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【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 極めて上質な文芸映画。ごくコンパクト、かつ非常にシンプルで明快な話ながら「人間性」というものをここまで見事に鮮烈に描き出すか、という傑作。物語(原作の小説)自体のハイ・クオリティを、理知的で静謐な優れた雰囲気で映像表現に結実させる演技・演出というのは、どちらも実に素晴らしい。メルヴィル、斯くの如し。必見。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-18 13:42:29)
2.居間の暖炉で小さく揺れる炎、ルームランプの落ち着いた灯りが人物の表情を厳粛に浮かび上がらせ、画面に重厚感を与える。光と影のコントラストが極めて印象深い端正な屋内撮影と、パリ市内や農村地区の風光を瑞々しく捉えた屋外撮影の対比が素晴らしい(撮影アンリ・ドカエ)。視覚のみならず、モノローグや時計音やピアノを効果的に活かし静寂と緊張感を最後まで持続させる至芸といい、三者を演じるキャストの存在感といい、感嘆すべきメルヴィルの長編第一作。三人が集う最後の夜。姪はようやく編みあがったスカーフを肩から掛けている。そこに刺繍された図柄(お互いに差し伸べあう二つの手)が彼女の内なる思いを雄弁に語っている。独仏融和の絶望を語るドイツ軍将校に対し、始めて視線を送る姪。その彼女を真正面から捉える、最も機能的で純粋なクロースアップの美しさ。慈愛と悲しみの交じり合うような深い眼差しが胸を打つ。ラストショットのシルエットの静謐さも味わい深い。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-03-24 21:25:17)
1.《ネタバレ》 東京は有楽町(銀座)、「有楽町朝日ホール」にて鑑賞。
これって、一見すると分かりにくい作品のように思えて、実は主張がハッキリしていて、いたってシンプル。
それでいて、観る者の心を鷲づかみにする魅力を持った作品である。
ジャン=ピエール・メルヴィルといえば、フィルム・ノワールを撮る監督の代名詞的な存在であるが、本作はフィルム・ノワールではない。
ナチス・ドイツを題材にした、戦争心理劇である。
前半から中盤にかけて、主人公のいかにもドイツ人といった感じの不気味な将校がとにかくしゃべりまくる。
これが凄い。
室内でずっと一人でしゃべっている。
でも独り言ではない。
ちゃんと相手がいるのだ。
しかも二人も。
その二人はフランス人の父娘なのだが、ナチス将校の話を全て無視する。
フランス人からすれば、ナチスは敵なわけで、とにかく無視を続けるのだ。
そのナチス将校は、フランス人父娘が住む家に寝泊りを続けるのだが、とにかく精神的な孤独を強いられる。
しかし、ナチス将校はじっと我慢し、暴れたりもしない。
ひたすら一人で話しまくり、フランス人父娘の心に訴えかけるのだ。
そして最後には、敵であるはずの冷たい二人の父娘の心を開いてしまう。
これに至るまでの経過が面白く、無言の中にも、父娘の微妙な心理変化が読んでとれる。
最初は頑なに心を閉ざす相手がいたとしても、長期間かけて真心を伝えていけば、いつか相手は心を開いてくれる。
そんなメッセージが伝わってきた。
メルヴィル作品らしい地味な作品だが、ラストに娘が口をきいた時の衝撃度はかなり高く、心を打たれる素晴らしいラストであった。 【にじばぶ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-07 00:03:08)
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【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
8.33点 |
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