みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
162.《ネタバレ》 ポップコーンムービー、B級ホラーサスペンスとしては合格ラインでしょう。 例えば、ヘレン(サラ・ミシェル・ゲラー)の部屋に、犯人が入っていくまでのシークエンスなんかは、すれ違いをうまく使っていてハラハラします。 要は、正体不明の殺人鬼が精神的に若者達を追い詰めていく様子がきちんと定石を踏んでいるのが良いんじゃないでしょうか。もちろんそのことが『新鮮さ』や『意外性』を犠牲にしちゃっているところはありますが、『いつものホラー』『いつものサスペンス』を楽しめる安心感があります。 私は同じ映画を繰り返しは観ませんが、同じタイプの映画は全然楽しめる主義です。そういった意味では、今作は観たいものを観せてくれる良質の作品でした。 マイナスポイントとしては、犯人の動機がよくわからないことや、何故殺されちゃったのかがまるでわからない人がいるために、ストーリーの整合性が破綻しちゃっていることが残念です。そしてラストの犯人も意外というよりかは反則のような気がします。ミステリーっぽい雰囲気を匂わせている分、そこを楽しんじゃった人はラストで怒っちゃうかもしれませんね。 そういった理不尽で意味がわからないところも含めてのB級ホラー。 正直、あっぱっぱーな導入部分から、人身事故までの流れがほとんどピークだった気もしちゃうわけです。それにこういう作品って、「去年の夏」ってタイトルを冠しているからしょうがないんですが、人生が最高に絶頂の時期に殺人鬼が襲ってきたほうが、盛り上がる気はするんですよね。みんなの人生がやや落ち目になってからの事件勃発っていうのが、変な物悲しさを漂わせちゃったりしています。 まあ、その辺割り切ってしまえば、雰囲気がホラーとして結構楽しめるので個人的にはアリです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-16 01:25:24)(良:2票) 161.《ネタバレ》 90年代後半という時代は、マーケティングの時代だった。地球上の誰もがマーケティングという言葉に踊らされて、自分自身いったいなにを踊っているのかよく分からないのに、「いや待て待て落ち着け。落ち着いたらもう一度踊ろう」そんな世界観で色々世の中が動いていたように思う。 80年代であれば考えずに死ぬまで踊り続ける所だが、少しだけ思慮深くなった90年代である。一休みして、分析。そしてその分析が一意で自分勝手で商業的なのだった。 この映画を見た瞬間、もうマーケティングとテンプレートの賜物で、つぎはぎの神様がいらっしゃったらさぞ祝福したもうたんだろうなきっと、と妙に深く感心したりして。 1 何か知らんが学生の男女 2 催しで騒いで事件 3 秘密を共有 4 脅される これがジュベナイルのサスペンス的な鉄則だとして、 1 行かなきゃ良いのに行く 2 同情できない主人公 3 セックスアピールの強い犠牲者 4 無関係な犠牲者 5 殺しても殺せない殺人鬼 この辺がスプラッターのセオリー。 これに事故の実態と作者なりのどんでん返しをくっつけて、更に主要人物を6人に絞り内二人を殺したり人違いにしたりしてリタイアさせて話を分かりやすくしている。更にやな嫌なヤツ度の高い順に殺して、現実的な職に就職した人は描写しないという気配りまで散りばめている。この辺に創作性を主張しようとする90年代マーケッターの矜持を見た。良い仕事をしている。 しかし本編が全然面白くないのに、面白く見させるという事に成功してるんだからこれでも良いんじゃないかとちょっと思ってしまうのである。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-11-01 00:49:05)(良:2票) 160.《ネタバレ》 高校最後の夏に、友人と海辺で飲んだ帰り、人を轢いてしまった主人公たち。警察に捕まり、人生が台無しになることを恐れた彼らは、その“事”を互いに墓場まで持って行くことを誓い合う。 一年後、大学生になったももの、いまだに例の“事”を気にして過ごしているジュリー(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)。故郷に戻った彼女を待っていたのは、一枚の手紙だった。 “I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER(去年の夏、何をしたか知っているぞ)” 非常に完成度が良く、綺麗にまとまった感のあるホラー映画ですね。 ただ残念なのが、無関係者が殺人鬼に殺されるシーンは胸にカギヅメが突き刺さったり、喉を掻っ切られるなど、残虐な描写が割とモロに描かれているのに、いよいよ主人公らが一人ひとり殺されていく場面は、いまいち死んだのか(殺されたのか)わからない描かれ方をしていること。 カギヅメが突き刺さる音と悲鳴だけ。まぁ最終的にその疑問は解明するように出来ているわけですが、あのシーンを観る限りでは「もしかしたら横の壁に刺さってるだけかも?」と思ってしまいます。 『ラストサマー2』はまだ観ていないので、本作のラストを観たあとで続編のキャストを見て、ジェニファー・ラヴ・ヒューイットが続投していることを不思議に思いました。どう考えてもこのラストは、続編作れそうにないんですけど……。 この映画は音楽も良いですね! 全編、BGMに、ヴォーカル付のロックなどが流れています。大抵、映画のBGMってインストゥルメンタルが多いので、珍しいと思いました。 ティーンエイジャー映画らしく、爽やかな曲が多いのも新鮮。まぁ、ホラー映画という点で見たら、ミスマッチな感じしますけどね……(笑) 青春映画が苦手な人は微妙に楽しみにくいかもしれませんが、殺人鬼系のホラー映画として観ると結構面白いです。設定や展開も丁寧で作りこまれています。 どうでもいいけど、この映画を観ていて『ケープ・フィアー』を思い出しました(笑) かなり飽きやすいので、DVDを買おうと思っている人は考え直して、レンタルにしたほうがいいですよ。ジェニファー・ラヴ・ヒューイットのファンだというなら別ですが。 【Tiger】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-08 18:31:30)(良:2票) 159.《ネタバレ》 「去年の夏」に関する手紙が届く序盤までは、かなり良い感じ。 これはヒット作となったのも納得だなと思えたのですが…… 中盤以降は失速というか、どうも着地が拙かった気がしますね。 まず、ジャンルとして「犯人探しのミステリー物」とも「殺人鬼が暴れるスラッシャー物」とも言えないような、中途半端な内容だったのが痛い。 両方の魅力の良いとこ取りが出来ている訳でもないし、観ている間(……で、どっちにするの?)と、観客としてはもどかしく思えちゃうんですよね。 鑑賞後に結論を下すとすれば「スラッシャー物」って事になるんでしょうけど、それにしたって殺人鬼となるフィッシャーマンに魅力を感じなくて、ノリ切れないんです。 無関係の人間も色々殺しまくってるから「怒りに燃える復讐者」って感じもしないし「車のトランクにあった死体」が消えちゃう件とか(この殺人鬼は現実的な存在ではなく、ファンタジーで何でも出来ちゃう系なの?)と気になっちゃうのも難点。 話の主筋はシンプルで分かり易いのに、こういう細部が曖昧で分かり難いって形なのは、ちょっとチグハグでバランス悪いんじゃないかと。 あと、キャラの使い方も勿体無い感じなんですよね。 アン・ヘッシュ演じるミッシーとか「犯人候補であり、主人公カップルと三角関係に成り得る存在」なのに、途中から全然出てこなくなって戸惑いますし。 シバース姉妹の確執が伏線っぽく描かれていたのに、姉がアッサリ殺されて終わりってのも吃驚です。 ベタではありますが、姉が殺される直前に妹を庇い「逃げなさい!」と言ったりして、喧嘩しがちでも姉妹の絆は確かにあったって展開にしても良かったと思うんですよね。 魅惑的な要素が色々散りばめられていたのに、それらを活かしきれてない気がします。 無事に殺人鬼を撃退した後「命を狙われた原因に心当たりは無いか?」と問われて「いいえ」と答える展開にも、心底ガッカリ。 (こいつら結局、何も反省してねぇな!)と呆れちゃうし「比較的善人と思われた主人公カップルも、結局は嫌な奴らだった」ってオチになっちゃう訳で、凄く後味悪いんですよね。 「殺人鬼は、実は生きていた」というお約束エンド迎えるのも、好みとは言えないです。 冒頭にて述べた通り、序盤の展開というか「話の掴み」は上手いと思うし、カメラワークや音楽のチョイスなども良いので、観ていて退屈するって事は無いんですけどね。 夜の浜辺で「高校最後の夏」を楽しむ様には、青春映画としての魅力が確かにあったと思うし…… 事件から一年後、かつて抱いていた夢が嘘のように冴えない日々を送ってる仲間達と再会する流れも、切なさがあって好きです。 エンディング曲もかなり良い感じで、映画本編に対する不満を忘れさせる効果がありましたね。 商業的に成功したのは納得だし、90年代を代表する品なのは間違いないと思いますが…… 名作や傑作とは評し難い。 でも、粗削りな魅力は確かにあるという「青春映画」という以上に「若者映画」って感じの一品でした。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 5点(2021-10-14 07:30:45)(良:1票) 158.主人公たちをつけ狙う怪人物、その正体は誰なのか、やはり彼らが一年前に起こしたある事件と関係があるのか・・・という、殺人鬼モノ。 殺人鬼たるもの、お気に入りの凶器って必要だよね、という訳で、コレ正式名称は何と言うのか、氷の塊を扱ったりするあの鉤爪みたいなヤツが、トレードマークになってます。「私は殺人鬼です」という、一種の目印ですね。雰囲気、気配、そういったものを作り出すのに貢献してます。 一年前の事件、すなわち見知らぬ男を車でハネてしまう場面は、主人公たちの間でダメダメな会話が交わされて一気にゲンナリしてしまったのですが、そこから結構、盛り返します。パレードのすぐ横で襲われてるのに誰も気付かない、なんていう焦燥感も良いし、終盤の攻防戦もシチュエーションを活かした工夫の楽しさがあります。 シリーズ化するほどのものかどうかは、さておき。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-10 09:59:26)(良:1票) 157.《ネタバレ》 初見(十数年前)の時は「うわつまんね」と思ったものだった。不興の原因は”犯人が唐突”ということだったのですが、それはまあ今回観直してみてもやっぱり「何このオヤジ」ではあったんだけど、でもこの映画、ばかにしないで観てみたらわりとサスペンスの演出が良いことに気がついた。 魚を水揚げする工場での、氷に刺さった鉤爪が次の場面消えていたり、クイーンの女の子が追い詰められた夜のパレードの描写。点滅するライトと喧騒にかき消される悲鳴。新しい手腕ではないけれど、観る者を怖がらせようとするヤル気がある。トランクの中一杯の魚と死体が消えちゃうのはやり過ぎだと思うけど。 筋運びは粗だらけなのだけど、映画はデートでしか観ない10代の子らに受けたのは分かる気がします。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 4点(2016-11-15 00:31:20)(良:1票) 156.《ネタバレ》 まぁ、ストーリーは粗いのですが、途中までは、まぁまぁでした。 犯人がバレてからアメリカのホラーお決まりのバトルへと展開されるのですが、 いつもこの展開で醒めてしまいますねぇ・・・。アメリカのホラーは。 せっかく「殺されるかも、やべーやべー」っていう演出が上手いのに、 犯人がわかった途端、バトルに展開しちゃう発想っていうのは国民性なのかね?? 【バニーボーイ】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-08-28 22:11:41)(良:1票) 155.主人公たちがティーンエージャー、鈎手が武器のモンスターキャラ、事件の真相と、 設定やストーリーに斬新さはないが、とっつき易さがこの手の映画の一番いい所。 ついにやにやしながら観てしまうのだが、何も考えずに鑑賞するには最適。深夜お一人でどうぞ。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 09:03:37)(良:1票) 154.《ネタバレ》 良かったですよ。大勢でワイワイ観るにはいい映画だと思います。必ず女の子も一緒に観たほうが盛り上がると思います。確かにいい「胸」してました。ネタばれだけど、死んだと思っていた人が死んでいなかったってことね。いい映画でした。お勧めです。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 16:25:21)(笑:1票) 153.通りすがりのサスペンスホラーって事で、、2までは望まかったのですが。ローティーンホラーとしては良かったのではないでしょか。サラとかジェニファー出てなかったならツライけど。。 【3737】さん 7点(2004-01-13 00:29:09)(良:1票) 152.《ネタバレ》 この後、意外な真犯人が!・・・って、あなた誰? これだけ正体は誰よネタを引っ張りながら、意外過ぎて誰なんだか判らない、っていうのは凄いです。創作のセオリーを無視する、根性ある脚本家!・・・多分、天然なんでしょうけど・・・。この脚本がそのまま通ってしまうあたり、ハリウッドも結構おちゃめさん。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 2点(2003-11-21 21:44:37)(笑:1票) 151.《ネタバレ》 犯人は一年前、青春四人組に海に沈められ、復讐を誓って動いているわけですが、他の方のレビューにもある通り、話に全く関係ない肉屋のあんちゃんがやられた辺りから興が冷めました。ラストは特に納得出来ない。結局自首するでもなく、むしろ罪の意識は無くなっていたかのように見えました。おいおい。主人公よ、罪悪感で苛まれていた一年前より顔色がいいじゃないか…。これじゃあ、また復讐されても文句は言えない。一番の問題が主人公達の人間性にある後味の悪い一本。四人の中の誰とも友達になりたくないですw 【流月】さん 3点(2003-11-12 23:11:28)(良:1票) 150.《ネタバレ》 続編まで作られるから少しは見所があるのかと思えば…結局只の安っぽいスプラッタ・ホラーでやんの。兎に角思わせぶりな演出に辟易させられた。狙われる女子高生役のネーちゃん達が矢鱈に胸を強調して媚び媚びなのも見え透いて興醒めだし。鉤爪が凶器ってのも「悪魔のいけにえ」のチェーンソーより迫力も新味も無いわ!!無関係な脇役ばっかり殺して本命をダラダラ殺そうとしないのもNG!これで犯人に意外性でもあればまだ救われたが、結局不死身の殺人鬼かよ…トホホ。予想外な出演にチョット驚いたアン・ヘッシュに3点。 【へちょちょ】さん 3点(2003-09-16 03:00:50)(良:1票) 149. よくスクリームシリーズと比較されてるみたいだけど、比べて勝てるとこあんのかな?別に笑える所もないし、怖いわけでもないし、主役の女の子二人がネーブ・キャンベルよりかわいいとくらいか。 【ぽちょむきん】さん 4点(2003-09-12 03:07:53)(良:1票) 148.ホラー感が強い感じがするけど、なぜかマジに怖いとは思わなかった 。殺人をした恐怖を抱えて生きていくほうがずっと怖いと思った。しかし、そこに謎のフックマンが現れ過去の罪を清算しに来る・・・そんなんじゃ駄目だと思う、やつが現れて命を狙った事で殺人という罪の意識が消えてしまうからだ。しかも、フックマンが不死身化してB級になってしまっているような気がする。もったいない。 【洋画大好き君】さん 7点(2003-05-25 23:08:13)(良:1票) 147.アメリカ人は、やっぱり馬鹿でしょう。 【山本】さん 3点(2003-05-20 13:05:02)(笑:1票) 146.監督のヒッチコキアンぶりが存分に発揮された映画だ。さかQさんが指摘されているが、私も、パレードと殺人とを同一のショットに収めるあたりに、監督としての優れた才能を認めた。『スクリーム』の成功は脚本の勝利だったが、『ラストサマー』の成功は演出力の勝利と言えるだろう。ただ、この作品は、ヒッチコックが忌み嫌った謎解き映画そのものであり、さらにヒッチコックが指摘していたように、本作も御多分にもれず、謎が明らかにされていく過程でトーンダウンしていくことになるのだが、そのことをことさら本作についての批判材料にするわけにはいかないだろう。こうしたジャンルの映画が必ずといっていいほど辿ることになる運命なのだから。 【しっと】さん 6点(2002-12-24 05:50:40)(良:1票) 145.つまらなくはなかったけど、怖がらせ方がわざとらしい。 【仁】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2018-02-04 01:01:04) 144.《ネタバレ》 ○女性主人公たちにエロスを感じる以外に観るところが少ない映画。○前後の説明がつかない場面がちらほら。車で轢いたとき顔が潰れたのではなかったけ、トランクのカニは?などなど。○アン・ヘッシュというメジャー女優を使うことによるミスリードもありきたり。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-11 21:05:38) 143.《ネタバレ》 ちょっとマックスがかわいそう過ぎやしませんかね。全く関係ないのに真っ先に殺されちゃうなんて。。。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-29 20:18:51)
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