みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
32.《ネタバレ》 是枝裕和監督の作品を最初から最後まで見たのはこれが初めて。(「万引き家族」が話題になっていた頃、連ドラの「ゴーイングマイホーム」を見始めて途中で屈折した経験あり。)是枝監督初の時代劇だそうだが、浅野内匠頭の辞世の句の一節をタイトルにしているとおり、赤穂事件を背景に、父の仇討ちを誓ったへっぴり腰の侍(岡田准一)を通して復讐や仇討ちのバカバカしさや無意味さを描くという発想と着眼点は良いし、主人公が住んでいる長屋の汚さなどリアリティのあるセットの素晴らしさなどはいかにも本格的な時代劇という感じがして良かった。また、その長屋の住人たちの人物造形、描写もしっかりとしていて、そのあたりも見ごたえのあるものになっている。それに桜の花が散るのはまた来年咲くためというセリフも心に残る。でもなにか全体的な印象としては弱く、そこそこ退屈せずに見られたものの、ちょっと散漫としていて冗長に感じる部分も多かったのはちょっと残念だったし、さきほど長屋住人の造形や描写がしっかりしていると書いたばかりだが、その中に吉本芸人を三人(上島竜兵、木村祐一、千原せいじ)も入れたのはいささか狙いすぎのような気がした。ラストにかけてももう一つなにか欲しかったところか。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2024-03-10 15:44:55) 31.《ネタバレ》 是枝裕和監督による時代劇コメディ。ケンカにめっぽう弱えへっぴり侍を若き頃の岡田准一が熱演。見事なやられっぷり。若き頃の豪華俳優共演なれど、撮り方がまだまだ粗くてナニをしてるのかさっぱり分からねえぞ。オンガクはエンドロールまで全て同じやな。駄作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 5点(2023-12-04 01:48:43) ★30.計算どおりの脚本と、段取りどおりの芝居。だから、映像も躍動しないし、面白くなるはずがない。何とか自分の周囲だけは演技空間を確保しようとしているりえちゃんと田畑智子が不憫でした。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-03-31 00:38:35) 29.911にヒントを得たらしく「復讐」のバカバカしさ・愚かさをコメディタッチで描く庶民賛歌(サムライ批判)の作品で、中々よくできた脚本だと思う。確かに弱者目線に立てば庶民は日々の生活に精一杯で、貧しいながらもささやかな幸福と平和を望んで暮らしているのかもしれない。しかしながら、「義や誇り」を蔑ろにする事は節操のないカネ儲けに走る側面があるのも確かである。それを逞しく生きる庶民と解釈する事は可能ではあるが。とはいえ、現代庶民は現実的には「復讐」が出来ない事の憂さ晴らしを「倍返し」に求めているわけで、こういうお上品というか政治的メッセージ性を含んだ「高尚」な作品は大衆ウケが悪いかもしれない。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-21 13:07:01) 28.雰囲気よさそうだったんで、みたんですけど、失敗。物語に起伏がなくて退屈。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 4点(2018-09-05 22:32:21) 27.いい役者を揃えた豪華キャストなのになんで芸人を混ぜ込むのかなぁ。 しかも、出番が多い。 どうしても使わなきゃいけないルールなら関西芸人は浪士の方にキャスティングして欲しかった。 それなら関西弁で問題なかったと思うけど、江戸っ子の演技は鼻に付いて仕方なかった。 あと、芸人同士の絡みは極力避けるべきで、集まるとどうしてもコントにしか見えなくて画が安っぽくなる。 そういった細かい部分の違和感を除けば、全体的に落ち着きのあるいい作品だったと思う。 今まで忠臣蔵はいまいち面白いと思えなかったけど、この作品のお陰で少し興味が湧きました。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-10-06 15:46:08) 26.あまり評価が良くないからずっと避けてたけど、 言うほど悪くない。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-25 13:36:52) 25.格好いい剣の達人がいて、バタバタ人を切る時代劇よりも、こういうのが私は好き。敵討ちと赤穂浪士の討ち入りを対比させて物語が進むのもグッド。吉右衛門のエピソードも加わって忠臣蔵を知らない世代にも興味を引くかも・・・。 最初は長屋が恐ろしく汚くて嫌だったが、見ているうちに慣れた。仇討ちもそのときは憎く思っても、年月が経てばそれ以外のものの大切が見えてくるのだろう。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-15 19:18:04) 24.《ネタバレ》 江戸下町風俗の再現は見事ですし、個性豊かな長屋住人たちの人物造詣も悪くありません。オチもイイです。クソを餅に変える発想転換とあだ討ちビジネスの痛快さ。個々の要素は本当に素晴らしいと思います。自分好みです。でも1本の映画としてみると、不思議なくらい面白みを感じません。何故か?たぶん核となる岡田くんのあだ討ちエピソードに問題がある気がします。一芝居打って、みんな幸せ。この着地点はOKです。だだ、岡田くんが決闘という勝負から逃げたように見えてしまうのはマイナスでした。宮沢が岡田の心情を代弁するべく熱弁をふるうのですが逆効果です。言い訳がましい。それに宮沢の言葉は、彼女自身に向けられた言葉でもあります。同じ仇持ちでも、岡田と宮沢では立場が違います。前へ進むために仇への憎しみを断ち切る宮沢の決意と、憎くめない相手との戦いに二の足を踏む岡田の心情を一緒にしてはいけません。同一視もほどほどに。個人的には、碁が発端の遺恨なのだから碁で決着をつければスッキリしたと思います。ケジメをつけた上で丸く収まるよう、偽装工作でも何でもすれば良かったんじゃないかと。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-19 19:49:14) 23.《ネタバレ》 セットがとても素晴らしかった。時間が長くていらないエピソードもあったけど、糞を餅に変えるとか桜の話とか心に残る話もあり、新しい時代劇としてよかったと思う。ラストの笑顔もよかった。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-07 12:11:40) 22.《ネタバレ》 良かったです。 完璧といっていいほどの世界観。 セットや照明、衣装のクオリティーはさすがです。文句のつけよーがない。 新しいカタチの時代劇。 言葉がほぼ現代語というのが面白い。 ようは「仇討ち」の話なのだが、決して大きなスケールで描くのではなく、コミカルに描いていて良かった。 カメラワークも好きですね。 ただ、尺が長いだけにラストにかけて待ちくたびれたかな。 何かもう一つドラマが欲しかった。 是枝ファンとしては悔しい。 【urara】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-24 00:17:46) 21.《ネタバレ》 義を重んじ、義に殉じることは武士として当然であるという「建前」と、目の前の幸せの中に安住していたいという「本音」の間でジレンマに悩む武士の姿を、「建前」を通した赤穂浪士たちの「本音」を絡めながら描いていていろいろと考えさせられる作品でした。長屋のセットも非常にリアルな感じで作られていて、興味深かったです。まあ、賛否両論あると思いますけどね。私自身も納得できる部分とそうでない部分はありますので。 残念なのは、ストーリーがやや粗く散漫で、着眼点や発想は非常に素晴らしいと思うのですが消化しきれていないんですよね・・・。ちょっとカッコつけてしまっているなという印象もあります。 【TM】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-07-02 18:54:35) 20.是枝監督の時代劇ということで期待してみましたが、割と普通な映画でした。美術や衣装などディテールはかなりいい味出してます。しかし、岡田くんのお芝居は心に響くものがなく、長屋の住人に上島、木村、千原とお笑いを多用した配役は、一人一人の雰囲気はいいものの、集まってしまうとコントに見えていきます。加瀬と夏川のお芝居は良かったですが。そういった意味では期待していた通りの作品ではありませんでした。 【ポテサラ頂戴】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-15 10:49:51) 19.コケました~..何にも中身がない..主人公の描き方が、下手です..心情の変化、言動にリアリティがない..おまけに、ストーリーそのものが面白くない..あの偽装工作..は、ないでしょう~.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-02-19 16:54:22) 18.岡田准一よりも加瀬亮の方が存在感があると感じられました。なんだかなぁの群像劇。でもなんだか、戦からも世間からも遠いような長屋のガチャガチャした様子が平和でよかったです。 【よーこ】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-03 04:23:47) 17.是枝裕和監督による時代劇モノ。実は是枝裕和監督が大の苦手だったりもするので、本作は「浅野忠信の出演作つぶし」としてノルマ的に観た。やはり自分の肌にはそれほど合わなかった。ただ、映画全体がとても明るい感じで作られており、幸せ感に満ちているため、観た後の感じは悪くはなかったが。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-09-04 09:45:58) 16.乗り越え方は人それぞれだ。 笑って乗り越えられればそれに越したことはない。 【魚】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-20 03:06:25) 15.長い。ひたすら長い。もっとコンパクトにしたら点は高かったはず、所々おもしろいと思うけど、大屋の奥さんとニイチャンの話も正直いらなかったんでは?話があっちこっち行ってて、なんだかな。でも、桜は来年咲けるから散れるっていうセリフはかなりGOOD!最後の笑みも、えっ?終わらせられるのか?って思ってたので、綺麗にまとめた感じ。言いたいことは分かるんだけどねぇ 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-03-10 16:36:42) 14.なるほど、黒澤の『どん底』の落語版と見ればいいわけだ。たしかに、望遠レンズによる詰まった画面、文句ない凝った美術セット、それから衣装、と見どころはあるわけだが、いかんせん人物の彫りが浅くて、彫りの浅い現代人のドラマにしかみえない。俳優陣の大半が、深みのある時代劇セットの美術に負けてしまっている。これならむしろ現代劇でもよかったんじゃないだろうか。美術賞だけなら10点。 【goro】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-03-01 21:29:52) 13.『普通』という印象でした。前半から中盤までも淡々としていて、いまひとつのめりこめませんでした。ただラストは痛快でした。まあ全体的に盛り上がりに欠けるちょっと眠くなるような作品でした… 【mako】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-18 23:05:52)
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