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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 シリーズ第2作。今回も冒頭のタイトルバックからして時代劇というよりは西部劇のようなノリで、砦を守るために戦うという筋書きもいかにも西部劇を思わせるが、今回は工藤栄一監督が手掛けていることもあってか、前作よりはシリアスな感じになっていて、クライマックスの乱闘シーンはどうしても「十三人の刺客」を想起するし、決して爽快とは言えないラストシーンも工藤監督らしいところ。今回は表の顔である医者としての市兵衛(若山富三郎)の姿も描かれているが、見ていて「必殺仕掛人」をつい思い浮かべてしまい、この数年後に参加する必殺シリーズがテレビでの代表作となる工藤監督が手掛けているのはなにか縁を感じる。(音楽は津島利章が担当しているが、オープニングでタイトルが画面に出たときの音楽がなぜかどうしても必殺っぽく聞こえてしまった。)前作同様に荒唐無稽さも健在で、ガトリング銃を市兵衛が撃ちまくるのはどう見ても漫画チックだし、さっき書いたクライマックスの乱闘も刀ではなく、銃がメインで、見ていて本当に西部劇を見ているという錯覚を覚える。キャストに目をやると伊吹吾郎は本作で東映初出演だったようだけど、東映作品でよく見ているからかあまりそういう感じは受けなかった。それと、前作にも登場していた陽炎が野川由美子ではなく、前作に別の役で出ていた真山知子に代わっているのは残念というよりなんか紛らわしい。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2023-07-29 23:55:47)
★1.《ネタバレ》 村人から雇われて砦を作って戦うという点では黒澤明『七人の侍』の亜流と言ってもいいかも。でも戦うのはあくまで雇われた者たちであるという点、敵方が圧政を強いる権力者である点、そのうえその権力者が分かりやすいまでの大悪党であるという点においてやはり想起するのは工藤監督の『十三人の刺客』と『大殺陣』だ。主人公の賞金稼ぎが医者という表の顔をもっているところも同監督が多く監督したテレビ「必殺」シリーズを彷彿させるしメンバーになぜかくノ一がいるなんてのも『忍者秘帖・梟の城』を思い出したりした。面白い要素をとりあえずぶち込んだれ!みたいな映画。その時代に日本には絶対ないだろうガトリング銃まで登場。というかメインの武器だし。戦う理由は破綻しまくっており、ひたすら互いが殺し合うだけの映画であったのだと見終わった後に気付く。痛快なまでの娯楽映画でありながら後味の悪い苦味をしっかりと残すところがまたいかにも工藤監督らしい。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-10-11 16:44:52)
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【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
6.00点 |
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10 | 0 | 0.00% |
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