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非情の罠

Killer's Kiss
1955年【米】 上映時間:67分
ドラマサスペンスモノクロ映画
[ヒジョウノワナ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-04-12)【+】さん


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監督スタンリー・キューブリック
キャストフランク・シルヴェラ(男優)ビンセント(ベニー)・ラパロ
原作スタンリー・キューブリック(原案)
脚本ハワード・サックラー(ノンクレジット)
音楽ジェラルド・フリード
撮影スタンリー・キューブリック
製作スタンリー・キューブリック
配給ユナイテッド・アーチスツ
編集スタンリー・キューブリック
その他ジェラルド・フリード(指揮)
あらすじ
落ち目のボクサー、ビンセント・ラファロはそろそろ引退を考えていた。田舎に帰って、兄の農場を手伝う人生もまんざらじゃない。でもふと窓の外に目を向けると、向かいのアパートに住む名も知らない女の、悲しい人生が飛び込んできてしまった。都会の片隅に生まれた小さな共感は、いつしか男と男の闘いへと発展していく…天才監督キューブリックの商業デビュー作。以後、彼の創る作品世界の全てがここに凝縮されている(オイラの個人的意見だけど (^^;)。

エスねこ】さん(2009-05-12)
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【クチコミ・感想】

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12


30.《ネタバレ》 洗練された映像と窓を通してお互いの存在を気にするミステリアスな絵がいいんですが、彼女の生い立ちを披露した事でミステリアスが崩れてしまい残念。マネキン工場での戦いは印象的ですが、間に合ってメデタシはどうなんだろう。間に合わない方がドラマとしての奥行きが出たんじゃなかろうか。そこが原点部分でした。 さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-09 00:43:30)

29.《ネタバレ》 鏡に映る隣室の彼女、この鏡が特によい(この鏡だけがよい)が、キューブリックにしては平板。彼女自称のフラッシュバックの真偽がもっと不透明であるべき(おそらくそういう案で出発したのだろうが)で、こういう処理ではフィルム・ノワールの女ではないことになり興醒め。ちょっと笑えるのは、ラスト近くの一騎打ちで、斧がでてくること、のちの『シャイニング』の伏線のように。 ひと3さん [ビデオ(字幕)] 6点(2016-02-21 15:42:25)

28.《ネタバレ》 行き当たりばったりとみるのか、悪夢のようなと評価するのか。ここは、好意的に後者で考えたい。たぶん、「父と姉と義兄の話」も作り話。デービーの出発に間に合わなかったと思わせる汽笛の音がニクい演出。あーあ、間に合っちまった。ワタシは、もう一幕悪夢が始まると思わせる最後のキスは、Killer's Kissであり、非情の罠だったかと思います。 なたねさん [DVD(字幕)] 6点(2016-02-07 09:30:08)

27.画の見せ方とか、カットの洗練さにキューブリックらしさを感じる。給料を取りに来たときは事務所の階段の上からのみのショット。部屋で何か不穏なことが起きていると観客に想像のみさせる巧さとか、向かい部屋の窓越しの画を鏡に映してみせるとか、印象深いシーンは多々。モノクロの肌寒い空気もあって、画は本当にきりりと締まって綺麗なんですが。 感想を言うと「つまんない」部類に入ってしまうな。女の性格設定も詰めきれていないし、ラストのとってつけたハッピーエンドは絶対キューブリックの趣味じゃないと思うんだけどな。 ところでどのへんが「非情のトラップ」だったのかしら? tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-18 00:16:15)

26.2015.10/23 鑑賞。キューブリックの長編第2作で、商業映画としてはデビュー作とのこと。台詞の少なさを映像で語り、流石のカメラワーク。マネキン工場、ボクシングは迫力あり。ではKiller's Kissの本当の意味は? ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-23 17:07:34)

25.光の使い方のうまさ。電灯をつけたり消したりすることによる光と影のコントラストにハッとさせられる。 Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-11 00:16:05)

24.以前見たときは普通かな、と思ったが、10年ぶりくらいで改めてみると、キューブリックらしいといえば、らしい。キューブリックらしいと思って見ているから、らしく見えるのだろうけれど。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-30 00:45:37)

23.《ネタバレ》 キューブリックの実質的デビュー作で原作も彼のアイデアですが、結構ストーリー展開に粗さが目立ちますね。でもそこはキューブリック、あのマネキン大乱闘を筆頭に随意にキューブリックらしい構図と伏線があって興味深い作品です。ただあの女の描き方だけは訳わからんし、とってつけたようなラストにも納得がいきません。そこら辺は、キューブリックも若かったということでしょうか。 S&Sさん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-27 00:09:55)

22.《ネタバレ》 なんだかんだ言ってマネキンのシーンは引きつけられます。が如何せん、登場人物が2人の男に追い詰められるシーン(?)が全然怖くなかったです。 j-hitchさん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-02 02:23:43)

21.ボクサーなんだからマネキンで殴り合ってないで拳で闘え。 TAKIさん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-03 20:15:53)

20.長編映画ってより中長編映画な感じかなぁ。スタンリー・キューブックの映画自体そんなにも見てるほうじゃないので彼の手法とか詳しくはわかりませんが、ひねりもないかなり直球気味のストーリーは微妙に退屈でした。ラストのマネキン工場での対決は分解されてるマネキンがいたるところからぶら下がって異様な光景でしたがその中での映像はなんかよかったです。全体的にセリフは少ないですけどもそれはそれで納得できる映画でした。 M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2008-04-14 09:37:02)

19.《ネタバレ》 かなり昔のこと、幼少の頃だったが、何とはなしに深夜映画を観ていた。 薄暗い倉庫の様な場所で、不気味なマネキンに囲まれ、二人の男が格闘する映画だった。 その時に観た、不気味な映像が今でも忘れられないでいた。 そんな幼少期のもやもやを払拭すべく、何の映画だったのかを検索した。 そうしたら、かの有名なキューブリックの初期の頃の作品だったわけである。 そこで30を超えた私は、今になって本作をレンタルしてきたのであった・・・ スタンリー・キューブリックの作品を観るのは『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』に続いて3作品目。 本作は67分という短い尺の映画で、モノクロ作品である。 ただ、1955年の作品なので、モノクロとはいっても、とてもシャープで綺麗な映像である。 序盤はゆっくりとした展開で、やや退屈感はあった。 しかし途中からどんどんと緊迫感が増してくる。 これぞサスペンスの醍醐味という感じ。 後半では、ニューヨークの古いビル街での“追い駆けっこ”が繰り広げられる。 これが相当に面白い。 興奮する。 そして、そのロケーションが抜群に良い。 主人公がビルの非常階段を駆け上って必死に逃走するシーンがあるのだが、この非常階段が独特で面白い。 シーソーの様な造りになっていて、二階部分に上った人間がつっかえ棒の様なものを外すと、その階段が平行になってしまい、下からは昇れなくなるというものだった。 これが巧みに、逃走シーンの中に織り込まれていて、妙に興奮する。 その階段を昇った後、今度はビルの屋上に出るのだが、ここでの演出もなかなか憎いくらいに上手い。 景色も遠めにブリッジ(ニューヨークの有名な橋)がさり気なく映っていたりもする。 余談だが、この屋上でのシーンは、許可なく撮影したという。 そして何と言っても、本作の見所はラストシーン。 ラストバトル! 既に書いたが、マネキン倉庫での格闘シーンだ。 不気味なマネキン達に囲まれての壮絶な死闘。 マネキンの手が上からぶら下がっていたりする。 マネキンを投げつけたり、マネキンで殴ったり、マネキンで防御したり・・・ これは迫力もあるし、不気味だし、そして何より興奮する。 67分という軽いテイストのサスペンス・アクション映画だが、十分に楽しめる内容である。 にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-24 06:52:31)

18.この頃はまだ雇われ監督ということで、MGMの意向に沿うような内容になってると思うので、ロリータ以降の作品を見た後だとなんだか面白みがないように感じてしまうかも。 それでも随所に見られる陰影の見せ方などは秀逸。長い作品ではないですし、キューブリックということを意識しすぎなければ、この時代のハリウッド映画の秀作として評価できると思います。 この頃まだまだ駆け出しのキューブリックですから、会社の意向を無視してキューブリック色を出すというのは難しいでしょうしね。 アンダルシアさん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 07:27:39)

17.《ネタバレ》 67分の物語。日本初公開時は43分。切られたであろうおそらく暴力的なシーンはどこだか検討がつきますが、オリジナル完全版しか知らない私にとって、どうせ43分にするならもっとテンポ良く全体を進めた方がいいのでは?というくらい、ある意味キューブリックらしくゆっくりな展開です。 しかしながら目を見張るシーンも非常に多い。ボクサーが悪夢にうなされるシーン(ネガ反転映像が、高速で街中を直進するシーン)は、「2001年宇宙の旅」に出てきたスターゲイト突入のシークエンスを思い出すし、光と影のコントラストも、カメラマン出身のキューブリックならではの芸術的センス。ボクシングシーンも、スコセッシの「レイジングブル」や、タランティーノ作品に影響を与えた事は必至で、翌年の「現金に体を張れ」でより浮き彫りにされる事となります。最後の格闘シーンは、ビルの上を噂では許可を得ずに撮影したとか?マネキンのあるラストの格闘も実に大胆な構図でカッコいい! 「金が無いならアクションかサスペンスを撮影しろ」という時代に、今までに無かった大胆な撮影法で映画界に挑戦状を叩きつけたとまで言われた「非情の罠」。キューブリックの原点たるこの野心あふれる作品を、お時間がある方にはお薦めします。 まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-17 13:35:45)

16.う~む、中々評価が低いですね。確かに結構あさっりしているというか意外とシンプルな映画だと思います。ただ鏡を使った演出やマネキン工場での戦いなんかはじつによく撮れていてキューブリックの末恐ろしさをまざまざと見せ付けてくれます。 一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-05 01:09:58)

15.映画監督としての経験不足からくるものだと思うが、全体的に不必要な場面が多いというか…本当にその場所で事が起こる必然性があるのか?といったシーンが多い(マネキン工場なぞ特にそう感じた)。また、ボクシング等アクションはなかなかの迫力だが、少々粗さが目立ち、個人的に評価の高いSF三部作のようなキレがない。しかし、さすがはカメラマン出身だけあって、画面の構図一つ一つに「こだわり」が感じられる。光と影のコントラストや鏡の使い方なんかが特に。 zahrkyさん 6点(2004-12-20 18:37:58)

14.キューブリックらしさという点からは最高だと思うなあ。ハッキリ言って2001年より高く評価してますよ。最初の緩やかな展開から次第に手綱が締められてきて、息詰まる最後の決闘にたどり着くまでの、全編を通じた加速感は気持ちがいいです。「戦いとは、ボス猿を決めるためにY遺伝子にすり込まれた宿命」という、その後の彼の作品で必ずリフレインされるテーマも、ここから発しているんでしょう。キューブリックと言う映画人の予告編として機能しているような気がします(かなり本気)。 エスねこさん 10点(2004-12-04 00:47:14)

13.『現金に体を張れ』同様、シンプルながらサスペンス映画の王道のような展開をコンパクトにまとめている。ニューヨークの古ビル街屋上のチェイスやマネキン工場での格闘など、見るべき名シーンも多いけれど、序盤の妙にゆったりとした展開がもどかしいのと、役者の力不足(特に主人公とヒロイン・・)で、映画全体としては、やや凡庸な印象になってしまった。6点が妥当な線かな。 ころりさんさん 6点(2004-11-23 14:13:19)

12.勘違いとすれ違いのカッチリした組み合わせ、雰囲気重視の必然性の無いマネキン工場、エゴイスティックなヒロインと、随所にキューブリック監督の自己主張が垣間見える。もやもやした男女間のしこりを解消せずトーンと突き放して終わらせてしまう冷たさはとても好き。 ラーションさん 7点(2004-05-29 00:47:32)

11.なかなか凝った画が作られてはいるが、ストーリーに面白みがない。罠というんだから、もう一ひねり利かせて欲しかった。 亜流派 十五郎さん 2点(2004-04-14 08:47:46)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.13点
000.00% line
100.00% line
213.33% line
300.00% line
426.67% line
526.67% line
61653.33% line
7620.00% line
826.67% line
900.00% line
1013.33% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

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