みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
183.白黒映画を撮る上で東洋には、西洋にはない強みがある。それは白と黒の色の美学だ。東洋には水墨画という伝統美術がある。それは、完全な白と完全な黒との間の無限の灰色の一色一色全てにそれぞれの意味を見出すというもので、白と黒が持つ無限の美学と可能性を畏怖する思想だ。だからこそ日本は前提的に、白黒映画を武器に出来た。黒澤監督はそれを誰よりも分かっていた。だから、1つ1つの色彩に偏執的なまでにこだわり、結果的に作品中に1つの宇宙を作り出した。無限の美学。この作品の色彩の美しさには紡ぐ言葉もない。木立にも、光にも、百姓が着るボロ服の中にも美学がある。この作品の中に剥落するものなど何もない。必要なものは全てあり、不必要なものは何もない。事象全ての凝縮体のように思う。限りなく瑣末な人間模様、滑稽劇の中に、1つの宇宙がある。人間の弱さ瑣末さ矮小さ、人間が卑小であることに対する、1つの赦しがある。 【ひのと】さん 10点(2004-02-06 15:41:58)(良:6票) (笑:1票) 182.《ネタバレ》 殺人事件が起こったが、当事者全員(イタコを介して霊界からお話している被害者当人を含む)が「殺したのは自分だ」と主張しているという、なんとも不可解な裁判。 多襄丸:真砂を巡って金沢と正々堂々決闘し、自分が勝った。 真砂:多襄丸に傷物にされて自分を見る夫の目が変わったため、後追い自殺をするつもりで金沢を殺した。 金沢:多襄丸の女になろうとした真砂の裏切りに失望し、自害した。 しかし、第三者が目撃していた真相とは、レイプで傷物になったことを金沢に責められた真砂が逆上し、二人の男を煽って決闘させたが、決闘に不慣れな侍と盗賊はへっぴり腰の泥試合を演じた後に、ギリギリ多襄丸が勝利したというものでした。 本作が優れているのは、通常は無罪を主張して当事者達がウソをつくという法廷劇の構図をひっくり返し、全員が「我こそが犯人」と主張するという捻じれた物語を作り上げたことと、その風変わりな構図から、人間には罪を被るという実害よりも優先したいほどの強力なプライドがあるという普遍的な物語を描いたことでしょうか。 さらに、本作は俳優陣の熱演もあって登場人物3人が誰もウソをついているようには見えず、各当事者にとっては、本当にそのように物事が見えていたのかもしれないという解釈も残します。人は、自分にとって都合の良いように物事を認識し、記憶するという性質を持ちます。多襄丸は豪快な盗賊としての物語を、真砂は最後まで夫に忠実な良妻としての物語を、金沢は妻を守れなかった自分の落ち度を隠す(=そもそも真砂は守る価値のない女だった)物語を求め、それぞれの物語に合うように事実を歪めて記憶していたのではないか。そうした解釈の余地が、さらに本作の意図を深めています。 本作を最初に見たのは中学生の頃でしたが、正直言って当時は全然ピンときませんでした。内容の複雑さに加えて、セリフの聞き取りづらさもあったのですが、今回はリマスター版で音声も改善された上に日本語字幕による援護射撃もあって、「この映画はこれほど高尚なことを語っていたのか」とひたすら感心させられました。 これは黒澤映画全般に言えることですが、録音機器の問題でセリフが聞き取りづらい上に、口語では分かりづらい難解な表現も多用されるため、日本語での鑑賞がかなり困難という厄介な代物となっています。本作や『七人の侍』が国内よりも海外で評価されたのも、字幕で鑑賞している外国人には、原語で見ている日本人よりも的確にセリフの意図が伝わったからではないかとすら思ったほどです。 あともう一点難を言うと、「レイプされた女は自害すべき」という価値観が登場人物全員の口から出てくる点には、ちょっと馴染めませんでした。これは時代の問題でもあるのでしょうが、第一の被害者であるはずの真砂の扱いがあまりに酷すぎないかと。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-11-10 18:43:47)(良:3票) 181.2008年に修復したフィルム。 配信の技術も素晴らしく、スッキリ綺麗な映像を観られた。 ずいぶん前にビデオ録画した黒沢作品は(どの作品かは忘れました)ぼやけて見づらかった。 時代が進むと、昔の名作が当時のものに近く観られる。 嬉しい進歩に感謝。 さて、「羅生門」のレビューに移ります。 光と影をこんなにも美しく撮影できるとは! そして三船さんの活発で残酷でイキのいい演技。 端正な顔がくるくると表情変わり、美しくコミカルな動き。 深刻な話しでありながら、おかしみも感じられる。 京マチ子さんの体当たり演技も良かった。 不気味な羅生門での3人のやりとりにも引き込まれた。 これぞ映画と思わせてくれた名作。 【たんぽぽ】さん [インターネット(邦画)] 10点(2022-06-21 13:00:08)(良:1票) 180.個人的に初黒澤。三船の豪快さと京マチ子の品の良さが光る。人間のエゴや自己都合の良さ、業というのをさらけ出す。鑑賞終了後一気に芥川の羅生門も読破。根底は一緒。黒澤はちゃんと咀嚼している。このテーマ性は現代作品でも応用できそう。 【タッチッチ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-21 20:14:32)(良:1票) 179.《ネタバレ》 原作未読。 雨の羅生門と猛暑の藪の中、そして検非違使での告白と3シーンにおける、今でいうところのシチュエーションミステリー。 特に京マチ子が顔に汗を浮かべながらの妖艶な演技が印象に残る ある強姦事件を当事者たちが全く違う視点で供述を展開し、さて真実はいかに…という展開がユニーク。 しかもその全員が自分に都合のよい解釈(つまり都合悪い点を改変している)で告白するわけだが、恐らく最も真実に近い告白をする志村僑(事件の目撃者)ですら、自分に都合の悪いこと(短刀のこと)を隠している。 興味深いのは、結局多襄丸と武士との決闘もお互い「へっぴり腰」だったということ。 本作は戦後まもない時期の作品だが、恐らく戦争での歴史や回想というのも似たようなもので、大本営発表の例を持ち出すまでもなく、また一人ひとりの戦地での回想も自分に都合よく、そして自分に都合悪いことは語られなかったであろう。 しかし、最後はそうした人間の暗部を認めつつ、それでも人間に希望を示して終わるエンディングもよい。 本作は戦後という時代背景も踏まえ、人間存在の本質を焙り出して見せた黒沢監督の力量が光る名作。 【田吾作】さん [地上波(邦画)] 8点(2020-04-27 12:01:02)(良:1票) 178.《ネタバレ》 ん?と思ったのち ぞくぞくして、戦慄して、凄い!と唸った映画。役者と台詞だけでこんなに切り口が変わるんだ。圧巻なのは湿度の高いべったりした雨と黒々した不吉な門。志村喬の朴訥さにはほっとした。 2014/1 原作読了。わあ、この脚本凄いんだなあ。人間が嘘をつく行為はすなわち何を大事にしているかがつぶさに分かって面白さが倍増。多襄丸はその“悪名高き大悪党”のカッコ良いイメージを落としたくない。まさかあの多襄丸が女にどやされて、へっぴり腰でどたばた乱闘劇をやらかしただなんて絶対知られたくなかったのね。プライド高い侍の男は妻に裏切られ、自害をとげた悲劇の主人公像に死んでもこだわり、女は哀れな純被害者を言い通してか弱き高潔さを世間に示したい。いやはや。三者の言い分をすべてひっくり返す樵の目撃談を考えつくって、いや天才か、と驚いた次第であります。当時の時代考証の精密さといい、山中の木々の濃い影や土の匂い、玉の汗に見る蒸し暑さ。女どもの妖しさ。いろんな要素が心に刻み込まれるこの堂々たる日本映画、やっぱり10点にしますね。 【tottoko】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2012-02-15 23:22:23)(良:1票) 177.《ネタバレ》 黒澤を「世界のクロサワ」に押し上げた記念碑的作品。尺も90分以下というコンパクトさ。印象としては、音の聞き取りにくさはあるものの、画は現在でも十分に勝負できるものだと思った。 ■カメラワーク、構図の取り方がうまい。そして実は細かな工夫をいろいろしている。例えば雨が見えるようにするために、あの雨には実は色が付けてある(墨を溶かしたと聞いた)とか。 ■ストーリーは、各人のエゴによって真実が「藪の中」にされていく過程が描き出される。各人が何を守りたく、そのためにどういう物語を語るかというのは、きちんと考えてみるとなかなか面白い。各人の話の中では、皆語り手が「(仕方なく)殺した」と、殺人の役は引き受けているところがまた興味深い。 ■個人的には、最後に真実らしいものを志村が語ってしまうところと、最後に希望を見出してしまうところとが若干残念。こういう流れなら最後の最後まで真相は「藪の中」にするような構図にしてほしかったし、志村が短刀を盗んだとはいえ善人、というポジションはなんか息詰まる展開をラストで抜いてしまっている。志村を最後で超悪人のようにしてしまってもいいし、そうでないなら三人の言い争いをもっと引っ張ってもいいと思った。 【θ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-05 00:24:40)(良:1票) 176.《ネタバレ》 物凄くエロい映画だと感じた。昔のお公家さんのようなメイクで、現代では全くエロく見えないはずの京マチ子が凄くエロく見えて仕方なかった。意識的、無意識的を問わない記憶の美化や荒廃した世界におけるヒューマニティなど、多くの抽象的な事柄を扱った作品であることは理解できるが、個人的には女性のつかみ所の無さ、そこから来る怖さに最も惹かれた。そしてそれがたまらなくエロいと感じた。 木こりは別として、結局生き残るのは女一人であり、女の行動が話のキーとなる部分であり、そして女の行動自体が一番意見が分かれるところなのだ。この話は男が語る「女」の話であり、この「女」は男(僕)から見た女性一般を表象している、様な気がする。怖ろしや怖ろしや。 【枕流】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-10 16:58:33)(良:1票) 175.声が聞き取りにくい+効果音が異常にウルサイ=おもろないねん!! 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-06-15 00:46:12)(笑:1票) 174.《ネタバレ》 死人に口なし。人間というものは自分に有利で都合のよい供述をする。死人も死人でこれまた同じで、しかも恥を嫌う侍なのでなおさらだ。(巫女を通してだが) ラストに赤ん坊を登場させるわけだが、これは芥川龍之介の原作にはない。賛否両論分かれるところだが、救いを持たせるラストともいえ溜飲が下がったのは事実。この辺り、やはり黒澤監督らしい締めくくり方だ。登場人物はわずかに8人。(赤ん坊除く) 京マチ子の妖艶な演技を初め、各人各様の存在感のある演技が作品そのものを引き締めている。生々しい斬り合いのシーンは当時としては斬新であったろうし、霊媒師の異様なシーンもこの不可解な心理劇に独特の味付けをしている。また宮川一夫のカメラワークと映像も見応え充分で、セット美術も申し分ない。鬼が宿るという羅生門の不気味な雰囲気描写、神秘的な森や木の葉を映し出すシーンなど印象的なカットは数多い。人間の心の奥底に潜む業という、洋の東西を超えた普遍的かつ永遠的ともいえるテーマ性。芥川龍之介の世界観とまた一味違った独自のものを構築しており、監督黒澤明を筆頭に三船敏郎、京マチ子、そして宮川一夫の名を世界に知らしめた傑作。 【光りやまねこ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-30 23:34:53)(良:1票) 173.戦後10年ほどの間の黒澤作品の中で、特に傑出した作品には、僕には思えない。、、、海外で評価されたのは、推測するに、1.例えば三船が森をかけるカット割りの躍動感などの映像技術、2.絶対的真理の否定という物語のアイデア、3.様式美を抜きにして日本文化の独自性を伝えていること、などだろうか。、、、、、だが、1.については他の作品にも十分に片鱗は示されているし、2.については、そもそも黒澤のリアリズムと、絶対的真理の否定というのは両立するものなのだろうかと思うし、3.については日本人の私たちには、特に意味のあることではない。、、、、、そもそも、海外で高く評価されたからといって、僕たちも高く評価しなければならないいわれはないのだ。、、、、、確かに、三船という時代劇の旧来の垢に染まっていない役者を中心にして、これまでとは異なる時代劇の空間を構築した意義は大きい。だが、その本格的な構築は「七人の侍」まで待たねばならないのではないか。、、、、そしてこの作品では、映像は斬新だとしても、音は劣悪で、しばしば映像を妨害している。、、、、さらに、すでに触れたが、黒澤自身、最後に木こりの話を付け足したように、ある種、確かなもの、絶対的なものは存在するのだと黒澤は考えているに違いない。そしてそれに基づいて彼のリアリズムは成立していると僕は思う。だとすると、主観的な語りによって事実が形成されるから、事実自体多様なものであり、一つではないというポストモダン的な、「羅生門」の一見したところのテーマは、実は黒澤の思想とは一致せず、へんな目くらましになってしまっている。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-30 11:33:53)(良:1票) 172.《ネタバレ》 最後のシーン、「赤ん坊の行方は、誰も知らない。」と僕は解釈している。或いは「農夫は、既に、雨を冒して、京都の町へ赤ん坊を売りに急ぎつゝあつた。」でもいい。そう考えると、わざわざ映画のタイトルを別の作品である「羅生門」にした事も合点がゆく。こんなことを考えるのは、恥ずかしいことだろうか。 【flyhigh】さん 9点(2004-07-04 22:42:47)(良:1票) 171.映像の美しさと構図の斬新さが際だつ。真実は見るものに相対化される、というメッセージが、神の死以後の欧米人を深いところで揺すぶった。相対主義は彼らには無神論につながるとんがったタブー。今でも「ラショモン」は真実の相対性の比喩になっていて、芥川の原作「藪の中」はジャームッシュの『ゴースト・ドッグ』でも意味ありげに言及される。日本では、人によって真実が違うなんて言いぐさはタブーどころか社会生活の前提だから、黒澤は、ラストでヒューマニズムを唐突に持ち出すことで、相対主義を越える希望を観客に見せたつもりだったと思われる。欧米と日本とで、思想的意味が食い違っている興味深い作品ということになる。 【哲学者】さん 8点(2004-06-17 14:16:43)(良:1票) 170.この映画には「狡い」人間が何人も登場します。でも最も狡いのは、芥川龍之介の原作をうまいこと利用し、カンヌグランプリを獲得した黒澤監督にきまっていますよね? 【STYX21】さん 9点(2003-11-14 00:27:06)(笑:1票) 169.ファーストシーンのあの雨!凄い雨だ!これぞ日本の雨だ。カメラワークが圧巻。影の主役は鏡。その鏡を使った光と影の絶妙。眠ってる多襄丸の顔に木の葉の影が映っている。その影がユラユラと揺れる。たったそれだけで風が吹いてきたのがわかる、その巧み。封切り当初から「わけがわからない」「難解」と酷評された。確かに黒澤作品中かなり前衛的な作品ではある。しかし、何ら難しくはない。一つの殺人をめぐって目撃者の証言が食い違う。人間は、いつも自分に都合のいい理屈を持ってきて人を責め自分を正当化する。そのエゴを抉って見せた映画。ラストで樵が捨てられてた赤ん坊を「一人育てるのも二人育てるのも同じ苦労だ」と抱いて帰ることを「甘い」と断じた批判は当時からあった。ここにもそういうコメントが見られるが、それに対しては黒澤監督が、まっこうから反論している。当時の日本の映画ジャーナリズムも、同じことを言って、この映画を酷評したがベネチアで賞を獲った途端、手の平返して誉めそやした。ラストに希望=甘いという子供っぽい視点は、いまだに変わってないのだと実感。僕はラストはあれでいい、いやああでなくてはいけないと断じて言う。僕の好みの黒澤映画ではないが名作であるのは間違いない。ところで、森田義光の「模倣犯」のラストって、「羅生門」のラストの真似じゃないの? 【ひろみつ】さん 8点(2003-11-07 22:33:16)(良:1票) 168. ↓で仰っている通り、確かに芥川の原作「藪の中」はアンブローズ・ビアスの「月あかりの道(原題:The Moonlight Road)」を範に取った…ってか、ぶっちゃけパクリです。が、黒澤自身と橋本忍によるシナリオは「藪の中」のお膳立てのみ拝借して独自の映画に昇華しております。原作に無い木こりを4人目の証人に立てるという大胆なアレンジ、(松山崇による)見事な迄に拘った平安の時代考証、(天才カメラマン・宮川一夫による)山中の暗さと木漏れ日のギラつく光との鮮やかなコントラスト、何よりも溌剌とした役者達(個人的には森雅之がベストかと…)の演技!!原作の提示した「真実は”藪の中”、誰にも分かりはしない…」というシニカルな哲学的テーマよりも、アグレッシブな人間の生命力、飽くなき執念を前面に打ち出しており、ベネチア映画祭金獅子賞に輝いたのは(「地獄門」のカンヌ・グランプリの如き)オリエンタル趣味だけではないコトが実によく理解できます。”世界のクロサワ”の名を一躍世界に轟かせた記念すべき1作として9点~!やや観る人を選ぶみたいなので個人的に1点マイナスw。 【へちょちょ】さん 9点(2003-07-20 08:16:14)(良:1票) 167.音楽がうるさい。ボレロの出来損ないみたいのが延々と流れるのはつらい。人間に対する性悪性も感じない。今の犯罪の方が、よっぽど恐ろしい。正直、古いと思いました。すいません。 【山本】さん 2点(2003-05-09 04:02:06)(良:1票) 166.《ネタバレ》 どいつもこいつも皆嘘つき。 でも人を信用したいという坊さんまで人を疑ってしまう始末。 でも子供を育てようと改心するオヤジに、最後は救いのある結末でした。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-06 23:00:58) 165.《ネタバレ》 本作品は、黒澤監督が世界に認められた作品ではあるが、 いつもとちょっと違う。 三船と志村の演じる人物の対比がない。 そして京マチ子の出演である。 妖艶な京マチ子がここではあどけない女性のような表情を見せる。 筋も面白い。 芥川の「藪の中」を黒澤風に料理している。 鬼才黒澤の世界からの祝福は、日本映画史に残る大きなポイントだろう。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2020-06-14 19:58:15) 164.黒澤明の映画は結構観ていますが、本作はまだ観ていなかったのでBS4Kの放送で鑑賞しました。黒澤映画にしては短めで一気に観れました。人間のエゴイズムを追求した名作なのでしょうが、私にはテーマが重すぎたかなと思います。ダイナッミックで娯楽色の強い黒澤作品のほうが好きです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-05-25 06:38:37)
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