みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
22.《ネタバレ》 シリーズ最終章となってしまった作品ですね。最後の柴又への帰郷のシーン、リリーの乗る車に寅さんが乗り込むシーンは何度見ても本当に感動します。「寅さん、どこまで送っていただけるんですか?」「男が女を送るって場合はなァ、その女の玄関まで送るってことよ。」寅さんがカッコ良過ぎると共にこのタクシーの場面はシリーズ史上に残る名場面だと思います。結果的に最終章となってしまった本作のマドンナがリリーで本当によかったと思いますし、シリーズ最終章にふさわしい作品になっていると思います。リリーとの結婚を見たかった気もするけど神戸に行った後、きっと寅さんは奄美に帰る。そう思える。それだけで十分だとも思います。神戸のエピソードは震災後、復興に立ち上がった神戸の人々がぜひ寅さんに神戸に来てもらって神戸を元気付けて欲しいという、神戸の人々の熱い思いで実現したそうですね。最後まで人々に元気と笑いと感動を与え続けてくれた渥美清さん。寅さん。本当にありがとうございました。永遠に輝き続ける世界映画史上屈指の名シリーズ、「男はつらいよ」に心からの感謝を込めて10点を差し上げたいと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-01-18 18:24:19)(良:3票) 21.良い終わり方だったと思う。マドンナがリリーだし、芦屋雁之助や、犬塚弘も出てるし、邦衛と吉岡がちょっとだけ共演してるし、 なかなかマニアをうならせる にくい演出でした。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-21 12:28:49) 20.《ネタバレ》 映画ファンの我儘で大変申し訳ないが、私は名優渥美清の俳優人生を『寅さん』で終わってほしくはなかった、と考えている。彼にはもっと演じて欲しい役があった。「拝啓天皇陛下様」「泣いてたまるか」で片鱗を見せていた人間の持つ負の面を演じている作品、または「キネマの天地」ではなく、「ライムライト」の様な本格的に彼の芸歴・演技の幅を堪能できる作品、もっともっとスクリーンで拝見したかった。だからこの映画が渥美清の遺作となったのは残念だ。ただ、違った角度から考えると『柴又伝説』の着地点としては(関係者からすれば無念とは思うけど)良かったのではないか。今日も日本のどこかで、空っ風と共に彼は生きている。時にきれいな女性にグラッと来て、余計な親切心を振りまき、義侠心に溢れ孤独に耐えている。なによりも柴又には彼の事を想っている家族や仲間がいる。島には同士の女がいる。これをファンに見せる事が出来た、本当に駄文になってしまうが「彼は私たちの心の中に生きている」という事を認識できただけで充分ではなかったか。最後にこのシリーズを取り巻く全ての関係者への挨拶として、お疲れ様の言葉を贈りたい。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-02-24 14:51:39)(良:1票) 19.ありがとう!渥美清! ありがとう!寅さん!(涙) 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-06 17:43:13)(良:1票) 18.《ネタバレ》 男はつらいよ・続男はつらいよ・新男はつらいよ・男はつらいよ征服、に続く、最後の男はつらいよ。←違うっての。実に48作に及ぶ巨大シリーズの、泣いても笑ってもこれが最後の作品。出番の少ない渥美清、声はかすれ、表情はやつれ、痛々しさが嫌でも目に付く。それでも何でも、これぞ最後に咲かせた一花。最終作と思わずに観れば、まだまだエピソードは続きそうだけど、最終作と思って観れば、ああ確かにこれこそが最終作にふさわしいと思わせる大団円。リリーと寅さんは、熟年夫婦のような落ち着きをもって、南の島で生活を共にしている。二人は何度喧嘩しようとも、やはり最後にはこの生活に落ち着くのだろう、もう、これが寅さんにとって最後の恋なんだ、と思って思えなくはない、納得の最終作であります。一方の満男と泉の関係も、まあ一つの決着がついたと言えそう。→満男が泉への愛をはっきり口にしたことは、寅さん(とその生き方)との決別、でもありますからね。しかし正直言って、泉ちゃんが満男とラブラブになってる様子を見ると、「泉が満男の愛を受け入れた」というよりは「満男に縁談をメチャクチャにされて、ショックで泉ちゃん壊れちゃった」と言う風に見えてしょうがないんですけどね~。泉ちゃん、早く正気に戻って欲しいですね~。ま、満男のことはともかく、リリーと寅さんの関係には、今回ばかりは、本当に心温まるものがあります。リリーを「家まで」送るという寅さん、二人の乗ったタクシーを、寅さんのカバンを持って追いかけるサンペーちゃん!心の中で「サンペーちゃん、ありがとおおっ」と叫ばずにはいられないのでした。またこの作品には、阪神淡路大震災の傷跡がしっかり刻まれていることも、忘れられない。まあ、テーマの取り上げ方としては、明らかに消化不良ですけども、この大シリーズの中に、確かにあの光景は刻み込まれた、ということで。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-04-15 14:54:21)(良:2票) 17.吉岡が満男をやるようになって以来、寅さんは脇役になってしまっていたが、最終作でも主役に戻ることはなかった。寅さんといえば、日本人の理想の人物像の一つであり、故郷も江戸の名残を留める葛飾柴又だったわけだが、最終作のラストではなぜか韓国の民族衣装を着た一団が韓国の民族舞踊と思われる踊りを踊っている。それがとても異様に感じられた。 【駆けてゆく雲】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-04-01 21:07:06) 16.以前、NHKで寅さんの特集をやっていたときのこと。「紅の花」の撮影の合間、いかにも身体が辛そうな渥美清が、インタビューに答えてこんな話をしていました。映画「スーパーマン」のロケ中、近所の子供たちが集まってきて、スーパーマン役の役者に「空、飛べよ」とはやし立てたそうです。「そんなこと言われたって、人間だから空なんか飛べるわけないもんね。でも、飛ばなきゃいけないんだよね…。ご苦労なこったね」。そう穏やかに語る渥美清の姿は、とても寂しそうでした。世間から役柄と本人とを同一視される喜びと哀しみは、常人の思い及ぶところではありません。私も寅さんを見るたびに、「空を飛んでくれ」と願っていた1人です。そして毎回、期待どおりに飛んでくれました。長い間、ご苦労さまでした。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2007-01-31 01:12:33)(良:1票) 15.シリーズ最後となってしまった第48作!これが最後となるなんて、渥美清さんの身体の調子の悪さを知りながらも本心はまだまだ観たい。そう思っていた。けど、結果、これが最後で良かったと思う。何だかんだと言いつつも、満男には泉ちゃんが一番似合うのと同じで寅さんにはリリーが最も相応しい相手だとこの最後の作品を観ると必ずそう思う。そんな寅さんとリリー、最後まで一緒にはなれなかったけど、でも心はお互い通い合っていることが観ていて解る。寅さん全部を観て思うのは、辛い時、悲しい時、疲れている時でもやっぱり寅さんを観るとそれだけで元気になれる。中には当然、ハズレもある。でも、私はそれでもこのシリーズ、大好きです。そして、シリーズ完結となったこの作品、やはり死を目前にして、身体の調子の悪いのにもそれでも寅さんファンの為に二十七年間も、最後の最後まで至福の時を与えてくれた寅さん、俳優、渥美清さんに心から感謝の気持ちを言いたい。このシリーズがスタートしてからは寅さん以外の役をほとんど断って、車寅次郎という日本中に愛される男を演じ続けてきた渥美清さんの姿に何度観ても涙が止まらない。心から「ありがとう!寅さん!ありがとう!渥美清さん!ありがとう!田所康雄さん!そして、そして、こんな素敵なシリーズを二十七年間、全48本にも及ぶ作品で私に笑いと涙と感動を与えてくれた山田洋次監督をはじめとするスタッフ全員、ありがとう!」この最後の作品に関しては作品の出来云々の問題ではなく、シリーズ最終作にして、寅さんらしい見事な終りに、10点以外は考えられません。 【青観】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-01-20 22:19:43)(良:4票) ★14.第1作から第48作まで全ての作品を見終わりました。渥美清さんの最後の演技に涙しました…。辛い時、悲しい時「寅さん」を見ると、不思議と気持ちが落ち着き何度も救われたものです。もし自分の命が数ヶ月しか無い状態になった時“人生の最後に何がしたいか”。それは「男はつらいよ」を見ることです。[お金、地位、名誉]はあの世に持っていけませんが「男はつらいよ」だけは魂に残る気がします。日本の宝、素晴らしい映画を作ってくれた山田洋次監督ならびにスタッフの方々に感謝致します。ありがとうございます。 【kazunabe】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-08-23 11:08:53)(良:2票) 13.元気がない寅さんの姿なんて見たくないなあってずっと思ってたので、「口笛を吹く寅次郎」以降の後期シリーズは全部見逃してました。でもここのレビューでの評価の高さをみるにつけ、ファンならやっぱり寅さんの最後の雄姿を見届けなくちゃいけないって義憤(?)にかられ、恐る恐る先日ようやく観てみました。(鑑賞中)・・・あれ~、導入部のお決まりの夢のシーン、なくなっちゃたんだ、うわっ、寅さんもさくらも結構年取っちゃったなあ、とらやにも若い店員さん入ったんだ、これでおいちゃんおばちゃんもようやく楽隠居出来るよなあ・・・。ストーリーはどんどん進んでいきます。既にこの撮影中、病に冒されていたという渥美さんには確かに往年とは比較にならないほど声にも張りがないし、動きもほとんどありませんでした。正直最初の時点ではやっぱ観るんじゃなかったかなって思った位。でも浅丘「リリー」ルリ子が登場してくるあたりからラストまで、僕はずっと涙滂沱状態でした。これが最後だとは意識してなかったにせよ、この作品はシリーズ最終章としての挽歌になってるんだなって思って。ストーリー上はついには結ばれなかったにせよ寅さんとリリーは奄美大島で幸せに暮らしたんでしょうね。いよっ!寅さん、あんた最後までカッコ良かったよ! 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-31 16:34:25)(良:3票) 12.テレビでやっていたのを「ながら見」していたけど、気がついたらレンタル屋で借りていた(少し前の話です)。以前はただのマンネリ映画としか思えず、棚の前で立ち止まったこともなかった。どこかで誰かが言っていることでしょうが、いつの間にか見なくなった「日本の風景」がこの映画にはたくさんあることに気付いた。出来の悪い兄を心配する家族。大勢で暮らす小さな家。用事がなくても顔を出すご近所さん。夕方になると晩御飯のおかずの匂いがする台所…等々。現実は「セキュリティ」万全のオートロックのマンションに暮らし、何年も顔も知らない隣人にたまにおざなりのお辞儀をして、PHS発信機を持った小学生が晴れた日曜でも部屋でテレビゲームをしている世知辛い世の中。寅さん映画を見てると、自分もいつかこんな暮らしに戻りたい(たぶん無理なのだが)、と少し懐かしい気分になる。日本人ならいつかふと見たくなる映画だと思う。特にこの作品は渥美さんの病気が分かっていたからなのか、偶然なのか、ハッピーエンドでシリーズを終えたので何度でも見たくなる終わり方になったと思う。 【しまうま】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-05-24 20:56:52)(良:3票) 11.以前に見たときは何も感じなかったのだが、シリーズをほとんど全部見た後で見ると、「嗚呼、もうこれで最後なんだな。」としみじみと感慨深くなり、ガンと戦いながら寅さんを演じ続けた渥美清の役者魂に感動した。好ききらいははっきりと分かれるかも知れないが、やはりこのシリーズは日本映画史上最高のシリーズだと思う。この映画の公開の翌年に他界した渥美清(本名 田所康雄)の冥福を祈りつつ、10点を捧げる。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 10点(2005-03-27 17:57:23)(良:2票) 10.日本人にとって、もう寅さんってのはただの映画の主人公じゃないですよね。ここまでシリーズが進んで、それでも最初から付いてきてくれる人が居て…ヤクザな兄貴でも、普通の道を歩もうとしない人間でも、それだからこそ人の心というものを理解し、また捕らえる…監督も渥美さんも、これが最後になるかもしれないという覚悟からか、一つ一つの演技が凄く印象深いし、また、ストーリー展開も、いつもとは少し違うけど、それが功を奏したのか、引っかかるものがなくすっきりとしていて、やはりこれが最後なんだな、ということを思い起こさせる。30年以上我々を笑わせてくれた寅さんに、心から冥福をお祈りします。 【クリムゾン・キング】さん 7点(2004-06-13 14:59:12) 9.やっぱ寅さん痩せてるし、立ってるシーンが少ないよね・・・寅さ~ん(><) 【ゲソ】さん 8点(2004-06-02 02:59:43) 8.12chの全作放送企画で寅さんシリーズ何作か観たけど寅さんの元気の無さがはっきりと解るとっても寂しいシリーズ最後の一品。寅さんの失恋が無くハッピーなラストで終えるまさに完結編、ハッピーで終わるのに寂しいのはヤクザな兄貴の終わりでもあるからだね。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-04-29 04:03:22) 7.このシリーズ半分は見てきたと思うので、最後となるとやっぱ感動した。寅さんも満男も一応それなりに落ち着いてるというのはよかった。それでも再び旅に出る寅さんっていうのいいなぁと。最後リリーを追いかける寅さんなんて、寅さんらしくないというか、でもかっこいいと思った。 【バカ王子】さん 8点(2004-03-28 22:00:06) 6.最後の寅さんと思って観てしまうから、なかなか感慨深いものがあります。このシリーズは、日本映画にとって大きな財産だと思います。浅丘ルリ子はマドンナとして最高ですね。満男と泉ちゃんも、ハッピーエンド気味で後味もなかなかでした。 【パセリセージ】さん 7点(2004-03-28 00:34:48) 5.《ネタバレ》 観ている最中、「これで最後なんだ」という気持ちの高ぶりが抑えられません。人気歌手の引退コンサートのような雰囲気です。とらやへの帰宅シーンはリリーと腕組みで商店街の皆が拍手で出迎えという形式で、完全にご苦労様モードになっている。最終回を象徴するシーンだ。ここで気持ちの高ぶりが頂点に達した。「渥美清はこの時死を覚悟していたのだろうか?」そう考えると演技のひとつひとつに魂を感じます。 <追記>17年ぶりに再見。他者とは様々なタイミングで出会ったり、すれ違ったり、別れたりする。その中で家族になったりする人もいる。満男と泉ちゃんは仲がよさそうで、博とさくらは正月に2人で映画を見に行くという各々のラスト。そして、寅さんは最終的にはリリーの所から立ち去ったようなので、結局2人は家族にはなれずに終わる。でもそれが最後まで寅さんらしいのかなとも思う。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2004-03-28 00:06:09)(良:1票) 4.《ネタバレ》 満男くんと泉ちゃん、無事に結ばれてよかったよかった!と思いましたよ。あの砂浜のシーンを見て。寅さんとリリーさんも、何だかんだいいながら、すごくお似合いですね。満男くんの側にはいつも、心の支えとなってくれる寅さんがいる。満男くんが悩んでいるといつもアドバイスしてくれる。それによって満男くんが少しずつ・確実に大人になり、成長していく。そんな寅さんと満男くんの関係が、すごく好きでした。 【まるこ】さん 8点(2004-02-22 22:31:52) 3.出来不出来を越えた、シリーズ最終話。渥美さんから監督に「最後はアリランを歌いながら釜山に帰るのはどうかというアイデアが出たそうです。寅が在日だったという設定はすごい。見たかった気もする。渥美さんをはじめ、すべてのスタッフ、キャスト、そして監督に、心からお礼を言いたい。 【ひろみつ】さん 9点(2003-11-03 01:34:53)(良:3票)
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