みんなのシネマレビュー

オブリビオン(2013)

OBLIVION
2013年【米】 上映時間:124分
アクションSFミステリー
[オブリビオン]
新規登録(2013-04-07)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2022-05-08)【TOSHI】さん
公開開始日(2013-05-31)


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監督ジョセフ・コシンスキー[監督]
助監督ブルース・フランクリン
演出ジョーイ・ボックス(共同スタント・コーディネーター)
キャストトム・クルーズ(男優)ジャック・ハーパー
モーガン・フリーマン(男優)ビーチ
オルガ・キュリレンコ(女優)ジュリア
アンドレア・ライズブロー(女優)ヴィクトリア
ニコライ・コスター=ワルドー(男優)サイクス
メリッサ・レオ(女優)サリー
ゾーイ・ベル(女優)カラ
森川智之ジャック・ハーパー(日本語吹き替え版)
坂口芳貞ビーチ(日本語吹き替え版)
中村千絵ジュリア(日本語吹き替え版)
岡寛恵ヴィクトリア(日本語吹き替え版)
西凜太朗サイクス(日本語吹き替え版)
池田昌子[声]サリー(日本語吹き替え版)
原作ジョセフ・コシンスキー[監督](原案)
脚本マイケル・アーント
撮影クラウディオ・ミランダ
製作ダンカン・ヘンダーソン
ジョセフ・コシンスキー[監督]
ピーター・チャーニン
ブルース・フランクリン(共同製作)
ライアン・カヴァナー(ノンクレジット)
配給東宝東和(日本)
ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ)
特撮デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ケヴィン・イシオカ(美術監督スーパーバイザー)
衣装マルレーネ・スチュワート
編集リチャード・フランシス=ブルース
あらすじ
エイリアン「スカヴ」の攻撃により地球は壊滅的な被害を受け、人類は勝利したものの地球は放射能汚染により居住出来ない環境となってしまった。生き残りの人類は土星の衛星タイタンへの移住を余儀なくされるが、準備段階として巨大な宇宙ステーション「テット」に避難し待機していた。そんな中、パートナーのヴィカとともに地球に残ってスカヴの監視任務に就いていたジャック・ハーパーは、ある日、所属不明の宇宙船の墜落現場で一人の女性を救出するが、彼女は夢の中に現れ彼を戸惑わせていた女性だった。そして、そのことを契機にジャックの運命は大きく動き始める。トム・クルーズ主演、エイリアンによる地球侵略を巡るSFアクション大作。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2023-02-24)
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【クチコミ・感想】

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116.《ネタバレ》 誰もが理想とするような洗練された生活を送っている主人公ジャック。快適な住居、便利なテクノロジー、自由な時間、美しいパートナー。 その明るく清潔な空間に、なんとなく紛れ込んでいる「嫌な感じ」の醸し方がとても上手いと思った。本作に特徴的なドローンも、デザインは親しみやすいのに不愉快なノイズをまきちらしているせいで、どうにも通じ合えそうもない暗い予感を抱かせる。 映画としては深いテーマ性も秘めていて、日々大量生産される「わたし」との決別を実直に描いてはいるものの、この作品自体が日々、粗製濫造されている娯楽映画の域を抜け出ておらず、その自虐的な構図が悲しい。 月のさん [地上波(吹替)] 7点(2016-09-04 14:35:38)(良:2票)

115.《ネタバレ》 「上質なSF」と言う言葉がしっくりくる映画も珍しいのではないでしょうか。荒廃した地球などのビジュアルとは裏腹に、ストーリーは大変丁寧かつ繊細な印象を受けるこの作品。確かにSFとして、ストーリーとしての目新しさは無いにせよ、なんとも言えぬ後を引く切ないラストが印象深かったです。先が読めるからダメ、ありきたりだからダメ。そんな野暮な感想だけでは語れないモノを感じる良い作品でした。「月に囚われた男」同様に古典的なSFで私は好きですね。 honeydewさん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-02 11:46:07)(良:2票)

114.《ネタバレ》 「月に囚われた男」ならぬ「地球に囚われた男」ってところでしょうか。映画前半の状況説明(人類が勝ったはずなのに敵は負けを認めず、自分たちが撤退)...は、イラク戦争後のアメリカの心象風景って感じで、いかにもな雰囲気。そこから状況は二転三転しますが、真相はこれまた古典的なパターンだし、新鮮味はこれっぱかしもないけれど、戦闘シーンなどは大規模で見応えありました。ハリウッドの手練たちにヤられちまった哀しみに、なんだかんだで楽しんじゃった。悔しいなあ。月が破壊された光景のビジュアルなども新鮮でした。破片が飛び散って、まるで土星の輪のようなものが出来かけている等など、面白いと思います。映像のクオリティが高い分、もうちょっとストーリーにもオリジナリティが欲しかったです。 ゆうろうさん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-02 04:10:57)(良:2票)

113.きっと多くの人から“叩かれる”タイプの映画なのだろうとは思う。 ストーリーに新しさがあるというわけではないし、粗も大いにある。 ピークを過ぎたスター俳優が、自ら築き上げてきた“ヒーロー像”にしがみついているように見えなくもない。 “ただし”、僕はこの映画を大絶賛したい。誰が何と言おうとも。 エイリアンの侵略により崩壊した地球。侵略に対して何とか勝利はおさめたが、他の星への移住に向けて、残された資源の“監視”をする任務に就いている二人きりの男女。 絶望的な未来世界を描いたいわゆる“ディストピア映画”は、長いSF映画史において数多生み出されているので、この映画の設定自体もやはりどこかありふれている。 それでも、何とか観客を驚かしてやろうという気概は確実にあり、工夫は凝らされていると思う。 結果として、ストーリーの「真相」において驚きがあったかどうかは、必ずしも重要ではない。 多少ベタなストーリーであっても、その展開において真っ当なプロセスを踏み、相応の娯楽性をきちんと生み出してくれたならば、当然感情は高揚するし、存分に映画世界を楽しむことが出来る。 この作品の勝因はまさにその部分で、見せるべき娯楽性を、見せるべきタイミングとビジュアルでしっかりと見せてくれたからこそ、ベタ的なラストの顛末で高揚出来たのだと思う。 そして、今作におけるそういった“真っ当な映画づくり”を牽引しているのは、やっぱりトム・クルーズに他ならない。 ピークを過ぎようが何だろうが、このスター俳優の「存在感」があるからこそ、この映画のエンターテイメント性は成立している。 どんな“裏技”を使っているのかは知らないけれども、まあとても50歳には見えないし、スタントなしのシーンでの動きや肉体を見る限り、相当の鍛錬をしていることも明らかだ。 映画製作に対してのその真摯な姿勢こそが、彼が“トム・クルーズ”であり続けられる「理由」だと思う。 「否定」は多かろうが、この映画の方向性と存在意義はまったく間違っていない。 「oblivion」の意味は「忘却」。ストーリー的な未熟さをカバーし、「絶望」の中に取り残された人々の叙事詩として導いてみせた“SFセンス”が素晴らしい。 声高らかに、新たなディストピア映画の傑作だと断言したい。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2013-06-01 23:59:48)(良:2票)

112.IMAXにて鑑賞。 映像技術の進歩により、地球レベルの災厄を描いたSF映画は珍しくなくなっていますが、半壊した月や廃墟と化した人類文明、宙に浮かぶ巨大建造物など、本作のビジュアルイメージはかなりのインパクトを持っています。具体的な設定はやや強引で、後半になって明かされる謎の正体についても首を傾げざるをえない部分が多々あるのですが、それでもビジュアルのインパクトによってSFとしての大きな説得力が与えられているので、観ていて不快にはなりません。SFは画なんだなぁとあらためて実感させられました。さらには、『トロン:レガシー』ではビジュアル偏重でストーリーテリングが追いついていなかったジョセフ・コシンスキーの演出も本作では垢抜けしてきており、アクション映画としてもなかなかメリハリのある内容となっています。。。 本作はコシンスキー自身が手掛けたグラフィックノーブルを『ディパーテッド』のウィリアム・モナハンが脚色し、それを『トイ・ストーリー3』のマイケル・アーントが手直しするという、鉄壁の布陣で話が練り上げられています。観客をどうやって騙すか、また、どのタイミングでネタばらしをするのかという映画全体の組立がよく出来ており、非常に求心力のある物語となっています。前述の通り、謎の核心部分には不合理な点が多々あるのですが、脚本家達もこのアキレス腱については重々承知している様子で、真相部分に深入りしすぎることなくサラっと流しているので、少なくとも観ている間は難しいことを考えることなく、純粋に楽しむことができました。。。 トム・クルーズは相変わらずスタントを頑張っているし、彼の個性によって、主人公は観客にとって感情移入可能なキャラクターに仕上がっています。なんだかんだ言われていますが、この人は華があるし、演技も巧いので観ていて安定感があります。また、最近はB級映画への出演が多かったオルガ・キュリレンコも久しぶりのメジャー大作でなかなかの存在感を披露しており、本作のキャスティングは概ね成功しています。ただし、モーガン・フリーマンがいかにもな役柄で出てきた時には、さすがに笑ってしまいましたが。主演のトム・クルーズが50歳を過ぎていることとのバランスを考えると、あの役柄にはモーガン・フリーマンほどの超ベテランを据えるしかなかったのでしょうが。 ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 8点(2013-05-31 18:15:45)(良:2票)

111.《ネタバレ》 見応え十分のSF大作。エイリアンの襲撃に人類が打ち勝ったものの、核兵器の使用によって地球環境は壊滅的なダメージを受け、人類は宇宙に逃れざるを得なくなってしまったという設定には、今の時代背景にあっては決して絵空事ではないのではという恐ろしさを感じます。 ところがその設定はエイリアンによって創作された虚構。そして、その虚構を信じ込まされて操られているのは一組の男女のクローン。このあたりのサプライズは良く練り込まれていると思います。 ただ、人類の生き残りの活動を監視するために何故クローンが必要なのかという基本的な部分については、今ひとつ説明不十分に思えました。たまたま捕獲した一組の男女。確かに人類の中でも極めて優れた能力を持つ個体なのかも知れませんが、そもそも人類に人類を監視させる必要性があるのかどうか?単にエイリアン側の人手不足を奴隷的労働力で充足している?今までも侵略行為の中で培ってきたノウハウ?本作の胆の部分だけに少々残念です。 トム・クルーズさんの矢鱈カッコいい立ち回りやヒロイン2人の美しさ、そしてある時は愛くるしく、ある時は頼もしく、そしてある時は恐ろしくと、大活躍するドローンたち等々、エンタテイメント作品として申し分のない魅力に溢れた作品とは思いますが、基本的な設定に少しばかり雑な感じを受けてしまいました。 そして一番気になったのはエンディング。クローン人間は記憶や感情を共有出来るかと問題については相当ハードルが高いような。記憶とか感情とか、所謂精神や心というものは一体どこにあるのか?科学的、或いは哲学的なこの問題を本作ではクローンであれば元になった人間と精神を共有出来るものとしているように思えます。物語をハッピーエンドで完結させるためには避けて通れなかったのかも知れませんが、この締め方は本作が万人受けするエンタメ作品である限りにおいて少しばかり強引だったように思えます。 そこが消化できず1点減点しました。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-25 23:58:40)(良:1票)

110. どこかから借りてきたような世界観とお話に、どこかで見たような画。「……おいおい」とは思うのだが、そこは流石にトム・クルーズを主演に据えて上映も2時間を超えるSF超大作だけあって、それなりに卒なくまとめてある。  まあ、卒なくとは言っても、あちこちに?マークが点灯するような疑問や矛盾があるのだが、力技で乗り切ったというか、抑え込んだというか。w  そして、お話はともかく。どこかで見たような……とは言え、画はかなりスゴい。美しい背景の中、スピード感や疾走感、浮遊感はかなり心地良い。  だがしかし、この映画が渓谷で派手な空中バトルをすればするほど、S.W.シリーズの凄さが浮き上がってくる。40年も前にコレに全く遜色無い空中戦を描いて見せたEp.4はどれだけ凄かったんだ! と。  そして一番面白かったのが、この作品におけるクローンの扱い。この手の映画だと、クローンは各個体毎に人格はあるのか? とか、クローンの個体毎の特性の違い、同様の個体が複数あるクローンを個別に愛せるのか? などという倫理的観念、哲学的観念にスポットが当てられがちだが、この映画はそんな面倒なことは一切言わない。「いいじゃん。顔が同じで考えてることも一緒なら」と。w 顔はトム・クルーズだし、言ってることも一緒だからさ、コレ、旦那の代わりにしなよ。みたいな。www  ということで、大作たらんとする話の深みや奥行きを一切捨て、見た目の派手さのみを取ったこの作品。ものすごーくヒマな時、なぁんにも考えずに、一杯飲みながら寝っ転がって観るにはお誂え向きかと。 TERRAさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-07 18:02:06)(良:1票)

109.《ネタバレ》 他の方も指摘しているとおり、映像は美しい。まるで工芸品のような世界観でした。しかも今からわずか60年後の世界だそうなので、荒唐無稽という感じでもない。エイリアンに侵食されているかどうかはわかりませんが、今でもテーブルのタッチパネルはほぼ実現しているし、ドローン警察もあり得そうだし、自家用車ならぬ自家用機が普及していてもおかしくありません。その意味では、けっこうリアルかなと。 しかし、ストーリーはいま1つ。要は壮大な三角関係の話ですが、どんよりしていて、起伏が足りません。特に戦闘シーンや航空チェイスのシーンは、これまでハリウッド映画で何度となく見てきた感じ。武器や乗り物が違うだけで、新味なし。それに中盤の山場のはずの「どんでん返し」も、さして盛り上がることなく過ぎてしまいました。 むしろ興味津々なのは、ラストシーンの後です。クローンクルーズが地球上であの1人だけということはないでしょう。噂を聞きつけて、各地からあの小屋に続々と参集してくるかもしれません。そうすると、パートナーのクローン女も黙っちゃいないでしょう。同数が追いかけてくるはずです。 無数のクローンクルーズと無数のクローン女とたった1人のヒロインが、「約束の地」でどんなバトルを繰り広げるのか。きっと阿鼻叫喚、ドロドロの凄惨なドラマが展開されるのではないでしょうか。見たいような、見たくないような。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-28 00:13:17)(笑:1票)

108.トム・クルーズ主演のSFということで、オール・ユー・ニード・イズ・キルのような安直な作品だったらヤダな、と、正直全く期待せずに鑑賞したのですが、なかなかどうして見応え十分でした。映像の美しさや凝ったメカなども良かったのですが、個人的ツボは女優のおふたり。名前は存じ上げませんが二人とも綺麗。特にヴィクトリア役の女優さんは、沢尻エリカのお姉さん(沢尻エリカに姉がいるのかどうか知りませんが)のようでした。でも皆さん言うように、ストーリーはかなりわかりずらかったです。 la_spagnaさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-18 22:49:00)(良:1票)

107.《ネタバレ》 トム・クルーズが乗る空中バイク(?)や球形ドローンなど、ガジェット好きには堪らない完成度でしたね。もちろんCG使ってますけどこれらのガジェットの飛翔感がまた良く出来ていて、スタッフにも飛行機操縦の経験者がいることがうかがえます。「前に観た映画の寄せ集め」みたいな意見ももっともだとは思いますけど、自分としては元ネタにされた映画よりもこっちの方が良く出来ていると感じました。映像もとっても綺麗でしたしね。でもトム・クルーズが主演のSF作品はなんか最近多いですし、トムが出てるだけでデジャブ感が溢れてきてしまうのもたしかなんですよね。 モーガン・フリーマンが登場してからはありきたりな抵抗モノになるかとテンション下がりましたが、その後も意外と捻った展開で何とか持ちこたえた感があります。でもラスト・シーンは余計というかアホとしか言いようがありませんでした。ということは、あの女は外見がトム・クルーズなら誰でもいいんかい!残りの1,000人のトムが押し寄せてきたら、どうするつもりじゃ(笑) S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-19 22:26:16)(笑:1票)

106.《ネタバレ》 近未来の乗り物やドローン、タワーなどの描写はものすごく綺麗で良かった。この映画はドローンが重要な役割をもつ一つの存在だが、その攻撃力がものすごく高いゆえ、油断できないといういい緊張感を持たせてくれた。全体的な設定としてはやや難解で、後半部分は紐解かれていくが釈然としない部分も存在した。最後のクローン52号とジュリアがひっつくのは、逆にこの映画の価値を下げてしまっていると思う。亡きジャックを湖畔の家で偲びながら過ごすほうが印象に残る。 カジノ愛さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-09 23:22:51)(良:1票)

105.《ネタバレ》 テッドの形や、テッド関連施設(スーツについたマークや監視施設のドアボタン)が、三角であったことに注目。 それら三角のマークは、この物語で描きたかったことをシンボライズしているのだ。 すなわち、ジャック、彼女の妻ジュリア、そして同じ職場の女クルーのヴィカ・・・NASAに努めるこの3人は、60年前、三角関係だった。 ヴィカは、ジュリアを愛するジャックに片思いをしていたということだ。 家に置かれた”夫婦2ショット”風の額縁入り写真も、60年前に宇宙人に拉致させる寸前に、宇宙船の中でジュリアが別室に入ったチャンスにヴィカかジャックに突然顔を寄せて、強引に撮影した2ショット自撮り(ジャックは「ちょっ・・・いきなり なんだよオイ?」と、ヴィカのほうに顔を向けた瞬間のショット)したものにすぎない。 60年後の現在、記憶操作をされたクローンのトムとヴィカは夫婦として監視役のチームとなっているが、途中でNASAの睡眠保管ケースにいた妻を見つけたトムがそのケースを基地に持ち帰ったとき、ヴィカは透明の扉を開けずに、彼を見て無言で涙を流す。 またヴィカは、ジュリアが目覚めたら彼女に謎の注射(ひょっとして恋路を邪魔する女を消すための筋肉弛緩剤か!?)を打とうともする。 ジャックもヴィカも60年前に宇宙人に拉致された際、記憶を消され、宇宙人と人類の敵味方の記憶を逆転させたクローンにされた。しかし、二人の心の奥に記憶された恋という感情は、クローンになった現在も完全に消すことはできなかったんですね。 ヴィカはジャックが夫という設定であることは、彼を愛する彼女にとっては受け入れることは容易、いやむしろ大歓迎なものだったのだろう。 だからこそジャックへの片思いの記憶が削除されて、ジャックと夫婦とされたリプログラミングもスムーズに成功していていて、ジャックとは違い、置かれた状況をありのままに積極的に受け入れている。 ひょっとしたら、ジャックが片思いの仕事仲間であることや、発見されたジュリアがかつての恋敵だと悟ってしまう瞬間があったかもしれない。 (特に透明扉で涙を流すあたりとか) が、それを頭の中で懸命に否定し<ジャック=任務を共同で行う夫><ジュリア=任務を邪魔する外敵>として認識することで、彼女は自分の女としてのプライドを保とうとすらしていたかもしれない。 しかしながらジャックは記憶を消されてもなお妻への愛情までは消せなかった。宇宙人のハイテク技術をもってしても消せなかった、その強固な思い。 この3人の恋模様に注目してね、ってことで、あの”▽”マークなのだ。 そう、だからこの映画は、SFの世界観で描いた、時空を超えるせつないラブストーリー。 レビューで、「ストーリーがよくわからない」という人達の多さに驚く。 こんなにシンプルなのに?なぜ? ちなみに全てが解決してからラストで何食わぬ顔でヒョッコリ出てきたジャックのクローンである52番君。ジャックが時間をかけて築いたあの楽園の家と奥さんをそっくりそのままオイラがイタダキーって、ずるいけど、なんかにくめない。 まぁ亡くなったもともとのジャックもそもそもクローンだから、オリジナルのまま人工睡眠機に入っていたジュリアにとっては「まぁ、どっちでも同じかな♪(どっちもクローン)」ということで、見る側もなんか納得。 フィンセントさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2014-11-07 11:31:54)(良:1票)

104.《ネタバレ》 ビジュアルは素晴らしい メカも凄い ガジェットもなるべくCGじゃなく実物大のメカを作ったらしいが、残念ながらよくできたCGのようにしかみえなかった しかも風景も実際の風景らしい CGにしか見えないのが残念だが別に何の問題もない 強いんだか弱いんだかわからないボール型メカも結構カワイイ チ○こ型ビークルも中々の出来 しかしストーリーに難が有る 途中からとんでもないドンデン返しがあるがそこがドンデン返しに見えないのだ つまり敵が味方に味方が敵になる瞬間があるのだかそこがどこだかわからない 実にこれが最後の最後まで続く つまり説明不足で何が何だかわからないで最後まで見てしまう可能性が大だ エンディングまで見てようやく何となくわかる様になっている つまりグダグダな展開 死ぬのも生きるのも主人公ではカタルシスは得られない しかもラストも違和感有り有りだ このヒロインは相手は誰でも良かったのか ぶっ壊した敵要塞の中にも人間が沢山居たようだし、そこんとこは人道的な問題は無いのか? いろいろと疑問が湧いて来る作品だった にょろぞうさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-12 01:19:05)(良:1票)

103.《ネタバレ》 もっと単純でわかりやすくて良いんだと思う。 ちょっと難解で複雑な話をしたいなら 観客に意味がわかるように難易度を下げてやる必要がある。 全てをセリフで説明する、という方法はナシで。 映画を観る人達ってみんなそれほどカシコクないんです。 それと、途中から出てくるヒロインが誰かに似てるなぁ、とずっと気になって 観ている最中ふと思い出す。 ああこれ50/50の人(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)だ。 それが一旦わかるとそれ以降ずっともう ヒロインが男が女装しているように見えてしょうがない。 まったく集中できなくなってしまった。 メイクで違う感じの顔にもできただろうに、 ここまで似てたら撮影中に誰かが気付いてこれアカンってなるじゃないの。 虎王さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-01-27 14:36:51)(良:1票)

102.都合良すぎる展開であまりはまれなかったなぁ。アクションシーンも殆どドローンとのバトルなので飽きてきます。映像だけは金かけてるけど中身は完全にB級映画でした。 ヴレアさん [DVD(字幕)] 3点(2014-01-10 16:26:29)(良:1票)

101.ロマンチックで、センチメンタル。 なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-08 10:17:56)(良:1票)

100.《ネタバレ》 壮大な風景や格好いいメカデザインなどビジュアル的には良好だったと思います。 たしかにトムクルーズがヘルメットもなしに戦闘や調査に行くのには違和感がありましたが、やはりトム様は素顔をさらしてこそ(^^;・・・ここは童話の世界と思って大目に見ましょう。 ただし、物凄く大きいスケールであるはずの話を、かなり小さな話でまとめてしまったのは残念でなりません。 ラストのあれにしても何とか三世あたりで見たような感じでしたし、あまりに唐突。 ストーリーに散りばめられた謎にしても中盤でネタ切れ気味で、尻すぼみな感は否めませんでした。 特に最後のあれは完全に蛇足でしょう。ハッピーエンドとは思えず「?」が広がるばかりでした。 午の若丸さん [DVD(字幕)] 5点(2013-11-24 19:39:24)(良:1票)

99.ごちゃごちゃしてて解りにくい。長い。 黒ネコさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-10-03 21:49:33)(良:1票)

98.蛇足なエンディングがあったことは否めませんが、深く考えずに映画を楽しむだけならとてもよかったと思います。60年後、我々はどこまで「進化」しているのでしょうね。この目でどこまで見届けられるのか、楽しみです。 HRM36さん [インターネット(字幕)] 6点(2013-08-21 16:37:20)(良:1票)

97.フタ開けたら、まさかのお前かよ! mimiさん [映画館(字幕)] 5点(2013-08-12 15:47:55)(笑:1票)

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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 5.97点
000.00% line
110.86% line
210.86% line
376.03% line
476.03% line
51916.38% line
64034.48% line
72622.41% line
81210.34% line
921.72% line
1010.86% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.11点 Review9人
2 ストーリー評価 5.64点 Review14人
3 鑑賞後の後味 5.76点 Review13人
4 音楽評価 6.55点 Review9人
5 感泣評価 4.50点 Review8人

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