みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
18.《ネタバレ》 この映画は正に原点回帰。 南北戦争以前からアメリカ大陸に渡った開拓者たちの生き様を雄大に描いた歴史劇。 特に南北戦争以前の時代から西部開拓時代を描いた作品は貴重。 美しくも厳しき大地、 原住民インディアンとの交流と反発、 牧草地を駆け抜ける牛の群れ、 保安官たちの死闘・・・様々なドラマを詩情豊かに映していく。 2時間45分という長さだが、ストーリーは全5部、休憩を挟めば前・後編と観れるので区切りの良いところで休憩できるのがミソだ。 1,2,5部はヘンリー・ハサウェイの活劇精神、3部をジョン・フォードの戦争ドラマ、4部のジョージ・マーシャルやリチャード・ソープの演出など見所も盛り沢山。 ただ、西部開拓時代の負の部分の描写が少し物足りない。 五世代に渡る積み重ねでドラマの見応えはあるが、ラストの保安官のエピソードはもう少し見たいところ。 南北戦争で生き残り、そこからどの様にして保安官になったか・・・それとライナスとリリスの姉がいかにして結ばれたかもリリスの話と並行して見たかったかな。 そういう過程をもう少し描いても良かった気がする。もう40分話が観てえええっ! ほんのちょっとだけ出るジョン・ウェイン、二度目の出番が仏というジェームズ・ステュアートと扱いが少しぞんざいだった人物も少なくない。 しかし、長きにわたって力強く生きたリリスの存在は魅力的だ。 デビー・レイノルズの活き活きとしたエネルギーに満ちた演技は素晴らしい。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 15:58:02) 17.《ネタバレ》 映画タイトル的に史実に忠実に作った歴史系映画なのかな?と思いつつ観ましたが、全然違った。やっぱり西部劇といったら人間ドラマ。さらに「きっと西部開拓という夢を持った熱い奴らが困難に負けず夢を成し遂げるっていう内容っしょ」とか思ってたら、これまた違った。この作品の主人公たちはあくまで自分の人生を自分の思いのままに生きているだけで、結果的に西部開拓に繋がった、という描き方。賛否両論ありそうですが、私は単にゴリ押しを見せられ「我々は正しかった!」とされるよりもこちらの方が好みでした。 テーマとしては第1章開拓、2章金鉱、3章戦争、4章鉄道、5章保安官もの西部劇と、西部劇といったらこれ!という要素のオンパレードで、上映時間が長い割に全く飽きませんでした。各章は完全に独立したものではなく、家族のメンバーを通して繋がっているのが面白い。シーン的に好きだったのは1章の河下りと5章の列車シーン。5章でようやく幾度となく観たお馴染み西部劇になり、「大」がつくのかはわからないが、列車強盗がテーマなのにはじ~んときました。 ただやはり「アメリカ万歳!」という感は否めない。まあインディアン問題を掘り下げたり反省的な描写を入れ込むと上映時間が余裕の4時間突破とかになりそうなんで仕方ないんですかね・・・ 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-02-03 20:23:40) 16.《ネタバレ》 …アメリカがいつまでたっても銃社会である理由がわかったような気がするわ。 そもそもアメリカの国土の大部分は銃を片手に力ずくで勝ち取ってきたものなんだし…。 いいか悪いかは別として、銃で身を守るっていう考え自体がアメリカ人の遺伝子の中に組み込まれちゃってるのね。 もちろん西部を目指してた当時の人々は生き抜くのに必死だったんだろうし、彼らの努力のおかげで今のアメリカがあるっていうテーマもわかるんだけど、それってあくまでもアメリカ側の視点でしょ? 不当に略奪された原住民やメキシコ人のことを考えると…当然の事ながらアメリカ万歳!って気分にはならないわ。 まあ…国や民族の別なく多くの人々の犠牲のもとにアメリカという国は成り立ってるってことかしら。 …豪華キャストなこの映画だけど、アタシが何気に一番うれしかったのはアギー! どっかで見たことあるような…って思ってたら『裏窓』のオテンバ看護婦だったのね! 相席した紳士とはうまく結婚できたのかしら?? オホホ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-27 17:08:53) 15.《ネタバレ》 これもなかなかすごい映画ですね。西部開拓の歴史をある一家の視点から描いた大河ドラマ。撮影も美しく、シネラマの大画面で見たらさぞかし迫力満点だろうと思われますが、今の日本にシネラマを上映できる映画館があるか疑問なので、テレビで我慢するしかありません。お話も魅せますし、西部開拓の負の面も一応描いています。とはいえ、基本的には「アメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人のための」アメリカを讃える映画であることは間違いないでしょう。であっても、日本人が楽しめないわけでもありません。豪華オールスターキャストだけでも堪能できます。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-04 12:52:56) 14.ブルーレイの特典の方のシネラマ版で鑑賞。湾曲したフレーム、広角の大迫力で特にラストの列車での撃ちあいは素晴らしく斬新でした。が話が単調。 【みぢこ】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2011-07-23 10:39:01) 13.BS放送で観ながら、どうにも禁じえない罪悪感。シネラマを前提にした画面を無理矢理つないで平面にしているもんだから、なんともヘンテコな映像になってます。左右の部分をもうちっと手間に折り曲げると、きっとこう見えたんでは無かろうか、と想像で補いつつも、観ているこちらがどうにも申し訳ない気分に。さてまあしかし。南北戦争、バッファローの大群、列車強盗などなど、見せ場たっっっぷりの映画ながら、オムニバスじみた構成がなんともせわしなく、気持ちが充分に盛り上がりきらないのが残念。西部開拓の歴史のいくつかの光景を、大河ドラマ風に強引にまとめつつ、さらにそこに“ヒーローもの”っぽい要素を加えようとするのにところに無理があるかも。でも面白いよ。最後の列車強盗の場面なんて、最高ですね、ほとんどヤケクソのように盛り上げてます。こういうの大好き、ニコニコ。マッドマックス3なんかへの影響も大ですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-06 16:58:33) ★12.《ネタバレ》 この当時の最新技術であった3台のカメラで撮影するという「シネラマ」方式によって、横長ーーーーい画面、そのせいで紙の折れ線みたいな2本線が確かに邪魔なんですけど、でもまあそれなりにスケール感は出てますよね。シネスコのハシリとしてあった、今はもうない映像技術を垣間見ることができます。オールスターキャストの先駆みたいな作品で、あの人もこの人もたくさん出てるわけですけど、しかし全体的な一貫したストーリー性に欠けるなぁ、という印象もありますね。いやまぁ、こういうたくさんの人たちの努力によってこの国は開拓され作られたんだぞっていう、そういう作品のテーマを語るための群像劇なわけですが、それはそれでいいとしても、やっぱり各話のつながりがもっとほしいかな、と思うのね。それにしても、アメリカはなぜあんなにも銃社会なんだろう、という素朴な疑問に対するヒントがこの作品にはありますね。それはもう文化であり歴史であり、開拓精神の象徴でもあったわけですな。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-01 01:55:53) 11.画面が3分割されてるから2本の線が邪魔すぎ!公開当時の時代に戻ってシネラマで観てみたい!!! 【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-10-02 21:53:05) 10.ウエスタンのさわり部分をいろいろ切り張りして寄せ集め、まとめてみましたって感じの映画。あくまで表層的な描き方にとどまり深みは全くありません。この映画のポスターに「シネラマ方式」という文字がデカデカと載っているけど、当時の劇場で観てたらまた違った臨場感が味わえたのかな?デビー・レイノルズがギターをつまはじきながら唄う「峠の我が家」(←うろ覚え)が懐かしい郷愁を誘います。「リオ・ブラボー」での「ライフルと愛馬」や他にも「ケンタッキーの我が家」とか、アメリカの民謡ってどれもいいっすよねえ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-21 12:26:01) 9.《ネタバレ》 4人の監督がそれぞれの作品を担当しアメリカの歴史のお勉強ができます。 贔屓目にではないのですが1作目のJ・スチュワートの章、 こんな創世記のような作品を観られて貴重でした。 おかしいし面白いのでわりと好きかも(短編だから描けたのかもね) そして2章目のG・ペックもまあまあ面白い。 両方とも土の匂いがする章なのです。 そして両方ともの俳優が西部劇っぽくない(数観て比べてないからわからないけど) 東部から西部へと旅を続けたたった一人の男から物語は始まります。 同じように旅を続ける家族の娘と恋に落ちるのですが、 恋の落ち方がなんかほのぼのしててかわいいです。 そのふたりから始まる血の物語というか題名どおり西部開拓史なのです。 聖書のように語りが入り音楽の入れ方もそんな感じで、 自由と冒険がテーマのようだが実はアメリカという国は好戦的とよくわかる。 つまりは自由のための戦いが開拓であり冒険なのです。 第1章がこっけいでほのぼのしているのに、 いきなり第2章では街が出来て賭博場まであるのです。 この間が描かれていないのは絶対時間不足です。 どうやってアメリカが発展していったのかが日本人には説明不足。 前半だけでひとつ作品を作ってほしかったり・・ 第3章になると南北戦争が始まり西部劇ではなくなっています。 そして第4章で汽車が登場しよく見たような光景が現れます。 昔の特に西部劇はあまり観ていないので第3章4章の配役はわからない。 でもこれ1作観るとアメリカの昔の歴史がわかるので、 近代史の映画を観るときに便利かもしれませんよ。 映画が当時画期的だった3台の映写機でパノラマ上映されたらしく、 同じような演出では「ベン・ハー」「80日間世界一周」などがあり、 ここらはやはり劇場で観ないと臨場感がないなぁと・・ 「砂塵」で有名だったミルクを注文するシーンもこの作品では、 きっちりとミルクを飲んでパロデイしていますし、 「バックトゥザフューチャー3」のインディアンと遭遇シーンも思い出します。 もちろん汽車のシーンもおんなじです。 急ぎ足で西部開拓を160分にまとめた作品。 音楽はおなじみのグリーンスリープスが聴けたのでよかった。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-04 07:47:20) 8.まずまずでした。 【しまうまん】さん 5点(2004-06-12 12:10:34) 7.思ってたよりよいですね。アメリカの歴史が好きな方ならさらに楽しめるんじゃないかと。。じゃなくても楽しめましたけどね。こういったひとつの家族を4世代にわたって追っていくと言うストーリーは個人的には面白かったです。ただ、他の方も言っておられるようにツギハギがあって少々ストーリーを理解しにくいのが難点です。 【A.O.D】さん 6点(2004-03-09 02:16:03) 6. ジョン・フォード、ヘンリー・ハサウェイ、ジョージ・マーシャルの3人に監督させた結果、ツギハギ感が隠せない何ともケッタイな作品と成り果てているのが残念。勿論個人的にはフォードに全編監督して欲しかったが、一人に絞るのであれば別に他の二人でも構わなかったと思う。オールスター・キャストも一堂に会する訳ではなく、三世代に亘って描かれるので細切れな印象。もっと一人の主人公をじっくり描いていて、その上でこの豪華キャストなら凄かったんだろうが…。特にジョージ・ペパード辺りでは終盤を持ちこたえるには荷が重い。 【へちょちょ】さん 6点(2003-01-27 01:28:07) 5.この映画凄い!の一言につきる。ジェームズ・スチュアート、ヘンリー・フォンダ、ジョン・ウェイン、リチャード・ウィドマーク、グレゴリー・ペック、等、豪華な顔ぶれである。また、豪華キャストのみならず、ちゃんとしたドラマも描かれているところがよい。サクラメントの船の上でのデビー・レイノルズと、グレゴリー・ペックの愛のシーンは、感動的だ。バックに流れる、草原の家、の曲が、何とも良い。あと、ジョージ・ペパードの母親のキャロル・ベーカーの悲しさなども、何とも言えずよく描かれていた。この映画の音楽は、慕情のアルフレッド・ニューマンが担当だったが、この映画での彼の音楽は、個人的なことを言わせてもらうと、慕情、より優れている。力強さ、夢と希望、に満ちていた。この映画は、60年代の西部劇の中でも、最も優れている作品の一つだ、と思う。 【Western lover】さん 10点(2001-03-12 18:41:13) 4.この映画は、何度見ても凄いと思う。まず、あの豪華キャスト、ヘンリー・フォンダ(12人の怒れる男、バルジ大作戦、ミスタア・ロバアツ、アッパチ砦、モホークの太鼓、史上最大の作戦、若き日のリンカン、荒野の決闘、など)ジョン・ウェイン(駅馬車、リオ・グランデの砦、アパッチ砦、黄色いリボン、3人の名付け親、騎兵隊、コレヒドール戦記、西部の顔役、リバティー・バランスを射った男、ビッグケーヒル、リオ・ブラヴォー、エル・ドラド、アラモ、赤い河、捜索者、等々)ジェームズ・スチュアート(裸の拍車、ララミーから来た男、リバティー・バランスを射った男、或る殺人、ハーヴェイ、フィラデルフィア物語、裏窓、ロープ、知りすぎた男、めまい、スミス氏都へ行く、素晴らしき哉!人生、など)グレゴリー・ペック(子鹿物語、アラバマ物語、渚にて、ローマの休日、大いなる西部など)ジョージ・ペパード(ティファニーで朝食を、など)リチャード・ウィドマーク(アラモ、ワーロック、シャイアン、合衆国最後の日、オリエント急行殺人事件、マディガン、等)、カール・マルデン(終身犯、欲望という名の列車、など)という風に主演スターは、当時人気の絶頂にあったスターを総動員している、ほかにもリー・J・コッブ、ロバート・プレストン、ワォルター・ブレナン、アンディー・ディヴァイン、ヘンリー・モーガン、など助演じんも豪華である。また、ナレーターに老年まで、堂々たる演技を見せ、一級作品に多く主演した大スターの、スペンサー・トレイシー(老人と海、女性 NO1、ニュールンベルグ裁判)%2Cを迎えているところがまた良い。監督に西部劇の大御所的存在のジョン・フォード監督(この映画では、ジョン・ウェインを、グラント将軍に使っている)、ヘンリー・ハサウェイ、ジョージ・マーシャル、に迎えている。ジョン・フォードは、もちろん、ほかの2人の監督も西部劇を多くとったひとだ。最後にわすれがたいのは、アルフレッド・ニューマンの音楽だ、彼の音楽は、夢と希望に満ちていて、かつ、あの力強さ、何ともいえない。この西部劇は、かこに残されるべき名作だ。 【アラモ】さん 10点(2001-03-11 00:58:42)(良:1票) 3.豪華キャストとアルフレッド・ニューマンの音楽がよっかた。 【westerner】さん 6点(2001-01-31 17:04:14) 2.西部劇のお勉強をするのにもってこい。それなりに飽きずには楽しめます。 【プリン】さん 5点(2001-01-18 16:15:28) 1.アメリカ人のための映画です。西部を開拓したアメリカ人の先祖をたたえる映画といって良いでしょう。 【出木松博士】さん 3点(2000-11-20 17:48:05)
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