みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
66.《ネタバレ》 追加シーンがいくつかあったけど、どれも劇的に影響をもたらすようなものではなかった。むしろ逆効果。特に困ったのが最後の夢のシーン。「走れ」からDragon AshのED曲へと繋がる絶妙な流れがあれで台無しになっている。 【とかげ12号】さん [映画館(吹替)] 5点(2005-10-27 23:05:57)(良:2票) 65.《ネタバレ》 ~『バトル・ロワイアル』のつづき~ この時のたけしはまだ若くギラギラしていて、出てくるだけで存在感が凄い。原作はあくまで生徒たちが主役で、教師はここまで物語に絡んでこなかったと思う(途中までしか読んでない)けど、映画では主役級の役割を持って登場している。 まるでセリフを喋るように、感情的に話す生徒たち(もちろん演技指導で)と違い、普段の話し方の北野武がまた怖い。桐山役の安藤政信が自らセリフを一切排除した理由も、もしかしたら邦画のセリフっぽいわざとらしさが嫌いだったのかもしれない。 キタノが自分を殺させようとする中川に掛ける言葉「中川、頑張れ」が、自殺した七原の父が書いた「秋也ガンバレ!!」とオーバーラップ(※このキタノのセリフのシーンに、七原の父のシーンを流してしまう親切さが余計。だけど同世代の子供に観せたいという意図があったろうから、敢えてだろうけど)する。 自分が死ぬ。となった時、当然生きるよう努力すると思う。それが無理だと悟った時、冷静であれば、生きられない自分の代わりに、特定の誰かに何かを託したくなるのかもしれない。クサイ話だけど、生きた証を誰かに託す行為。 子供たちも、42人のうち41人が死ぬルールから、自分が生きる可能性が限りなく低いなか、僅か15年の人生の知恵を絞り、生きる努力、生きない決断を自分で選んでいく。子供たちの死に様をみせる映画から見えてくる、子供たちの3日間の生き様。 GPSを持った杉村が、片思いの琴弾に好きだと伝えたくて奔走する。誤って自分を撃った琴弾に「逃げろ」という気持ち。好きな子に気持ちを伝えることに残りの命を使う気持ち。そんな事ができる子供たちだから見えてくる、どこかに忖度のない、残りの人生の使い方。彼らより長いこれからの人生を私がどう生きるか、とても考えさせられた。 最後に「走れ。」とメッセージ。詰め込み過ぎと言うか自己満足と言うか、邦画らしいダサさがまだ残ってる。 今回買ったDVDが特別篇と書いてあって、追加シーンがあるんだそうだ。観たのもう20年近く前だし、公開版とどこが違うのか、調べないと解らなかったけど、物語に深みを持たせる回想シーンとかが追加されているようだ。殺し合い中の他の生徒の動きとかは特に追加がなかったのは残念だけど、バスケのシーンも相馬の過去も、悪くなかったと思う。 当時あれだけセンセーショナルだったこの作品だけど、今だったら数あるシチュエーションの一つに過ぎない。この作品以降、必然性もなく人の命を使った、殺人ゲーム的な作品がたくさん出てきた。多くの作品が『私だったら“このゲームを”どう生き残るか?』って、今置かれている理不尽な状況からの生還を考える程度に過ぎない。 「人生はゲームです」今置かれている特異な状況だけに収まらず、これまでの生き様まで踏み込んだこの作品は、先駆者にして稀有な存在に思える。 【K&K】さん [DVD(邦画)] 8点(2022-01-16 16:05:04)(良:1票) 64.山本太郎ェ 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-03-25 04:25:58)(良:1票) 63.DVDにて鑑賞。原作読了済み。私は通常版よりこちらのほうが好き。追加シーンで事件前のクラスの様子がよりわかりやすくなっているので。原作の面白さにはかなわないが、“うまく”作られていると思う。時折の字幕や体育館での相馬光子の表情の挿入で、緩急をつけて、ただのドンパチで終わらないこの映画独自の“旨味”がよく出たように感じた。最後に、この映画に限らず鑑賞の選択権が明確になっている映画なのですから、映画について語るとき『子供の教育上~』とか無粋なことは言ってほしくないなぁ。失敬。 【いわぞー】さん 8点(2004-08-28 11:10:00)(良:1票) 62.《ネタバレ》 深作監督の実質的遺作ということもあり画面からは並々ならぬものが醸し出されておりました。邦画でここまでストレートなエンターテインメントを作れるほどの監督は今の若手には皆無ではないでしょうか。ただ内容は別物として何のメッセージが込められているのかが全く理解できませんでした。昨今の小学生の殺人事件の加害者もこの映画を観ていたようなので「あぁこんなに簡単に人って殺せるんだぁ」と思ってしまう気持ちも分かるような気がしました。原作は読んでいないのでBR法なるものがどういう意図で成立して何故彼らが代表として殺しあいをしなければならないのか?それによって社会には何が還元されるのかが分からなかったので彼らの死の意味が無意味なものに思えました。微妙な問題を差し引いて観るならば良くできてたと思います。ビートたけしの独壇場もなかなか良かったですし。 【SWORD】さん 4点(2004-06-20 19:27:19)(良:1票) 61.中学3年生42人を殺し合わせるという、日本映画の「駄目」な点を最もよく主張している史上最低の映画。まあストーリーが「殺し合いをしなさい」なのだから、国会で取り上げられるのも無理はない。それに設定にも矛盾がある。一つを取り上げるとまず、中学3年生がショットガンや拳銃、サブマシンガンなどを普通に撃っていることだ。 普通に見ていると何ら問題ない気もするがこれは大きな矛盾だ。 まず、普通の人が十分拳銃を扱えるようになるには1年以上訓練が必要だ。それがどうか。あの映画では普通にかつ、正確に当てているではないか。それに拳銃を発砲したときの反動も馬鹿にならない。 深作監督には失礼だが、この映画はまったくもって「駄目」である。 例えR-15を付けてもとてつもない悪影響を子供に及ぼす。 簡単に言ってしまえば、こんな駄目映画があるから少年犯罪があとをたたないのだ。この映画を見た人の中には「人殺しの中で大切なメッセージを伝えている。」「中学生が立派に生きようとしている事を描いている評価すべき作品だ。」などと述べているが、自分には「単なる殺し合いの映画」にしか思えない。 【ストライクイーグル】さん 0点(2004-01-05 13:58:29)(良:1票) 60.設定も平凡。内容も薄っぺらな駄作だが「ほら、こんなに人を簡単に殺してるよー、中学生だよー、ショッキングだよー、スゴイって言ってよー」というメッセージがうざったいほどスクリーンから投げつけられる。 国会で取り上げられるなどマスメディアが映画を誇大にしてしまった悪例。 日本映画界に多大な貢献をした深作監督の遺作である第2作がまったく見向きもされなかったのは観客が真贋を見分けてしまったからに他ならない。 【海野やよい】さん 1点(2003-11-16 21:09:04)(良:1票) 59.♪ママ~ たった今人を殺したよ あいつの頭に照準を合わせて 引き金を引いたら奴は死んだよ ママ~ ゲームは始まったばかりなのに ボクはもう友人を殺してしまった ママ~ あぁママ~ ママを泣かせるつもりじゃないけれど 3日後の今ごろになってボクが戻らなくても 今のままで生きていって…なぁんて、シラジラしくもボヘミアン・ラプソディをパロってみましたが、ぶっちゃけ何も考えずに見るとこーゆー映画です。しかし、この作品に込められたメッセージはとても深く、考えさせられる内容です。俺は、気に入ってる作品や心に残った作品はDVDを買って保存版にしてんるんで、この映画も、凄く考えさせられたことと、どうせなら通常版じゃなくて完全版にしようということ、そして栗山千明の出演作という理由がちょっとあってDVDを買ってしまい、この前イマジンさんと殆ど同じような理由で番外編を見てしまった俺です。皆さんの中にも、こんな映画グロいだけだとか、満点つける奴の気がしれねぇとか思ってる人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。ロックを例に取ってみますと、このジャンルの音楽が出来た当初は不良の音楽だとか駄目な人間の聞く音楽だとか散々言われましたが、ロックの持つ音楽性やメッセージ性のよさ、素晴らしさなどを理解する人が居たからこそ現在でもロックは存在しているわけで、これは極端な例かもしれませんが、映画にも同じことが言えると思うんですよ。なので、この作品を頭からけなしてる人は、もう少し良く考えて、この作品に込められた深いメッセージに気づいて欲しいと思います。 【クリムゾン・キング】さん 8点(2003-05-25 02:34:49)(笑:1票) 58.《ネタバレ》 見るのは二十数年ぶり二回目だったのだが、バスケのシーンをはじめとした追加シーンがあるこの特別編を見たのは実は初めて。オリジナル版と見比べてはいないのだが、その追加シーンが足を引っ張ることなく、とくに追加シーンのメインであるバスケのシーンなどは元からあったとしても違和感はないだろう。オリジナル版を見た時は深作欣二監督の映画を4本くらいしか見ておらず、その70歳とは思えないパワフルさに驚いたのだが、30本前後見ている現在だとどんなふうに思うのか不安もあったが、徐々に引き込まれ、素直に楽しめたし、実に深作監督らしい映画になっていて、やはり衰えを感じさせていないのはすごい。登場する生徒で印象に残るのはオリジナル版を見た時もそうだったのだが、光子(柴咲コウ)と桐山(安藤政信)のインパクトが抜きん出ていてやはり強烈だったし、中盤あたりの灯台のシーンの和気あいあいとしたガールズトークが一人が毒で死んだのをきっかけに罵り合い、殺し合いに発展するのは本作の中でもっとも怖さを感じさせる部分ではないだろうか。出て来るだけで異様な存在感を放つ教師をたけしが演じているのも「その男、凶暴につき」の監督に当初深作監督が予定されていたことを踏まえると満を持しての待望のタッグという感じがして、たけし自身ものびのびと演じているように思えるし、たけしが演じるからこそこの教師の冷徹さやその中にある人間味が際立っていて、とても良かった。ラスト(特別編ではそのあとにまだエピローグがあるのだが。)に出る「走れ」という画面いっぱいのテロップは今になって考えると既にこの頃癌に侵されていた深作監督のこれからの世代に対するメッセージであることは明白で、監督自身もうそんなに長くないという自覚もあったのではないかと思えてくる。(DVDに入ってる特典映像のメイキング風景を見ると監督がいちばん元気そうでとてもそうは見えないけど。)最後に本作のような映画を手掛けて、しかも賛否はどうあれちゃんと話題作になる。これは深作監督にとって本当に幸せなことだったのかもしれない。やはり個人的には本作が深作監督の遺作だと思いたい。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2024-11-03 20:03:39) 57.「特別編」と「特別でない編」とを厳密に比較したわけじゃないけど、シーンの追加で、なんだかちょっとポエムな作品になりましたねえ。 でも、実はもともと、こういう作品なのかもしれんなあ、と。そりゃまあ、テーマとしては、殺し合いが最初から最後まで行われる殺伐とした作品、ということになるのですが、実際はその殺し合いの多くは主人公のあずかり知らぬところで発生している、という点では妙なオハナシ。殺し合い以外にも、自殺しちゃうヤツもいて、実際、殺し合いには違いないものの、どこか、クラス全員が集団自殺に追い込まれていく姿、のようにも見えてきて。 という、いささか求心力には乏しい一種の群像劇、緊密さばかりでなく、こういう、少し弛緩したようなポエムな空気もあってもまたよいのでは、という気もいたします。 それにしても、当時、政治家も問題視したこの『バトル・ロワイアル』、まさかこの出演者の中から、後に政治家が出てくるとは、思わなんだ。勿論、キタノ先生のTV番組(元気が出るテレビ)にメロリンQで出てた頃は、さらに思わなかったけど。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-12-19 13:58:46) 56.きらいじゃないけど、やっぱ突っ込みどころは多いよね。ザ・深作作品て感じ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-02-28 16:14:29) 55.北野はカメオ出演と思っていたが、主役を食うくらいのインパクトと露出だった。 尺の制限・多くの新人の起用などハンデがありながら、アラをうまく隠してよくまとめたなと思った。 もう5分くらい足して桐山の過去も欲しかったかな? 【たんたかたん】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-11 01:09:51) 54.《ネタバレ》 一世を風靡した、と言っても過言ではないほど知らない人はいない本作ですが、今回ようやく鑑賞に至りました。一昔前はそれほど売れていなかった俳優・女優(今は売れている)がたくさん出演しているという話も事前に聞いていたので、そういう楽しみ方も期待しながらの鑑賞。 観終わってみて、近年の猟奇系サスペンスの先駆けとでも言いますか、当時としてはすごいインパクトだっただろうなあと思いました。 この映画の内容は一言でいえば「不条理」この言葉に尽きます。作中のバトルにおいて公平性を保つためのルールだとかはありません。どんな手を使っても相手を殺して最後の一人になるために生き残る。それだけです。はじめに受け取る武器も人によってバラバラ。拳銃をもらってる人もいればフライパンの人もいたり。学校から出る順番もみんな一斉ではなく一人ずつ。先に出た生徒が待ち伏せして後に出てきた人を攻撃するメリットもあったり、まさに不均衡の不条理。 こんな設定で大丈夫なのかと思ってしまう映画なのですが、ゲーム前の北野武さん演じるキタノ先生の理不尽な暴力によりここまでの不条理ですら受け入れざるを得ない世界観を形成することができ、変な表現ですがストレスなく観ることが出来ました。 キャストは事前に聞いていた通り確かに豪華。いや今だから豪華に見えるのでしょうか。柴咲コウさんはじめ、藤原竜也さんや高岡蒼甫さん、さらには栗山千明さんなど見ていて飽きないキャストで楽しめました。こんなに大量のキャストを同時に展開させながらもそれぞれのキャラクターがしっかり立っていることがまたすごい。どんな子でも何かしらの個性やゲームに対してのモチベーションがありよくわからないやつが何となく死んだということはありませんでした。そこがこの映画はすごい。良作だと思います。 【TANTO】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-12-26 20:42:17) 53.テロリストにバスごとさらわれて、乗客同士で殺し合いをさせられて生き残った人を使い捨ての殺し屋にするという実際に起きている事件もあるので、この映画の内容も、ある意味唐突とも言い切れないものがあります。非現実的ではあるけど。 非現実的な状況下において、リアルにブラックユーモアとして昇華する俳優といえばビートたけし。性格俳優としても、すごいなぁ。 リアリティに欠ける殺し合いだったのがよかったのか悪かったのか。 真夏の世の悪夢と思えば、これもありかもしれません。 表現は悪趣味ですが、人類の持つ負の部分として、見ぬふりをして逃げることは出来ない内容でもあります。 なお、4点という低い点数は、映画としての評価です。 この映画は、映画という枠組みとはまた別のところで評価される必要があるような気がします。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-15 18:42:45) 52.ストーリーは矛盾だらけだし、主人公は影が薄い。 でも中学生同士の殺し合いを徹底的に描いて、かつ性描写はゼロ。 要するに、たくさんの客に来てもらえばそれでいいっていう映画。 この映画がきっかけで、暴力シーンが過激でエロはゼロっていう邦画がたくさんできたけど、やっぱり好きになれないなあ。 まあ、これの通常版の公開当時、ものすごく話題になって、自分もレンタル開始直後に見た記憶あるから、あまり人のこと言えないんだけどね。 確かに柴咲コウとビートだけしの存在感が大きく、見ていて楽しい。 でも、主演より脇役が目立ったら、それは映画としては失敗でしょう。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-26 17:30:45) 51.《ネタバレ》 ビートたけしの存在感が際立っているだけで、何も伝わって来ない映画でした(公開当時、何かと話題だったので期待しての鑑賞だったのですが・・・) 原作も未読なのですが、主人公等と同年代の若人が観れば何か伝わるモノがあるのでしょうか? 今観ると、豪華キャストですね。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-02-17 05:49:59) 50.《ネタバレ》 これって公開当時かなり話題になりましたよね 原作・通常版とも未読未見ですがご縁に恵まれ鑑賞致しました まぁ結論からいうとこういう「人殺し」映画というのは嫌いなんだな ということがよくわかりました 何かカタルシス的なものも感じませんし、メッセージ的なものもワタシには分かりません 深作監督のご冥福をお祈り致します 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 1点(2010-11-10 09:56:43) 49.《ネタバレ》 『リアル鬼ごっこ』を見たら、なぜか無性に『バトロワ』を見返したくなったンで借りて来たンですが、近所のツタヤには特別編しか置いて無くて残念…。本当は「走れ!」で終わる通常版のエンディングの方が好きなんですよね…。とは言え、追加されたB組のバスケのシーンはいい雰囲気ですね。個人的に「三村LOVE!」のボードを掲げるメグミの笑顔に涙を禁じ得ません…(合掌)。 もう好きなシーンてんこ盛りのこの映画ですが、今回見直して一番グッときたのは灯台のシーン。七原を見つめる内海のLOVELOVE光線出まくりの「ねぇ、この意味分かる?」にはオッサンの胸もキュンキュンしまくり!うーん、切ない!グッバイ青春!!!(意味不明) というワケで…この作品が世に出た後、似たような青春バイオレンスアクション作品が大量に生まれていったワケですが、やっぱ『バトロワ』は別格だな~と、今回見直してつくづく思いました。 最期に…山本太郎フォーエバー…(遠い目で) 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-20 00:51:21) 48.言論の自由がどこまで許されるのかを考えさせてくれたので5点。 【かくちゃん】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-05-09 23:05:58) 47.小説版、漫画版のように掘り下げていたら・・・。尺が全然足りないか。 【とむ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-04-16 12:39:09)
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