みんなのシネマレビュー

サヨナラ COLOR

2004年【日】 上映時間:119分
ドラマラブストーリーロマンス
[サヨナラカラー]
新規登録(2005-08-17)【とむ】さん
タイトル情報更新(2019-01-02)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2005-08-13)
公開終了日(2005-10-30)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督竹中直人
キャスト竹中直人(男優)佐々木正平
原田知世(女優)及川未知子
段田安則(男優)鈴木雅夫
内村光良(男優)前田
中島みゆき(女優)巌岳先生
大谷直子(女優)
三浦友和(男優)
風吹ジュン(女優)
藤澤志帆(女優)高校生の未知子
伊佐山ひろ子(女優)
片桐はいり(女優)
井口昇(男優)
大森南朋(男優)
榊英雄(男優)
廣木隆一(男優)
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(男優)
土平ドンペイ(男優)
緋田康人(男優)
忌野清志郎(男優)
北川悠仁(男優)
斉藤和義(男優)
原ひさ子(女優)
久世光彦(男優)
脚本馬場当
撮影佐々木原保志
製作近代映画協会
配給ザジフィルムズ
衣装伊藤佐智子
編集奥原好幸
照明安河内央之
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 少年時代の正平にとって未知子は高嶺の花であり、体育館や教室の窓という "ファインダー越し" に眺めるしかなかった。長い時を経てようやく再会したとき、彼女は病院のベッドに横たわりそれは医者と患者の関係でしかなかった。未知子が正平を浜辺に呼び出す場面がある。ここで初めて、二人は対等に向き合う。それは彼の人生においても、この映画においても、わずかこの一度きりだ。青い海、空は晴れて澄み渡り、眩しい太陽の下、目の前に美しい彼女が立っている。この場面の何という美しさ。 (そう、それはまるで天国のような・・) そして二人は砂丘の上に並んで腰を下ろし、たった一瞬だが明るい未来へと揃って目を向けるのだ。不器用に一途にこだわり続けた想いは、残りわずかな彼の人生に、彼女と再びめぐり逢う奇跡で応えた。死という終わり方をもってしても、決して悲しくはなく、それすら霞むほどに彼が最後に抱いたであろう幸福感に泣いた。 タケノコさん [DVD(邦画)] 8点(2018-12-07 23:17:24)

12.《ネタバレ》 監督兼主演には何の思い入れもなく、主演女優が目的で見た。昔あこがれたマドンナが、今は普通に世間ずれした顔の大人の女性になっているのだが、心を開けば昔のままの(劇中人物というより主演女優の)笑顔がよみがえるというのがいい。筆談の場面は自分のことのように嬉しかった。

ところで、愛する者に生命を捧げるというのは本来泣ける話のはずだが、この映画の主人公が複数の女性を周囲に配した上、一番いいと思ったのだけに特別にこだわっているのは傍から見ると嫌味である。また自分の生命をヒロインに気前よく与えるならともかく、死んだ後まで出てきて恩着せがましく自己アピールし、一生かけて代償を払わせるつもりなのは自己犠牲どころか自分本位で、こうなるともうヒロインにとって本当によかったのかどうかわからない。別の医者にかかっても助かったのではないのか(執刀したのは中島みゆき先生だし)。これほど主人公のしつこさを徹底しなくても感動的な映画にはできたはずだが、そこを譲らないのが監督の自己満足映画ということか。
ただ、それでこの映画が気に入らないかというとそれほどでもなく、しょうがない奴だと笑って済ませるような感覚である。劇中にも出てきていたが、みんな笑って許しあえる同窓会のような雰囲気があり、本人が瀕死の白鳥のなりきりをやっていたのも、バカな奴が余興をやってみせたような印象だった。手放しでほめる気にはならないが、何か憎めないところがあるというのは認めざるを得ない。

なお編集で落とされた映像も含めて、この映画は海の風景に開放感がある。人が死んだら海の向こうに行くともいうが(自分の地元では山に行くが)、この映画は現世と来世の接点で展開したストーリーだったということか。本来この映画で提示するはずだった死生観のようなものがきちんと前面に出ていれば、主人公の身勝手な印象も少し薄められていたかも知れない。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2012-06-23 21:24:58)


11.「ささ菌」という生々しいあだ名に吹いた。憧れのマドンナ宅でトイレを借りるときのマドンナ母とのやりとりのしつこさに笑った。こういうの、もっと欲しいな。高校時代にあれほどのいじめられキャラだった主人公が医者となり患者に感謝され、看護婦のオシリをさわり、後輩にはそれなりにえらそうな口をきき、独身だけれど好いてくれる女がいて、なぜだかかわいい女子高生と援助交際もしている。そんなもんだ。そんなもんだろうけど、女子高生はかわいすぎて違和感があった。この女子高生がらみのエピソードをもっと増やすか本筋に絡ませてくれるとこの違和感がかえって輝いてきたかもしれない。監督のラインで多彩なゲスト出演者が顔をそろえているんだけど、作品の空気を乱すような使い方をしていないのはさすが。原田知世が原田知世らしくて良かった。 R&Aさん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-17 17:07:02)

10.終始、盛り上がりが無くて、キャラクターも説明不足とは言わないけど見せ方がうまくないのでどういう風にみればいいのか困りました。
なによりも主要キャストの行動の必然性がまったく感じられなくて、それらしい雰囲気のシュチエーションと年代の役者とセリフを合わせただけの雰囲気だけの中身の無い映画になってました。
主題歌になっているハナレグミの曲が好きで、タイトルにまで使われるぐらいだからと期待して見たのですが見終わって、それすらも雰囲気作りの一部だと感じて悲しくなりました。 アフロさん [DVD(邦画)] 4点(2009-06-16 02:55:03)

9.甘ったれで救い難いロマンチスト中年男(←ココロは少年のままと思ってる)向けファンタジー増殖促進キャンペーン以外の何者でもない映画。しかもこのオッサン向けファンタジーの崇拝対象が、いまだに生活感ゼロ透明感溢れる原田知世という事で、彼女自身が持つ稀有なる個性にとってもうってつけの題材。作品のターゲットである、当の甘ったれた片足のみオッサン世代典型である自分としては、思いきって支持に回りたい所だが、オハナシ自体あまり面白くないのでこの点数。これで五作目となる公私混同ロマンチスト竹中直人の演出はなかなかソツがなく手堅い。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-01 13:22:26)

8.《ネタバレ》 新文芸坐の「気になる日本映画達〈アイツラ〉2005」に本作が含まれていたので行ってみた。

竹中直人の監督5作品目にあたるラブストーリー。
ヒロインは、竹中直人がプライベートでも憧れていたという原田知世。

竹中作品は、今まで『無能の人(1991)』『119(1994)』『東京日和(1997)』の3作品を観てきた。

その中でも、本作『サヨナラCOLOR』は、自分的に一番のお気に入り作品となった。

世評では、“竹中直人の独りよがり的な映画”という厳しい意見も聞かれたが、私はむしろその点が気に入ったのだ。


癌におかされた未知子(原田知世)は、かつてのクラスメートだった正平(竹中直人)の病院に入院してくる。
そこで彼女の主治医となったのが正平だった。

だけど彼女は彼のことを憶えていないと言う。
学生時代からずっと想いを寄せていた正平はそれを聞いてショックを受けるが、学生時代には相手にもされなかったクラスのマドンナと、こうしていつでも話しができるのが嬉しくてたまらなかった。

そして日ごと打ち解け、手術前には逆に彼女からのプロポーズを受けたのだった・・

しかし実は正平も癌だった。
そして彼女を熱心に診たがために、命を落とすことになる。

悲しさに涙を流す未知子。
かくして、未知子にとって正平は永遠の存在となったのだ。

これはまさに男にとっての理想の死に方である。
自分がずっと憧れてきた女性に最後はプロポーズされ、そして死んだ後も彼女の心の中にずっと存在し続ける。

だけど、残された女性の立場からすればたまったもんじゃない。
せっかく好きになったと思ったら、先立たれてしまうのだから。
ずっとこれから彼の面影を背負っていかなければならないわけだし。


この日、同時上映された作品が『トニー滝谷』という作品だった。

この作品は本作とは全く逆で、“愛する女性を失い、その面影をずっと追い続ける男”の話だ。

女性の方に勧められて観たのだが、辛いだけであまりいい印象は残らなかった。
女性にとってはいい映画にうつるかもしれないけど、男の私からしたらあまりに切なすぎて後味が悪すぎるのだ。

『サヨナラCOLOR』と『トニー滝谷』という、男女の立場が全く正反対な作品を同時上映。
このスケジュールが意図的に組まれたのだとしたら、“新文芸坐恐るべし”だ。 にじばぶさん [映画館(邦画)] 7点(2007-09-01 21:28:39)

7.エンディングの曲でやられた! Dr.Teaさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-12 02:27:02)

6.「さよならからはじまることもあるんだよ。」っていいせりふかもしれない。僕はどちらかというと「さよならからはじまることしかない」というかんじなのだが。たまに、人間はいろんな人を看取るために生きているのではないかと思う。この映画も、死んだ人が送られ、残った人が力を得て歩き出す。残った人もいずれは送られる。そんな流れを静謐に描いている。二人の浜辺のシーンとか、病室で影絵をするシーンとかは、映画的にもよくできているシーンだと思う。あとは、原田知世がすてきだ。みんなが捨てたガラス破片を通過することでぬくもりのある光を燈すランプが生まれる。おそらく、この世の中を守っているのは、みんなが見捨てたものだけを見つづける視線なのだろう。そういう視線がなければ、世界は簡単に極端な暴走までいってしまう。人が捨てたものを見る(by宮本常一)。だからこの映画もみんながみるものにしか興味を示さない人にとってはナンセンスに移るに違いない。 wunderlichさん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-17 22:33:28)(良:1票)

5.話自体が陳腐で面白くないから、本来なら演出や俳優を見せる映画として作るべき。しかし竹中直人の演出は淡々としてるだけで盛り上がりに欠ける。また、所々に「オシャレな」小物等を配してあるものの、それが映画の個性としてまでは昇華されず、単なる小手先の飾りつけにしか見えない。そして最も大きなマイナス点は、肝心要のヒロイン・原田知世が全然魅力的に撮られていないこと。病気の時も回復した時も、笑ってる時も悲しそうな時もずっと一本調子。この人の持つ他に類を見ない「透明感」や「爽やかさ」が全く活かされないまま終了。こりゃ勿体ないです、4点献上。 sayzinさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-02-09 00:01:18)

4.結構まじめに作ってるなという印象でした。ただ情緒的な部分が多く人によってはいろいろな感じ方をすると思います。ほとんどの人がつまらないと思うでしょうが・・・。始めから「つまらないぞ臭」が漂っていました。やはり本筋に関係のないシーンが多々あると疲れます。でも好印象でした。 たかちゃんさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-12-01 19:28:26)

3.役者としては一流でも、映画を作るのは難しいねって感じの作品。
やりたいことは理解できるけど、それがいまいち成功していないのが悲しい。
理解不能のバカ映画よりはマシだけど、たぶん監督としての才能が無いんだろうな。
それでも、原田知世の魅力だけで最後まで見られた感じで、
僕としてはそんなに損した気分ではないんだけどね。
まあ、得もしてないから、この点数です。 もとやさん [DVD(邦画)] 5点(2006-08-04 21:53:32)

2.設定が無理があるとはいまさら言わないが、医者の行動にリアリティがなくて感情移入できない。都合がよすぎる。 HKさん [DVD(邦画)] 4点(2006-07-25 00:49:25)

1.ちょっと竹中直人の独りよがりな気がする。無難にまとめている感じだが、だんだん眠くなる。ちょっと同級生は無茶だろう。 ぷりんぐるしゅさん [映画館(字幕)] 4点(2005-10-15 15:25:41)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 5.62点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4538.46% line
517.69% line
6323.08% line
7215.38% line
8215.38% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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