みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
87.《ネタバレ》 これは疲れる。ゴールが見えない作品は起承転結が乏しいので個人的には退屈するんです。頑張って最後まで観ましたが、映像だけでは近年の作品にはやはり劣るといったところが正直な感想です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-04 05:09:33) 86.ファミリー向けに作られていないこういう映画は、万人に到底楽しめるものでないのは明らかだが 趣味に合う合わないといった部分も含めて楽しむポイントを自分で見つけられるかどうかが肝になる ストーリーを前面に押し立てて楽しんでいただこうという作り方ではないので 映像に断片として描写される事柄や雰囲気から察するバックグラウンド程度のシナリオだと思ったほうが良いかもしれない 難解ではないが、ストーリーを追ってるだけでは楽しむ間もなく2時間以上、気が付けば終わってしまうという場合もある サム・ペキンパー作品はいつも暴力とエロスのショットが秀逸なのでそれだけで「なんかすごいの観た!」 って気にさせられてしまうし、この作品もそれはよかったし、そういうの嫌いな人は最初から手に取るべきではない 自分の場合、全体としてはまだペキンパー作品を絶賛できるほどにはのめりこめていないのが正直なところ 映画の見方がわかっていないといわれても仕方がないかな・・・ ジェームズ・コバーンの顔が好きなので眠ってしまうことだけはかろうじて防げました つまらないわけではないが、おもしろくもなかった 【うまシネマ】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-08-07 12:20:50) 85.《ネタバレ》 ペキンパー監督って真理を突いてくるんだけど毎度毎度えげつない人だ。本作は”たまたま”敗色濃厚のナチスドイツ軍が舞台だけれども、描かれていることは組織にはクソ上司がいて、その取り巻きがいて、上司にも仕事にもうんざりしている中間管理職のおじさんがキレる、という社会組織に普遍な図式なのだった。総統にも第三帝国にも心酔なんかちっともしていない負け戦の現場では、一平卒は犬死したくない一心で機銃を掃射するし、プロイセン貴族とやらの俗物上官は勲章欲しさに、部下の一個部隊を見殺しにするのだった。 あまりにリアルな人間臭さ。銃弾飛び交う前線のカメラアングルは土埃がかかってきそうな臨場感。えげつなさがさらにヒートアップするのが、戦場に女を投入する場面。しかも一人なんて風呂まで入ってる・・。当然ながら続く阿鼻叫喚な展開はまさにザ・サム・ペキンパーなのだった。 並みの監督ならば、上官が撃たれるラストを用意するだろう。しかしペキンパーはそんなことでは飽き足らず、上官の現場での無能ぶりをさらけ出させたうえに、嘲笑を浴びせるのだった。いやー、ほんとペキンパー半端ない。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-24 18:12:01) 84.《ネタバレ》 戦争を描いた作品で一番良い。ラストの嫌みたっぷりの上官を、戦場をつれ回すシーンにつきる。戦争の不条理、非道面、そして離れられないところを活写。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-01 13:52:36) 83.《ネタバレ》 中学時代に初めて観ていたく感動した映画。アクションや小物他、戦争映画としての出来が良いため、傑作戦争映画で片付けられてしまいがちだが、本作は個人と組織・共同体の相克というテーマを描いた秀作だと思う。 映画制作の現場で様々な辛酸を嘗めさせられてきたペキンパー自身の感情が込められていて、自らと敵対しても自分の考えを持つストランスキーへの態度と、彼に盲従するトリービッヒへの態度の違い、自らに同情的であっても「管理しようとするもの」ブラント大佐への嫌悪感等に出ていると思う。 女性の描き方が軽く、刺身のツマのようなセンタバーガーの扱い、それをあっさりほっぽり出して戦場へ戻るスタイナー等、昨今の「愛と感動の戦争映画」とは対局的。 【クリプトポネ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-08-04 10:05:41) 82.血まみれサムの異名通りの戦闘描写を観ているうちにどうした訳か眠くなってしまいそのままリタイアする事4回。ジェームズ・メイソン出演作なのでこのままじゃアカンという事で私的禁じ手のネタバレ起承転結を読んでから鑑賞し5日目にしてようやく完走できました。あ~、しんどい。シュトランスキー大尉のキャラやシュタイナーが「全ての将校が嫌いだ」と大佐に言い放つのに監督の私怨が重なって見えました。ストーリーは戦況も作戦も戦術もなく「攻めてきたぞ~」「迎え撃て~」(インディアンの襲撃のよう)の繰り返しであり、これでもかのスローモーション映像が退屈。ジェームズ・メイソン演ずるブラント大佐の人物像も何の魅力も感じず。かなり面白くない作品でした。シュトランスキーがトリービックに「彼(ブラント)の声の調子が嫌だ」と吐き捨てるのに、何ちゅうこと言うんや(怒)、もしかして監督もそう思ってるのかなぁ(笑)すごく印象に残るシーンでした。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 3点(2018-06-22 16:51:11) 81.戦場の雰囲気みたいなものは、最近の映画よりもむしろこちらの方が、当時の実際に近いんじゃないかなぁと感じました。 でも全体的に話がごちゃごちゃし過ぎているのと、電話で指示を出している偉い人と真ん中の貴族さんと主人公の物理的な距離感もイメージしにくかったので、どの部隊がどんな目に合っていて、何をしようとしているのか、イマイチよくわからなかった。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-04-29 12:07:16) 80.40年前の公開当時に鑑賞。正に戦場ハードボイルドと言うべき作品!高校生ながら感動したっけ。 【毒林檎】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-02-05 21:30:12) 79.《ネタバレ》 ゲーム感覚での戦争しか知らない人には観てもらいたい映画です。 また、人間が生きる緊張感を求めるため、戦いに魅惑され、戦いはなくならないのかとの問題提起。 今では、戦争だけでなく、市場、資本、などあらゆる面で勝ち、負けの戦いを続けており ある意味、そのバカさ加減に人間も、そろそろ気づいても良さそうなのだが、欲望がそれをもとめる。 ラストを、何か心に残る訴えるものにしてくれれば、評価8点なのだが。 但し、本当の戦争はこの映画より、汚く、卑怯で、悲惨なもの。本編もドイツとロシアという中立的な立場での 内容で、ヒトラーの侵攻を愚かとしてますが、英仏蘭など西欧が、アフリカ、アジア、アメリカに侵攻し植民地化を 進めた悪行もそれほど変わりはない。そのことについては、西欧はまだ、理解しようとしていないかな。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-18 16:24:37) 78.これは反戦映画ではない。むしろ、その対極を指向するバイオレンス映画だ。 どのように否定してみたところで、暴力は、人間の関係性の中に、確実に、恒常的に存在する。ペキンパーはそのことを認識しているから、虚飾的な戦闘場面は撮らない。戦場本来の、ありのままの凄惨、ありのままのグロテスク、ありのままの滑稽、そしてありのままの美を描く。 それにしても、ジェームズ・コバーンはカッコ良すぎる。ラストシーンのあの哄笑を覚えているかい? ―― 男として生まれた以上、一度はああいうふうに笑ってみたいものだ。でも、たぶん、それは無理。 追記1 化石時代の話であるが。。。。。 何という映画雑誌だったか忘れたが、サム・ペキンパーが前代未聞の戦争映画を撮っているという記事が特集された。『ワイルドバンチ』以来の Bloody Sam 崇拝者である私は、心が震えた。 この特集には監督自身のインタビュー記事が掲載されていて、その中で、劇作家であり、人類学者でもあるロバート・アードレイの著作に、最近の自分は影響を受けていると語っていた。そこで私も、この映画の封切を待つあいだ、アードレイを一冊読んでみた。おもしろかった。本の題名は、『アフリカ創世記 ― 殺戮と闘争の人類史』。 追記2 『戦争のはらわた』という邦題は、実に「言い得て妙」である。皆さま方には評判が悪いようだが、私は好きだ。 【火蛾】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-12-06 17:36:30)(良:1票) 77.鉄十字勲章がどれほどありがたいのか、プロイセンのお貴族さまがどれほど偉いのかよくわからないためか、この人たちが何をやりたいのかよくわかりません。ドイツ軍同士で対立するという不毛さ。そのせいかどうか、大半が退屈で眠くなる。一部「おっ!」と思うところもありますが、かなり例外的。全体としてはどうでもいいようなことを延々続けているという感じ。 アクションはスローモーションを多用していますが、以前どこかで書いたように、こういうものはポイントで使うから効果的なのであって、そればかりだとワンパターンで飽きてきます。それ以外は悪くはないですが。 ということで、ほめるところを探すのに苦労する……おっと、ほめられるところもありました。出演者はいいですね。しかしそれ以外は、どうもいけません。おそらく公開当時の配給会社の人も頭を抱えて、それでこんな邦題になったんじゃないでしょうか。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-19 20:09:53)(良:1票) 76.《ネタバレ》 第二次世界大戦の独ソ戦、東西冷戦時代だからなのかソ連よりも敵国だったドイツ軍視点の映画が珍しい(原作はドイツ人だが)。上官の命令に従ったとはいえ味方を裏切る副官を主人公は射殺するが、鉄十字勲章のために自らは手を染めない自己中の上官は殺さずに屈辱を与える。確信的な殺人者に対して「それは違うだろ」という思いと同時にフラストレーションも溜まる。エンドテロップの「諸君、あの男の敗北を喜ぶな。世界は立ち上がり奴を阻止した。だが奴を生んだメス犬がまた発情している」の詩はヒトラーのことを示唆しているのだろうが、ほったらかしておけば喉元過ぎると歴史は繰り返されてしまうものだ。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-11 17:02:11) 75.《ネタバレ》 「完全版」の出来が満足(10)点だったので、コッチはほぼ満足(9)点を付けておく。 「ワイルドバンチ」は執拗なスローモーション&クローズアップ演出で反吐が出る映画だったが、本作はそれを極力抑えたことで見事な傑作となった。 「昼下がりの決斗」と共にペキンパーを見直した映画。 リアルな戦場と言えばルイス・マイルストンの「西部戦線異状なし」もあるが、どちらかと言えば俺は「戦争のはらわた」を選ぶ。 第二次世界大戦の東部戦線を舞台としたこの映画は、ウィリー・ハインリッヒの原作「Willing Flesh」を元に映画化。 オープニングの子供の童謡をバッグにした戦争資料のような映像、 そして冒頭のシュタイナー小隊の華々しい活躍。 死と破壊に満ちた戦場、その下に拡がる塹壕の中に溢れる人間の温もり・・・やがてそれも消えていく。 シュタイナーが助けたロシア人捕虜の少年が良い例だ。 アンドレイ・タルコフスキー監督の「僕の村は戦場だった」を思い出すその子供。 死が待つだけの戦場で生まれる言語を超えた友情・・・それすらも打ち砕かれていく。 兵士は国の道具なのか? 一人の人間なのか? そんな様を死が飛び交う戦場、ドイツ軍の一部隊の視点で描いていく。 勲章一つのために多くの人間が死んでいく。 「こんな物」のために・・・主人公はそれに気付いてしまったのだ。 そして戦うことの意味を求めて苦悩と葛藤を繰り返す。 上司であるシュトランスキーとの闘争。 内も外も疑心暗鬼で敵だらけ。 取り返しのつかない死があるとも知らずに彼らは争う。 そんな男たちも、いざ死ぬとなると人間としての尊厳を取り戻す。 シュタイナーも、ブランド大佐も、シュトランスキーも輝きに満ちた顔で戦場に飛び出していった。 彼らの最期は解らないが、そこには命懸けで戦った人々の物語が強く刻まれている。 シュタイナーが笑ったのはシュトランスキーの滑稽さか、戦争そのものの滑稽さか。 その答えはシュタイナーだけが知っている。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-24 18:16:56) 74.物凄い映画だ 【pillows】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-19 03:17:44) 73.《ネタバレ》 戦争で最も男らしくない行為として、"身の保身"や"出世欲"が描かれます。 主人公・シュタイナーは心の底から出世を望んで戦争をやっている輩を憎んでいる。それはシュタイナーが昇進を辞退する場面や、全ての将校を嫌いとする言動等から容易に推測できます。確かにこの映画の中で描かれる悪役(ストランスキーとその取り巻き)はサイテーだ。危険な状況になると尻に火が付いたように逃げ回り、たかが勲章や身の保身の為に友軍を見捨て裏切る。責任を問われれば「上官の命令に従ったまでだ」「彼は数時間私の指揮外だった」と宣う。そんな輩をシュタイナーが最後笑い飛ばすシーンは痛快でした。弾丸の装填すらままならない程に現場を知らない傲慢で臆病で無能な上官。そういう奴、現代にも実際にもいるわ! 名匠・ペキンパーらしい迫力のある銃撃戦は圧巻。異なるシーンでは戦友同士のバカ騒ぎ(本当に楽しそうな男社会の様子)が描かれ、ラストの悲劇により悲壮感を惹き立てる。76年当時にこれだけの戦争シーンを描けていたことに驚嘆します。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-22 05:50:35) 72.《ネタバレ》 日本語字幕がひどすぎる 【amier】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-19 21:16:37) 71.《ネタバレ》 ある意味戦争映画の最高峰。 いわゆる「反戦」じゃなくて、ただひたすら最前線が描かれている。 まさしく「人がゴミのようだ」といわんばかりの死に方が、これでもかとばかりに映し出される。さすがはペキンパーだ。彼のバイオレンスが余すとこなく生かされているように思われる。 そして漢が存分に描き出されている。 「結局、戦争ってこんなんだよ」といわんばかりの後半。 命からがら帰っていった自陣で待っていたものは・・・あまりにも悲惨だね、あれは。 だからこそ将校を打ち殺すシーンが光っている。 貴族崩れも蜂の巣にしてほしいところもあるが、ああやって醜態をさらさせて死なせるというのもありなんだろうな。ただやっぱり自分なら撃ち殺すが。 ラストの高笑いが徹底した軽蔑を象徴している。あの笑いに深い意味は読み取らなかった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-11 23:52:58) 70.《ネタバレ》 マーチンスコルセーセ(?)のタクシードライバーがあるが、この作品はペキンパーのタクシードライバーみたいだ。どういうことかと言うと、これは、ゲッタウエイやガルシアの首やワイルドバンチと明らかに違う。なにが??それは、タクシーもこれも、ちょっと変なのだ!一番最初に観たときから思ったのだが、タクシードライバーもこれも、ちょっと、明らかに、変なのである。わざとだろうが、浮遊しているというか、離脱しているというか、異型と、スピードとタイミングとイレギュラリティと、、、、、基本!非常に熱血でありながら、非常に覚めた目でみていて、そして、ノスタルジーで憂鬱で、、、、、、しかし悲しくはなく。。。。。そしてなんと言っても強い!死なない!うーーーん!芸術である。男である。もし女がコレ作ったら(だから作ってないって!)その女最高!全編、おそろしい芸術作品!! 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-11-01 01:14:21) 69.《ネタバレ》 ○巨匠ペキンパーだが、あまり合わないのかな。表現が割と直球なんだが、不器用というかしっくりこなかった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-08-22 23:12:00) 68.鉄十字章なんてのはただの飾りなんですよ。そこは戦場で、彼らは生きている。だからストランスキーは銃をとる、スタイナーは笑っている! 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-10 05:23:17)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS