みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 オペラ映画としては普通にまずまず以上だし、様々な試みもそのチャレンジ自体は十分に買える出来だと思う。大幅に筋を圧縮し、設定も大きく変え、映画でしか出来ない演出も多々盛り込み(全部が良いセンスという訳では無いが)、オペラでは詳細不明な試練とやらも戦場という設定を生かして多少は具現化できているなど、監督の狙いは良く伝わってくる。 しかし、映画としての全体的な出来は正直イマイチで、色々と妙に安っぽい演出も気になるし、後半はやはり退屈でオチも良くないままになっている。『魔笛』というコンテンツは結局、モーツァルト最高傑作の音楽こそが最大の魅力であり、演劇的な部分は二の次なのだなあと感じる。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 4点(2020-07-24 00:34:09) 7.歌っている曲はドイツ語と英語の違いはあっても同じ、それは問題にはならない。しかし歌と歌の間をつないでいる台詞は、演出によってずいぶん変わる。 映画は第一次世界大戦という設定をしたので、台詞を作り替えそれらしくしたのだが、歌う歌詞はそのままなので、映像と歌詞が合わない所が多数有り、目をつぶる他はない。しかしそこを除くと舞台では表現できない映像の技術を使ってずいぶん楽しめるものとなっている。 もう一つ目をつぶらなければならないのは、オペラが歌える役者(演技ができて見栄えが良い歌手)という難題、映画は健闘している方だと思うが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-17 10:35:42) 6.このようなオペラもの初めて観ました なんと言うんですか…皆さん基本歌ってるんですね…すみません初心者なもので でもしかし、観続けるうちに慣れてきたのか違和感がなくなってきました。ちょっと長いなぁ~とは思いましたが、こういうものも「おもむき」があってなかなかよいものですね。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-06-04 15:45:28) 5.《ネタバレ》 もともと原作にもつじつまが合わないところがあり、シチュエーションを第1次大戦期に変えたがゆえに、ワケがわからんストーリーになってますな。英語詞なので耳を字幕で補えば今までで一番魔笛を理解できたかも知れないけど、なんか意訳されてたような箇所もあり(↓のコメント参照)どうなんだか。ドイツ語の音になじんでたので韻の踏みかたが気持ち悪い箇所もありましたね。スクリーン、そしてPA越しの音で観るとビート(つまり黒人音楽や民族音楽起源のもの)がないから、いかにモーツァルトでも飽きます。こうしてみるとミュージカルってすごい、なるほどオペラがそのまま映画にならなかった歴史がよく理解できてしまうという皮肉な結果になってます。たとえばヴェトナム戦争を舞台にして白人、黒人、アジア人キャスト入り乱れてって作り方したほうが観る側が感情移入しやすかったかな?とも思う。アジア系のオペラシンガーたくさんいますしね。そうそう、夜の女王のロシア系のおばちゃんはミスキャストだ。舞台なら遠目だけどクロースアップは耐えられない、スミ・ジョーさんがよかったな。それから、パパゲーノをもっと狂言回しっぽく使って踏み込んだ脚色してもドラマとしてはよかった気がします。 〈追記〉直下のかた、ジンジャー&フレッドに失礼だと思う。あの両名の凄さは重力、遠心力などすべての地球上にかかる力から解放された動きをスクリーンに表現し、しかも優美だったことです。動きは美しいと思いますがデディケイト、リスペクトのレベルでしかない。称揚するなら「オマージュとして素晴らしい」と表現すべきです。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-09-04 20:18:13) 4.《ネタバレ》 予告編で第一次大戦風の場面があったので、いったいどんな具合になっているんだと不思議に思いながら見に行ってきました。端的に言えば、魔笛の楽曲を使った実写版ファンタジア風パロディ映画ですね。タミーノとパパゲーノが楽器を手に入れるシーンは「戦場のアリア」、タミーノとパミーナの空想のダンスシーンはまるっきりアステア・ロジャースだし、ラストは「ファンタジア2000」の中の「火の鳥」。他にもMGMのミュージカル風場面などどっかで見たことがありそうなシーンが有り、元ネタ探しをしながら見るの一興でしょう。 元々のオペラ自体、ストーリー的にあまりしっかりしたものでは無いのですが、この作品では時代設定を第一次世界大戦に設定したせいもあって、ますます訳がわからなくなってます。元々のオペラを知っていると、「あの場面がこういう風になったんだ」という見方でそれなりには楽しめますが、もとのオペラを観たことがないとかなりきついかもしれません。一応、平和への願いがテーマみたいになってますが、ストーリー性を考え出したらとても見てられないこと請け合いです。 音楽は歌詞が英語なのがやや違和感があるものの良い演奏なので、「ファンタジア」のようにクラシックの名曲に実写のイメージ映像を乗せたものとして見ることをお勧めします。点数付けが難しいんですが、自分自身の中で賛否が分かれるので5点にしときます。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-09-02 15:33:05) 3.オペラとして「魔笛」が好きな人は劇場やDVDで名舞台ってやつを結構、観てるもんなんですよね。 古今東西のプロデューサー、舞台監督が作り込んできた作品なので、どうしても過去の偉大な舞台と比較してしまう・・。 そういう意味ではかなり評価は下がります。 「ハリー・ポッターと魔法の笛」といった趣。 もっとパパゲーノとパパゲーナの場面で楽しく盛り上げたら映画ならではの観方ができたような気がする。 周囲の人たちの爆睡率が高かったのは、癒し効果か失敗なのか・・。 【グレース】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-08-02 21:31:29) 2.初オペラ。なんかミュージカルよりすげぇ。オペラを使うのが好きなケネス・ブラナーだからこそ映画化できた!みたいな。魔笛がどんな話かは全く知らなかったけど普通に見れました。でもなれないせいか途中で眠気が襲ってきそうになったけど丁度いいところに大音量の音楽が流れてきて何とか耐えれたことがすっごい印象に残ってます(笑)初心者にはちときついかもしれませんが、ブラナーが作った「ハムレット」よりかはお手ごろです。 【M・R・サイケデリコン】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-01 13:53:34) 1.《ネタバレ》 私の中で「アマデウス」は5本の指に入る傑作で、 子供の頃に初めて観た時から すっかりモーツァルトの音楽にハマッてしまい その後はコンサートやオペラ鑑賞へと足を運んだものです。 今回の映画「魔笛」は時代背景がアレンジされたものと聞き、 どんなものを見せてくれるのかとワクワクしていました。 そして監督・脚本がハリーポッターのロックハート先生役も務めた ケネス・ブラナーということで期待も高まりました。 そして、映画スタートの序曲からいきなり感動(笑)。 その後もテンポ良く物語は進んで行き、 笑いあり、B級っぽい演出もありで もしモーツァルトが観ていたら一緒に笑うんだろうな、 と思えるような、小難しさの無い構成でした。 賛否両論あると思いますが配役もなかなか優れていて、 特にパパゲーノ役がいい味を出していましたね。 もちろんモーツァルトの旋律でなければ 途中で帰る人続出だったかも知れませんが(汗、 あの音と映像の構成が良くマッチしていて終始飽きませんでした。 モーツァルトファンならば一度は観ておいたほうが良いでしょう。 残念な点を強いて言うのであれば、 やはり英語ではなくドイツ語のほうが良かったなぁという点。 夜の女王のアリアは迫力のドイツ語でドスンと歌って欲しかった。 どうも女王とザラストロの英語歌詞に違和感を感じてしまいました。 それと後半が少し失速気味だったことでしょうか。 この二点を差し引いてもこの映画は観て良かったと思います。 好き嫌いが別れる映画とは思いますが、ぜひ一度おためしあれ。 【ClocheRose】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-25 14:40:37)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS