みんなのシネマレビュー

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

2011年【日】 上映時間:123分
ドラマシリーズものファミリー
[レイルウエイズアイヲツタエラレナイオトナタチヘ]
新規登録(2014-03-13)【東京50km圏道路地図】さん
タイトル情報更新(2018-12-01)【イニシャルK】さん


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キャスト三浦友和(男優)滝島徹
余貴美子(女優)滝島佐和子
小池栄子(女優)片山麻衣
中尾明慶(男優)小田友彦
吉行和子(女優)井上信子
塚本高史(男優)片山光太
岩松了(男優)島村洋二
中川家礼二(男優)楠木雅也
仁科明子(女優)深山朋香
清水ミチコ(女優)沢田良子
立川志の輔(男優)出前のおやじ
米倉斉加年(男優)吉原満
西村雅彦(男優)冴木俊也
脚本小林弘利
製作松竹
テレビ東京
小学館
ROBOT
製作総指揮阿部秀司〔製作〕
制作ROBOT(制作プロダクション)
配給松竹
編集日下部元孝
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 日本でも他の国でも、自分の好きな乗り物に名前を付けたり擬人化して愛情を注ぐということがありますが、この映画も電車に名前をつけたりこそしませんが、三浦友和さん演じる運転士の電車に対するじんわりとした深い愛情が感じられました。それとは全く対照的に、家庭のほうでは昭和のおやじ的な奥さんに「おいお茶!」みたいな亭主関白モード全開で、普段ならともかく、本当にやりたいことを相談もできない夫に辟易して奥さんは出て行ってしまいます。 奥さんのことも運転士としての仕事も、ひいては電車のこともとても好きなのに、それらに対しての姿勢は真逆になってしまう。無機物には素直になれるけど、好きな人に対してはプライドや恥じらいが邪魔して素直になれない、いっぱいいっぱいになった時に感情をぶつけてしまって、後で後悔する。なんだか自分を見ているようでした。主役の滝島さんに対しても、素直になればいいのにって第三者の視点からは冷静に思えるんですが、いざ自分が同じような立場になると全然冷静になんかなれなかったので、その葛藤がわかってしまうことに感情移入してしまい、辛かったです。勢いや感情任せに言ってしまった言葉で、本当に大事なものを失ってしまう。この話では間違った自分と向き合ってやり直すことができて、良かった。 最後に、滝島さんが定年の祝いの席で言われたセリフが刺さります。私は定年なんてまだまだな年齢ですが、この言葉は良い意味でも悪い意味でも覚えておきたい。 「おまえさん、老い先短いとか思っとるだろう?長いぞぉ、ここからが…」 TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-10-28 19:02:25)(良:1票)

5.《ネタバレ》 1作目、そして近年に公開された「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」と合わせた鉄道三部作 (勝手にそう呼ばせていただく笑) の中では、最もよかったです。 まず、他の二作にありがちな登場人物たちの唐突な心境変化がなくて、人物を丁寧に描けていること。そして、他二作と比較して、必ずしも電車や鉄道ばかりに執着することなく、あくまで仕事としての鉄道員(と看護師)、その誇りとか、人の命を預かる責任感とか、、これは普遍的な「仕事」の映画として秀逸でした。 また、熟年離婚というテーマも併せ持っていて、うまく仕事と家庭の問題を織り交ぜながら、大人の恋愛ドラマとしても観応えある内容だったように思えます。もちろん、観応えがあるのは、三浦友和さんと余貴美子さんの好演があるからこそ、それは言うまでもなく。 しかし、、日本の田舎の風景をたった二両ほどの電車がてくてくと走っていく、、この光景はなぜにこれほど心が癒されるんでしょう? 個人的には、日本全国、場所を変え、人を変え、エピソードを変え、これからも続けてほしいシリーズではありました。 そういえば、彼が高校時代? の恋人と再会した件、その後の関係はどうなったの? と思うし、これについては、やや消化不良なエピソードに感じました、はい。 タケノコさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-21 12:08:47)(良:1票)

4.《ネタバレ》  1作目が面白かったので、2作目も見てみることに。ただシリーズものっぽいタイトルではあるが、前作とのつながりはなし。1作、1作が独立したストーリーとなっています。  事前にあらすじをチェック。『熟年離婚の話か・・・興味ねーなー。』と思いながら期待はせずに観賞。ところが見始めるといつの間にか映画の世界に入り込んじゃう不思議な面白さ。一言で言うなれば、洋画にはない邦画の味わいってのを感じられる作品。  自分とは随分年齢が離れているのに、すっかり感情移入しちゃって、終始切ない気分に。どちらの言い分も分かる気はするのですが、どちらかと言えば旦那の言い分に問題がありそうな気がしますね。そしてやはり旦那のほうから少しずつ歩み寄り始めて。一人の男が定年退職間近になり、人との関わり、家族との関わりを見つめなおすようなストーリー。そんななか、家を出て行った妻との奇跡的なイベント発生。『これはもしかするともしかするか?逆転ハッピーエンドあるぞ?』とちょっと期待しながら見ていたら、思い出の地で結婚指輪を投げ捨て、市役所から出てくるお父さん。ああ、やっぱそうなるのか。これが大人の選択ってやつか。切ないなぁ。とがっくり肩を落とした次第です。  いや、最後まで見届けよう。不器用な男の生き様。って見ていたら、・・・キタキタキター!ロマンティックが止まらない(笑)。いや、これは何気に隠れた名作でしょう。 たきたてさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2021-01-28 04:39:32)(良:1票)

3.《ネタバレ》 熟年夫婦の物語、鉄道員(ぽっぽや)のようなファンタジーではなく、わりと現実感のある話、、、だったかと。 観て、すぐレビュー書きに来たときはまだ作品登録自体がなかったんですよねぇ。 なもんで内容はうろ覚え。改めて見返すほどではなかったと記憶してます。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-04 02:27:40)

2.夫が定年を迎える熟年夫婦の立場や気持ちがリアルに伝わってくる。自己実現ができない積年の欲求不満なのか何でも仕切りたがる夫からの逃避なのか、終末期セラピーに生きがいを求める妻の姿がイマイチピンとこない。価値観の相違というよりは優先順位とか相性の問題のように思うけど、よくある普通の夫婦危機ドラマを期待していただけに、電車のトラブルに患者の救助のようなドラマチックな展開で生々しさが色あせる。立山連峰の素晴らしさは鮮明だったけど。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-30 22:58:29)

1.《ネタバレ》 冒頭、山口百恵が歌手に復帰したいと言い出したら三浦友和はどうするんだろうか?などど考えてしまった。前半は所謂定年離婚がベースとなりリアリティーのある重たい雰囲気なんだが、三浦友和の不器用さがコミカルで(高倉健を髣髴とさせる)、こんな夫婦いるのかよ?というファンタジーにも思える不思議な展開。後半の事件事故はやっぱりこうなってしまうのかというベタな展開だが、指輪を投げるシーンで「え!」という驚きと、不器用さゆえの「やっぱりな」という納得とが入り混じる。 最終運転のシーンは風景も綺麗だしべタベタながらも感動的ではあるんだが、結末に向けてはちょっと説明不足で、やりすぎ感とドタバタ感が。互いを認め合いつつも、別々の道を歩むという展開の方が大人の作品になったような気はする。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-03-25 12:57:39)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.67点
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