みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 カラーなのに、若松孝二が撮ったようなモノクロ映画的な異世界。 都会の中のエアポケットに入り込み、周囲の喧騒とは断絶されたような感覚を味わえる。 これだけでも十分面白いし、好み。 トンネルの中で警備員に襲われはしたものの、結果的にはお金を盗んだことにならず、家族も傷害保険で事なきを得た。 ハッピーエンドとも言える終幕だが、いっときの悪夢的な時間は何だったのか、あの男は本当に自殺したのか、独特の余韻を残す面白い短編映画だった。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-12-10 17:03:58)★《新規》★ ★2.《ネタバレ》 わずか25分ほどしかない短編ですが、まぁ何とも言えない不気味さと後味が残る作品でした。 というか、映画学校に通っていた身としては、観ていてただただ「懐かしい」という感想。 フィルムで撮っていて、音の付け方から演技の付け方から全体の雰囲気が、自分が作っていた時の学生映画そのものなんですよね。 今はデジタルでスピーディに簡単にできる時代ですけど、フィルムって撮るのも面倒だしなにより編集が大変なんです。 わざわざ今の時代にそういうやり方するのは、この素人っぽさみたいなのを「あえて」やってるのかなと思いました。 つまりこの日常の何気ない悪魔と不気味さを描くにはこの素人っぽさが合ってると監督さんは思ったのかなと。 【あろえりーな】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-12-10 15:55:16)★《新規》★ 1.《ネタバレ》 ジリジリと照り付ける真夏の太陽。汗が止まらない。突然聞かされる思いもしない身内の不始末。何とかしようにも経済的に豊かなわけではない。主人公に襲い掛かる外面と内面の両面からのストレス。 そんな彼女の眼前に恰も絶好の契機の如く現れる茶封筒。ATMで見かけた男と同一人物だと彼女が確信していたかどうかは分かりませんが、茶封筒には現金が納まっているように彼女には思えた。男は死んだように眠っている。悪魔の囁き。訪れる出来心。 しかし、後悔の念と後ろめたさは実態となって彼女に襲い掛かる。否、妄想かも知れない。実態は謎めいた外国人のみか? 混乱する脳内を鎮めるべく彼女が選んだ手段は封筒の開封。そして目にするまさかの悲報と顛末。ところが彼女にとってそこには絶望は存在せず、まるで吹っ切れたかのように取り戻される日常の平安。 彼女の心に宿る良い彼女と悪い彼女のうち、午後三時に悪い彼女が訪れたのでしょうか?否、悪魔というぐらいだから彼女の心に外部から入り込んだのかも。腕にくっきりと痣を残しながら。普通に暮らしていたひとりの女性の心の隙間を現した心理劇と受け止めました。 個人的にはまずまず好みの短編ですが、何か締めくくりがしっくりと来ないこともあって5点献上です。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-24 16:55:27)
【点数情報】
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