みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
86.「正義」というのは快感なわけで、それが不安による防衛から徐々にエスカレートしてく様を上手く描いていた。ジョディ・フォスターはいい女優だということも再認識。オチも悪くない。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(吹替)] 7点(2023-06-14 20:39:49) 85.普通の出来だと思うが、なぜか飽きさせない。 感覚的に違和感が無い展開が続くからかもしれない。 【simple】さん [地上波(吹替)] 5点(2021-02-14 16:39:30) 84.《ネタバレ》 狼よさらば(デスウイッシュ)以来伝統のビジランテ物なわけですが、このラストは確かに賛否両論あるだろうな、と思います。 多くの観客が感覚的にこうあってほしい…と思うオチなわけですが、しかしあの刑事本人が言ってるように法の番人は法の番人だから殺人が許されるんであって、一般人のリンチ許したらそれはもうダメだろ、とも(理性では)思うわけで。 でも本当に人間的な個人の感覚では、愛する人も自分も死ぬまで不当な暴行を加えられたら、そりゃ機会があれば復讐しますよね…理屈じゃなく。 で、それを見守る側も、法の番人の前に人間であれば許すかもしれません。 人間だもの 私の個人的な感覚では、ああいう目にあったら絶対許しません。殺します。絶対。当然です。聖人じゃないので。 ちなみにそうなったとき復讐の連鎖になるのも、映画や実社会でよくある話。 結局、人間って本質的にはそういうものなわけで、だから法があって法の番人がいるわけですけど、でもそれに納得できない被害者感情は…でこのテーマは無限ループになるしかないのです。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 7点(2020-06-01 15:48:11) 83.《ネタバレ》 おそらく賛否両論あるであろうラスト。もしかすると『否』のほうが多いかもしれません。 ですがきれい事ばかりでラストをしめくくる作品より、私は人間の本音をあるがままに描くこーゆーラストにぐっときます。 重要なシーンがあります。注文していた結婚式の招待状が届くシーン。幸せだった頃の自分たちを思い出す重要なシーン。良くも悪くも、怒りは時とともに風化していくものです。このシーンはその風化をくいとめる重要なシーン。冒頭の結婚式の打ち合わせをする幸せそうなシーンが蘇り、犯人を許すなという気持ちに一気に引っ張られます。 この映画はエリカ・ベインの人物描写が凄く良い。ジョディ・フォスターという名優が演じているというのもあるでしょうが、脚本と監督が良いのだと思います。 警察署に行き捜査状況を確認。見事なまでのお役所対応。長時間待たされたエリカは意を決してガンショップへと行ってしまう。このときのエリカの気持ちが痛いほど伝わってきます。誰が彼女を責められるでしょうか。 1度目のコンビニ殺人⇒正当防衛。2度目の地下鉄殺人⇒過剰防衛。このあたりの、エリカの心境の変化の描き方が抜群に上手い。3度目も結果正当防衛ではありますが、そもそものきっかけが『巻き込まれ』ではないのが今までと違います。そして4度目とクライマックスは、遂に自分から狩に出ます。エリカの理性が少しずつ失われていく様子が、無理なく自然に描き出されています。 辛いストーリーなので満点はつけづらいですが、ドラマ仕立てのサスペンスとしてはほぼ満点の出来。 同じアパートのスーダン出身の女性の存在感が抜群に良い。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-11-06 12:16:55) 82.《ネタバレ》 主人公がチンピラに襲われて恋人を殺されたトラウマから衝動的に犯罪を犯していくという内容が斬新な映画だなと思いました。主人公の行きつく先が予想出来なくて、ラストから細部の演出まで凝ってるのが好印象。倫理とかは抜きにして良く出来ていて映画自体の作りが格好良い。 【アメコミマン】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-07-20 22:18:22) 81.《ネタバレ》 アメリカという国は、ああも簡単に暴力行為が行われるのだろうか。 フィクションだから描かれているというには、あまりにも非日常感を感じさせない。 フィアンセと襲われるシーン、列車内での暴言暴力、そして銃。 鑑賞中思っていたのは、ラストシーンをどう描くのか?ということと暴力の日常感だった。 この手の作品で、自殺で終わるシーンだけは観たくなかったので、 合法な銃を使ったラストには、まぁ納得できる終わり方だったのでは。 (裁かれるなら、どう裁かれるのかを気にしていたので) あのラストシーンを全否定してしまうと、鬼平犯科帳の大ファンとは言えなくなってしまうとも思うので 【hyam】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-24 23:31:26) 80.《ネタバレ》 痛快。復讐劇なのかと思ったら彼氏の死がだんだんどうでもよくなってきて、ひたすら屑に躊躇いなく銃口を向ける痛快な人に変貌していくジョディがまた痛快。最後まで期待通りにぶっ放してくれます。社会正義とか倫理観とかいうメッセージを込めて肝心な所でブレーキをかけてしまう作品が多い中、この映画は最後までブレないでいてくれた。我々視聴者が悪人に対し同情を抱くとしたら、同情しろよというセリフではなく実際に同じような酷い目に遭わされる可哀想な姿を見た時だけだと思うよ。刑事さんありがとう。 【にしきの】さん [地上波(吹替)] 7点(2017-01-22 02:31:54) 79.《ネタバレ》 単純な復讐劇だと思っていたから、意外な展開に楽しめました。ジョディ・フォスターの冷酷な表情も見所だけど、テレンス・ハワードが役柄にぴったりハマっていて素晴らしかった! それだけに、最後の展開は少し残念でした。どんな時でも、彼には真っ直ぐな刑事でいてほしかった。最後の展開には賛否両論あると思いますが、何はともあれ、この作品が持つ雰囲気はとても良かったです。 【たけたん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-15 22:41:57) 78.《ネタバレ》 ○途中までの展開ややり取りから刑事がエリカの復讐劇を殺すなりして止めるものだと思っていたが、そうではなかった。刑事がエリカによる私刑の肩を持つとは。ちょっと残念だった。○エリカの心情は良く表現されていたし、病院に運ばれて治療されるシーンをベッドシーンと重ねるという演出には思わず目を奪われた。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-23 04:18:04) 77.《ネタバレ》 ラストに賛同出来ない人は言う。「彼女はあれで幸せになれるのか?」と。 しかし、主人公は幸せになろうなんて思っていないはずだから、あのラストで良いと思う。 ただ、この話、犬は必要なのだろうか? そもそもの事件の原因は、主人公達が公園で結構大きな飼い犬を放し飼いにさせていた事にある。「うちの犬は噛まないの」と笑って誤魔化す人格が見え隠れしてて、どうにも印象が良くない。しかもこの犬、飼い主が襲われても犯人に襲いかかる事もせず、挙げ句の果てには犯人達に飼われてしまっている。単なるバカ犬である。しかも、犯人、どんだけ犬好きなんだ? それと地下鉄での主人公は、手を出すのが早すぎる。彼らは粗暴ではあったが人は殺していないし、傷を与えるほどの暴行もしていない。はたして殺すべき人間だったのだろうか。主人公の怒りの判断基準がキチンと定まっていない為、気まぐれに殺してるようにも見えてしまう。以上の点をもう少し何とかしてくれたら、もっと良い作品になったような気がする。 【へろへろ】さん [地上波(吹替)] 6点(2015-11-02 20:50:25) 76.《ネタバレ》 『狼よさらば』のジョディ・フォスター版かと思いきや、大分テイストが違いました。主人公が銃を手にする動機が、復讐ではなく自分の身を守るためであること。ヴィジランティとなるきっかけも偶然の要素が強く、暴力をふるうことに苦悩しつつハマってゆくのも新味。主人公の仕事がラジオDJなので、モノローグが多用されるが『タクシードライバー』のトラヴィスの日記のモノローグとかぶって聞こえてしまうのは自分だけでしょうか。物語の舞台もニューヨークだし、ラスベガスで拾われたティーンエージャーらしき娘を救い出すシークエンスも『タクシードライバー』を思い浮かべてしまいます。ところで、いわれなき暴力に対抗するには暴力しかない、というエンディングになってしまうのはやむを得ないのだろうか。とはいえ『狼よさらば』より、暴力と正義、暴力の行使で壊れてゆく人間性に思いをはせることのできる作品でした。 【こんさん99】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-10-04 18:57:15) 75.終始ジョディ・フォスターのオーバーすぎる演技が気になるところ。 どこまでが本人の意志によるものなのかは分からないけど、もう少し微妙に演じてくれても良かった気がする。あれでもゴールデングローブ賞に一応ノミネートされてしまうのは、やっぱりネームバリューの強さなのか……。 どちらかといえばテレンス・ハワードの演技に好感が持てた。私生活で何をしようが、やっぱりフレームの中で良い仕事をしてくれる役者が俺は好きだ。 ストーリーは普通、演出はちょい野暮、オチはチープすぎて逆に新鮮。そんな映画。 100円レンタルとかなら損はしないんじゃないかなあ。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-09-05 00:34:45) 74.《ネタバレ》 昔見たチャールズ・ブロンソンの俺が掟だ的な映画。その女版。法が裁けないなら私が、てな感じですか。話としてはベタ。何のことはないただの勧善懲悪モノ。でも「法を破って自ら裁く・・・・そんなのダメ!いけないこと!」みたいな説教臭い結末にはなってないのがよかった。そんな説教臭い展開になると予想してたんだけど。結局刑事も復讐劇に最後は加担する。 "悪いやつ"をやっつけるってのはやっぱり見ていて気持ちいい。それが倫理的にいいとか悪いとかじゃなくて、あくまでお話として楽しければそれでいい。最後はなんだかんだでハッピーエンド。「もう元の自分には戻れない」と主人公はいうけれど、犬も戻ってきてるし、雰囲気としても明るい未来を予感させる。 悪いやつをやっつけてすかっと爽快、ハッピーエンド。勧善懲悪モノは、ベタだけどそれでも物語の王道。楽しめる。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-05-13 19:41:40)(良:1票) 73.まあこりゃ基本「狼よさらば」ですな。しかしあれから何年経ったかわかんないけど相変わらずアメリカは物騒なんだね。そりゃ簡単に銃を手にすることができるんだから無理もないか。目には目を歯には歯をってのはある意味説得力があるからこの映画が成り立つんだと思う。刑事さんが手を貸してくれて良かったよね。そうじゃないとたぶん不完全燃焼で煮え切らずに終わっていただろう。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-05-01 22:33:01) 72.《ネタバレ》 犬は死んだとばかり思っていたので生きてて良かった。でも警察に逃がしてもらったときはしっかり犬の存在忘れるってどうなんだよ。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 00:52:25) 71.《ネタバレ》 警察がああなるとは…意外なラストだったかも。彼女自身、心の奥では逮捕されるのを望んでいるような気もするけど。 【civi】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-07-23 14:28:23) 70.えっ、、結末は、あれで良いのか? そりゃないだろう.. 映画としては、よく練り込んだ脚本なんだろうけど、私的に不完全燃焼感が残る..後味の悪い作品... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-06-29 13:00:02) 69.《ネタバレ》 ラストのバレバレの偽装工作がかなり気になったが見ている途中は話に引き込まれた。 銃社会だからこそ悪人、チンピラも仕事がしやすいのはわかるが 悪人、チンピラだって逆に簡単に殺される可能性があるわけで くだらないことでイキがるってる人達が実在するのは謎ですね。 日本は平和だ。 【虎王】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-04-25 18:35:24) 68.《ネタバレ》 何の理由もなく人を殺すほど殴る蹴るの暴行を加える人間が、この世に何%くらいいて、そういう人間に出くわして生命の問題に追い込まれる確率はどの程度だろうか? さらに、そんな出来事のあとに、またしても銃殺事件の現場に居合わせてしまう確率って、どんなものだろう? そういうことを考えてしまって、物語の導入部ではイマイチ入り込めませんでした。「おっ!」と気持ちが引きつけられたのは、ジョディーが警察官に「正義の味方なんでしょう。でも守ってくれないのよね」と言ってから。警察って、人間性ボンクラだし威張りたがりで怠慢で役に立たないから、このセリフで共感! 大方ジョディーに味方する気持ちで観られたけど、警察側の話だけを鵜呑みにして密輸犯に制裁を加えるシーンだけは彼女の暴走に感じて怖かった。相手が最初にバールで襲って来たから許せたけど、リアルだったらあんなふうにはならないだろうなと思う。しっぽをつかませずに悪事を繰り返す人間は、あんな簡単にワルの面を表にしないだろう。ラスベガスから少女を乗せてきた運転手も、あんな簡単にひき殺そうと考えるかな~? そういうところが、ジョディーの「殺し」を正当化するためのお膳立てのようで冷めてしまう。ラストは好きです。実際にことが起きるまでな~んにもしないで、ことが起きたあとに威張って混ぜくり回す警察より、よっぽど良しです。でも、とってつけたようなラストのナレーションはいらん。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-03-21 17:36:25) 67.《ネタバレ》 主人公の女性と、刑事との間に、恋愛を匂わせちゃったのが、この作品のよくわからんところ―――これを作品の多層性と言えば聞こえはいいけど、路線として本当にこれでよかったのかしらん? あまりに殺伐とした作品となってしまわないように(ダーティ・ハリー4にキャラハン刑事が登場しなかったら?)、こうやって潤いを持たせたのだろうか。孤独な主人公に対し、最後の最後に至って差し伸べられた、支えの手。もちろん解決と言うには程遠いのだけど・・・。と言う訳で、この映画は、平穏な生活を破壊された主人公の、孤独の映画。何度も現れる主人公の“歩く姿”が、孤独を浮き彫りにする。そしてまたこれは、過去の平穏な生活だけではなく、現在の自分自身をも見失っていく映画。悪人退治。それはまさに、殺るか殺られるか。とりあえず主人公は、丸腰の相手に不意打ちを食らわせてまで悪人を殺す訳ではなく、一応は、撃たれそうになったりナイフを突き付けられたりハネられそうになったりした上での殺害であり、時には相手に大怪我を負わされたりもする(ただし、次第に自分から危険を呼び込み、殺すべくして殺す方向へと向って行っているのだけど)。狂気と正常のはざま。そしてついに見つけた憎き敵。クライマックスにおける“復讐”は、それまでの悪人退治とは趣きを異にする。不意打ちの、一方的な殺害。逆襲も受けるが、すぐに刑事が駆け付け、あっさりと有利な立場に舞い戻る、そしてやっぱり、無防備な相手を殺害する。復讐の完遂、すなわち不安定で自分を見失いうつある状態の終着であり、また、無防備な相手を殺害するという、これはもはや狂気の世界でもある。そして何より、正常の側に自分を繋ぎとめていた筈の刑事、彼までもが復讐へ加担する。もはや彼女には何も残っていない、ただ静かに消え去るしかない。という何とも寂しいラストでございました。ところで刑事はこの後、あんな無茶苦茶な説明(で、周りを納得させられたのだろうか。どうでもいいんだけどね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-24 23:34:47)
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