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ベイビー・オブ・マコン

The Baby of Mâcon
(The Baby Of Macon)
1993年【英・独・仏・ベルギー・オランダ】 上映時間:122分
ドラマ時代劇
[ベイビーオブマコン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-05-06)【S&S】さん


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監督ピーター・グリーナウェイ
キャストジュリア・オーモンド(女優)
レイフ・ファインズ(男優)
フィリップ・ストーン(男優)
ドン・ヘンダーソン〔英男優〕(男優)
脚本ピーター・グリーナウェイ
音楽クラウディオ・モンテヴェルディ(歌劇「オルフェオ」より)
撮影サッシャ・ヴィエルニー
製作キース・カサンダー
配給日本ヘラルド
美術ヤン・ロールフス(プロダクション・デザイン)
ベン・ヴァン・オズ(プロダクション・デザイン)
衣装ディーン・ヴァン・ストラーレン
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【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 赤と金と黒による厳粛なる悪趣味の世界。光が絞られたときの金が美しい。芝居仕立てにしたことの意義が、もひとつピンと来なかったが、舞台という制約を置いたほうが、この監督のイメージは自在になるのだろう。舞台装置の人工的な感じ。収穫の衰えた世界に奇跡の子を捏造していく話。捏造でもないか、実際に「母」の純潔を守るために誘惑者を牛の角にかけて殺したりするの。パタンと馬小屋の壁が倒れて観客席が姿を現わしたり。この監督にしては悪趣味が抑え目だなあと思っていたら、ラストでちゃんと死体をバラバラにしていた。『コックと泥棒…』のカニバリズムに通じていく、とにかく死体趣味なの。典雅なふるまいと悪趣味が通じているところが、味わいと言うかなんと言うか。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-02 09:56:16)

9.《ネタバレ》 グリナーウェイ美術が、間違いなく頂点に達した作品。この映画の世界はまさに西洋春画(by淀川長治、それにしても上手いこと言うなあ)か地獄絵図か、そう、グロテスクな絵画を見ている様な感じでしょうか。物語のクライマックスは、芝居と現実の境界が判らなくなったコシモ殿下の妄想として解釈することも可能かな。まあとにかく、他の監督には絶対思いつかない様な映像です。この監督はとことん“赤”という色彩にこだわる人です。 S&Sさん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-05-04 01:56:23)

8.《ネタバレ》 ものすご~く ひどい話ではありますが、私的偏愛の一作。 puharaさん [映画館(字幕)] 9点(2008-03-26 20:36:01)

7.うん、これは、好きとは言い難いが、結構イイ。グリーナウェイの中ではまだ分かりやすい方なのかな。ラストは正視に耐えない、ってほどでもないが、かなりグロ。でも、なぜかグッと来た。美術が素敵。 すねこすりさん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-27 14:46:19)

6.最悪で最高の映画、という感じでしょうか。グリーナウェイの変態ぶりは個人的に大好きなので、期待はしていましたが予想を上回る大いに気分を害した覚えがあります。しかし、誰にも真似できない映像美と凝った演出による混沌と混乱が楽しいです。クィーンズイングリッシュも心地よく、独特な半分意味不明のセリフも重みがあり、流れる展開に避けきれない運命という境遇がサディスティック。最高傑作は「プロスペローの本」と思っている私には、それに追いつく作品だと思います。まぁ、誰に見せても納得しませんが・・・。 shirasuさん [映画館(字幕)] 10点(2006-10-04 21:00:28)

5.人間が好きなのか嫌いなのか監督自身悩み、そのフラストレーションを高尚な次元で衝撃的に且つ暴力的に爆発させてみたからといって何も答えは出なかった、そんな感じ。 Vanillaさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-28 06:44:45)

4.大掛かりな舞台装置、凝りまくってる美術、華美な衣装とグリーナウェイワールド、二重三重の劇中劇の中で、どこまでが芝居どこからが現実なのか、常に意識させられる。そんな意識を人間のエゴや欲望が渦巻く強い毒が自分の感覚が完全に麻痺されてしまう。その頭がクラクラしそうな感覚がラストでは一転スカッとさせられ気分爽快、最高です。 亜流派 十五郎さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-27 23:57:53)

3.「コックと泥棒と~」を更に完成度を高めた作品。私的にはグリーナウェイの最高傑作なんですけど。賛否両論分かれそうな作品です。後味は兎に角悪いですね。まあ、そこが魅力なんですが。人間のあらゆる欲望が極色彩に彩られた劇中劇形式で進行し観る側演じる側が、混沌としていくところがツボでしょうか。 としこふさん 8点(2003-12-22 23:27:26)

2.あのー、一言でいうと「大っ嫌い」です。でも映画をみてここまで嫌な気分になったのはこの作品だけです。衝撃的に嫌な気分でした。ここまで印象に残ったという意味で高得点をつけています。比べるのも何ですが、「時計仕掛けのオレンジ」が衝撃的に嫌な気分になるといううわさを聞いて観てみたところ、私的にはこの作品にまったく及びませんでした。ちょっと明るい気分で映画館に入って、ドーンと落ち込んで映画館を出たのを覚えています。二度と観ないし、人にも絶対勧めません。 猿の腰掛けさん 8点(2003-11-13 08:53:33)

1.へー、レイフ・ファインズだったんだ・・・かなり前に劇場で観たけど、強烈でした。面白いか面白くないかで言えば面白くない。映像美に凝っていると言えば凝っているか。虚構のレベルが2、3くらい分かれてて、それらを行き来する物語構造。今となっては新しくない。文章が支離滅裂ですが、要するに評価が難しい映画です。結構エグいシーンのオンパレードですので、心臓の弱い人には勧められません。 風の木屑さん 4点(2003-04-28 15:15:38)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.40点
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4110.00% line
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7220.00% line
8220.00% line
9110.00% line
10220.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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