みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
195.《ネタバレ》 (2005年 テレビ録画視聴時のレビュー) 妻夫木聡と池脇千鶴の、ちょっと変わった恋愛映画。坂道を転がり落ちてきた乳母車を覗き込むと、中からは・・・という予告編がとても印象的でした。 健常者の青年と障害のある女の子との恋、という設定から、ふと熊井啓の「愛する」を思い浮かべました。話の展開も多少似通ったところがあるように思えます。 「愛する」が90年代に作られた割には時代錯誤な古臭さを感じさせたのに比べれば、この作品は多少はマシだったとは思います。 しかし、遠藤周作、田辺聖子といった小説家が一昔前に書いた小説を無理やり現代にあてはめて描いた、という点は一緒。ウソくささがどうしても拭いきれませんでした。 この作品では、青年役の心の機微がとても大事なんじゃないかと思いますが、妻夫木の演技からは、青年の内面を感じさせるものがありませんでした。彼の爽やかな笑顔は、こういう役柄だとただウソ臭いだけにしか感じられません。 健常者と身障者の恋という、重いテーマを扱っているにも関わらず、描き方があまりに軽い。心の動きをサッとなぞっただけのような描き方で、どれだけ葛藤してどれだけ悩んでああいう結末になったのかがまるで見えてきません。 池脇千鶴のヌードも、ファンにはうれしいのかもしれないけど、話題づくりのための安易な演出だとしか思えませんでした。どうせやるなら障害者特有の性の問題を、つっこんで描かなくてはならないんじゃないかな。 もしかしたら、「健常者と身障者の恋」を経験、あるいはそれに近い経験をした人には、私が必要とするような演出は必要なく、この作品の自然体な描き方がグッとくるのかもしれませんけどね。 【りょうち】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-02-06 00:30:50) 194.《ネタバレ》 昔から気になっていた映画だったが、アニメ映画化を機に初めて見た。健常者の青年と身体障害者の女性の恋愛を描いたラブストーリーだが、本作に登場するジョゼ(池脇千鶴)はよくある障害者を扱った作品にありがちな描き方をされておらず、それが却ってリアルに感じられるし、そのせいか、恒夫(妻夫木聡)との恋愛も障害者云々をあまり気にせずに見ることができたし、映画自体に独特な雰囲気と力強さがあって見ているうちにだんだんと引き込まれた。なんといってもジョゼの強烈で個性的なキャラクターが印象に残るのだが、そんなジョゼの身の周りの世話をしていた祖母(新屋英子)が亡くなり、心配してやってきた恒夫に対し、はよ帰れと言ったあとにやっぱりおってくれ、ずっとおってくれと言うシーンは普段は強がっているジョゼの孤独さやさびしさ、いじらしさといったものが感じられ、つい、見ながら感情移入してしまった。(ただ、そこから次のシーンでああくるとは思ってなかったのでちょっとビックリしてしまったのだけど。)池脇千鶴もものすごくハマっていて、素晴らしく、今まで何本か出演作見てるのだが、こんなに良いと思うのは初めてかもしれない。映画は冒頭から恒夫のモノローグで始まり、それがクライマックスの二人での旅行につながるわけだが、そのモノローグで何気なく語られていた水族館が休みだったエピソードはジョゼの気持ちを考えると切なく、本物の虎は見れたのに、本物の魚は見られず、結局、ホテルの部屋で壁に映された魚を見るというのが見ていてなんとも言えない気持ちになる。冒頭のモノローグで既に二人の別れを暗示していて、死別とかいうありきたりなものだったらヤダなと思ってしまったのだが、この結末はそんな安直な結末とは比較にならないほど重く、見ていてすごくリアルに感じた。果たしてハンディを持った人をパートナーに迎えたときにそのパートナーのことをどれだけ受け止めることができる人がどれくらいいるだろうと考えさせられるし、またもし、恒夫の立場ならパートナーを受け止める覚悟があるかということも考えさせられ、これが本作の真のテーマだったのではないかと思えてくる。ジョゼを受け止めきれなかった恒夫の弱さや、ジョゼの一人でも生きていくという意思の強さといったものをこのラストシーンではしっかり描いていて、犬童一心監督の演出も巧み。これから別々の人生を歩む二人にとってこの出会いは決して小さなものではなかったと思いたい。本当にいろいろと考えさせられる良い映画だった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2021-01-11 02:30:16)(良:2票) 193.《ネタバレ》 確かに、ともすればアレなオチだと思います。ただ、一生彼女を背負い続けることが出来るのか、という現実に直面したときに、誰しもが十分に強くなれるという訳ではないのも事実でしょう(少なくとも私自身は、同じ状況でその決断は出来ないと思います)。その意味では私はこのラスト、自分の無力さに涙する主人公にはその面からは大いに共感できましたし、それを許容したジョゼの優しさ・強さにも深く感じ入りました。人間というものの描き方として、私はここはかなり好きですね。そしてこの恋愛は、決してふたりにとって無意味なものであった訳ではないのです。その直後にジョゼの変化・成長を感じさせるシーンを持ってきてそれでジ・エンド、という流れも巧みであり、また適切だったと思います。そこは、アレなオチを演出・演技のテクニックで巧く乗り切った、という感じだといつ観ても思いますね。 色々と変わりダネな映画だと思いますが、この映画で一番変わっているのはやはりヒロインでしょうか。見た目や喋り方、性格も含めて、パッと見はどーにも魅力的には見えないのですが、じーっと観ていると次第に魅力が滲み出てくるというか、そこら辺の表現も奥ゆかしく、また巧みだったと思います。その大部分を担っていた池脇千鶴は、やはり凄い女優だと思いますね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 8点(2021-01-03 13:50:06)(良:1票) 192.《ネタバレ》 基本は恋愛映画のようだが、ひと通り見てああそうですかで終わってしまい、深入りする気になるわけでもなく引き込まれもしなかった。あらかじめ感情移入の種なり解釈の柱になるものを持っていないと上っ面で終わってしまうということかも知れない。自分としてはただ第三者的に眺めるだけの映画だったが、一つだけ思ったのは、自分の所業を悔いることと、相手がどう思っていたかは別次元の問題という状況はわからなくもないということだった。 なお妖婆のようなヒロインの話し方には最後まで馴染めなかった。また男が最後によりを戻した元彼女はどこがいいのか全くわからず(驚くほど可愛くない)、これは男がとりあえずの間に合わせとして使っただけだろうという印象だった。 ほか登場人物がほとんど関西弁で、「西寝屋川警察署」(架空)という言葉も映像に出ていたので北河内という設定かと思うが、そういうディープな?大阪に沈んだヒロインの境遇と、地方から出て来た男のギャップを出そうとしたようでいながら実際そうでもなく、この場所設定の意義があまり感じられないのは少し変に思った。ヒロインの住居のある一角も、いたいけな(したたかな?)少女2人とエロオヤジ1人の存在感しかなく、乾いた空き家が建ち並んでいるだけに見える。 ちなみに撮影地は首都圏のようで、海の場面はどうせ千葉県だろうと思っていたらその通りだったらしい。制作上の事情はあるのだろうがこういうところは結構興醒めで、かえって初めから東京の話にしてしまっても支障なかったのではと思う。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-09-24 08:49:56) 191.そこまで面白い!ってわけじゃないんだけど、なんか不思議で最後まですんなり観れました。 ラストの終わり方はよかったと思います。 Hなシーンがあるので、家族の前で観るのは注意! 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-02-15 21:27:59) 190.《ネタバレ》 主人公の大学生・恒夫は、雀荘でバイトをしている。その帰りの早朝、(雀荘で噂の)ジョゼと出会う。出会ってしまう。ジョゼはクソ生意気な若い女だが「可愛い」。恒夫公は好きになってしまう。そして、何度も長屋に通い始める。恒夫はイケメンで、セフレがいっぱい。甘い甘い人生だったが、ジョゼとの別れで「初めて」自己否定を経験し、路上で、よりを戻した香苗の前で泣きじゃくる。 映画冒頭、恒夫は写真を見ながら話す。それは映画ラストから数年後じゃない。十数年後、いや数十年後かも。楽しそう。恒夫にとってジョゼは、人生の小さな小さな彩り。でもジョゼにとっての恒夫は、とても大きいと思う。 ジョゼは強い。恒夫がいなくても大丈夫。その健気な姿に、感情移入して泣けた。 さて池脇は「テレビドラマ、CM、映画」で、主役やヒロインを多数演じてきた美人女優。彼女がジョゼを演じたから「良い映画」。池脇だから「健気」に見えた。もし生意気なブスなら、腹が立つだけ。顔って重要だな。もちろん池脇の演技がすごく良かった、繰り返すけど、すごくね。 DVDのコメンタリーが楽しい(犬童監督、妻夫木、池脇)。監督は、色々と考えて撮っていることが「よく」分かったし、この映画を「愛しているんだ」と分かった。また特典ディスクのメイキング、くるりのミュージッククリップも楽しい(あれじゃ犯罪者だよ)。 好きになった映画なので、小説も読んでみた。映画と小説では印象が違った。たしかラブホのシーンで小説は終わる。余韻が残った。つまり恒夫が泣くシーンはないし、香苗とよりを戻さない。というか、たしか小説には香苗もノリコも出てこない。短編だし。 レビュワーの評価が高いので、ずっと観たかった映画。 「変なタイトルだな」と思っていたけど、観て納得。 観て良かった。10点! 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 10点(2018-01-02 23:28:07) 189.おんぶが重くないと思っていられる期間は数か月程度のもん、と言いたかったのかな? 【マー君】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-06-24 11:00:42) 188.《ネタバレ》 非常に力強い作品。池脇千鶴のガラガラの関西弁が非常に印象に残る。妻夫木や上野樹里のダメ人間ぶりも上手く、人間味のある作品だ。最後はいいのか悪いのか判らないが、オチが無いのは残念。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-05-08 16:23:11) 187.《ネタバレ》 なるほど。ジョゼと虎と魚。確かにみんな出てきた。出演者みなさんの演技が光る作品です。個人的には脱ぐ必要はなかったのかなとは思います。やっぱり、どうしてもそこに話題がいっちゃうので。話題を作らないと商業的に厳しいのかもしれませんが。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-19 01:11:10) 186.障害者がテーマの映画だと、お涙頂戴的な話になりがちだが、足が不自由でかわいそうという感じになっておらず、 ちょっと変人との恋というかんじで楽しめた。 上野樹里がキャラクターのせいか凄くブスに見えるのはある意味演技力があるということなのだろうか。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-02-16 16:53:43) 185.邦画不作の90年代をようやく脱して しっかりとした映画が出てきたなぁと感じた作品。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-25 13:29:47) 184.ジョゼの祖母が死んだと聞かされたとき、私も恒夫同様跳んでいっただろうと思う。今でさえ誰かが車いす(買えないので乳母車)に乗せてくれなければ外出できないのに、側に誰もいないとなるとどんなに不自由だろう。(乳もみゴミ出しは妙にリアル)しかしジョゼは平然、元々海の底にいる者はそこにとどまる限り何の不自由もないのかもしれない。タイトルは何これという奇抜なものだったけど、中身はとても純粋でリアルで切ないものだった。これだけ強く印象に残った映画は他にはあまりない。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-07-19 21:30:29) 183.《ネタバレ》 泣けるような話でもないが、ジョゼの健気さに胸が痛くなる。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-25 01:06:43) 182.《ネタバレ》 この映画を見る度に、男性がいかに脆く純粋な生き物で、女性がいじらしくも強い生き物であるかを実感する。 ジョゼのキツい物言いは、恐らく自らの不安・恐怖・コンプレックスを隠すための防壁なのだろう。 乳母車に隠れ乗る事でしか外界を知る術がないジョゼ。 外の世界を知りたいジョゼが自分の願いを叶えるには、 「好奇の目を向ける人々の存在」というリスクを背負う必要がある。 ゆえに自己防衛本能が生まれる。 また、それを譲れないのは「壊れ物だろうと私は私」という自我確立の意味もあるのだろう。 誰にも頼らず、誰に頼ればいいのかも解らず、頼み方も知らないとは、なんとも悲しい。 しかし、そうした生き方を選ぶ事しか彼女は知らなかったのだろう。 強いフリをした弱い人間は、肝心な時に素直になれず、本心とは裏腹な事ばかり口にする。 「帰れと言われて帰る奴は帰れ!」と心にもない事を泣き叫びつつ、 すぐに「・・・嘘や、おって」と翻すいじらしさには、同性の私でさえ彼女を愛しく感じた。 愛する人に心からの望みを口に出来たからこそ、ジョゼは纏っていた鎧を脱ぎ、女になったのだろう。 しかし、ジョゼには二人の関係が永遠に続かない事も解っていた。 出来るだけ長く一緒にいたい気持ち、変わりゆく自分、叶った夢、そこにあった幸せ。 それだけで十分なのだと、彼女は自分に言い聞かせていたようにも思える。 それがサガン著「一年ののち」にの、例の台詞に帰結するのだろう。 対する恒夫は、純粋にジョゼを愛するも、背負う物の大きさに気づき、逃げ出す。 しかし「失って初めて気づく存在の大きさ」で、初めて心の痛みを知る。 寂しさに弱いせいか無意識に「独り」を回避してきた恒夫の決断が、傷口に塩を塗る結果となってしまったのだろう。 みっともない姿を晒しながらも涙が止まらない彼の姿は、切なさを覚える。 最後、ジョゼの目は力強く、凛としている。 過去、現在、未来の全てを受け入れ、生きていこうとする強さが感じられた。 池脇千鶴の「セックスの無い恋愛など有り得ないから脱いだ」という発言と、彼女のその度胸に盛大な拍手! <追記> 前回鑑賞から2~3年経ち、改めて見直したが、何故か初めて涙が出てきた場面があった。 それは、二人が結ばれた時のジョゼの「うち、あんたのこと好きや」と言う場面。 なぜ、こんなに優しく切ないのだろう。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-02-14 13:44:56)(良:2票) 181.《ネタバレ》 これはとてもいい映画だ。ただ、無駄にエロが多いのでなかなか人に勧めにくい。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-23 14:54:56) 180.《ネタバレ》 「帰れって言われて帰るようなヤツははよ帰れ」 泣きながら恒夫を叩くジョゼがいじらしい。 池脇千鶴、上野樹里、江口のりこと、恒夫を取り巻く女性たちが個性的でいい味を出している。 ジョゼの施設仲間のヤンキーもバカっぽくておもしろい。 実家にジョゼを連れて行く道中で、現実のギャップを肌で感じてひるんでしまった恒夫。 ジョゼが海が見たくなったからと行き先変更の指示をしたのは、その気持ちの変化を敏感に察知したからだろう。 別れを予感しながら「お魚の館」というラブホテルで愛し合う二人の姿がせつない。 愛する人と一緒に見たかった魚は水族館が休みで見ることができず、ホテルで見たのは壁に映し出された虚像の魚。 サガンの小説にあるジョゼとベルナールの話は、二人の別れを予知していたかのようだ。 前の彼女に乗り換えてジョゼのもとを去る姿に、恒夫のずるさが浮き彫りになる。 涙を流してはいるが、それさえも軽く感じる。 障碍者とパートナーになることを本当の意味でわかっていなかった。 覚悟もなく中途半端なやさしさで付き合ったのと同じ軽薄さだ。 ドライな選択をしながら号泣したのも、自分自身に免罪符を与えようとしたともとれる。 一番傷ついたはずのジョゼが、ふっきれたように淡々と日常を送っていたのが救い。 人間を描けているいい映画だとは思うが、主人公を好きになれないということはどうしてもマイナス材料になる。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-06-07 00:14:18)(良:2票) 179.《ネタバレ》 人物描写がかなり演出側の趣味に走っている感じで、もうちょっとで自己満足作品に陥りそうなのが、ぎりぎり踏みとどまっているという不思議な作品。何かいろいろからんで来そうな老婆を中盤であっさり消し去る手際と、感傷を排したラストのぴたりとした着地の感触が良い。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-03 21:14:41) 178.《ネタバレ》 恋は女を強くさせ、また男を弱らせる。 【michell】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-03 00:46:42) 177.池脇さんと江口さんはなかなか良い役者さんです。上野さんはスターなので とくに演技は?という感じでした。この映画のあと、国営放送での3者の扱い。 池脇さんは、ドラマ10、江口さんはワンセグミニドラマ、そして上野さんは 大河ドラマの主役となったわけですが、すでにこの映画は、それを予見してた かのようでした。 【かれく】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-28 10:02:27) 176.《ネタバレ》 邦画はあんまり気乗りがしない方なんですが、途切れることなくレビューを目にするし、ちょうど有料放送のチャンネルで観られたし、妻夫木くんだし、観てみることに。 関西弁喋ってるけど、誰が観てもはっきり関西の土地とはわかる所が無く、ココいったいどこなの?みたいなのがいいです。どこか昭和40年代のような風景ね、雀荘でバイトっていうのもなんだし、女の客が真理アンヌとは!! 世間から隠れるように生きてきたジョゼの、恒夫を糧にした自立成長モノかな。 恒夫がジョゼに惹かれるのは、自分が優位に立てることと、ご飯が美味しいことが結構大きいんじゃないかと。居心地がいいんですね。 しかし彼はそれ以上のことは何も考えてない。「ずっと一緒にいて」と言われれば後先考えずに引っ越してくる。ジョゼに優しいのは責任の無さでもあり、水族館の前で駄々をこねるジョゼをおんぶする恒夫の表情が全てを物語ってると思う。 まあね、荷が重すぎて当然といえば当然。 実家行きをやめにすることをジョゼにどう伝えたのかがいちばん気になるところです、あえてソコは飛ばすという演出が良いですね。 ラクな方へ流れて行く自分の甘さ、いい加減さ不甲斐なさにたまらず泣いたと思う。でもそれに気づくだけマシです。 乳母車を押す人はもう必要なくなったジョゼ、必要な時におんぶしてくれる人がいつか現れるといいなと思いながら観終わりました。。。 その人は、あのヤンキーの幼馴染だったりするかしらん。 殆ど観てないけど、妻夫木くんの出てる映画は今のところアタリです。日本の俳優で妻夫木くんほどキスシーンの巧い俳優さんも珍しいんじゃないの?プライベートでかなり経験積んでらっしゃるのかしらね。 【envy】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-02-28 11:30:16)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS