みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 日本が誇る昭和の国際ムーヴィー・スター(?)我らの丹波哲郎がマカロニ・メキシコ革命劇に颯爽と登場!と言っても役名はそのものズバリの“サムライ”でなんと劇中セリフは一言もなし、初登場のシーンではどう見ても中国の道士服にしか見えない格好で必殺の得意技はナイフ投げ!でも五人のおっさんたちの中では唯一のモテキャラで、振り落とされた列車に延々と走って追い付くなんて見せ場(?)もあっておいしいキャラではありました。製作年度なんかから見て五人の悪党などのプロットは『ワイルドバンチ』からインスパイアされてるのは明確、マカロニ資本なのになぜかハリウッド監督のドン・テイラーなので結構しっかりした撮り方です。砂金列車の強奪は、ピーター・グレイヴスの作戦を事前に最小限しか観客に見せないので緊迫感あふれる展開になっています。その細部にこだわる手口の見せ方は、バート・ランカスターの『大列車作戦』に通じるところがあります。よく考えると、メキシコ革命が題材のアクション映画では列車が登場する頻度が高い気がしますね。 ラストもちょっと意表を突く展開、なんとなく納得させられる幕の閉め方でした。この手のジャンルでは佳作と言えるんじゃないでしょうか。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-19 20:52:10)(良:1票) 5.《ネタバレ》 CSの町山智浩さんの映画紹介で鑑賞しました。 相変わらず、この人は映画紹介が上手い。 正直言って、映画は古すぎて、21世紀に映画を楽しんでいる人間にとっては退屈な映画でした。 一言も喋らない丹波哲郎。 スタントなしの列車襲撃。 一度列車から落ちた丹波哲郎が走って走って列車に飛び乗ってしまう。 いろいろなことがてんこ盛りでしたが、損も特もしない作品でした。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-30 13:04:26) 4.フェルプス君と黒木警視正がタッグを組み、そこにモリコーネの音楽が加わるという、もうそれだけでワクワクできます。 内容はまさに「スパイ大作戦」のメキシコ革命版・やや危なっかしい版という感じ。この作品がきっかけになって同テレビシリーズが始まったのかとも思いましたが、逆のようです。すでにこの当時、第3シーズンあたりまで放映されていたらしいので。 面白いのは丹波哲郎。けっこう目立つ役どころで出番も多めでしたが、セリフは見事に「ゼロ」。「やぁ!」という掛け声程度はありましたが、一言も発しません。ついでに表情もほとんど変わりません。それでもコミュニケーションはなんとなく成り立っているようなので、こういう国際貢献の方法もあるのかと勉強になりました。 で、ストーリー的にも最後まで楽しませてもらいましたが、メキシコ革命が成功したおかげで、後のIMFにやっかいなミッションがいくつも持ち込まれるわけで、フェルプス君の心境としてはかなり複雑だったのではないかと拝察します。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-23 21:06:12) 3.『野獣暁に死す』に何ゆえ、仲代達矢が一匹混じってしまったのか、何が目的なのか、これはもう永遠の謎、ということにしておくのですけれども、本作に“大霊界”が出演していることに関しては、どうやらこちらは日本人役らしいし(日本刀持ってるけどなぜか得意技はナイフ投げ。その名も大霊界。じゃなかった、サムライ)、007にも出演した国際スター(?)だし、ま、いいか、と、こちらもそういうことにしておきます。 七人の侍以降、十一人の侍とか十三人の刺客とか十七人の忍者とか2000人の狂人とか、人数がインフレを起こす一方なのですが、正味、5人もいれば充分でしょ、という本作。“大霊界”を含む冴えないオッサン5人が、砂金強奪のため列車強盗をたくらむ。 冴えないとはいえ5人のオッサンたち、それなりに特技・特徴があり、まるでスパイ大作戦ですよこれは。と思うのも道理、5人組のリーダーは、まさにフェルプス君その人なのでした。 で、彼らが狙うその列車。厳重に警備されている上に、なんとなんと、巨大大砲まで搭載しているんですよね~。って言ったって、大砲なんか積んでても、たいして強盗除けにはなりませんけれども。 で、本作の面白いところは、その列車強盗大作戦のなりゆきが、結構丁寧に、というか、事細かに描かれるんですね。何をやろうとしているのかよくわからないけれど、彼らの細かい動きにワクワクさせられ、最後に、ああそういう作戦だったのか、と思わせる。 作戦には思わぬ障害がつきもので、途中、“大霊界”が誤って転落してしまう。別に作戦に影響ないんじゃないの、と思っちゃうのですが、緊迫した音楽が「これは一大事なんですよ」と我々におしえてくれる(音楽はモリコーネ)。ああ、じゃあ大変なんだ、どうしよう、と思ってたら、そこから“大霊界”が走る、走る。延々と走った挙句、列車に追いついて、無事、戦列復帰。ああ、なんというヒネリの無さ。この転落エピソード、必要なのか? でも、こういった描写のしつこさが、本作のいいところ、魅力ですね。ということにしておきます。 ラストはちょっと、中途半端にヒネっていて。どうです、面白いでしょ、と我々に訴えかけてくる(脚本にはダリオ・アルジェントが名を連ねてます)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-30 15:13:39) ★2.《ネタバレ》 どう見てもB級感満載のマカロニ・ウエスタンであり、しかも5人の一角をなぜか丹波哲郎御大が占めていて、役名が「サムライ」の上にそもそも制作者はサムライとナイフ投げの区別もついていなくて、さらにその御大が唯一のモテ役(!)と、導入部では一方的に笑いがこみ上げてくるのです。どれだけこの後B級ぶりが炸裂するのかという期待すらさせます。ところがところが、その後は、それがいつの間にか払拭されるほど面白いのです。さあこれから現地へ、というところで突然あっさり敵の手に落ちる意表の展開。無言と無音を徹底して進行する車両制圧のスリル。対象の一両だけをそのまま除外する、という手品のような手口の美しさ。そして、あの全部をどうでもよくするような(しかし異様な説得力がある)大団円のオチ!いや、内容は堂々たるA級作品でした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-19 23:42:47) 1.《ネタバレ》 マカロニウエスタンの怪作です。時はメキシコの革命時代。腕に覚えのある五人の男たちが、革命軍に味方して、政府軍の現金輸送列車を襲撃します。丹波哲郎はその名も「サムライ」です。ちょっとこそばゆさを覚えますが、ビシバシ切りまくって活躍します。この丹波哲郎の若さを見るだけでも価値があるでしょう。なんと音楽はエンニオ・モリコーネです。 かなり本気度は高い映画作りなのですが、しっかりB級作品です。 【ジャッカルの目】さん [地上波(字幕)] 5点(2007-10-05 22:45:58)
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