みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
62.総理大臣役の小林桂樹はじめ、金子信雄、小沢栄太郎、加藤武、佐藤慶・・・。みんな好きな俳優だけど怪獣映画に出てるとすごい違和感を感じる。あとヒロイン役の沢口靖子の芝居はどうにかならんのか。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2023-06-15 22:45:13) 61.《ネタバレ》 シン・ゴジラを観たのでこちらも久しぶりに観てみた 1984年公開時には劇場へ足を運んだ ゴジラは長らくの沈黙のあと、再びブームが興っていたのだ 昭和29年の初代ゴジラはテレビ放映も無く、この時点の子供は見る術がなかったが ムック本の映像写真でその迫力に圧倒されていた 1984年ゴジラは正直、白黒のゴジラほどの迫力は無かった スーパーXの登場のほうが、ゴジラ登場よりワクワクしてしまったのだが、 盛り上げないわけにもいかないのであの待ってましたといわんばかりの劇伴に問題はない むしろゴジラ出現のほうをうまく盛り上げられていないのが問題か 石坂浩二を第一発見者に起用とかは、おそらく贅肉なのだろう だが自分はスーパーXが大好きになってしまったので ゴジラとしては初代を超えられていませんが(どんなもの作っても無理) シン・ゴジラよりはこちらが好みです 間違いなく自分は異端でしょうが 政治家の面々、キャストがとても良い!ここは100%シン・ゴジラに勝ってますよ! ローゼンバーグとチェフスキーが黒塗りの車で駆けつけるカットとか、めちゃくちゃダサいですけど ソレも含めて好きです。一服する総理の絵とか、やっぱり昭和ですね~ あと、スーパーXさんよ、ゴジラ寝かせたらさっさと帰投なさいな カドミウム弾補充して、故障箇所チェックするなり、やること山ほどあるでしょうが ゴジラ起きるまでいたずらに待ってて、通常兵器のみで玉砕とか、日本守る気あります?? 【うまシネマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-04-21 04:43:24)(良:1票) 60.《ネタバレ》 シン・ゴジラ(2016年)の公開を機に投稿いたします。テレビ東京でも8/2(火)の昼に放送されました。他のレビュアーさん達のおっしゃることと内容が被る箇所もありますが「思いは同じ」ということでご勘弁を…。 当作品が製作発表された1983年当時、高校生だった私の周囲では「原点回帰を目指し、現在にゴジラが現れたらどうなるか」というコンセプトに期待感を持ち、完成を楽しみにしていたものです。しかしスーパーXという架空のメカが登場するとわかり、一同、劇場へ行く気持ちが萎えました。そして公開時の1984年の冬は、↓のあばれて万歳さんがおっしゃっている通り「ゴーストバスターズ」「グレムリン」と共に「クリスマス・お正月映画‐3G決戦!」と宣伝されたものでしたが…観客の皆さんの評判は、良いものではありませんでした。そして、その後のTV放映を観て「ああ、やっぱり…」と思ってしまったものです。 今回、あらためて観直して「残念」な作品だと思いました。以下、三つの点から述べます。 まず一つ目。「現在にゴジラが現れたらどうなるか」というコンセプトを完遂するなら、スーパーXを出さずとも【ゴジラを倒すにあたり、米ソが何と言おうと、被爆国として二度と核兵器は使わない→しかし自衛隊の総力を挙げても倒せない→渡り鳥の発する超音波を再現し、ゴジラの帰巣本能を刺激して誘導し、見事に成功する】だけでも、十分、見応えのあるものになったのでは…と思います。当作品が公開されてから30年以上経ちましたが、いまだにスーパーXと思しきメカは作られていません。たとえ「ゴジラが実際に現れた後の日本」という設定だったとはいえ、やはり実際の科学水準に比してスーパーXは突飛な存在であり、せっかくのコンセプトを壊してしまったと言わざるを得ないと思います。作り手の皆さんの間でも、スーパーXについては、意見が分かれたのでは…と推察しています。 そして二つ目、何よりも致命的に感じたのは、他のレビュアーさん達もおっしゃる通り、展開が単調・平板すぎることです。まず各シーンについて、俳優さん達は、経験値により上手い・下手の差はあるにしても、皆、熱演していると感じましし、特撮も頑張っていたと思います。しかし各シーンどうしのつながりや場面転換がぎこちない印象を受けました。さらに音楽も、ごく一部を除いて控えめな使い方をしており、各シーンと共に消えがちでした。ときには、あるワンシーンの中でさえ【特撮のカットで流れていた音楽が、実写(本編)のカットになった途端、突然消えてしまう】という箇所もありました。その結果、映画の流れも、音楽と共にその都度ブツッと途切れてしまう印象を受ける箇所が多々ありました。映画音楽には、シーンやカットどうしの流れを円滑につなぎながら盛り上げていく効果もあると思います。映画監督さんの中には、この効用を「安易」と嫌って音楽の使用を極力避ける場合があるようですが…ドキュメンタリータッチをねらって控えめにしたのでしょうか?。 最後に三つ目、これは総論となりますが…ゴジラと銘打ちながら実は、原子怪獣現わる(1953年)のリメイクをつくりたかったというGODZILLA(1998年)よりも(→詳しくは、GODZILLA(1998年)のレビューをご覧ください)、「ゴジラを復活させたい」という作り手の皆さんの思いはずっとピュアだったと思うのです。それなのに、GODZILLAのほうが【劇映画・娯楽映画】としては無難に仕上がっているのが残念でなりませんでした。↓のアングロファイルさんがおっしゃっている通り、コンセプト(アイディア)はいいものの、表現力が伴っていなかったようです。おそらく、スタッフの皆さんも「本当はもっとハラハラドキドキの映画になるはずだったんだけど…」と物足りなさ・悔しさが残ったのではないかと、推察しています。シン・ゴジラ(2016年)を観た当時のスタッフさんの中には「そうそう!本当はこういう風にしたかったんだ!」と思う方もおられるかもしれません。 さて採点ですが…【劇映画・娯楽映画】としての出来映えだけなら3~4点ですが、結果はどうあれ、ゴジラが単体で登場する貴重な作品の一つであり、原点回帰を目指した点は素晴らしいと思います。そして「ゴジラを復活させたい」というスタッフの皆さんの情熱が、後の「VSシリーズ」、そして、同じく原点回帰をねらったシン・ゴジラ(2016年)へとつながったのだと思います。その情熱を加味し、大甘で6点を献上いたします。 【せんべい】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-08-06 15:41:02)(良:1票) 59.《ネタバレ》 「ゴーストバースターズ」「グレムリン」との3G決戦と喧伝された1984年当時、できたばかりの有楽町マリオン(この映画中にも出てますが)で観た映画です。 「シンゴジラ」の公開にあわせて久しぶりにテレビで放送されていて、30年ぶりくらいに観たのですが…「こ、こんなに酷い映画だったけ?」とびっくりしました。 1分毎に突っ込みと感想が書けてしまう酷さのため逆に何も書けないレベルなんですが、本当にこれはひどいです。いいところが何もありません。 一言で言ってセンスがなさすぎ。 これで「このころの特撮日本映画は酷かったからね」と昔話にできていればいいんですが、最近の「テラフォーマーズ」だの「進撃の巨人」だのを観る限り実は今もほとんど何も変わってないのでは?と思わざるをえません。よく「予算」が言われますが、どうにも「予算」だけの問題じゃないと思うんですよね… しかしそんな中「シンゴジラ」はめっさ評判がいいようなので。これから観るのが楽しみです。とはいえ、「シンゴジラ」、監督脚本をアニメ畑からまるっと持ってきての映画なわけで、「結局、日本の特撮娯楽映画は全部アニメで作ればいいよ」って事にしかならないんじゃないか?と。初代ゴジラが世界の最先端だったことを考えればちょっと残念な話です。 【あばれて万歳】さん [映画館(邦画)] 2点(2016-08-02 15:58:35) 58.ゴジラ映画にありがちな邦画SF系の雰囲気ではなく、どっちかゆーたら、ポリティカル的な社会派風の雰囲気のゴジラ映画。悪くはなかんたんですけど、ジリジリした緊張感を出そうとして、ダラダラした感じになってしまったのがちょっと残念でした。恋愛テイストの人間ドラマもいらないかな。特撮映像も今の目で見れば、合成感まるだしです。でも、高層ビルを背にするゴジラはそれなりに圧巻でした。高層ビルってゴジラよりはるかにでかいんだなー。このゴジラが80mで、高層ビルが200m級だから、当たり前か。怪獣っていってもそれよりでかいビルをバンバン建てる人間に、驚きを感じる今日この頃です。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-03-23 10:11:17) 57.世がバブルに突入しようとしていた直前に蘇ったゴジラ映画。当時のいろんな媒体使って宣伝していた当作品の目玉は、サイボットとか呼んでいた大がかりな機械装置で可動するゴジラ。本編でも、その動きこそを見てくれ!と言わんばかりのゴジラカットが盛り込まれていました。しかし、[もし、放射能による変異をなした生き残り恐竜が都心に上陸したら]という仮定をシュミレートしたストーリーは子供向けに媚びたもので無く緊迫感が表され、私には面白く感じられました。ただし趣旨通りに演技した役者の間の長さが冗長な氣もします。それと当時【東宝シンデレラ】と呼ばれていた主演の沢口靖子さんの演技は?な感じですが、「後になってから変貌を遂げる少女」という意味合いで東宝が付けたキャッチコピーではないかと、最近氣付きました(笑)。 【役者の魂】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-03-17 10:58:19) 56.《ネタバレ》 公開当時から、かなり評判は悪かったですね。まああの時はチャンピオンまつりの反動から「悪のゴジラ」が期待されていたので、その点からするとやはり物足りないです。本作でのゴジラは、エネルギー補給のために原潜や原発を襲ったり、帰巣本能を利用して三原山に誘導されたりと、生物的な側面が出ています。いわばモンスターではなくクリーチャーとして描かれているわけで、そのあたりも従来のゴジラ像と異なっていたと思います。 ドラマ的には「もしゴジラが現れたら」というシミュレーション・ムービーという発想で作られていて、その点は高く評価されてもいいと思います。その割には、スーパーXのような超兵器が登場していて、違和感を感じるのですが。また、政府側と牧たち民間人との描きわけ・コンビネーションもうまくいっていなかったと思います。 本作の最大の欠点は、とにかくテンポが悪いこと。全体としてもっさりとした印象を受け、緊張感もありません。核ミサイルが迫って避難命令が出たはずなのに、ゴジラのまわりに群衆がいるとか、わけがわかりません。また、パニック映画の要素もあるようですが、そのあたりの段取り(宅麻伸のヘリの場面や、そのあとの崩壊しそうなビルからの脱出)も悪い。しかし一番ひどいのは、出なくてもまったく関係のない浮浪者。このあたり、「映画会社の思惑」が透けて見えすぎて、観客としては白けるしかありません。 ということで、アイデアはいいと思うのですが、どうも映画製作側のノウハウが、それを表現できるだけのものではなかったという気がします。しかしまあ、今でもそれほど低くは評価できない作ですね。内容自体は好きなもんで。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-29 10:45:51)(良:1票) 55.《ネタバレ》 10年ぶりに見直してみましたが、割りと良かった。(沢口靖子を除く) 昭和の終焉間近に真面目なゴジラパニックとして盛り返していたことに少なからず感激してしまった。(沢口靖子の起用は間違いだったと思えるが) スーパーXについて賛否両論ござるようだが、後のスーパーX2 ツーに比べましたらまーだいーほーだろ 真面目な戦闘防衛機械だよ ツーの時ほどふざけてない(そんなことより問題なんはやっぱ沢口靖子の起用だろ) かといって彼女だって新人ながら必死で頑張ってた訳だし ひどく責める気なんてさらさらないんですが、どうしてもその、他のキャストが重厚だっただけに 彼女一人が途轍もなく浮いてしまっていたという事実は変わらない。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-27 20:56:08) 54.「つまらない」ってことですら、ネタバレになりかねないほど見どころがない。 【センブリーヌ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-11-19 15:57:15) 53.子供だった自分はゴジラとウルトラマンの区別がついていなくて「最後にはウルトラマンが来て勝つに決まっている」と考えていた。しかしこの映画の世界にはウルトラマンが存在していないということに気づき愕然とした記憶がある。ウルトラマンなしでこの怪獣をどうやって倒すの? 【承太郎】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-09-06 07:51:58)(良:1票) 52.《ネタバレ》 ○54年版を意識してその頃のファンを取り込もうとしたシリアスな展開に、渋い人選だが、いかんせん話・展開は面白くない。○途中ただのパニックものになっていたのがなぁ。○終始地味だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-16 22:31:23) 51.《ネタバレ》 当時映画館で見たが、再度DVDで視聴。非現実的な兵器(スーパーx?)が出てきた時点でもうだめだ。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-08-14 23:11:28) 50.《ネタバレ》 前半は、むしろ54年版より良いんじゃないかと思っていたんですよ。俳優陣の演技がちゃんとしているという点において(まだどんくさかった頃の沢口靖子を除く)。しかし、着実に盛り上げる後半部分において、突然話が次々に別方向に行ってしまって、迎撃ミサイルだとか、ビルからのヘリ吊り上げだとか、もうゴジラは全然関係なくなってしまいました。せっかくの役者陣をもっと活用するという発想はなかったのか? 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-07-24 02:56:32) 49.1981年生まれの映画ファンとしては、1984年公開の今作こそがゴジラ映画の“デフォルト”であると言える。おそらくはゴジラ映画ファンの親に連れられて行った映画館で鑑賞したと思う。 もちろん僕自身もゴジラ映画ファンだが、ファンだからこそ、歴代のゴジラ映画の殆どが駄作揃いであることも認知している。 ただ、今作はその中でも数少ない「良作」と言える部類のゴジラ映画であると思っている。 “良いゴジラ映画”に共通することは、強大なパワーを有するモンスターであるゴジラに対して、非力な人類は、限られた可能性と科学技術を礎にした「知恵」で、ゴジラを退けるというプロセスが描かれているということだと思う。 今作においても、人類は、鳥の波長を利用した超音波装置でゴジラを“おびき出し”活火山に誘い込むという極めて地味な作戦で勝利をおさめる。 そして、何よりも欠かせないことは、ゴジラは人類の「敵」であるという大前提と、同時に人類の業の権化であるという「戒め」だと思う。 苦心の末、人類はゴジラを退けるが、後に残ったものは決して喜びではなく、ある種の悲しみと、自己嫌悪感だ。 それが、ラストシーンで、小林桂樹演じる首相と、夏木陽介演じる生物学者の悲哀に溢れた表情に表れている。 1954年のオリジナルに対するまさに原点回帰と言える今作の方向性は正しく、極めて真っ当なゴジラ映画であると言えると思う。 個人的には、内閣総理大臣を演じる小林桂樹の存在感が堪らない。 もちろん、武田鉄矢の見事な浮浪者ぶりも忘れてはならない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-07-19 20:54:54)(良:1票) 48.《ネタバレ》 恐らく人生において、映画館で見た二作目の映画。ちなみに一作目は「ロッキー3」だったような気がする…小学校低学年だったように思うが… それはともかくとして、当時すでにゴジラは一種のヒーローものだという刷り込みがなされている小学生にとって、この内容は酷であった。なかなかゴジラは出てこないし、どう見てもヒーロー扱いじゃないし、お兄さんとお姉さんが色々と小難しい話をしているし。というわけで当時は面白くなかった。 これではいかんということで、大人になってからきちんとビデオで見直した。が、当時とは違う意味であまり面白くなかったと言わざるを得ない。ストーリーに無理があるのはある程度仕方ないとしても、その展開が遅すぎてゴジラ以外の見せ場が乏しく、全然緊迫感がなかったように感じた。 そして肝心のゴジラだが、そのものの造形は悪くないと思うが、都市破壊シーンの活気の無さは致命的である。私には撮影の専門的知識はないが、角度なのか特殊効果なのかシーン切り替えなのか音楽なのか、とにかく寂しい都市をゴジラが控え目にうろついているようにしか見えなかった。 ただ、内容的には厳しい評価になってしまうが、それまでのゴジラ歴史をリセットし、軌道修正を図ろうとした意義は小さくない。アンギラスと会話していたゴジラよりはよほど魅力的である。 【カツルギ】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-04-06 21:49:46) 47.《ネタバレ》 「目ぇ狙えよ、目!」と思い続けた2時間。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-04-08 23:16:28) 46.復活と言っても懐かしさを覚える以外は、 新ゴジラの売りになるもの、ストーリーなど目新しいものは特別ないし、ラストも今イチ。 極端な言い方をすれば、左からゴジラが現れて右に消えていったという感じ。 この作品がゴジラ初見の人ならまだいいが、古いシリーズを観ていた人には ちょっと物足りないのではないかと思う。 前シリーズの後期は完全子供向けで、ゴジラもやたらおちゃらけていたが、 今回は大人でも鑑賞できるよう、真面目に作られていたのだけは良かった。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 3点(2011-08-14 09:38:54) 45.総理大臣に3点。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-07-17 17:16:19)(良:1票) 44.《ネタバレ》 劇場公開前に、「サイボットゴジラ」を観に、マリオンまで行きました。結局長いこと待たされた挙句に、どうやらポンプで動く上半身だけのロボットをがっかりしながら観た記憶が蘇りました。 さて、三十年ぶりにDVDで観ました。ゴジラはもともと核の恐怖を具現化したものですが、2011年現在、現実に核の恐怖に怯えている身からすると、随分とみんなのんびりしているよなあ、という印象が拭えません。放射能(放射線?)を吐きながら、新宿の街をうろつき回る化け物の前に、平気で大勢の人がいるし、アレだけの緊急時に普通に新幹線走ってるし。 それはそうと、結果的にこのゴジラは当時の我々の期待には答えてくれませんでした。本田猪四郎路線のゴジラの反省度合いが足りないというか、SFに出てくるような架空の兵器なんかを観たかった訳ではないのに。怪獣映画に対する、「リアリティ」への欲求は後の平成ガメラまで待たねばなりません。 まあ、結局スーパーXなる戦闘機は役に立たずに、かませ犬になったわけですが、本当に面白いはずの部分は、人間(特に政府を含む日本の社会)のドラマではないかと思っていたので、極論を言うと、ゴジラは人間の手でやっつけられなくてもいいとさえ思っている。上手くゴジラと付き合っていくというのは、ある意味「ガンとうまく付き合う」「自然の驚異とうまく付き合う」といった現実世界の問題とも合致するような気もする。もちろん、ちょくちょく東京に上陸する核の脅威なんかいたら大変だけど。 あと、これは言っておかないといけないと思うけど、ミニチュア(殊に有楽町マリオンを含む周りのビル郡)はよく出来ていた。それだけに、照明が惜しい。一体いつになったら、トップライトの不自然さに気づくのか!実際の街の様子、リアリティ、良く見えないことによる恐怖、などもう一回初代を見てみるといい。 んー、なんか感想が取り留めないようだけど、約30年ぶりに観た新生ゴジラの感想です。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-09 12:50:43) 43.公開当時、大々的に宣伝されてたサイボットゴジラが大暴れするものと期待したものです。 しかし、暴れていたのは着ぐるみでした。特撮というもの、カメラワークというもの、照明というもの、映画における音楽というもの、脚本というもの,様々な映画のテクニックを、当時の中学生は真剣に考えさせられました。 オレが観たかったのはこういう映画ではない。しかし、これはこれでアリかなと思いながら,しかし、何が違って何が足りないんだろうと寝ても覚めても考えさせられました。 こういう思考の訓練が,少なくとも今の仕事の役に立っているのかなと思います。 頭のタイトルから、ラストシーンまで、ほぼ全てセリフまで思い出せます。 ぶっちゃけて言えば、不細工だけど憎めない奴という、思い出の映画です。 【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-09-08 02:17:22)(良:1票)
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