みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.《ネタバレ》 コメディの西部劇。銃撃戦もすくなく気楽に楽しめた。イギリスの武器商人が開拓時代のアメリカに武器を売りにきて色々トラブルに巻き込まれてしまう。主人公のキャラクターは魅力的。人がよく人情味があり物怖じしないいい人だった。最後はハッピーエンドで小気味良い 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-01-28 18:31:42) 6.「コメディウエスタン」なんてジャンル、あるのかどうかは定かではないですが(すぐ思いつくのは「テキサスの五人の仲間」とか?)面白かったですね~、これ。冒頭からして最早ウエスタンらしからぬ展開。ヒロインJ・マンスフィールドもデビュー作「女はそれを我慢できない」より更に活躍の余地を与えられ、伸び伸びとコメディセンスを披露してすこぶる好調。ただし唄は吹き替えっぽい。当時、演技派路線に徐々にシフトしはじめたマリリン・モンローの後釜に彼女を据えようと、20世紀FOX社としても彼女の売り出しに必死だったんでしょうね、きっと。『不死身の保安官』たるケネス・モア氏も、その英国的地味キャラが巧く生かされていました。ヒーローとは到底思えない、彼のアンバランスな体型が一番おかしかったです。2023年は紅白も観ず、この映画で年越しを迎えました。 【放浪紳士チャーリー】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-01-04 22:58:03)(良:1票) 5.不死身の保安官、というと、いわゆる「マニアック・コップ」ですかね。別名、地獄のマッドコップ。違うか。 何がどう不死身かというと、こういう作品を見てると地球上最強の生物は「イギリス紳士」なんじゃないか、と思えてくる。世界のどこへ行こうが、誰が相手だろうが、我が道を行くのみ。 我らが主人公がポンコツなら、ヒロインは輪をかけてポンコツ。まさに、割れ鍋に綴じ蓋。 と、まあ、ハチャメチャなコメディ調の作品ではあるのですが、内容はというと、町が二つの勢力に二分されていて、そこに主人公がやってくる、という、意外にも『用心棒』の先駆けのような作品でもあります。さらには何と、『タクシードライバー』のトラヴィスもびくりの仕込み銃(?)まで登場。何と言う先見性。先見性はあるけど、ハチャメチャ。 いや、楽しかったです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-15 12:11:09)(良:1票) ★4.《ネタバレ》 いや、これは、面白すぎです。西部事情など何も知らない英国紳士が、銃販売の営業にやって来る、という導入部分からしてニヤニヤしてしまいますが、その後もその設定をフルに使い切っています。その中で、「ワルの二大集団の対立の解決」「先住民との関係の調整」という二大ミッションを達成しつつ、一番大事な(?)「ヒロインとのラブロマンス」も成就するという(作中の人物としても作品の制作としても)難題をクリアしています。しかも一つ一つのネタの仕込みが、いちいち丁寧なのです。最初に下っ端が退治される酒場のシーン、カメラの長回し左右往復で引っ張っておいて、対面してからは相手のワルぶりを画面上も台詞上も強調しておき、いざ事が起きるのは一瞬。このネタ振りと落とし方。コメディはこうでなくてはいけませんよ。そういった例はほかにもたくさんありますが、そのどの場面でも、主人公のブリティッシュ魂が一貫しているのが、作品の強度と、そして笑いを確保しています。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-03-19 23:00:17)(良:2票) 3.ラオール・ウォルシュ晩年の作品。超お気楽コメディ・ウエスタンです。 ひょんなことから荒くれ者が揃う西部開拓の地に、ロンドンから銃の行商にやって来たド天然英国紳士。 ひょんなことからそんな英国紳士が凄腕ガンマンと勘違いされ、保安官に任命されてしまう。 ひょんなことから白人と対立する先住民から信頼を勝ち得えてしまう。 ひょんなことからジェーン・マンスフィールド演じる街で一番のゴージャス美女までゲットしてしまう。 襲いかかってくる先住民や西部の無法者に対し、臆することもなく正論で危機を突破していく。 全く場違いですが、なんだかんだでその場を収めていく英国紳士をケネス・モアがコミカルに好演。 ちょっと他に無い空気が漂う異色の西部劇ですが、これがなかなかの面白さです。 確かに、“不死身の保安官”です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-01-16 22:17:22)(良:2票) 2.《ネタバレ》 面白い。この一言に尽きる、何度も見たくなる系の異色の傑作です。「不死身の保安官」というタイトルからハズレか?とか思ったのですが、全くそんなことはなかったです。ジャンルは確かにコメディなのですが、その「笑い」は明らかに狙っているツボに入る人と入らない人との差が出るようなギャグのようなものではなく、常識が違う英国出身の主人公とお馴染みの西部のメンツとの両者真面目なやりとりが面白いという点での「笑い」です。 主人公ジョナサンは英国はロンドン育ちの紳士。そんな彼が、生業である銃の販売のために単身アメリカの西部の町に訪れるというお話。主人公は当然、西部お馴染みの「因縁吹っかけてからの銃でのやり取り」や銃の腕が物を言うという西部では当たり前の常識、果ては白人とインディアンとの関係も知りません(発明家のお坊っちゃん?でそもそも常識から外れているという設定も効いています)。それ故、あっさり人が撃たれ殺される様に驚き、インディアンにも普通に接し、何事も紳士的な話し合いで解決すべきだとして行動します。 特に良かったのは全く飽きないテンポとストーリー、そして挿入歌です。笑いの点では、インディアンの背後をとるスーツ姿の英国紳士という画や因縁吹っかけられても微塵も気づかない主人公などシュールな点が素晴らしかったです。 この映画は私のような「西部劇を多少見たけど時代背景とかをガチで学習してはいない」ような人にはストライクかと思います。逆にアメリカの歴史や時代背景を深く考察した人にとっては「白人とインディアンの関係はそんなに簡単なものじゃない」となるのかもしれません。 しかしそれでも、深く考えず観る系のエンターテインメントとして是非多くの方に観ていただきたい作品です。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-28 04:01:11)(良:3票) 1.《ネタバレ》 この映画は不自然な組み合わせが見所で、英国紳士で世間知らずのお坊ちゃんジョナサンは西部の無法地帯で保安官に任命され、酒場を仕切るブロンドのグラマーな女主人ケイトは凄腕のガンマンでドレスの腰にホルスターを巻きつけ、大団円の結婚式ではイギリス男とアメリカ女と先住民が横一列に並んでしまうという可笑しさなのです。しかもここで面白いのは、この英国紳士が郷に入れば郷に~とはならず、地のままでボケ倒し?どんな危機的状況に陥っても一発も実弾を発射することなしに見事、事件を解決してしまうところです。ということでコメディ色が強いわけですが、最も印象深いのは凄腕のケイトがジョナサンに銃の手ほどきをするシーンで(ケイトに銃を使う見せ場が無いのが残念ですが、凄腕という設定はこのシーンのために作られたものでしょう)、射撃するケイトは魅惑的に口を半開きで狙いを定め、エロティックに銃の説明をし、手取り足取り指導しながら二人の距離が少しづつ近づき、口付けをするとケイトの興奮が高潮に達し銃をズドンとやる…。 ウォルシュ監督のロマンスシーンはいつもながらの流石の出来栄えで、そして本作においても結ばれる男女は些細な誤解からやっぱり一度はケンカをするのです。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-16 18:19:16)(良:4票)
【点数情報】
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