みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
187.《ネタバレ》 当時すごく流行ってた記憶があるけど、観る機会に恵まれず、今回初視聴。こちらでの評価が低いけど、案外面白く観られた。 姿勢良くシャキッとして、物腰は柔らかい晴明。普段は滑舌良く話すけど、呪文を唱える時のボソボソ話す姿は結構インパクトが有る。ナルホドこりゃあカッコイイわ。 ちょっと不思議な晴明の住まい、瓜の中から蛇が出てくる最初の依頼が、何かほのぼのしててとても良かった。“シキガミ”とか“シュ”とか馴染みない言葉が多く出てくるけど、その辺の説明も丁寧で解かりやすい。 ニコニコしながらセリフ言う役の蜜虫とか、キョエちゃんみたいなカラスとか可愛いキャラも出てくる。最初気になってたあまりに大きな魚が、実は人魚だったとか、観せ方もなかなか上手い。 最初の晴明と道尊の戦いとか、如何にも呪術って感じで、今までにない感じが不思議で良い。だんだんゴースト・バスターズみたいな“呪”が出てくるけど、このくらいはまだ許容範囲。博雅と望月の君の淡い恋愛も、青音と親王の悲しい恋愛も、古風で良いなぁ。わら人形がボトボト落ちてくるところなんて、けっこう怖い。当時の最新技術、CGモーフィングで鬼になってしまう望月の君。最初の白塗りメイクのままでも良かったかも? 道尊が大暴れする後半からアクション多めに。ゆるりと動く萬斎と、伸びやかに動く真田のアクションはなかなか良いと思うけど、ここまで長時間派手に立ち回るとは思ってなかった。陰陽師だからもっと静かな戦いを想像してた。 まだCGがチープなのと、全体的に展開が漫画チック。俳優の力が大きいけど、緩急のテンポも心地よく、思いのほか悪い出来だとは思わなかったな。何だろう?最近ありがちなタレントのカメオ出演が無いからかな? 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-09-27 18:33:01) 186.思ったほど悪くなかった。どこまでも「正義の味方」路線を作中で貫いているのが、ぎりぎりのところで破綻を阻止しているのでしょう。また、野村萬斎の浮き世離れしたキャラクターも、意外に適合しています。●ただし、明快であるからこそアラも目立つわけで・・・青音はもっと若い人でないとダメ。蜜虫は子役との中間くらいでないと。伊藤英明は完全な大根。真田広之は頑張ってはいるが、やはりこの人に悪の首領は合わん。これならもっと早良親王の怨みと祟りを大展開して、道尊が怨霊を操ったつもりが逆に使われる立場になってしまった、くらいにしてもらわないといけません。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-09-22 01:01:12) 185.素直に面白かった。「心次第で、人は仏にも鬼にもなる」という哲学は悪くないっす。 ただ、萬斎演じる安倍晴明と真田広之演じる道尊の主役二人はかなり迫力があっていいとして、伊藤英明演じる博雅と今井絵理子演じる蜜虫にはどうしても馴染めなかった。とくに伊藤英明は演技が上手いとは思えないのだが。。。 とにかく、人の心の中に巣食う鬼が見られただけでもしめたもの。人の心がこんだけ分かりやすければいいんだけど。実際は、表情一つ変えずに恐ろしいことをやっている人がいるのが世の中です。 (2021年9月再鑑賞) 7点→7点プラス。世界観が良くて引き込まれる。主演二人の陰陽師がかなりカッコいい。結界を張るシーンや【我恨むこと絶えざるなし】とか繰り返して呪うとか迫力がありすぎる。 前のように伊藤英明と今井絵理子の演技もさほど気にならなかった。逆に陰陽師の存在が緊迫感があるので、かえって和んで良いかも。 若く美しい夏川結衣の鬼の演技が印象的で、実は一番引き込まれた。 CGとかショボいとか言われているが、人の心の風景を映し出した演出は面白いと思う。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-09-14 17:39:06) 184.《ネタバレ》 その役の人が描けてないんですよね。時代劇には日が浅い監督の実験作の域を出て無い。前のレヴュワーさんが既に書かれてるんですが、なぜ、その人がそういう行動をとるのかが説明不足で今一つ感情移入できない。それでも野村さんと真田さんはさすが超が付く一流役者だけあって自分の力量だけで自分の役に有無を言わせぬ説得力を爆発させて乗り切ってました。でもその超越キャラの清明が、『お前の為に行こう』だの『お前だけは失いたくないのだ!』と泣いて取り乱すほど、源博雅さんが魅力的には見えなくて残念(個人的には本作が役者デビューだった極真空手王者の八巻さんをこの役にすれば映えたと思う)。鬼氣迫る熱演が安っぽい鬼メークで失笑ものになってしまった夏川さんや衛兵さん達も残念。CGで表現した【あやかし】も現代人の見世物小屋感覚で作られて怖さ半減。素材が良いわりにいろいろな残念が集合してしまった作品でした。 【役者の魂】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-10-28 03:24:54) 183.《ネタバレ》 視覚的にはかなり楽しませてもらいました。でも平安宮中と貴族の装束と館以外の視覚効果、例えば視覚化された悪霊などは余計です。陰陽の頭(真田広之)、陰陽師(野村万斎)、龍笛の名手の貴公子(伊藤広明)、この三人は脚本さえよければ怪獣映画ばりの視覚化なしに人と悪霊が共存していた平安朝の雰囲気を出せるだけの実力がある俳優だと思います。それにしても真田広之は時代劇に出たらチョンマゲ姿だけではなく平安貴族でも悪霊の使者のざんばら髪でも、どんな格好をしても素敵です。彼を主演にできる良い脚本を待っています。この作品の役柄では今でいう厚生労働大臣が地下鉄にサリンを撒いているようでわけがわからないです。わけがわからないのは野村萬斎が演じる安倍晴明も同じで時代は違っても陰陽寮勤務の公務員なんだから公務員らしい言動をして欲しいです(安倍晴明は自分の上司に勝てる自信がなかったので言っただけなのかもしれませんが言のほうにかなり問題あり)。三人の男優の中で言動ともに地位・身分と整合性がある役を演じたのは伊藤広明だけだったように思われます。主役ではありませんが芸術(笛)の才あり、恋した女性に対する思いやりあり、最後には武勇も見せるといういい役回りだったです。今の世なら安倍晴明の発言はメディアに叩かれて関連ブログが炎上し、陰陽の頭の件は人事院では済まずに総理大臣(平安時代の太政大臣)が採用責任を問われる事態です。藤原道長よりも百年ほど前の話らしいですが、凝った映像とキーになっている美しい龍笛の音はさておき、ストーリーに関しては「一体何やってんねん。」が偽らざる感想です。今昔物語にあるとかだったら評価を変えるかもしれませんが。 【かわまり】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-01-19 13:52:34)(良:1票) 182.義務感で最後まで見ましたが、苦痛でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2014-08-11 20:32:24) 181.《ネタバレ》 真田広之の熱演にゾクゾクさせられます。伊藤英明はキャラも力も弱すぎ。都には興味がないと言いながら、都を守ってしまう清明。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-04-21 01:00:22) 180.自分専用のホームシアターで、ロッキングチェアーに揺られ、高級猫を撫でながら、ブランデーでも傾けて、こういう映画を楽しめるようになったら、本物の大人だと思います。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-03-15 04:23:08) 179.《ネタバレ》 晴明と博雅が、「お前は本当に良い男だ」「お前もな」と笑い合って終わるが、これにどれほど共感するか映画を観た満足度が測れると思う。全く同感できなかった。二人が親友として認めあうには、相互扶助の関係があってこそ。なのに博雅は晴明に一方的に助けられるだけの存在。青音によれば「二つの星が一つになったのは、晴明と博雅が二人で都の守り人となったこと」を意味するそうだが、その説明が欠落している。「一方が死ねばもう一方も……」と暗示するが、博雅が死んでも、晴明には何の影響も現れなかった。悪の権化、道尊だが、この人の内面が描かれていないのが、ドラマとしての最大の難点だ。陰陽師として高い地位にあり、そこそこの暮しをしている。そこに何の不足があるのか?人間や世の中に関心はないのに、どうして天皇を亡きものとし、都を地獄と化すことに執念を燃やすのか?そのあたりの動機がみえてこない。それにあれほどの術が使えるのなら、天皇を意のままに操ることなど朝飯前だと思うのだが……。早良親王も同様で、通り一遍の描き方しかされてないので、遺恨や怨嗟は伝わらず、ましてや青音との愛は空疎にみえる。早良親王憤死の顛末を20分程費やして描いていれば、いくらか深みがでたと思う。最大の見せ場は晴明と道尊の術合戦だろうが、結果は肩透かしだ。道尊はいろいろと術を使うが、晴明は結界を張っただけ。それに嵌ったは道尊はあっけなく自死する。ここは二転、三転して盛り上がりを見せるべきところ。それに晴明が術を使うのにつぶやくだけなのは迫力に欠ける。気分が高揚しないのだ。痛快活劇伝奇映画として失格。自死といえば、右大臣の自死も物足りない。こちらは自死の理由も不明だ。技術的な不手際も目立つ。からくり仕掛け丸出しの式神烏や蛇、苦笑するしかない鬼の面、チープなCG、冬枯れの庭に無理に咲かせた花。夕日の中で博雅が笛を吹くと青音が出現するが、その場面は夜になっている。道尊が帝を追い詰めてゆくと、ほぞを固めた帝は、「自分を差し出せ」とまで叫ぶが、その後は姿を現さない。やっつけ仕事のオンパレードだ。何がなんでもこんな映画を創りたい、こんなことを伝えたいという映画愛や情熱が感じられない。こだわりがないのだ。最後に、早良親王の恋人で永遠の生命を持つ青音は、二十歳くらいの娘が演ずれば絵になるものを、年増が演じたのでは台無しである。恋愛パートも失格。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-04 03:31:45)(良:2票) 178.《ネタバレ》 自分はあんま邦画ってみないんですけど数年前にやたら流行ってたので観賞。 日本の様式美とファンタジーとロマンがまあ良い感じ。 たぶん国宝みたいな場所で撮ってると思うからそれなりに壮大な感じはする。 日本人の心の底にある恨みの恐ろしさと雅な美しさが、まさに陰と陽みたいに少し感じられる映画だったと思う。 後半はかなりゲームやアニメみたいだけど、それなりに楽しめた。 原作小説はかなり面白いのだろうと想像がつく映画だった。 どうでもいい話、麻呂の画像を思い出して仕方がなかった。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-03 01:19:19) 177.陰陽師の活躍するシーンが少なくて残念。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2010-09-21 21:25:15) 176.野村萬斎はハマリ役ですね。演技はともかく、立ち振る舞いが良い。妖艶なのに水のような爽やかさを併せ持っており、声も強弱があって素敵。映画として面白くないのが非常に残念。 【にう】さん [地上波(邦画)] 4点(2008-10-23 04:21:22) 175.う~ん、特に感想ないです、って映画でした。野村萬斎は確かにハマリ役だとは思います。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-08 21:46:52) 174.《ネタバレ》 カラス!カラス!カラス!カラス!カラス変!カラス!NHK教育かよ!カラス!もうちょっとなんとかならなかったのかよ!カラス~~~~~!!! 予告で流れまくった「うぉのれ清明!!」のドシリアスシーンが、まさかあんなしょーもないシチュエーションだったとは……… 【えむぁっ。】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-10-04 05:33:34)(笑:1票) 173.野村萬斎の立ち振る舞いが「陰陽師」のイメージ通りで驚いた。伊藤英明のゴツい割りに笛達者という配役も意外と悪くなく、真田広之の悪役もイイ感じでした。だがしかし、陰陽術を駆使するシーンでのCGが致命的に陳腐で安っぽく、鑑賞対象年齢を「これでもか!」というくらいに下げている感じ。要するに「東映ヒーロー祭り」的なクオリティとでもいうか。残念。アクションもイマイチだったので、オバサン向け耽美作品に特化させても面白かったんじゃないかな・・・と、思ってみたり。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-09-20 00:13:12) 172.平安時代を舞台にした時代劇は少ないのでそこそこ楽しめた。太古の昔が舞台だし、これぐらい現実離れした演出もアリだと思う。 【こまごま】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-01-10 22:35:13) 171.みんな結構点数低いのね。自分は結構楽しめたけどね。野村萬斎がいてこその映画だと言える。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-12-25 02:00:05) 170.そこそこ面白かったし悪い印象のない映画。この映画を見て当時、安倍晴明や陰陽師について興味を持っていろいろ調べたり、マンガを読んだりした。野村萬斎は晴明役がぴったりでベストな配役だったと思う。不敵な笑みと少し不思議な雰囲気が良かった。真田広之も敵役をうまく、不気味に演じていて良かったと思う。内容も良かったし、映像も無難にうまく作れていたので平均点以上の出来だと思う。 【スワローマン】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-07-25 15:36:09) 169.野村萬斎は◎。今井絵理子は××。作品としては続編が作られるほど!?かなり疑問。むかーし見た三上博が主人公の「孔雀王」からあまり進歩してない気がします。 【目白沈寝】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-07-12 03:21:53) 168.《ネタバレ》 これが成功したのはひとえに萬斎さんの美しさゆえでございます。愛しています。 どこがどう美しいかといいますと、もちろん顔が端正、首のライン、尋常でなく姿勢が良い、そして公家ぽい衣装がピタリと肌に吸い付いたように自然。ひとつひとつの所作がうっとりするほど美しいのでございます。そしてそして、あのバトルシーン、ああ、なんということでしょう、萬斎さんは殺陣のプロでもないのに踊っているように美しい。こんな殺陣の振り付けは初めて見たのでございます。特筆に価するのが、バックしながら袖を振りふり防御しているところ。これ、ものすごく難易度が高いと思うよ。 しかし真田はどうしょうもないねー。どうしたらいいんだこの学芸会状態。JAC時代から進歩してないように見えるが。私に脚本を書かせてくれたら、憤死した早良皇子を「パラダイム」風のドロドロ状態で御所の室内に座位で登場させ、まわりに同じような手下をおいて、皇子には一言もしゃべらせない。そんで手下に「いよいよ宮の即位の時がまいりましたぞ」とか言わせて、そんで萬斎さんと対決させるの。いかがでしょう~。 萬斎さん以外なら、及川光博でもいいかな。 【パブロン中毒】さん [DVD(吹替)] 9点(2005-12-25 23:38:39)
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