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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 魚(うお)~~~!面白い!面白すぎます。この作品!いやあ、こんなにも面白い、とにかく笑える作品がまだあったとは、ここのサイトに来るようになって、色んな方のレビューを見るようになり、もしも、このサイトの存在を知らなかったら、間違いなくこの面白い映画の存在も知らなかったと思うし、観てなかったと思います。こんな面白い作品を素晴らしいレビューで私に教えてくれたお二方、ぐるぐるさんとMrs.sozeさんにまずは感謝致します。もう既に2人が書いているようにこの作品、本当に面白いです。何と言っても中村錦之助の一人、二役、これに尽きる。家光と太助の入れ替わり、これがまた本当にお見事と言いますか、面白くて、特に太助の中村錦之助が良い!何だか川島雄三監督の大傑作「幕末太陽傅」のフランキー堺のような粋な感じが最高です。家光に成り済ましてのすり足、本当に笑えます。その時の「その方、魚の匂いがするぞ!」ていうじいの演技も笑えるし、また女優陣にしても素晴らしく、中でもお仲演じる北沢典子がこれまたたまらん!魚が勿体無い!のでその分、2点マイナスも中村錦之助の魅力でプラス1点てことで9点!これ、DVD欲しい!それにしてもこんなに面白い作品がたった2人だけのレビューだとは、寂しい!一人でも多くの方に観て欲しい傑作です。最後はちょっとどころかかなりしみじみと笑えて泣けて、本当に面白かった! 今のところ観た中村錦之助の出ている映画の中で「宮本武蔵・一乗寺の決斗」と並んでこの作品が特に面白いと思いました。他の中村錦之助出演映画もまだまだ観たくなりました。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-16 21:19:56)(良:3票)
3.彦左は月形龍之介じゃなくて、ずっと悪役を演じていた進藤英太郎だし、それまでイイモン(伊豆守)だった山形勲は悪役だし、何よりお仲(太助の恋人・奥さん)は中原ひとみじゃないし、中村錦之助以外で同一人物キャストは何故か大家の源兵衛さんだけだし・・・と、若干文句を言いたくなるキャスティングではありますが、無茶苦茶面白い!身分の違うそっくりさんが入れ替わる、という話は色々ありますが、本作の中村錦之助が太助・家光の二役を見事に演じ分けています(まあメイクとかのせいもあるんだろうけど)。今回太助はどちらかというと三枚目的な役割であまり前に出てこないのですが、そのかわり太助に扮した家光の優雅な「太助っぷり」がすごく可笑しい。お供の柳生十兵衛(平幹次朗)のクールな困惑ぶり(だって、天下の次期将軍様が、あんなモノを、お口に・・・)も笑えます。また今回は「兄弟の情」テーマになっていて、太助の近所に住む幼い異母兄弟のエピソードなどもあり、まさに「涙あり、笑いあり」の娯楽作品!こういうのどかな作品もたまには良いものですよ。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-02-03 16:30:51)(良:3票)
2.これは喜劇として傑作に入ると思うので、私も乗っからせてもらいます。神保町で今、「時代劇特集」をやっていて、今週「中村錦之助小特集」として、「関の弥太っぺ」、「沓掛時次郎」「武士道残酷物語」「真田風雲録」「反逆児」「殿さま弥次喜多」と本作を上映していて、未見作品3作品を観たんですが、この作品が一番好きです。
「ズレ」を交換に使った見事な脚本。「小国英雄流石にやっぱ巧いなあ」と序盤感じた。だって、将軍・家光と江戸の魚屋・一心太助を交換するのだから面白くないわけがない。でも、それ以上に錦之助の演技の幅に感心。「将軍の威厳」と「魚屋のキップの良さ」を見事に演じきっていて、とにかく笑いの連続でした。
あと、進藤英太郎・中川怪奇モノの常連・北沢典子、あと、家光を補佐する役目で一緒に魚屋にいった柳生十兵衛・平幹二朗がストイックながらも時折見せるお茶目さが最高だ。
「くるしゅうない!すておけ!!」の錦之助には特に笑ってしまった。あの陽気さに当時天国に居た山中貞雄や伊丹万作が手を叩きながら笑っていたに違いない。
演出も冴え渡り、江戸の城のよりどっしりとした陰湿な官僚的な世界と魚市場のあの活気あふれる(動きの多さ・早さ)の対比が素晴らしい。魚市場での人の多さとスピード感は川島雄三も唸ったはずだ。
と堅い感想はさておき、多くの人が楽しむ「娯楽時代劇」としては最高峰に入るかと思います。
とにかく観てください(笑)
【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-04-01 17:32:18)(良:1票)
1.《ネタバレ》 シリーズ4作目『家光と彦左と一心太助』。意外ながらとても良かった。
大久保彦左衛門が月形龍之介から進藤栄太郎に、お仲が中原ひとみから北沢典子に代わる。前作で死んでしまった彦左が、川勝丹波守で神尾備前守たる悪徳旗本だった進藤栄太郎になったことに最初は違和感バリバリだったが、意外にも進藤彦左も世話焼き感満載で、B級的なそれなりの味がある。
見た目そっくりの錦之助による太助と家光の入れ代わりは、コメディの常套でもあり、面白かったけど、やはり最大の見所は、最後の錦之助−家光と錦之助−太助の大立回りの競演。そこに賀津雄−忠長も加わる。東映イチと言われた錦之助の美しい立ち回り、それを家光で堪能できる。そして、荒々しい太助の体技による立ち回りも。こんなスカッとするチャンバラは他にない。東映時代劇でも最高に属する場面なのではないか。
山形勲も正義の伊豆から一悪党に逆戻りとなるが、同じシリーズなのに東映も人使いが荒いというかなんというか。 【onomichi】さん [インターネット(邦画)] 9点(2024-07-14 00:47:13)
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【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
8.75点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 1 | 25.00% |
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9 | 3 | 75.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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