シーンの映像には他にない迫力で、満足度は4より高かった。ラストの1への繋がりはファンならテンション上がること間違いなし。1と2が好きな人ならオススメ。 【アキ】さん [映画館(吹替)] 6点(2011-10-02 02:53:11)(良:2票) 35.《ネタバレ》 相変わらずオープニングに 気合い入れてるなあーというのが最初の感想。 今回はピタゴラ装置的な死に方があまりなく、 色々と大雑把にぶっ殺しています。 レーシック手術でぎゃー! のあとに窓突き破って落ちるとか、 新体操で回りながら落ちて死ぬとか雑すぎる。 過去にあった同じような出来事を探求するシーンが 何故ないのかと思ってたら、最後にまさかのエピソードワンで驚かされた。 なんだかんだでやっぱり飛行機が一番怖いな。 【Fukky】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-07-15 09:04:45)(良:1票) 34.《ネタバレ》 「死にたくなかったら、○○する」という新機軸。マンネリ回避のためのものと思いますが、野暮な設定ですね。本シリーズを通じて、関係者はそんなつもりはなかった「重篤な事故」を、観客はたくさん見ています。サムやピーターも、本人も気づかぬうちに、何らかの「未必の故意による殺人」の一端を担う可能性はあるわけです。容赦ないのが、本シリーズの魅力。総てが解決したかのように見せた後の、懐かしい飛行機事故のシーン。そこで、生き残り新ルールは実はでまかせだったということか、と血圧が上がりかけたところで、残り人生が短い人を○○した場合は、それなりの寿命しか与えられないとでも言いたげなラストシーン。割と本気のルールだったのね。ふーん。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-06 12:56:44)(良:1票) 33.《ネタバレ》 予知夢を見て死神の手から逃れ(てしまっ)た主人公たちが、順番に色々な方法で死んでいくというプロットは当然変わらないのだが、既に観る側がそのプロットを知っているが故に、シリーズを追うごとに「何で自分たちが?」「どうしたら生残れるのか?」というドキドキハラハラ謎解き感は薄れ、「どのように主人公たちを殺すか」だけに重点が置かれるようになって来ているのが残念。ただ、冒頭の橋の崩落シーンは圧巻で、ここだけでも観る価値はある。それとラストのシリーズ1作目に続くヒネリは、シリーズのファンとしてはやられた!って感じ。しかし、もうこれでシリーズは終わりになってしまったっぽいので残念だな。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-04-16 23:56:55)(良:1票) 32.《ネタバレ》 最初の事故の見せ方や死のシチュエーションとしてはPART1と2は芸術的でしたが、 シリーズが進むにつれスケールの大きさに反比例して大味になってきましたね。 ただ、PART1に繋がるラストは出来過ぎた発想だけどGood!! マンネリ気味な展開が最後にグッと引き締まった気がします 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-03-13 21:09:03)(良:1票) 31.《ネタバレ》 邦題を最初に変えたやつは何らかのバチが当って良いレベルの5作目。 おかげで「ファイナルデッド○○○」という名前のパチ物映画が 大量にレンタルコーナー(パクリパッケージ棚)にあって ややこしいったりゃありゃしない。 やってることは毎回同じなのだがラストの繋がりは+1の◎。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-10 15:03:51)(良:1票) 30.《ネタバレ》 このシリーズを観ていて毎回思うことだが、よくもまあこんなに沢山の人の「死に方」を考えるものだ。『3』以降はさすがにマンネリ化しており、あまり期待はしていなかったものの、オープニングの橋の崩落事故はなかなかの迫力!その後の展開はいつも通りだが、「誰かを身代わりにすれば助かる」という新ルールを追加したことにより、心理ドラマとして少しだけ面白みが増した。そして、圧巻はラスト。まさかこんなオチが用意されているとは思いもよらなかったので、「うぉおおおっ!!!」とひとり興奮してしまった。シリーズのファンにはオススメ。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-02-07 22:04:26)(良:1票) 29.《ネタバレ》 そこそこ興味深く鑑賞させてもらった。やられるとわかっていて、そこをなんとか逃れようとするスリルという点では、もうそういうこと自体が定番になってしまっていて、緊張感は薄い。ま、どんなに逃れようとしても最後には壺に帰ってしまうハクション大魔王の最終回のような、そういう楽しみは無い。ほんとはそういう悪あがきぶりを存分に見せてから惨殺したほうがいいのに。しかし、パターン化されたこの映画はでは「どういう残虐な殺され方をするか?」を楽しむものととらえるといいかもしれない。このシリーズで今まで殺されてきた場面を回想的に映像で流してくれたりしたのを見ると、殺され方としては「胴体あるいは首が飛んできた物体で一気にばらばらにされる」パターンと、「何かが落ちてくるして頭部がグシャッとつぶされるパターン」と、「何かが突き刺さって殺される」パターンが頻度としては多く、突き刺さる場所は目が多いな。 こういった殺され方のバリエーションの豊富さではソウシリーズには劣るが、スピード感と唐突さではそのびっくり度合いはこっちが数段上だ。何か「いざと」なったときにうろたえないように、覚悟を今のうちに作っておくということで鑑賞するのなら、役に立つ映画だな。 こういうレビューを書く自分って、どうなんだろう?正常なの?ってちょっと心配になっちゃうな。人の死にざまを楽しむ映画。倫理的には最低映画かもしれないね。 【小鮒】さん [映画館(吹替)] 7点(2011-10-09 21:50:49)(良:1票) 28.《ネタバレ》 これまでのシリーズで人の命を奪ったモノがどんどん飛び出してくるタイトル部分が秀逸。でも、中身はほぼいつもと同じ展開でキャラと死に方が違うだけっていう状態は、さすがにマンネリでダルダルな感じがします。事故を予知した、危機を逃れた、警察に不審に思われた、予知夢によって生き延びた人々が次々と夢の順番通りに死んでゆく、そこからなんとか逃れる方法は?って。毎回同じモノなので、あと興味はもういかなる惨事、死に方を見せてくれるか、ってところのみ(いや、このシリーズ苦手なんで興味って言ってもアレですけど)。その点、18禁になったワリに今回は意外とヌルいです。冒頭の吊り橋崩落の映像は、スペクタクルしていてなかなかに凄い映像を見せてくれます。シリーズの中でもハイレベルなパニックシーン。でも、以降は凄い死に方をしそう、って引っ張ったワリにジミに死にましたってパターンを繰り返して。それに『3』以降は犠牲者に面白味がないんですよね。殆ど若者ばかりでドラマに厚みが生まれない感じ。なので、やっぱり今度も毎度のアレの繰り返しだわなぁ、って。『2』のような抵抗の物語が生まれそうな設定も、結局は本質に迫るための機能は全くしていませんし。ただ、最後で「ええええ!?」って。最後にポン!と膝を叩いて「やられた!」って映画を最初から頭の中で反芻する事になって。このオチによって俄然面白味が増した気がします。ただし、シリーズを見続けている人限定で楽しめるラストではありますが。それにしても、スプラッタ映画嫌いな私が1作目から延々このシリーズに呼ばれ続けている気がするんですが、一体、何の運命がそうさせているのでしょうねぇ? 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-03 21:27:43)(良:1票) 27.《ネタバレ》 相も変わらず、たいして代わり映えのしないことやってるような気もするのですが、妙にオモシロかったです。いい意味で、映画が短く感じられました。 単にこのシリーズを久しぶりに見たから新鮮さが感じられた、という、自分自身の事情によるものではないことを祈りますが、、、 冒頭の橋の崩壊シーンがまず見どころ。巨大な建造物をCGで破壊するスペクタクルシーン、ってのは昨今増えに増え、少々食傷気味ですが、そういうマクロな描写の中に、脱出劇のサバイバルを織り交ぜ、もちろん恒例の残酷描写も絡めたりして、ミクロな描写と両立させているから、スリルを感じさせます。CGオンリーではなかなか表現しきれない「制御不能っぽさ」とでもいいますか。 シリーズ共通して言えることかもしれないけれど、残酷シーンのエゲツなさ、ってのも、非人道性を感じさせるものではなく、あくまで荒唐無稽、派手さのみ重視。アッケラカンとしているので、陰湿な感じはしません。眼科のシーンは多少、生々しいところもありますが、それとて抑制が効いてます。やり過ぎで興を削がないのが、このシリーズの魅力と言えましょう。 包丁が落ちてヒヤリとさせるシーンなんかも気が利いてます。血を出さずに済む場面は、出さずに済ませた方がいい、と言うことですね。 あっぶねー、という感覚。どんなスペクタクルにも負けないインパクト。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-08-06 18:05:41) 26.《ネタバレ》 どうやら新作が公開ということらしいので5作目鑑賞。観ていないと思っていたら結構前に観ていたのいですが、相変わらず気合の入ったゴア描写はCG感があるとはいえ結構過激。 「死のピタゴラスイッチ」と比喩されるように「一体どうやったら思いつくんだ?」というのはもはや見もの。 毎回お決まりのパターンですが、劇中で「ずいぶん古い携帯使ってんな?」と思えば実はこれが1作目の冒頭に繋がるのは見事。そして最後のオチもまた見事(笑) 結局助からねーじゃん?な展開なのですが、毎回助かろうと右往左往する登場人物と、今回どんな死に方が用意されているんだ?というのを楽しむ作品ですし、終盤はちょっとしたサイコホラーチックにもなるので、そういう意味でもなかなか面白かったです。 【クリムゾン・キング】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-16 19:03:38) 25.《ネタバレ》 今更説明の必要がないほど名の知れたシリーズ。 悪趣味な点では『ソウ』シリーズと双璧かもしれない。 ただ今回は、トニー・トッドを無駄遣いして、変な入れ知恵しちゃったもんだから、誰か身代わり立てれば助かるかもっていう、さらにゲス度を上げる要素を入れてしまったのはいただけない。 死神に対抗するためにあれこれ考えるのもこのシリーズの面白いところだったのに、そんな安直なことで助かろうとする輩はかえって死神の怒りを買うに違いない。 と思ったんだけど、死神の影も薄い今作。 流石に食傷気味なのを察知してか、どうもラストみたい。 一作目につなげてシリーズのファンを喜ばせたことは素直に評価したい。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-03 23:24:45) 24.《ネタバレ》 毎回気合の入った殺戮描写で、ホラーファンはもちろんホラー制作者にも注目されているというこのシリーズですが、さすがに5本目を数えるとそろそろ飽きてきたかな……、と思いきや。w お話自体はもう有って無いようなモノで、シリーズすべて大同小異。あとは、どうやって死んでいくのか、そのシーンの凄惨さのみに期待が掛かるわけです。まあ、悪趣味の極みと申しますか、下衆なホラーの王道を先陣切って突っ走る「ファイ・デス」シリーズ。 ですが、今回はそんな中にも「ほうほう、そう来たか」と思わせる仕掛けを工夫してくれてます。途中までは過去のシリーズ作まで含めた伏線を、(この手の映画にしては丁寧に)きっちりと消化していく。そして終盤、一気に「えっ、前日譚だったの?!」と。w そこに繋げるかぁ、と。w 誰にでもは薦めませんが、このシリーズを観てきて「流石にもうイイや」と思ってる方には、最後だと思って観てみて、とお薦めします。w 【TERRA】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-22 17:38:41) 23.このシリーズをテレビ東京は木曜日の真昼間に毎週放送してました。 さすがですね。癖になりましたね。 エグいし、グロい、ですけれど、ここまで徹底してくれると感服ですね。 しょーもないワイドショーより、よっぽど為になると僕は思ってます。 そういう見方をすれば。ヒューマンエラーこそ元凶だと。 中途半端なハッピーエンドじゃないところもいい。 【がらんどう】さん [地上波(吹替)] 6点(2017-10-15 11:04:21) 22.さすがに飽きてきた。新しい予想がなくて、わくわく感がなかった。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-07 23:30:49) 21.このシリーズ大好きな私にとっては期待通りの作品でした 前にも書いたけど「次はどうやって怖がらせてくれるのかな」と心の準備をさせてくれるお化け屋敷映画なので 過剰にグロに力を入れられても割りと大丈夫。全部お約束ですからね 期待通りだけど6点! 【ぷらむ少佐】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-11-29 23:43:54) 20.《ネタバレ》 これ、5作目だよね。橋が崩れて、助かったはずの彼女も死んじゃう?謎の映画。 体操選手がくぎをうまく踏まないシーンと、反対に折れて死んでるの・・・すごかった。 針のマッサージで火事。危うく燃えないけど仏像が落ちてくるのはコメディですか? さすがに目系は、やめてください。嫌いです。 くまさんの何かにつまずいたのは良い。これもコメディですね。 そして最初の飛行機に戻って、みんな死ぬ。 こんな締めくくりでいいのか?? と思いながら、間違ってそのあと「ファイナルデッドコール」を借りてしまったバカな私だったりした。 【新しい生物】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-08-10 04:23:42) 19.《ネタバレ》 シリーズ最初の1に一番近い作りの作品。キャラクターの描き方は1の方が丁寧だったと思いますが、この5もなかなかです。登場人物たちの性格が伝わりやすいエピソードを上手に組み込んでいます。たぶん後半で殺人鬼に変貌する親友がいるので、そこら辺を丁寧に描いたのでしょうね。 しかし難点も結構ありました。オープニングが長くて眠りそうになったりしたのはともかく、悪魔の使い(葬儀社の黒人)に運命を逃れる方法をペラペラしゃべらせるなど、ストーリー運びに安易な点が目立ちました。 結局葬儀社の男の言った事は嘘八百だったワケで、なのになぜそんなウソを言わせたのかというと、「助かった仲間同士で殺し合いをさせるという見どころを作るため」に他ならない。あ、安易だ…。 しかも、予知夢では死ななかったモリーも死ぬし。工場の監督は脳の血管が破裂しそうな状態で遅かれ早かれ死ぬ運命だった、と一応話のつじつまを合わせているのに、なぜもっと大事な「助かったはずのモリーが死ぬ」に説明を与えないのだ?!これは安易ではなくストーリーの破たんだ…。 なんだか、最初は頑張って丁寧に作りだしたんだけど途中で息切れしてきて最後はやっつけ仕事になっちゃった、のでは?! 一番嫌な奴である上司がアッサリ軽めに死ぬとか、手抜きすぎです。どんな死に方するのか楽しみにしてたのに~。ピタゴラスイッチ的なのも今回ないしで、ちょっと残念。最後の「パリ行きの飛行機→1につなげる」というのも、なんちゅーか苦肉の策というか、別にやらなくてもよかったかも。 …と思ったんだけど、モリーの死に方は本当は主役のサム(だっけ?)がするはずだった死に方で、サムの死に方は1のアレックスがするはずだった死に方で…と、ここがピタゴラスイッチになっているのか?!それでなんとか辻褄を合わせたつもりなのか、死神さん!!じゃない、製作者の方々!!! …などなど、伝わりにくい懲り方をしているのも、なんか中途半端ですなぁ…。 それでも、役者さんたちがそれなりに魅力的なメンツだったり、序盤の橋崩落のシーンが圧巻だったり(ちょっと現実味に欠けるが)、最後は頑張って収まるべきところへ収めたり、映画としてはそれなりに楽しめるんじゃないかと思います。 【りりらっち】さん [地上波(吹替)] 5点(2015-10-30 21:55:00)
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