みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
93.《ネタバレ》 ガメラじゃないんです。中山忍の鑑賞なんです。ごめんなさい。でもそれだけでは忍びないんで彼女の経歴を一つ二つ。 彼女の前で姉の美穂の話はなぜかNG、そのことが原因でアイドルを辞める→ そして女優→ そしてゴジラ映画とガメラ映画双方に出演してしまったという希少稀な女優。かわいい。ポニーテール最強。スベスベお肌で小顔。品のあるお顔。そして色白。おじさん、もしも生まれ変われるのならばこの顔になりたい。姉は稼ぎすぎてお金持ってそうだから奢ってもらう。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-04-22 21:08:52)(良:2票) 92.《ネタバレ》 この映画では前作の設定を引き継いで、ガメラの行動原理についてうまく整理をつけた印象がある。そしてガメラはやはり人間の味方だったことがわかるが、正確には、自分を助けてくれる人間がいるからガメラも人間を守るということらしい。 一般論として、仮にガメラが災害出動したとすれば(しないだろうが)、一方的な人助けなので万人に感謝されるだろう。しかしギャオスのような外敵と国内で戦闘すれば今回のように巻き添えが出たり、一般民を見殺しにせざるを得なくなる場面もある。それでも可能な限り個別の人助けもするだろうし、特に年少者を守ろうとするのは人情として当然のことである。たとえ被害者が出るとしても、ガメラがいない方がいいというのは本末転倒であり、いなければ外敵を利し、被害者は増えるばかりということになる(劇中では、ガメラがいるからギャオスが来るのだ、という屁理屈までは出なかった)。それが人々を守るということの現実だろう。そういう自分も、身内が死ねばガメラを恨み、怒りは一生消えないかも知れない。しかしガメラの立場がわからないほど理性に欠けてはいない。 劇中では、大人っぽくなった浅黄ちゃんがあくまでガメラを信じ、ガメラもそれに応えていたが、自分もこのガメラを信じる。彼は強い意志と力を持つだけでなく、人間同様の心を持った誠実な生き物であり、最後まで“ぼくらのガメラ”だった。これにより平成ガメラ(映画でなくキャラクターとしての)に対する個人的評価が確定できる。 上記のほか、女性鳥類学者の「生物は最後の瞬間まで生きようとします」という台詞には共感できた。人類はきっと生き延びるだろう。また元警部補がどこまでも逃げようとして逃げ切れず、最後に立ち向かう覚悟を決めた場面も好感が持てる。 評価できるのは以上である。映像面は、現代の映画ならこの程度で当然ともいえる。渋谷の場面は、破壊衝動を満足させたい観客のニーズに応えるためか徹底しすぎで、これをやるなら昭和ガメラの第一作に戻るか別映画ですべきだった。 また京都を火の海にした新キャラクターの面々は、こうなる前に全員死んでもらいたかった。というか映画が始まる前に死んでいろ。バカにしか見えない少年も一緒に死ねば本望だったろう。一体何を作っているつもりなのか。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-01-20 08:46:38)(良:2票) 91.《ネタバレ》 長峰&浅黄と朝倉&倉田はそれぞれ綾奈のポジ・ネガを象徴した記号なんじゃないか。そう思った瞬間、全てが納得できた。これって復讐だとか世界の終末だとか言ってるけど、要するに綾奈のインナーワールドの縮図でしかないんだと思う。イリスとは自分の殻に閉じこもって周りを見ようとしない綾奈のエゴの象徴だし、ガメラは目の前の現実から逃げずに戦う意志の象徴だと解釈できる。そうなると最後のギャオスの大群は、これから綾奈に襲いかかるであろう幾多の苦難を象徴しているということになる。最終的にイリスは死に、傷だらけのガメラが残った。綾奈は逃げずに前進する道を選んだ。だからこそ最後に綾奈は龍星に対して「ごめんなさい」と言えたんだと思う。結局、この一言を言わせるための映画だったんだと思うし、それがそのまま世紀末(もう過ぎちゃったけど)を生きる我々に対するメッセージだったんじゃないだろうか。 【とかげ12号】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-11-05 20:44:42)(良:2票) 90.「怪獣映画の怪獣の足元って、こうなってるにきまってるじゃんね」 これをやってしまったのが平成ガメラの3作目イリス。 まさしく屋根の下に屋根をかけるやつで、心あるクリエイターが「それはしちゃだめなやつですよ」と必ず言うことなんじゃないか。 おジャ魔女どれみが「人々の魔女への憎しみガー」を徹底的に突き詰めて、アニメになるわけないじゃないですか。 御巣鷹山で奮闘する自衛隊員にテレビカメラが「どけー!」とわめく時代に作られた84年版ゴジラのように、押井の劇場版パトレイバー2が911を境に過去の遺物になったように、この映画は阪神淡路の経験をなにも拾わず、後年の311になんの示唆も与えなかった。 そしてそんなガメラ3に映画界の皆が出たがった。これが悲しい。 戦後日本の実写映画につきものの、ヤマンバの人から、新時代のツキモノになったオタクの人から三谷のお友達からみんな出た。日テレのアナウンサーなんか全員出てる。もう出てないのは真田広之だけだ。 こんなにワッセワッセと人が押しかけると、仕切る人はしらける。 押しも押されもしない会心作となった平成ファースト、理系の美意識でクールに佇立したレギオン編、信頼あるコンテンツに育っていた平成ガメラを寄ってたかって叩き潰した、日本映画界の不健全の確認である。最後!しめて下さい!の津川さんでホントに〆た。これしか取り柄がないのが日本の映画産業なのだな。 【watson】さん [地上波(邦画)] 1点(2023-09-03 14:13:52)(良:1票) 89.《ネタバレ》 未公開シーンは絶対見ろ-シリーズ最高傑作 日本が誇る「ゴジラ」に並ぶ最高の怪獣「ガメラ」。 ガキの頃のトラウマばっかりだが今見るとしょせん作り物。 だが、その作り込まれたメカニックや模型、破壊的なまでのストーリーは見応えしかない。 CGはチャちだが、月夜に舞うイリスの美しさ、ガメラとイリスの壮絶な死闘がそんなチャちさを感じさせない迫力! 仲間由紀恵もアボーンッ。 東宝はどんだけ東京と京都を火の海にすりゃ気が済むんだ! ちったあ自重しろよ(褒めてる)!! だのにあれだけ重要な伏線を全部未公開シーンにぶっ込むたぁ、一体どういう神経してやがる。 幼少イリスはキモカワイイ。頭部の可愛さだけは異常。 熊涙目。触手プレイまでしちゃって覚醒。夕陽をバックに触手を拡げるシーンの禍々しき美しさ。イリスも勃(ry ギャオスの生々しさ、ガメラの容赦のなさ。 子供を守った“ように見える”だけなんだろうねえ。 いいかっ!「ゴジラ」の自衛隊が頭おかしいだけなんだよ(褒めてる)! この「ガメラ」だって航空自衛隊の回避能力はおかしい(賛辞)。 毎度生き残る大迫さんも色々おかしいです。 腹の次は腕を吹き飛ばすラストバトル。 ガメラ「俺たちの戦いはこれからだ!」 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-01 00:27:05)(良:1票) 88.まず私はゴジラよりガメラ派です。まるでエ◯◯◯ゲリ◯ンみたいな、心理哲学チックアニメな内容でしたが、怪獣映画としての2とは全く違う意味で楽しめました。ただ山咲千里さんの位置付けがイマイチわからんかったな。あとイリスの赤ちゃん期が『REX 恐竜物語』を思い出してしまうアレでしたが、大人のイリスはなかなか。ガメラも段階を経てシャープなデザインに。再登場の中山忍さんも演技が上達していた(残念ながら藤谷文子さんは成長なし...)し、今回は前田愛さんの演技力に脱帽でした。梨園に入ってしまって勿体無い、復帰お待ちしています。あー、あと売れない頃の仲間由紀恵さんがあんな姿になるとは!笑ってしまいました。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-27 15:35:43)(良:1票) 87.《ネタバレ》 第一作目のゴジラは、一作目にして完全な映画だった。モンスター映画としての映像も、核兵器批判としての表現も、そのアイデアも。 省みて今までのガメラは、怪獣映画としては、ほぼ完全だったが、ゴジラのように高尚そうなテーマが無いように見えた。その部分に手を出して、大失敗してしまった。と言うのが私の解釈だ。映像的には文句ないし(事に京都駅の映像はスゴイの一言だ)、自衛隊関係の描写も安定のリアルさだ。 だが、「巫女」とゲームクリエーター(こんなのが、政府関連の仕事を?)周りの物語の陳腐さは何だ?この男は、古代人についての想像とつまらない終末論を言うためだけの、他に何の役にもたってない登場人物で、同様の巫女と共に、居なくてもなんにも困らない役だ。この、マナというものとそれによる厄災の話で、地球環境的なテーマを語りたいのかもしれない。が、描写が足りなすぎだし、なにより結末が暗すぎる。あの二人の件を全部カットしたら、もっとマナと厄災、ガメラの物語が描けたろう。 それと、冗談のネタとも言える「正義の味方に踏み潰された人」という設定で描かれる、ガメラへの復讐の物語は、米軍と基地周辺住民問題に通じる、更に厄介な問題で、何かと同時に描くほど簡単な問題ではない。欲を出しすぎだ。 絶望的な暗さの結末については、そういう物語も当然アリだが、前二作の爽快感とあまりにも違いすぎて、戸惑う。 異論はたくさんあるとは思うが、怪獣映画は第一義的には子供のものだと思っている。そういう意味では、もうちょっと救いのある、というか明るい未来を信じられる結末を観たかった。見せたかった。ガメラが守るに値する未来を。 【Tolbie】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-10-16 12:56:56)(良:1票) 86.《ネタバレ》 妻投稿■ガメラ三部作のうち、空中大決戦は「怪獣が日本に現れたらどうなっちゃうんだ」レギオン襲来は「怪獣が私たちの町に現れたらどうなっちゃうんだ」だが、この映画は「怪獣に大事な人を殺されちゃったらどうなるんだ」という映画なんだろうと私は解釈した。前作は街ひとつ消滅させながら人はあまり死んでいない点、一方今作は殺される人間の最期の目線に立ったようなカメラワークが多い点がその根拠だ。ガメラにマンションごと潰された主人公の両親だけではない。渋谷の飲食店でガメラに体を焼き尽くされたバイトの女の子、遺体安置所から泣きながら出てくる両親の描写は、「たまたまあの場所にいただけで理不尽に命を奪われる」事件が実際に報道されているこの頃だけあってあまりにも生々しい。■当然この映画においては1作目の社会における「怪獣への恐れ」から「怪獣への怒り」への変化が描写されるわけだが、その感情を根暗な女の子一人に負わせたのは正直失敗。訳のわからない魔方陣によって呪いの藁人形みたいな怪獣がニュニュニュニュニュと立ち上がる設定は、大事な人を失った人間の心の描写の解釈としてはあまりにもお粗末だと思う(蛇足ながら、このイリスという怪獣は勾玉を狙うふりをして前田愛の胸に顔を押し付けたり、彼女をヨダレまみれにしたり、悲鳴を上げる仲間由紀恵の下半身の方でなんかクチュクチュ音を立てていたりとかなり変態な怪獣だと思う)。■映画シリーズってのは必ず三作目か四作目にダウトな異色作が出来るものなのだが、そのダウトさが変な意味で中途半端になっているのが残念。でも怪獣映画史上まれにみる美しい空中戦や京都駅の迫力満点の大爆発はさすが。6点献上。 【はち-ご=】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-09-29 14:19:41)(良:1票) 85.《ネタバレ》 映像クオリティはシリーズ最高なのだが(序盤の渋谷戦は圧巻)、ストーリーがいかんせん暗すぎる。人間ドラマに比重を置きすぎてつまらなくなってしまった。これは勝手な想像なのだが、『新世紀エヴァンゲリオン』以降の日本映画というのは、どうも人間(少年少女)の内面(ダークサイド)にスポットを当てたものが多く、個人的に『エヴァ』以降、『エヴァ』以前で分けられるほど作品の質が変わったと思う。今回の『ガメラ』にもその影響が色濃く表れたと思うのだが、怪獣映画にそこまでのものは求めていない。ちなみに、無名時代の仲間由紀恵が殺られ役で出ているのにはビックリした。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-05 00:00:54)(良:1票) 84.昭和ガメラは遠くなりにけり。 こんな暗いガメラは見たくなかった。 明るく健全な雰囲気で通してきたはずのガメラに、いじめが出てきた時点でいやな予感がしたが、 それでも最初のうちは、これまで描かれなかったガメラの被害者の存在を描いたり、 ガメラを単純な人類の味方ではなく、人間に牙を向けることもある恐怖の対象として描き、 怪獣映画としての原点回帰をしようとした、シリーズ中の異色作なんだろう、 という好意的な見方をしようとしていた。 渋谷のバトルは、あのガメラをこんなに悪者に描いていいのか、と思いながらも、 その鬼気迫る迫力とスピード感はこれまでにないものだと思った。 しかしこの映画の見所はそこまでで、以降は失速していく。 イリスとのバトルのつまらなさは、シリーズでも最低と言ってもいいんではないだろうか、 つまらなさでバイラスを超えている。 イリスはデザインもぱっとしないし、名前もカッコ悪い、バトルも印象に残らないといいとこなし。 ただ駅を壊したかっただけかと。 ストーリーだけを見れば、とうとうガメラもメロドラマになってしまったかというひどさ。 人物の不快な言動やグロ描写など、嫌悪感を与えるような演出はやりすぎのように感じた。 映画はいったい誰の望みで、こんなに暗く病的になっていくのだろうか。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-24 00:21:59)(良:1票) 83.ロケ中に、中山忍さんと偶然の出会いを生んだ、私にとって忘れることのできない映画。 当時、私はとある病院に勤務していたが、そこに突然、本作のロケ班が登場。 アイドル時代から大好きだった中山忍さんもそこにいた。 偶然だからこそ、特別に感激した。 髪の毛が綺麗だった。 途中、いきなり「エキストラで出てもらえませんか?」と言われ、勤務中であるにも関わらず快諾。 受付の中をうろうろ歩くだけの役だったが、ADらしき人に「これで銀幕デビューを果たしましたね!」と言われ、感激してしまった私。 そして公開後にそのシーンをチェックするも・・・ カットされているではないか!! ショックだった・・・ でも、中山忍さんの直筆サインをもらえたのでオッケーかな?! 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-08 14:30:50)(良:1票) 82.前半の渋谷大パニック、後半の京都駅ビルの死闘は、日本怪獣映画究極の到達点ともいうべき、奇跡のような出来栄え。素晴らしい!ありがとう! ま、逆に、「ただそれだけの映画」になっちゃってますけど(笑)。ガメラが、ギャオスが、何のために生まれたとかいう話、「このヘンでそういう話も織り交ぜないと、作品に厚みが生まれないからな~」とばかり、クライマックスの京都駅であわててそんな会話を繰り広げても、手遅れです。そんなことより、3作を通じて、ガメラがだんだん人間味を増していくプロセスが、いいですね。満身創痍となっても、次なる戦いに向かおうとするその姿、それなりに感動モンです。ところでところで、奈良県南部で生まれたイリスがガメラと戦うクライマックス、「奈良市内を飛び越えて」国際観光都市・京都を舞台としてしまうあたり、う~む、やはり現在奈良に住む私としては複雑な気持ちに。東寺の五重の塔は絵になっても、興福寺の五重の塔ではダメなのか。東大寺大仏殿ではダメなのか。奈良の宣伝のためにも、少しは写してあげてくださいな。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-09-09 18:57:30)(笑:1票) 81.《ネタバレ》 渋谷爆破、京都駅粉々に。 壊し方が最高ですね。 シーン戻して3回ずつ鑑賞。 ビル壁が落っこちたり、天井が吹っ飛んだり、ミニチュアのお仕事を堪能しました。 イリス対ガメラのガチの戦いも楽しんだ。 しかし2024年に鑑賞すると、VFXと実写の質感が合わない所や、子供のイリスのプラスチックっぽさが気になります。 それから、ご遺体を出す必要性はあったのか? お笑いなのかシリアスなのか目指すものがブレてると感じた。 肝心のガメラの登場シーンが少なかった、そこは不満でした。 【たんぽぽ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-11-25 09:43:35)★《新規》★ 80.《ネタバレ》 1のレビューにも書きましたが、ココまで来るとかな~り「エヴァ」風味が増すな…とゆーか、まあ影響が無かったとゆーのは少々無理っぽい…みたいな感じではありますかね。ただ、それでもこの最終作は(私の感覚の中の怪獣映画としては)少しダケ「暗すぎる」とゆーのが言いたいコトの80%位になっちゃってますかね。取分け、前田愛ちゃんに係るナニもかもが暗くて辛くて湿っぽすぎると思うのですよ。あんなにカワイイのに⇒否、あんなに高度な「カワイイ系」のルックスだからこそ、ごくシンプルに暗い顔が似合わない・映えないのだよな~と、観てる間ソレばっかり考えてしまってました。マジでホントに、最後の最後で一瞬ダケしか「デレない」って始末なモノで…(コレも今回調べたら、例の「ツンデレ」って言葉が出始めたのは今作のちょっと後のコトらしーのですケドね…) 他、1作目と比べるとガメラの容貌自体もエラく凶悪になってるのとかだって、別に無理に気にしたりはしないですケド、でもちょっと「セコい」な…みたいな感覚でないコトもないかな~とは思ってしまいます。世界観自体は(個人的には一貫して)かなり好みな方のレベルのヤツではあるので、今回観直しても(三作目だって)全然面白く観れるジャン!とは再び思ったのですケドね⇒今作のみがやや突出して評価低いのは、コレもあくまで個人的なコトですが少~しアンフェアかな…という感覚では居ます。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-26 23:15:19) 79.《ネタバレ》 ・イリスの幼体の造形がかなり気持ち悪い。 ・ギャオスボコボコで可哀想。 ・説明過多でなんかしんどい。 ・陰湿な展開でしんどい。 ・やっぱりガメラの造形が普通の亀。 ・モブ出の仲間由紀恵が可愛い。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2024-06-16 16:10:26) 78.《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。 「柳星張」と呼ばれる南の「朱雀(イリス)」を北の「玄武(ガメラ)」が封じているという風水的な設定。それを代々守ってきた旧家が「守部」だったりするのは面白い。イリスの味方をする少女の姓が「比良坂」で、ガメラの味方をする少女の姓が「草薙」ってのは、さしずめ「出雲と大和」(ヤマタノオロチとスサノオ)の関係ですね。 しかし、手塚とおるの台詞によれば「ガメラもイリスも古代文明が作り出した生物兵器」とのことで…。どうりでガメラはUFOみたいに空を飛ぶと思ったし、イリスは造詣がロボットみたいで、ヱヴァンゲリヲンよろしくコックピットに少女を格納したりするし…。つまり、これは怪獣映画というよりもロボット映画なのですね。そういう意味では『シンゴジラ』より『ヱヴァンゲリヲン』の原型といったほうが正しいかもしれません。特撮も、やはり遠景の美しさに対して、近景で見る怪獣の造形があまりにメカニカルで嘘っぽい。唯一、渋谷駅構内でガメラとイリスが倒れ込むクローズアップのショットだけはリアリティがありました。 【まいか】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-07-02 01:18:39) 77.《ネタバレ》 「お願い。ガメラを殺して」公開当時はまだ、日本の怪獣映画って子供を対象にしてるもんだと思ってたから、あの予告はショッキングだったなぁ。「倒して」じゃなく「殺して」だもの。パッパと切り替わるカメラワーク、被せ気味に入るセリフ。でも怪獣映画をこんなに格好良くして、どんな層がターゲット(本来は子供だろうけど)なんだ?って思ったっけ。 蝿がたかってリアルなギャオスの死骸。無数のガメラの骸。オープニングからかなり重たい。 そして渋谷破壊シーン。雲の上の火球の軌跡から燃え落ちるギャオス。人や建物との対比から想像される怪獣の巨大さ。甲羅がうねうね動き、生物感と兵器感が共生する禍々しいデザインのガメラ。これだけの巨体が歩けばガラスは割れるし地面は陥没するし建物は崩れる。瓦礫とともに吹き飛ぶ人。切断されるマルイをビルのガラスに映して観せるセンス。ガメラが火を吹けば人も舞い上がる。粉々に降り注ぐギャオスの肉片。 これこそ怪獣映画の疑問に対する回答。荒ぶる神と言える怪獣同士の戦いは、核爆弾にも匹敵する。人の被害なんて構ってられない。過去作では都合よく住民の避難が完了してたりしたけど、そんなの無理な話。まして無警戒の渋谷に突如現れたら… 死傷者15000人以上。生々しい死体を撮るのは避けて、そこは想像させる。たぶん今現在に至るも日本映画の中で最高品質の都市破壊映像だと思う。 そして後半のF-15との空戦。京都駅破壊も力が入っていて素晴らしい。絶望的なギャオスの大群に立ち向かう満身創痍のガメラも画になる。 1<<2<<3と特撮技術の進歩を観せた本シリーズ。マンネリになる前にピタッと幕を閉じたのは残念な気もするけど、クオリティの高い好作だと思う。 子供「ガメラが僕を助けてくれたよ」偶然自分を守ったように見えたのを、この子が都合よく解釈してるだけだと思うんだ。敢えて助ける風のシーンと、子供のセリフを入れることで、どっちでも解釈出来るようにして。だってガメラ、子供守った直後にサラリーマンの詰まったビルに火球放ってるしね。 綾奈「イリス、ごめんね、寂しかったんだね、私を探してたんだよね」これもイリスは餌の動物を捕りに行っただけで、綾奈は生体融合だかの素体としか思ってないしね。今回、意思疎通の出来ない怪獣の気持ちを、人間が自分に都合よく勝手に解釈してるだけって思えるシーンを敢えて入れている。 でも融合するのが綾奈でも朝倉(古代人の末裔)でも、ガメラは排除する対象だったんだな。綾奈がイリスを育てなくても、日本は襲われてたわけだ。 そしてイリスは人間と完全融合できなかったから、ガメラに負けた。ガメラが綾奈を助けたのも、そう観えるだけで別な理由があったのかもしれない。綾奈を殺すとイリスが完全体に進化復活するとか、実はギャオスの大群をおびき寄せるための囮とか。 浅黄はガメラを信じているけど、人間の理解なんて超えた存在だろうし。 当時の流行、エヴァっぽさが怪獣映画にも入ってた。主人公の少女が綾奈だし。ショートカットの少女が胸をはだけ、怪獣の触手が絡まり、ドロドロの体液にまみれるのは、エロい。帰国してきた浅黄がハーフなのは偶然だろうけど、でもセリフは棒のままでも表情は豊かになってたね。 長峰が缶ビール片手に仕事してるのとか、短いスカートで生足見せたりはサービスサービス。この辺、監督の趣味全開。 東西南北を守る四神獣のうち、本作は玄武と朱雀の物語。それに中央を守る麒麟を入れて、五霊って言うんだって。・・・だから長峰キリンビール飲んでたのか?このクオリティで残る二神獣(青龍と白虎)の戦いも観てみたかった。 大迫刑事の再々登場。ガメラ専門家の斉藤さんのデスクに亀の置物。渡辺裕之の自衛隊の現場隊長は3作フル出動。でも今回一番嬉しかった登場人物は、売れる前のTRICKメンバーの仲間由紀恵と生瀬勝久。 【K&K】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2022-06-19 14:21:34) 76.《ネタバレ》 舞台は東京、京都 冒頭からギャオスの死骸がグロい。ギャオスとの闘いもグロい。 特撮良い感じ。最近シン・ウルトラマンの予告映像とか見ると、モロCGっぽくて、好きじゃ無い。 この頃の方が色々工夫して見せていて好感が持てる。 敵怪獣のイリスは、印象が薄い。 なんで自衛隊は未だにガメラを攻撃するのか。 京都駅での戦闘シーンは素晴らしい。 イリスはちょっと印象が薄い。 【ahiru3】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-06 22:08:05) 75.《ネタバレ》 ガメラという題材を扱った点で1点。あとはストーリー、脚本、設定、すべてにおいて0点です。逆にマイナス点をつけたいぐらいです。あれだけの殺戮のきっかけや支援をしたくせに、泣いて謝れば済むのか?おのれだけ死ななくて済むのか?ってラストも納得いきません。限りなく0点に近い1点です。 【oifair】さん [インターネット(邦画)] 1点(2020-01-12 15:33:38) 74.《ネタバレ》 2作目から続いた3作目。よりハードな闘いに身を投じるガメラ。どうやら人類などではなく地球そのものの守護が目的と推測されるガメラ。だからこそかストイックになってゆく佇まいと殺気立つ戦闘スタイル。最高です。残念な部分はオタクみたいなサングラス男の浅い解説が少々鬱陶しかった事。それと一つ解ったが、この監督さんは自分好みの可愛い子ちゃんをストーリーの中央に据えたがる癖がある。 【役者の魂】さん [DVD(邦画)] 9点(2019-07-02 14:47:49)
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