みんなのシネマレビュー

モーヴァン

MORVERN CALLAR
2002年【英】
ドラマ
[モーヴァン]
新規登録(2004-02-03)【ひのと】さん
タイトル情報更新(2004-03-12)【黒猫クロマティ】さん


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監督リン・ラムジー
キャストサマンサ・モートン(女優)モーヴァン
脚本リン・ラムジー
あらすじ
鉛色の空のスコットランド。天衣無縫な21歳の女性モーヴァン(サマンサ・モートン)の恋人が自殺した。彼はモーヴァンに遺書を残した。そのなかで彼は彼女に自分の小説を出版社に持っていってくれと依頼していた。モーヴァンは小説を出版社へと持っていった。しかし作者名を自分の名前にして・・。そして自殺した彼の預金口座からお金をおろし、友達の女の子とスペインへバカンスに行く。スコットランド版「異邦人」

花守湖】さん(2007-08-04)
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【クチコミ・感想】

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14.《ネタバレ》 うーん、こりゃまたよく分かんない映画だなぁ いきなり恋人死んでるというスゴイ設定でスタートだし…  まあ、映画の雰囲気は独特なのでアメリカハリウッドドッカーン系(笑)に食傷気味な人にはいいかもしれませんね。出演の女の子二人は可愛かったのでこの点数デ Kanameさん [ビデオ(字幕)] 3点(2009-11-24 15:34:27)

13.ストーリー自体は引き込まれやすい設定でしたが、彼女の考えていることがいまひとつ見えてこなかった。観る人によっては理解できるのかもしれませんが、私としてはもう少し心理的な面を掘り下げてほしかったです。 それでも7点をつけたのは、映像に感動したからです。色が鮮やかで、場面の一つひとつが絵画のように見えました。なんてことはない場面も美しく見えるのは、監督の腕なのか、それとも私の勝手な思い込みなのか、、、。 この作品は好き嫌いというより、合うか合わないかで分かれると思います。 抹茶御膳さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-15 12:55:46)

12.見ていて終始感じたのはモーヴァンのたくましさ。そもそも「たくましい」ってどうゆうことなんやろう?って事を考えた時に、この作品のモーヴァンのような生き方をこれから先は考え付くんやろうな。「たくましさ」とは体がゴツい事でもなければ、恐ろしい事や気持ち悪い事をやってのけるような勇気のある人間ということでもない。モーヴァンのように彼氏の死という状況でさえも冷静に見つめて利益を求め、ミミズのような気持ち悪い生き物をいじくりまわして、彼氏の死体を埋める。こんなことを何のためらいもなくできる世間刷れした感覚の持ち主の事やと思う。そんなモーヴァンをこの作品では力強く、サラリと描いていて、何の嫌味な感情も持たせない。常にハングリーでアクティブな彼女がとても羨ましくなるし、自分の人生を切り開こうとする強さが作品から溢れていて、俺みたいなもんが見ると心が痛んだ。あとは、ちょっと作品の時間が長いかな。ゆったりしすぎて作品の内容に見合った時間とは思えない。 ハッシーふりかけさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-18 05:10:03)

11.ギター弾きの恋の八ッティとはうって変わって、 なんだかすんごい女性になってます。 でもやっぱりサマンサ素敵。 内容については、理解できたとはいえません。 勇気を出していくよドストエフスキー君てことなの?  でも、サマンサを十分に堪能できる映画でした。 でもたぶん他人にはすすめないから、6点かな。 ckeruさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-15 20:42:29)

10.うっ…、意外にも評価が高い…。ということは皆さん、この映画に描かれていたことが理解できたんでしょうか? 私には最初から最後まで何がどうなってるのやら、さっぱりと解りませんでした。モーヴァン・カラーはエモーショナルな部分や目的意識等を一切削ぎ落とした、一種の無垢な人間ということなんでしょうか? そうなると、便宜上、常識的な善悪に分類して考えれば、もちろん彼女から「悪意」を汲み取ることは出来ませんが、これは性悪説に則って人間を描いてることになりますね。それにしても、サマンサ・モートン以外の人の台詞が全く聞き取れなかったなぁ…、2点献上。 sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-25 00:10:07)

9.サマンサ・モートンについて言えば、役になりきっていたし、引き込まれる不思議な魅力を感じた。ただ、モーヴァンについて言えば、その意図がよく分からず、ただ傍観していることしか出来なかった。 もちもちばさん 6点(2005-01-26 22:39:01)

8.《ネタバレ》 最初はトンデモ女だと思っていたけど、モーヴァンという女性にはリアリティがあるかもしれない。 恋人が自殺したのに驚きもせず、悲しみもせず死体を放置したまま夜遊びに出かけていくところなどは「異邦人」のムルソーを思い出させてそこで興味を持った。 また恋人が葬儀代金として残したお金を通帳から引き出してスペイン旅行に行くなど、一貫してモーヴァンにはモラルがないが、だからといってこの女性が良心というものが欠けている悪党にも思えない。 異常者にも見えない。  自分の心のままに行動しているように見える。 しかし多くの人間は神さまを信じないまでも何か見えない力というものを信じていて、それを恐れそれが良心を形成したり欲望の抑止力となる場合があるがモーヴァンにはそれがない。 だから彼女を見て虚無主義者だと感じる人もいるのかもしれない。 モーヴァンという女性の見方はさまざまだと思う。 ハリウッド映画のように娯楽的要素のまったくない映画だけど、感性に訴えかけてくるような作品。 それと主人公のモーヴァン役の女性はクールでタフネス、目が強く抜群の存在感だった。 花守湖さん 8点(2004-12-05 01:45:24)

7.シナリオに惹かれて見に行ったんだが… 退屈。とことん退屈。なんなんだこの映画は? ふくちゃんさん 3点(2004-06-30 20:38:31)

6.かなりわけわからなかった・・・ MSさん 3点(2004-05-15 01:31:29)

5.《ネタバレ》 いきなりボーイフレンドが自殺しているっていうところでこの映画に惹きつけられました。ただ、この作品は難しいですね。何を言いたかったのか監督の意図を汲むのが厳しかったです。モーヴァンはボーイフレンドの遺作を出版社に送るのですが、何故か著者を自分の名前に変えてしまいます。その辺の心理がよく分からないし、モーヴァンの虫に対する感慨も意味があるようなのですが、どうも分かりません。とにかくモーヴァンという主人公の女の子の考え・行動が不可解なんですよね。いやはや、まだまだ僕の感性が鈍いということか…。 もっち~(←にょろ)さん 6点(2004-03-26 18:58:21)

4.主人公のモーヴァンがクリスマスの朝目覚めるとBFが隣で自殺していて、パソコンには「出版社に送って欲しい」との伝言が残された彼の小説と「キミの為の音楽」と書かれたカセットテープがあった。死体をそのままにしてモーヴァンは友達とパーティへ。翌日部屋に帰った彼女は小説の著者を自分の名前に書き換えて出版社に送り、「葬式用」として彼が残したお金を使って友人とスペイン旅行に旅立つ。この映画「なんでそうなるの?」とひとつひとつの行動の理由が気になる方には相性が悪いかも。私だって彼女の行動に共感するとは言わない。けど、彼女がとる他人との距離感や【ひのと】さんが言っておられる虚無感には妙に馴染み深いものがあるし、同じ時代を生きているという感じがする。リン・ラムジーという監督はこう言う淡々としているのに妙に手触りがある感情を表現するのが得意なようだ。CAN、ステレオラヴ、ベルベットアンダーグラウンドなど音楽もセンスが良い。 黒猫クロマティさん 7点(2004-03-08 16:54:54)

3.《ネタバレ》 なんだか難しい映画を見てしまった。殆ど表情を変えることの無いヒロイン、モーヴァンを演じるサマンサ・モートンは、今までいくつか見た彼女の出る映画の中では一番不細工に見えた。ただ、どういうわけか目が強く印象に残っている。物語の説明もしづらい。カメラは最初から最後までずっと彼女を追う。彼女の見るもの、聞くものをこちらに送ってよこし、淡々と時間が過ぎる。きっと、彼女の起こす次の行動なんて、たいした意味は無いのだ。とにかく静かに彼女の行動を追った映像が続く。途中「虫が好き」という発言がある。確かに、いつもつるんでいる女友達より、泥にもぐるミミズや手を這うアリに接する態度の方が生身の人間を感じた。普通この手の映画は苦手で、かなり疲れるのになんだか嫌悪感も沸いてこない。サマンサの力だろうか。評価は5点で折り合いを付けたい。2度見ることは無いかもしれないが、偶然その機会があったら見入ってしまいそうな…不思議な感覚を残した映画。 のはらさん 5点(2004-02-23 02:09:33)

2.サマンサ・モートン主演作、ということでかなり楽しみにして観ましたが、相変わらずの存在感で素晴らしかったです。赤い爪の彼女の手もすごく印象に残ってます。全体的に映像もきれいでした。あと、友達役のキャスリーン・マクダーモットもとてもかわいかったです。 Mプさん 7点(2004-02-10 13:12:17)

1.原作を読んだ後、映画化作品ではサマンサ・モートンがモーヴァンを演じると知り、見逃せないと思った。極端に瞬きの少ない、虚空を見つめるような目。彼女の眼差しはモーヴァンそのものだ。どんな馬鹿騒ぎの喧騒の中でも、モーヴァンは喧騒の外にいる。世界のどこにも属していない。ここではないどこか、世界の外に1人で立っているよう。生々しくありながら、どこか寒々しく乾いた空虚感。絶望とも失望ともちょっと違う。そう、強いて言うなら虚無。そんな虚無感を彼女は言葉少なに、しかし如実に語る。そして、行く道を自分自身で選択し、何かを探しに行く。地に足を付けつつも、どこか浮遊しているような、危うい境界線の上に生きている。それでも、歩いてゆく。「2歳の頃から自分のことは全て自分でやって来た」と言い切るサマンサ。こういう、特別美人でもスタイルが良い訳でもないのに強烈な存在感を放つ若手女優が日本にもいたらいいのに、と思う。ちなみに私、買う気はなかったのに、初回限定仕様のDVDのあまりのお洒落さに衝動買いしちゃった。 ひのとさん 8点(2004-02-03 13:17:48)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 5.50点
000.00% line
100.00% line
217.14% line
3321.43% line
400.00% line
517.14% line
6428.57% line
7321.43% line
8214.29% line
900.00% line
1000.00% line

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