みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 障害のある息子を抱え様々な悩みを抱えながらも家族と共に充実した日々を過ごす女性アナ。ギャンブルによって出来た多額の借金に追い詰められ今まさに銃を手に取り犯罪へと手を染めようとしている青年ソール。決して出会うはずのなかった彼らの物語は、アラバマの刑務所へと車を走らせるアナと独房でとうとう死刑執行の朝を迎えたソールという、その後のお話を複雑に行き来しながら、とあるコンビニで起きた凶悪な強盗事件へと収斂されてゆく…。加害者と被害者のそれぞれの苦悩と救済を4つの物語を対比させることで重層的に炙りだしていく人間ドラマ。観終わって、頭の中で解体してみればしごく単純な2つのお話なのに、それを時間軸を寸断し複雑に再構成したところやアナの息子が辿ることになる運命を意図的にぼかして描き出したことで、最後まで緊張感を途切れさせずに見せ切るこの監督の手腕はなかなかのものだと思います。主役を演じたミニー・ドライバーとジェレミー・レナーのナチュラルな演技も見応えありました。ただ、なかなか深いテーマのわりにお話のスケールがちっちゃ過ぎるのが玉に瑕でしたね、これ。もう少し観る者の心に深く突き刺さるようなドラマティックなシーンなり展開なりが欲しかったところ。それに言いたいことは分かるのだけど、最後にテロップで表示される「このように加害者と被害者を直接面会させる“修復的司法”は劇的な効果を生んでいる。それについては下記サイトに詳しいので、君たちおのおの勉強しておくように」的な、なんだか上から目線の偉そうなメッセージにはちょっぴりカチンときちゃいました。うるせーよ! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-08-01 09:05:48) ★1.《ネタバレ》 主役の彼の熱演は悪くないし、 加害者と被害者の関係性という深淵なテーマを 題材にしているので、見応えはあると思います。 特に、実際に強盗殺人を犯して子供をさらい、 そして事故に遭う一連のシーンはよく出来ている。 ただ、良くも悪くも直球なんですよね。 前半を使って、それぞれの置かれた状況を じっくり見せて、後半の展開でやるせなさを しっかり見せつける。そういう作り。 ハラハラさせるサスペンスみたいのを期待してみると 肩すかしです。 ラストのテロップを見ると、被害者と加害者を 面会させるほうがいい結果をもたらしますよっていう 内容なんですが、その是非はともかくとして相手を 理解することは重要だという、そういうメッセージは よくわかります。加害者の彼も、実際には ハプニングで銃を撃ってしまい、そして男の子を すぐに解放しようと、そして救おうとしていた。 でもそれを証明出来る人は誰もいないわけです。 2人を殺した強盗殺人と聞けば極悪非道そのものですが、 彼はそういう奴じゃない。それを理解してあげるのも、 そして加害者が被害者の人となりをちゃんと知って 謝罪の気持ちを喚起させるのも、何事も「理解」が 大切だなと言うことですね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-11-10 11:23:46)
【点数情報】
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