みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
49.《ネタバレ》 「THX-1138」や「ガタカ」を思わせる管理社会が舞台のSFですが、管理社会の正の面にもスポットをあて、”安全ではあるが息苦しい都市”と”自由とリスクが背中合わせの荒野”のどちらで生きるべきかをテーマとした点が、本作のあたらしいところ。管理社会の正の面とは、多少お節介ではあるが、テクノロジーを駆使して可能な限りの安全保障を住民に提供しているという点です。本作にはパペルという通行証が登場します。これがなければ住民たちは自由に移動することが出来ず、劇中では管理社会の象徴として登場するアイテムなのですが、物語の中盤においてこのパペルの存在意義が明らかにされたところから、本作は単純なディストピアSFではないことが判明します。。。 コウモリの研究をしたいものの、パペルが発行されないためにコウモリの生息地へ行くことができないという友人のために、主人公たちは偽造したパペルをその友人に贈ります。念願叶った友人は最高の笑顔を見せるものの、後に彼は風土病で死亡します。当局は個人の遺伝子から感染リスクを計算し、リスクの高い地域には足を踏み込ませないことで住民の命を守るという管理体制を敷いていたのですが、主人公たちがこれを破ったために友人は死んだのです。夢を諦めて平穏に長生きする人生と、結果的に死が待っているとしても、夢に向かっての第一歩は確実に踏み出せたという満足感は確かに味わえた人生、どちらが幸せだったのでしょうか? 主人公カップルにも過酷な運命が待ち受けています。ウィリアムは愛する人の記憶をすべて奪われた上で、妻と子供と何不自由のない生活が待つ都市へと連れ戻され、マリアは死ぬほど人を愛したという記憶だけを残して荒野へと追放されます。。。 以上の趣旨はむちゃくちゃに良いのですが、娯楽性ゼロで全然面白くないのが本作の欠点。とにかく単調だし、監督のナルシシズムが鼻につくので容易にオススメできない映画です。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-05-29 01:42:23) 48.サマンサ・モートンは、どうしてこう面白い映画ばかりに出るのかな。審美眼が確かなんだな。尊敬。 【アイランド・ジョー】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-25 03:21:41) 47.ガタカ風なんだけでど、あっちに比べると、内容が浅くて、導入が不親切。もう少し判りやすく映画設定もいれてくれないと。冒頭でいきなりナレーターでちょいと説明いれて、あとは流れでは。パベルって、重要アイテムなのかもちょっと間考えちゃった。code46自体もそんなにええっぇと言うほどの法案でもないし。ウィリアムとマリアが出会う惹かれ合う必然性も?この映画はそんなことはさておき、監督が映像とか編集を見せたい!という映画なのかも。その辺りにはこだわりは見えたし。サマンサモートンは良い演技でした。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 4点(2010-08-28 16:18:15) 46.《ネタバレ》 山ほど作られた『ブレード・ランナー』もどき映画の一本と切り捨ててしまうこともできますが、ちょっと味があるのも確かかな。きっとM・ウィンターボトムは驚異的に変貌する上海の映像を見て本作のアイデアが浮かんだのだろう、そう、この映画の主役は上海の街そのものなのです。『ソラリス』や『コンタクト』で東京の街並みが未来都市として使われた失笑の歴史がありますが、近未来に設定された上海は十分に説得力があります。そこは徹底して新市街の高層建築と高速道路だけを映して、市境のゲート外は砂漠化している(中東の砂漠の映像をそのまんま使用)という設定は低予算を逆手に取った上手い撮り方だと感心しました。でも、肝心の世界観があまりにも無造作で、どこが伏線なのかも不明確なうえ、最後にはそもそも伏線などなかったと知ってがっくりです。ディストピアものにしては、その社会が持つ非人間性が描き込まれていないし、『コード46』が定義することも至極当たり前なコトではないでしょうか? まあわざわざSFにする必要のない恋愛ものとも言えるのですが、スタッフ・キャストが『この映画はSFではない』とインタビューで開き直って答えているのには苦笑させられました。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-02 01:30:59) 45.あかん… これ、あかんやつやん つまんない不倫もんやんかぁ こんなんSFの棚に置かんといて 【海之松】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-10-12 00:10:43) 44.SF的な設定は必要ない話ですねこれは。まるで吉行淳之介の私小説みたいな感じ。監督のSFに対する愛のなさを裏付けるように当初のクローン間恋愛問題が中盤から記憶いじられ問題にずるずるシフトしていくのもいただけない。気分を変えて官能映画として見ているとクライマックスの陰毛丸出しシーンはしっかりぼかしが入っていて、日本人であることがしみじみ恥ずかしくなりました。ばっかみたい。またDVDの特典としてインタビューが収録されていたがインタビュアーの質問があまりにもおざなりであきれてしまった。 【皮マン】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-06-04 11:59:01) 43.最後は少し切ないですね。 しかしウィリアムの方も、浮気な感情という感じで、愛とか運命とか言うものよりも、もっと俗なものに見えました。映像はきれいですが、やっぱりブレードランナーには適わない。もうちょっと、真剣な燃え上がり感みたいなのがあれば、記憶が消えることとかももう少し切ないかもしれないです。 【しゃっくり】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-26 00:35:12) 42.《ネタバレ》 今年(2008年)1月『イギリスで別々に養子となった双子の男女が血のつながりがあると知らずに結婚した後、双子と分かり裁判所から「近親結婚」にあたると婚姻を無効とされた』というニュース。 これを聞いた時「あ、CODE46違反だ!」(笑) そして久しぶりのDVD鑑賞。 辛口の評価が多いこの映画ですが、SF技術等については監督自らが「拒否」し現在の世界から再構築した、という話ですからここでは言及は避けます。 ストーリーとしては「オイディプス」の逆バージョンのような究極のラブストーリーを目指したのか?と思っていました。 (知らないこととはいえ母親と結婚し)自ら目を潰して荒野へ出て行くオイディプス、思い出を全て消されてまたぬるま湯のような日常に戻っていくウィリアム、そして「人を愛した思い出」は残されたまま荒野に追放されるマリア(この名前も暗示的ですよね?)・・・ 時代が複雑になるにつれ「愛」と言う感情は難しくなるのかもわかりません。 私にとっては(音楽も含め)好きな作品の内の一つです。 【れもんばーべな】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-24 18:32:54) 41.《ネタバレ》 上海を舞台にした映像は美しく、ティム・ロビンスもかっこいい中年振りをご披露している。音楽もよい。だが、アジアと近未来というと、どうしたって『ブレードランナー』を思い出してしまうわけで、映像にあれほどの破壊力はなく、ただきれいなだけ。 出張先で、若い女の子をツマミ食いしたオヤジが、DNA という言い訳を見出して暴走、なんていっちゃ、ミもフタもないな。 妻と子への愛情たっぷりのシーンは何度も出てくるのだが、家族を捨てて恋人と逃避行に走る以前に、葛藤はまったく描かれない。パペル(滞在許可証というかパスポートというか、この映画の中の重要な設定)の期限が迫っているのは本人もわかっているはずなのに、それ以前は時計を気にする風もなく、切れちゃったの? あっそう? みたいな対応も拍子抜け。そもそも、最初から、犯罪を犯している相手をかばうために、罪もない他人になすりつけて平然としてるし。 遺伝子的一致による許されない愛、というSF的なテーマと、既婚者の恋愛という十年一日なテーマがうまくかみあってないのが残念でした。 しかし、これほど医療技術が発達していて、完璧な避妊技術はないのかね? 性行為じゃなくて、生殖が問題なわけでしょ? などといってしまうと、この映画自体がなりたたなくなってしまうが。 【yhlee】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 23:27:21) 40.全体の雰囲気はいい感じ。近未来、共鳴ウイルス、クローン。でも、だからどうしたんだろう?何が言いたいのかよくわからない。結局、男は自分勝手?オンナは悲しい思い出に生きる?これって演歌のお話だったのかな? 【木村一号】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-03-11 22:11:17) 39.《ネタバレ》 とても雰囲気の良い作品。 二人の出会いと切ない気持ちが、けだるい流れの中に不思議にマッチにているんです。 ラブストーリーとしては、ほんのりと楽しめました。 しかし、私にとっては必要な目を引く何か? SFにはあって欲しいグッズやロボットや車などが出てこない見せ方だったので、個人的には盛り下がっています。 私がSWなど好きなタイプだからでしょう。m(_ _)m 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-13 22:00:38) 38.《ネタバレ》 Coldplayのプロモーションビデオだったら10点です。この映画(宣伝でも)で使用している曲はアルバム「A Rush of Blood to the Head」に収録されているので、この映画の世界観がすごく好きな人はサウンドトラック(アマゾンで探すとUKのがあります)といっしょに買うといいでしょうね。で、私はSFと思って見てまして、途中でラブロマンスなのかと気づいた口なのでこんな点数をつけましたが見る目的やこの監督の映像や世界観が好きな人にはすごくいい映像集だと思います。 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-11-19 20:45:30) 37.《ネタバレ》 何を言いたいのかは理解できる。 アーティスティックな映像表現も(こんなの大嫌いだけど)否定はしない。 でもね、こんなテキトーな映画でいいわけがないだろう。 パペルやらクローンやらなんたらウィルスやら記憶消去やら、やたら近未来感漂う設定が出てくるにも関わらず、その社会的重要度(もしくは社会への浸透度や位置付け)が全く説明されてない上に、登場もあまりに唐突。 いきなり「こういう社会システムの中で生きてるんだと理解すると同時に、それに抗う主人公達に感情移入しなさい」なんて、そんなこと言われても無理。 遺伝子学上「生殖」禁止ってのはわかるけど、「性交」まで禁止なのか??? どうやって? 「共鳴ウィルス」や「抵抗ウィルス」はあるくせに、「予防ウィルス」はないんでしょ? (笑) 不倫だぞ? つか、不倫でいきなり妊娠って。。。そんな無茶苦茶な(笑) こんな見境のない馬鹿カップル、応援なんてできますかっての(笑) だいたいさ、ヒロインに全く魅力を感じない上に、恋に落ちる過程も全然理解できない。 なんだ? 母の面影に惹かれたのか? ただの肉欲か? ちゃんと説明しなさい。 平穏な人生を投げ打つほどの絆なんていつ結ばれたんだ? 主人公の心情をもっともっと丁寧に描くべき。 何もかもがテキトー。 統一感なさすぎ。 ラストの一言で泣かせるためだけに、設定を「でっち上げた」映画(に見える)。 こんなので泣けない。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-09-07 03:22:42) 36.《ネタバレ》 設定がSFである必要性が分からないし“CODE46”も大したルールじゃないジャン!!ストーリーはないようなモンでただひたすらと不倫してるだけっていう・・・。映像的にはキレイだったかも。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-07-14 17:22:47) 35.《ネタバレ》 マイケル・ウィンターボトム初のSFということですけど、もちろんハリウッド的にヴィジュアルで見せてくれる映画にはなってない。それどころか、基本設定さえもほとんど説明されないまま。最も疑問に思ったのは、この近未来社会では何の為に一人の身体から幾体ものクローンを作り、それがなぜ極普通に生活してるのかという点。「CODE46」の制定以前に、そこを何とかした方が良いんじゃないの? また、主人公がサマンサ・モートンに惹き付けられる理由が、母親のクローンだからってのも気に食わない。男が全員マザコンだと思ったら大間違いですよ、3点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-14 00:11:44) 34.ここまでやった近未来ディストピアSF映画は他にないだろう。言葉の端々に膨大な情報量があふれて、観ていて脳がパンクしそうだった。ただのラブ・ストーリーというのもこれまた素晴らしい。ずっとナレーションで語り続けてきたマリアの現在の姿がラストで描かれ、そこで映画全体のパズルが完成するという巧みさ。久々に左脳で観る映画に出会って、満足です…でも後半での「愛のあるソフトSMベッドシーン」で、もろに「アダルトビデオ風ハメ撮りアングル」を使うのはやめて欲しいですわぁ。裸で街中を歩く人を見るような気恥ずかしさで、何度も目を逸らしました…イギリスではああいうの新しいんですか?(苦笑) 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-17 00:13:42) 33.後半のラブシーンなんか、もうハメ撮りですよ。 【くまさん】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-03-12 17:54:31) 32.《ネタバレ》 近未来の不倫物ですか。後味もあまりよくないですね。あとギター弾きの恋では見事な演技をしたサマンサ・モートンですが、この作品は・・・とりあえず髪型がよくないですね 【やっぱトラボルタでしょう】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-27 16:32:55) 31.なかなかアーティスティックな雰囲気かもし出していていいかな~と思ったんですが、結局微妙な映画でしたm(_ _)m 世界観に対しての説明がいまいち不足していて感情移入が難しかったです。ガタカみたいにもうちょっとわかりやすく説明してくれれば、それなりに切ないストーリーに引き込まれていたかもしれません。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-25 22:38:49) 30.ジャンルSFというよりロマンスものですね。ティム・ロビンス好きなんだけどなぁ。彼にロマンス物は合わない気がする。彼じゃなかったらあのけだるい映像に、はまったかもしれない。 【hinasakusu】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-23 22:41:39)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS