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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 濃い緑の夏草、土、風、太陽や雨の匂い。そんな五感や肌で感じるような感覚が画面を通していきいきと伝わってくる映画です。現代の日本で見てもどこか懐かしさを感じさせる町並みや風景に自然に溶け込む主人公一家。そこに多用はせず控え目ながらも実に効果的に挿入される耳に心地よく温かみのある音楽が絶妙に作用しています。不必要な台詞を極力排し、かと言って説明不足に陥ることは決して無く、台詞の無い風景に虫の声、雨の音も効果的で心地いい。さらに昼も夜も光と影が作り出す素朴な美しさが味わい深い。自分が撮る映画の描く時代や季節や空気を観る者に肌で感じるかの如くより身近に感じて欲しい、そんなホウ・シャオシェンの思いが感じられるようです。そんな中描かれるのはこの世のどの家族の元にも訪れる家族の死。大げさに悲しさをあおる演出も音楽も使わず、やがては訪れる人の死と止まることの無い時の流れを淡々と見せていく。しかし悲観的ではない。その間に子供達は成長しやがて大人になっていく。The Time To Live and The Time To Dieというタイトル通り、家族や人のつながりもまた時の流れのように止まることなく次の世代へと続いていくんですね。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-29 23:02:16)(良:1票)
4.《ネタバレ》 冒頭から既にホウ・シャオシェン色が全開。
ホウ監督にしか出せない自然な雰囲気、そして台湾の暑苦しさがリアルに伝わってくる。
風景をただ撮っただけと思わせながらも、実はホウ監督にしか映し出すことのできない不思議な暖かみを映像から感じる。
つくづくホウ監督は天才なんだなぁと感じる。
さて、本作ははっきり言って怖いくらいに情け容赦なく暗い内容である。
まず主人公の父親が肺病で血を吐いて死に、次に母親が舌癌で死ぬ。
そして挙句の果てには、おばあさんが畳の上で1ヶ月間放置され老衰死する始末。
しかし、全編を通して心和む素敵な音楽が流れている。
そのせいか、そこで起きている人が死ぬという悲劇を「ごくごく自然なもの」として受け入れることができた。
ホウ監督の音楽センスは理屈抜きに好きだ。
特に本作の音楽は素晴らしい。
日常に横たわる“死”という恐怖や別離というものを、特別に悲劇として誇張することなく、自然の摂理として表現してみせた本作。
暖かい映像美と相まって、暗い内容とは裏腹に「爽やかさ」さえ残した。
その絶妙なさじ加減。
やはりホウ監督を天才監督と認めざるを得ない。
ホウ監督の作品は沢山見てきた。
そしてようやく、この監督の凄さと良さを感じることが出来た始めたように思う。
この監督は一筋縄では到底いかない。
それだけに、その凄さを一度でも感じてしまうと、また別の作品を見たくなってしまう。
そんな魅力が、この監督には確かにある。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-23 00:09:45)(良:1票)
3.《ネタバレ》 ごく普通の一家の、どこにでもある日々を140分間見せ切る映像の力。50年代の台湾は家屋や舗装されてない道路や木の電信柱など、一昔前の日本を見ているようで懐かしさで胸がいっぱい。シャツと短パンで駆ける男の子(というかガキ笑)の生命力のまぶしさ。
時代的に政治が激動している最中だから、大人たちは穏やかではなかったでしょう。でも少年アハの目に映る日々は少年期から思春期にかけての、自身の生活圏のあれやこれや。教師に反抗したり恋心を抱いたり、小さいグループ間のけんかといった普遍的な青春なのでした。
父と母を順に亡くしてしまう悲劇も感情過多にならない描写で淡々としています。十代のアハには推し量ることが難しかったのであろう長女の胸の内も、どうにかして映画の中にもっと落とし込めていればお話に深みを持たせられたのでは。
お祖母ちゃんの存在が良いですよね。孫を可愛がり、大陸に帰りたがっていたお祖母ちゃん。道に迷ったら近所の人が送り届けてくれるあたり、当時の人付き合いの距離感の近さを感じます。
寝てんのか死んじゃってんのかわかんないって、まるでコントのようだけどいやあ昔ってこういうことあったんですよ。
お祖母ちゃん、せっせと作っていた神銭向こうに行って使ったかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-01-07 23:04:09)
2.「ああ、この空気感、たまんねえなぁ」と思わす映像の瑞々しさ。家族を失っていく悲しみがリアルで、時の重みを痛感。ただ、好みという点では、同監督作の『恋恋風塵』には及ばないのは、あんまり主役のことを好きになれないから。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-10 19:33:53)
1.ホウ・シャオシエン。「小津と語る」で語っていただけあり構図が似てる。戦争ってのもあるかと思うけど、台湾てハシ使ったりコマがあったりととても日本ぽいなぁと思った。それもあって入りやすくておもしろかった。でも死者と猫の話なんて聞いた事ないです・・・。なつかしい感じがする映画でした。 【バカ王子】さん 8点(2004-01-21 13:49:43)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
7.20点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 20.00% |
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7 | 2 | 40.00% |
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8 | 2 | 40.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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