|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【変更順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 ■キリスト教を背景としたミステリーということで、『薔薇の名前』をイメージしたが、あちらは純然たるゴシックミステリーであるところ、こちらは極めて現代的な作品であった。
■テロによる爆発で選挙会場のシスティーナ礼拝堂の高窓の一つが吹っ飛び、選挙の場に圧倒的な暴力がインパクトとしてもたらされた。あれはそこにいた枢機卿たちにとっては神の怒りのように感じられたに違いない。さほどに旧約聖書における神は荒々しい。その直後のシーンで、その高窓から差し込む日の光が礼拝堂の有名なフレスコ画を美しく照らすのだが、その神々しさが、あれは実に神の怒りであったことの証左となる。
■最後の投票のとき、その破れた高窓からかすかに外界の喧騒が聞こえてくる。何百年と厳格に密室で行われてきたコンクラーベが、わずかにではあるがこのとき初めて外との接触の中で行われたのだ。その喧騒をBGMに、枢機卿たちは教会の歴史に新たな一歩を刻む一票を投じる。
■この一連の流れによって、全体として神の意志によって教会の閉鎖性・保守性に風穴が開いたというつくりになっている。見事な脚本だ。いや、原作がそうなのかな?
■演技巧者ばかりの俳優たちの演技が、本当に素晴らしい。とりわけ主役のレイフ・ファインズ、新教皇にその位を引き受けるかどうかを聞く場面で、嫉妬を隠し切れない何とも言えない複雑な表情をする。お見事。
■主役がいよいよ教皇の第一候補となり、「教皇名は考えてあるか?」と聞かれ、実に神妙に「ジョン…」と答える。後から考えれば、あれはコメディなんだね。ファインズの絶妙な顔芸が浮かんで、思い出し笑いしてしまった。 【麦酒男爵】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-04-01 17:04:16)(良:1票)
4.《ネタバレ》 ミステリー・ドラマ。教皇死す。システィーナ礼拝堂の扉を締め切り、極秘裏に次期教皇の選挙が行われる。有効得票数に達せず、数回繰り返される投票。その中で蠢く枢機卿たちの陰謀。最後は多様性…結局流行りのLGBTかよ。もう一度観る。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-04-01 14:35:03)(良:1票)
3.《ネタバレ》 私の様な「部外者」が観てる分には、ただただ非常に重厚・硬質でハイクオリティなるサスペンスだった…と暢気に喜んで居れば好いダケだとも思うのですが、ふと思えば、まあまあ結構ラディカルな内容だったな~とも思われますね。肝心なコンクラーヴェの悲惨な有様と来たら、当初からの有力候補者なんぞ文字通り全員(=スタンリー・トゥッチですらも)到底「適格者」とも思われない様な有象無象の集まりでしかなくて…そしてラストの驚愕の「オチ」も、またコレだって中々の…とは言え、でもその辺には実際のヴァチカンだって「心当たりが全く無い」な~んて状況では毛頭無いって感じでしょーから、逆にソコをまろやかに描かれたってそっちの方がもはや気色悪いかな…とも。。
再度、外から観てる分には年イチ(或いは数年イチ)レベルと言ってしまうべき重厚な傑作サスペンスだったと思いますし、中で、サスペンスとしての筋書きの他にも、寧ろ宗教とゆーよりは「権力」って方面に関して諸々とモノ思わされる・考えさせられる=現代的で社会的なテーマ性も感じさせられる、様な「奥行き」も在ったかな~と思われてます。そして、終始何か妙に暗い(⇒パット見はだいぶ物理的に観にくい)画面の質感+音楽の(コレまた)硬~い質感とか、またレイフ・ファインズを筆頭とした俳優陣のスリリングな熱演の数々を含めて、演技・演出面のクオリティも再び言うまでもなく上質だったとは思われてます。流石、オスカー8部門ノミネートというダケあり、ごくごくフツーに鉄板な映画だったすね。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-04-01 07:14:58)(良:1票)
2.新ローマ教皇を選ぶ手続きなんて普段異教徒では見ることはできませんので、珍しい機会を得た感じです。ですので、物語的には盛り上がりに欠けますが満足です。おりしもリアル世界でもコンクラーベが行われます。こんな風に権謀術数が渦巻くんでしょうか? 【次郎丸三郎】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-04-23 21:29:38)★《新規》★
1.《ネタバレ》 ノーマークであったが、本作の評判を目に映画館へ。
混戦状態だった賞レースで作品賞サプライズ受賞の可能性もあっただけに、
本作も例に漏れず多様性を象徴していた。
前半にあまり乗れなかったものの、有力候補が次々と脱落していく権謀術数を巡らせる後半の展開に唸る。
もしかしたら主人公が後を継ぐのかと予想していたけど、新教皇の正体に唖然とした。
亡くなった前教皇はそれを知っており、当選率を上げるため、
選挙は主人公の行動も計算した上で全て彼の手の上で踊らされていたわけ。
ただ、新教皇が"手術"を受けなかったのは予想できなかったようだ。
信仰とは異なる存在への赦しと寛容である。
確信を持ってしまえば、変化も内なる疑念を抱くことも困難になる。
その象徴として、生粋のイタリア人で保守派のテデスコ枢機卿の、横柄な態度と終盤の台詞に、
ドナルド・トランプとダブってしまったのは自分だけか。
もしテロで枢機卿に死者が出てしまったら、テデスコが新教皇になる可能性があった。
トップを選ぶということは運命の悪戯で、社会を良くも悪くも変容させてしまう。
ラストシーンに伝統を重んじ閉鎖的なバチカンであることに変わりがないが、
僅かに光が差すような新たな時代の幕開けを感じさせた。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-04-05 16:54:06)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
7.20点 |
0 | 0 | 0.00% |
 |
1 | 0 | 0.00% |
 |
2 | 0 | 0.00% |
 |
3 | 0 | 0.00% |
 |
4 | 0 | 0.00% |
 |
5 | 0 | 0.00% |
 |
6 | 1 | 20.00% |
 |
7 | 2 | 40.00% |
 |
8 | 2 | 40.00% |
 |
9 | 0 | 0.00% |
 |
10 | 0 | 0.00% |
 |
|
【その他点数情報】
|