みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
108.《ネタバレ》 桜花抄。凄く良かった。明里の手紙、携帯のない時代のイラスト(絵文字)入りの手紙の暖かさ。行ったことのない土地に会いに行く勇気。いつも乗る電車と違う路線の不安感。雪で遅れて、約束の時間は過ぎて、手紙は飛ばされて…アクシデントに砕けそうになる心。動かない電車。あぁ、こんな経験ないけど、伝わる。イイ。 一方で小学生で二人きりでマックとか、都会の子はあるのかな。私の時代ではあり得ないな。そんなお金ないし。 明里の家に泊まるでなく納屋で“潮騒”するのは、ちょっとリアリティが無い気がするけど、初めて好きな子と迎える朝の空気は感じられた。イイ。 手紙のことを言えなかった貴樹と、手紙を渡せなかった明里。ファーストキスで終わる恋。イイねぇ。 、 コスモナウト。別な話か?オムニバスなのか?と思いきや男の子が貴樹。なんかちょっと、影のある二枚目っぽく格好良くなってるし。 なんでココだけ女の子側が主人公なんだろう?サーフィンに打ち込む女子高生って、鹿児島(というか種子島)ではよくある話なのかな。急に漫画のヒロイン。 携帯の時代になってるけど、メール出さないのね。メアドの交換をする前に明里との手紙は終わってたのね。 、 秒速5センチメートル。真ん中すっ飛ばしてここに来て良かったと思う。終わった恋愛を引きずって出せないメールを携帯に打ち込む男(コスモナウト)と、思い出は宝箱にしてしまい込んで前に進んでる女。この男女の違い。踏切ですれ違って、貴樹だけ留まってるのが男女の差を感じられて、山崎まさよしの歌とのシンクロもあって、すんごくイイ。 、 貴樹がいつもずっと明里に引きずられていたかというと、決してそうでもなく、ふと貴樹が明里を思ってる時を繋げた感じがした。 本が好きな子が中学でサッカーをして、高校では弓道してる一貫性の無さ。人から見たら飽きっぽく、続かないのが貴樹なんだろう。 でも私も転校多かったから、解るよ。その続け方がわからない不器用さ。思いを伝えられない繊細さ。そしてコスモナウトの唐突さ。 こんな時代になっちゃったけど、親しい人との年賀状って続けたほうが良いねって、唐突に思った。 【K&K】さん [地上波(邦画)] 5点(2022-12-18 00:36:22) 107.《ネタバレ》 『桜花抄』 この時期特有の、好きな人に会いに行く前のワクワクと実際に会えるまでの不安が、切ないくらい見事に描写されていた。「この時期特有の」と、いかにも若い子たち特有の現象のように書いたが、たぶんどんな世代でも壊れるくらいまっすぐに恋をしている人には共通の現象なのだろう。その結果会えた彼らは幸せだと思うが、なぜその後「一緒になれない」と思うに至ったのかはよくわからない。それほど焦がれた人ならずっとつながれたのではないかという思いもある。いずれにせよ儚くも複雑な気持ちになる物語だった。 『コスモナウト』 前章『桜花抄』の遠野君が鹿児島に転校して以降のお話。彼は明里ちゃんを想いながらそこでの暮らしを送っていたが、その地で新たに遠野君のことを想う少女が現れて、、、という話。思いを寄せる彼に近づきたいが、肝心の彼は自分ではないどこか遠くの誰かを見ていて、それに気づきながらもどうしようもない気持ちに苦しむ少女の姿を描いていた。自分は男だが、想いを寄せる人に対するもどかしい、狂おしい気持ちがどうしようもないことはとても理解できた。 『秒速5センチメートル』 遠野君が鹿児島から再び東京に出てきて以降の物語。彼は社会人になり東京で働き始めるが、ふとこれまでの自分が東京という街によって違う色に染められてしまっていたことに気づき、会社を辞めてしまう。ある女性と3年間付き合っていたようだが、彼女からは「1000回のメールでようやく1センチしか近づけなかった」と書かれる。 自分は「1000回のメールで1センチ近づけるならいいじゃないか」と思ってしまった。人と人なんてそんな単純なものじゃないとは分かっているんだが、ただ積み重ねれば到達できる、そんな単純なものならどれだけいいだろうかと思ってしまった。 全編を通し、とても切なく、共感深いものでした。 【TANTO】さん [DVD(邦画)] 9点(2020-12-10 23:06:08) 106.中学生までに恋をしない人など、存在しないだろう。だがその年頃で、芽生えた感情の行き着く涯てと、其処に辿り着く術を悟っている(否、その齢で何か一つでも世界の理を悟っている)などと云う人は、決して多くは無い筈だ。その純粋な感情は、世界に触れた後ではもう取り戻すことは出来ない。どうすれば好いのか解らなかった想いは、其れ故に無限の可能性を以て誰の人生の中にも永く残り続ける、唯そういう事なのだろう、と。 本作は物語と言うよりも、詩であり、音であり、歌であり、画であるかと思う。特に画に関しては、何処の細部までも緻密に、あらゆる一枚までも慎重に考え抜かれ、作者の魂が注ぎ込まれた様な、どこか厳かな仕上りを為している。そして、それらの諸々は総て一つの歌の下に統合されるべく組立てられている(本作は、63分の只の一つの歌なのだ)。画の卓越した美しさによって見開いた感性で、歌に連れて流れ込む「感傷と郷愁」の感情を感じ取る。その意味では、その齎す感覚は少し独特だと言える作品に思う。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 9点(2020-04-15 23:26:35) 105.短いけど行間を読む感じが好きです。 冷静に考えれば、内容は薄っぺらいけどね・・・ 小田急線沿線出身者なので多少プラス査定です。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 8点(2019-11-06 22:18:00) 104.《ネタバレ》 第三話短すぎ! もう終わりかいっ!! でも山崎まさよしさんの曲とは見事ぴったしでタイトルが出てときはゾクっとした。そこにすべてのエネルギーを集中した感じなのか!? これ以上見たい気もするけどこの甘酸っぱさには耐えれない気もする(苦笑) 緻密な映像と種子島のロケット打ち上げの瞬間に3点 【Kaname】さん [インターネット(邦画)] 3点(2019-07-29 08:43:38) 103.《ネタバレ》 映像はとても綺麗です。 1話、2話は何を見さされているんだろう?っていう感じでした。 青春真っ盛りの人や過去に恋焦がれた人がいた(いる)経験がある人がいたら 3話目でかなりやられそうですね。 特に挿入歌と回想や妄想シーンの切り替わりの所は↑に当てはまらなくてもグッとくるものがありました。 上映時間の短さと3話だけはまぁ・・・って感じでした。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-07-21 21:32:05) 102.《ネタバレ》 まぁ作り手の独りよがりな印象を受けるか受けないかは、観る者のテンション次第か。 映画って観るときの気分によって印象が変わるからね。 ましてやどんな作風かもわからないでみる場合はマッチングが難しいのもやむなしです。 短い3話1セット、なるほどこんな手もあるのね。 やりたいようにやってこそ、誰かの慰めにもなるのでしょう。 ま、そんな感じ? 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-09-21 21:00:05) 101.《ネタバレ》 好きです。ただ、薄っぺらいなとは思いますが。好き嫌いがはっきりと分かれる作品ではないでしょうか。この作品の好き嫌いは『君の名は。』の好き嫌いと一致するのではないでしょうか。テーマ曲がこの映画のために書きおろされたかと思うようなシンクロニシティです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-01-08 03:19:47) 100.つまらん。1話はデジタル紙芝居、2話はカラオケBGV、3話はPV…。ストーリーなんてあったか?映画とは呼べ無い代物では? 【リン】さん [地上波(邦画)] 0点(2018-01-04 01:08:55) 99.《ネタバレ》 その男。罪作り! …ってわけじゃないんですが…ね。 映像。いいですよね。雪の栃木も、夏の種子島も、素晴らしい景色に癒されます。 山崎まさよし。いいですよね。この歌詞に込められたどうしようもなさ。 様々な回想が連発する最後のシーンはいいですね、これぞ新海節と言わんばかりのフラッシュバックは気持ちいいですね。 夢も恋も破れた男。その男が会社をやめてどこへ行くのかが気になりますが、まぁ野暮なのでしょう。 【えすえふ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-09-01 10:56:12) 98.描写の緻密さ、背景の美しさの影響もあろうが、若い頃しか体験することのできない種類の切なさや焦燥感がダイレクトに心を揺さぶる。あらすじを文字にしてしまえばなんてことない連作短編だが、それだけでは決して語れないものがこの映画にはある。映画を見ずして作品を語ることの愚かしさはこの映画にこそいえるのだろう。明里が雪の多い場所に転校と聞いたときは東北かと思ってたら栃木だった。映画でも大雪で電車が止まるほどだったが栃木ってそんなに雪国なの?好み50/50、演出14/15、脚本10/15、演技5/10、技術10/10、合計89/100→9/10点 【chachabone】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-04-26 23:37:00) 97.秒速5センチメンタル。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-19 21:54:20) 96.《ネタバレ》 個人的に第一話が良かった。 現在栃木県民で、子どもの頃小田急線も使ってたから、 夜の冬のホームで、乗り換えの列車待ちのせつなさやら、待ち合わせの時間がどんどんすぎていく焦燥感やらの リアリティはすごかった。これって携帯以前の世代にしかあんまり実感もてないんじゃないかなあ。 あと、ボタンを押してしめる扉とか、東京の人は知らないよね。 僕は東広島ではじめて知ったけど。 ただ、滅多に雪の降らない栃木で雪が降ると電車が大変なことになることは、栃木の人みんな知ってるから、 天気予報で明日雪が降るかもっていう時点で、会いにきてもらうのふつう延期するよな、とは思う。 あかりちゃん、しっかりしてよ。 それに栃木ってそんなに遠くないよ。僕は小学校5、6年の頃、神奈川から東京に毎週末通ってたけど、 せいぜいその倍くらいの時間でいけちゃうから、ふつうに週末の朝でかければ時々会えたんじゃないとも思う。 久しぶりの彼女と会うのに、なんで夕方に出かけるかな、ちょっとありえなくない? そういうのも、お話の都合なんだろうなとは思った。 あとみんなも書いてるけど、やっと会えたと思ったら、そこから納屋で一泊って。 「北の国から」じゃないんだから。おかあさん、心配してるよ。 もっとも、納屋で一泊って、もし本当にあったら、あの年頃だとすごくすごく特別なことだろうから、 その印象がずっと抜けないっていうのは、確かにわかる気もする。 年齢設定的にも、このせつなさの感じ、「僕だけがいない街」とリンクしてた。 第二話はなんだか、主人公の「自分は特別」感をもりたてるために、女の子が使われてる感があって、 僕は好きになれなかった。 第三話、彼女と別れて、仕事も辞めて、すごく落ち込んでいる時に、 過去の彼女と再会して、でもすれちがってそれだけって、 それは物語のエンディングとしてどうなのよ。 「まだまだひきずってる、俺はだめだな」とかそういうのがきっとあるはずでしょ。 見終わって、意味がわからなくて、ここでみんなのレビューみて、 いちおうお話の筋は分かったんだけど、妙にきれいすぎるし、よくわからないなって。 one more chanceも、大好きな曲だけど、死んでしまった二度と会えない彼女への思いの曲だって 思ってるから、そういう思いならもっと他にやるべきことあるだろ、 見失ったら、カッコ悪くても探しに行けよ、まだすぐそこにいるだろって 思っちゃったかも。 でもこんないろいろ感想書きたくなるくらい、心を動かされた映画ではあった。 ちなみに、新海さん、昨日はじめて「ほしのこえ」を見て、これが二作目。 NHKのスイッチインタビューで、どんなこだわりがあるのかとかは聞いていたから、 光とか雲とかの情景描写は、このあとさらにつきつめていくんだなあっていうのは感じた。 【小原一馬】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-03-26 10:23:28) ★95.登場人物に気持ちが入れないし、魅力的でもない。それは致命傷。 どんなに映像に凝っていても薄っぺらさが否めない。 監督の自己満足としか思えないような映画。途中で寝てしまって再度見たけど見なくても良かったレベルの映画。 3本見て、この監督の映画は自分には合わないと思った。 【omut】さん [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:17:30) 94.《ネタバレ》 新海監督映画の中で一番好きな作品。前を向き歩み出そうとする最後のシーンは心にくる物がありました。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-02-16 00:40:06) 93.《ネタバレ》 暗くて、回りくどい。ハッキリしろっと言いたくなるが・・・。 自分が若い頃だともっと共感出来たのだろうか?。 第一話が2点かなぁ。13歳の女子が納屋で一泊ってありえんだろう。 もうっちょっと年齢上げても良かったんじゃないかね。 気持ちが高ぶるにしても小学生時代の別れから1年程度だし。 せめて中三の卒業間際とかでもシナリオは崩れないと思うが。 第二話は3点といったところだろうか。主人公の男ではなく 女子目線で進むため第一話ほどクドさは感じなかったが 面白いかと言われれば・・・。 第三話になっても、出だし相変わらずかと思ったが。しかし、 山崎まさよしの曲からは一気に持って行かれました。 ここまで来ると、第一話と第二話は、このシーンの為に わざわざ鬱積させて爽快感を出す演出にしたのかと思うぐらい。 恐らく、この監督は、だいたいこういう中二病をこじらせた物ばかりなので、 そんな計算はされて居るとは思いませんが、 クドクドした台詞が無くなり映像から足りない部分を見てる者が 想像で埋めて行く余白を楽しむ事が出来ます。 他人のウジウジした恋話を一方的に見せられる側から、 失恋の痛手という多くの人が味わった事があるであろう事を 想像して話を作る(想像)側に視点を持っていく事で、 上手く鑑賞者の共感性を高められている気がします。 そういった意味で、いっそ全編台詞無しで必要な最小限の 字幕のみの無声映画にしても面白いかも。 1話ずつの平均点にしてしまうと点数が低くなってしまいますので、 タイトルにちなんで丁度良い5点と言う事で。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-11-28 00:22:33) 92.「君の名は。」を観て、他の作品も気になったので新海誠マラソンをしているが、そろそろ限界かもしれない。 この監督の映画は自分には合わない。そう確信した。 本作は下手なSF描写が無い分まだそこそこ観れたが、やはり全体的に臭い台詞のオンパレードなのがちょっと・・・。 相変わらずのモノローグの多用。没個性的と言うかステレオタイプな何の魅力も感じないキャラクター達。背景は綺麗だがあまりにそれを見せたがりなカメラワーク。 「今振り返れば きっとあの人も振り返ると 強く感じた」→で同時に振り返るシーンは「君の名は。」に繫がるわけですね。わかります。 山崎まさよしの歌がかかった辺りからやっと面白くなってきたなぁと思っていたら、その歌と共に映画はもう終わっていました。 【ヴレア】さん [地上波(邦画)] 4点(2016-11-04 19:21:56) 91.《ネタバレ》 秩父の雪景色と種子島のロケット発射の風景。これがすべてなんだよ、この映画は。 【JF】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-10-26 17:24:41) 90.「君の名は」を観て、過去の作品をもとhuluで鑑賞。 同じようなテイストの内容かと思ったら、SF感はゼロでやや困惑。 シャイな男子が色んなタイプの女性どどう交際するのかという恋愛ゲームのような印象。 男性側でも女性側でも誰でも一度や二度経験あるようなストーリー。 だからと言って「あーあるある」と共感できるわけでもなく、展開にハラハラさせられるわけでもなく、物語は淡々と進んであっけなく終わる。 背景描写などは確かに美しいが、固有の駅や地域にここまでこだわる必要性がわからない。 東京と栃木でなくとも豪徳寺と岩船でなくともいいんじゃないのか。地元じゃなければこれが実在の駅なのか架空なのかも謎。 人物描写に関しては鼻が無くなって見えたり、二人並ぶと横顔がほぼ同じように見えて、こちらも魅力は感じない。 二話で、女子生徒が主人公に対する卑下してるようなシーンがなんとなく不快。むしろ女の子の方が魅力的に思える。 この作品を映画と言うにはちょっと違うような気がする。自分の感性と合わないだけかもしれませんが。 【banz】さん [インターネット(字幕)] 3点(2016-09-16 20:42:04) 89.「すべてを美しく描く」ことを徹底しているなと思った。絵画を鑑賞しているような気分になる映画。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-09-08 14:28:02)
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