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【クチコミ・感想】
3.WOWOWの名物企画、「J・MOVIE・WARS」からのし上がった、筋金入りのラブストーリーの傑作。
森口瑤子、仲村トオル、松岡俊介の3人を主軸に取り交わされるセリフの応酬は、他に類をみない一種のスリルを感じた。
同じく「J・MOVIE・WARS」から生まれ出た傑作『月はどっちに出ている』に次ぐ傑出した日本映画と言えるだろう。
男女の価値観の相違による意思疎通の不可能性を表現しているという点については、かのミケランジェロ・アントニオーニの『太陽はひとりぼっち』に類似するテーマを扱っている。
しかし、『太陽はひとりぼっち』が、会話や行動のすれ違いといった「静寂」さでもって男女の意思疎通の不可能性を表現してみせたのに対して、本作は、ひたすら繰り広げられる「動的」な口論から男女の意思疎通の不可能性を表現したというところに違いがあり、本作はそういった点においても、オリジナリティを発揮している。
映像面においても、実に映画的な侘しさに満ちた暗いトーンの映像で全編を覆い尽くしており、森口瑤子の住むボロアパートの質素な佇まいを、味わい深く映像化することに成功している。
森口瑤子が演じた女性は、完全なる保守的思考の持ち主で、仕事においても恋愛においても、他人の言動に全く動じない。
自分というものをしっかり持った女性として捉えることもできるが、一方で、他人の意見を受け入れず、恋愛において一人相撲的な状態に陥り、相手の男が孤立感を感じてしまうという点において、実に気難しい女性とも言えるだろう。
ラストのまとめ方については、気分良く観終えることはできたが、果たしてあれで良かったんだろうか、と感じてしまった。
自分をしっかりと持った自立した女性が、恋愛についてどう向き合っていけば良いのか、それが結局分からずじまいだった感は否めない。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-05-09 22:34:56)
2.カンヌ映画祭で「レイル・ドール賞」と「なんたらかんたら新人賞」を受賞したらしい。両方ともまったく知らない賞だけど。頑なに「自分らしく」あろうとする女と、そんな女に惹かれ、また振り回される二人の男を描いた作品。必要以上に「自分らしくある」という事は、時として傲慢なものである。主人公の女を普通の常識に当て嵌めた時、一番人間が出来ているようで実は一番人間が出来ていない。しかし彼女はそうした事実を「他人の評価なんてどうでもいいじゃない」と一蹴する。そうしなければ、彼女の心はぺしゃんこになってしまうからだ。この映画は三人の人間が、お互いの弱さを容赦なく攻撃する。それぞれの弱さは、どれかひとつは自分にも覚えがありそうな弱さだ。まるで自分が言われているような錯覚を覚える。自分の弱さと正面から向き合いたい時に、この映画を観ると良いかも知れない。 【C-14219】さん 8点(2004-09-27 22:04:00)
1.全編が禅問答の様な会話で綴られる、一人の女性を巡る三角関係を描いたラヴ・ストーリー(なのかな?)。この映画の面白さは、自分らしさを頑なに追及する(?)OL、バリバリのエリート・ビジネスマン、目標の定まらないフリーターという主人公三人に、お互いについて観客が抱いている印象を率直に語らせている所。一番居心地の良い場所、無理をしなくてもいい場所が、最も自分らしい場所という理屈は解る。しかし、その居心地の良さを追求する余り、周囲と軋轢が生じていたのでは居心地は良くないんじゃないか? そこに留まることに無理が生じてるんじゃないか? ここに堂々巡りが生じる。唯一明確になったのは、自分らしさを守るには鉄の意思が必要だということ。でも、それってやっぱ無理してるよなぁ…、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-09-21 01:00:15)
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【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
7.33点 |
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