みんなのシネマレビュー

先生!口裂け女です!

2023年【日】 上映時間:85分
アクションホラー
[センセイクチサケオンナデス]
新規登録(2023-11-27)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2023-11-28)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2023-07-07)


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ブログに映画情報を貼り付け
キャスト六平直政(男優)
大迫茂生(男優)
屋敷紘子(女優)口裂け女
プロデューサー叶井俊太郎(宣伝プロデューサー)
特殊メイク藤原カクセイ(特殊メイクデザイン)
特撮神谷誠(VFXスーパーバイザー)
美術藤原カクセイ(特殊造形)
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 ホラー映画(少なくともコメディ・ホラー)かとは思って観てみたのですが、青春ものや(特に終盤は)アクションの要素も増えていくのでどちらかとゆーと「B級」エンタメ作品、くらいの括りとして観に行った方が好い様な気もします。要は、やっぱB級はB級=安手は安手な作品で、中でもストーリーがとにかく安っぽい=バラバラと出て来るモノに総じて「必然性が無い」と言いますかね(何故、そうなってゆくのかに理由が無い)。他方、画づくりや演技なんかの物理的なトコロは、本格的とまでは言わないまでも結構丁寧につくり込まれてるって印象で、娯楽映画としてなら全然楽しくノンビリ観てゆけるなァ…とも思いつつ、再度、ジャンル雑多なコトも相まって「ナニがしたいって映画なのか?=どこに向かってるってお話なのか?」とゆーのが、ごく終盤までかなりの心配事として心にモヤって居たのが率直な感覚だったのですね。 しかし、クライマックスの口裂け女さんの大立ち回りを観るに、そんな不安は完全に氷解して実にスッキリと観終わるコトが出来ました。確かに、仮に今作に続編が在ったとするならば、それは多分「ダークヒーローもの」と言われるべきナニかであるのでしょーね(⇒だとすると、今作もまた「ダークヒーローもの」と理解すれば好い…という気もしますケドも)。また再度、B級映画においてより重要となるのは「完成度」よりは「突き抜けたひとつのナニか」であるとも再認識させられましたよね。結論、丹念にごく好ましく仕上げられた紛うコト無き「B級」映画を堪能させて貰ったということで、一点加えてこの評価とさせて頂きます。 Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-12-10 23:46:48)★《新規》★

3.《ネタバレ》 高校の教室で生徒の口から表題の台詞が発せられます。つまりタイトルの「先生」が指したのは「教師」でした。もちろん世間一般で「先生」と呼ばれるのは教師に限りません。医師、弁護士、代議士、小説家、漫画家などなど。そう、本作の「先生」にも「教師」以外の意味が含まれていたのです。格闘技の師範を称して「先生」と呼ぶ。その相手が「口裂け女」でした。分かり易くタイトルを補足するなら『先生は口裂け女です』。観ていない人には「なんだそりゃ」でしょうが、本作では「口裂け女」が仲間となり、主人公に格闘技を教えました。予想だにしなかった展開。そんな口裂け女は、アパート住まいの単車乗り。都市伝説の怪物ではなく、「走るのが異様に早く」「格闘が滅法強い」「口が裂けている一般女性」というオチです。このアプローチに感心しました。散々擦られてきた「口裂け女」にこんな切り口があったとは(おっと、この切り口は駄洒落とかではありません。なんか恥ずかしいわ)。しかもこの設定がフェイクで二度びっくり。「口が裂けているだけの一般女性」と思わせて、やっぱり「怪物」だったとは。そうじゃなきゃ、平気で何人も殺したりしないでしょうよ。いやはや、見事な脚本、そしてアイデアの勝利でした。何気に格闘シーンも見応えありで、主人公が口裂け女から習った技を繰り出すシーンなんてジャッキー・チェン映画ばりのカタルシスがありました(ちと褒め過ぎ)。 怪物が正義の味方という観点では『妖怪人間ベム』や『デビルマン』の流れを汲むものであり、昭和のヤンキー漫画のテイストを令和で再現したという点では『今日から俺は』に通じるものもあります。と、結果的に絶賛レビューとなってしまいましたが、見た目通りB級映画である事に違いはありません。役者さんの演技含め安普請であることは否めません。ただ、前述のとおり「よく出来ている」のです。喩えるなら知らないコンビニの500円弁当が800円くらいの価値があった時の嬉しさというか。ですからデパ地下の1,500円弁当には負ける訳です。でも好感度は高いでしょって話。何だか取り留めのない感想になってしまいましたが、現場からは以上です。 目隠シストさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-11-20 18:28:00)(良:1票)

2.《ネタバレ》 コメディ映画としては正直イマイチだし口裂け女さんもメイク施した普通の女性の顔なんですけど、 クズたちを見事に殺陣していく終盤は前半の不足を補って余りあるものではありました。 あろえりーなさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-18 16:37:23)

1.《ネタバレ》 前に見た「スマホ拾っただけなのに」(2019)と同じ監督なので、この映画も台湾映画「報告老師!怪怪怪怪物!」(先生!かかか怪物です!)の真似かと思ったが中身は違っていた。実際に題名通りの台詞もあったのは笑ったが、後の方になると「先生」の意味が変わって来る。ジャンルとしてはホラーというよりコメディであって終盤にはアクション場面もある。 口裂け女に関しては、最初はその辺の住民とどこが違うかと思わされるが実は真の口裂け女であって「私、きれい?」の台詞もちゃんとある。もともと口裂け女は三鷹・三軒茶屋・三宮といった「三」のつく場所に出やすいと言われているが、この映画でも主人公は東京都三鷹市に住んでいて、名字がミカミだったのも三上とか三神のつもりだったかも知れない。また走るのが早いので原付では逃げきれないとの伝承があるが、その原付も映画の構成要素として使っている。 物語としては、特に考えもなく悪事に関わっていた高校生が自業自得で危機に陥ったが、先生のおかげで助けられて心を入れ替えた話になっている。序盤はワルぶってイキがるクソガキ連中が苛立たしいが、最終的には微笑ましい青春映画になっていて和まされた。また終盤の戦いでは先生の大活躍がものすごく格好いいので感動した。 主人公の家庭は一人親だったが、ものわかりのいい片親だけでは家庭教育が行き届かなかったクソガキを、先生が強烈な手法で矯正してくれた形になっている。また先生が去った後は姉が年少者を導く存在になったのかも知れない。 今回の件で先生が三鷹を去らねばならなくなったのは寂しいことだが(千葉県木更津市に移転?)、ちゃんと仕置人の仕事は完遂していたようで笑った。今後の活躍を期待したくなるヒーロー映画でもあった。 登場人物としては転校生が愛すべきキャラクターで、主人公の姉もなかなか格好いい姉貴になっている。口裂け女も愛嬌のある人物で大変結構でした。 かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-12-02 14:34:24)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.25点
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